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蝶好きなhideのブログ

蝶を採ったり飼育したりするのが好きな62歳のおじさんのブログです。
どなたでもお気軽にコメントください・・・!
右下のテーマは、アゲハチョウ・シロチョウ・タテハチョウ・シジミチョウ・セセリチョウ・ジャノメチョウ・マダラチョウの順に並んでいます。

北海道は何回か採集に行きましたが、リンゴシジミ、エゾヒメシロチョウ、キタアカシジミはまだ採っていない蝶です。リンゴシジミは近年、採りにくくなっているそうなので今年は何とか採りたいと北海道に行く計画をたてました。

採集場所は北海道上川郡上川町層雲峡周辺にすることにしました。宿泊は蝶屋、昆虫マニアがよく利用する「ペンション山の上」を選びました。オーナーの高橋賢一氏は沢山の昆虫の採集ポイントを御存じで、宿泊者にはポイントマップを色々下さったり採り方のコツを教えて下さいます。

7月はオオイチモンジ狙いの蝶屋さんでにぎわうそうです。


2019年6月14日東京での会議があり、会議終了後急いで羽田空港に向かいエアドゥ 87便にて旭川空港に向かうことにしました。

離陸は17時10分の予定でしたが一部乗客の手荷物チェックに手間取ったそうで30分近く離陸が遅れました。旭川空港には30分遅れて19時20分過ぎに着き、レンタカー会社を20時に出発し一路層雲峡を目指しました。

旭川空港から層雲峡のペンション山の上まで約60キロの距離で、周囲は日がとっぷり暮れ真っ暗でとても心細かったですが何とか21時20分に着きました。

ペンション山の上の灯りを見つけ中に入り、高橋賢一氏、他のスタッフ皆さんの明るい笑顔を見たらとてもほっとしました。

高橋氏は遅い時間にもかかわらず上川町のリンゴシジミのポイント、他の蝶のポイントを懇切丁寧に教えてくださいました。どのポイントマップも道や道標、目印がとてもわかりやすく書かれており大変有難かったです。

翌日のリンゴシジミの採集への期待を胸に早めに床に就きました。




2019年6月15日 ペンション山の上

大浴場がある建物と直結しゆっくり入浴できます。料理は味、ボリュームともに大満足でした。




2019年6月6日 福島県 喜多方市産のウスバシロチョウ♀は12卵産んでくれました。

セットした枯れ枝の下側、裏側に好んで産まれています。

枯れ枝をセットする場合は、枯れ枝と産卵セットの底面の間に適度なすき間、空間があった方がいい

感じです。

このまま涼しい所で適度に湿気を与えながら来年の春まで管理します。

来年春は早めに食草のムラサキケマンを用意してうまくやりたいです!








2019年6月1日に福島県喜多方市に蝶の採集に行きました。

目的は久々にクモガタヒョウモンを採るためです。クモガタヒョウモンは1983年5月に東京の奥多摩で採集したのが最初で最後で、その後全く出会っていませんでした。しかもその標本は鮮度が今一つだったのでその後捨ててしまったのでした。

ここ5年ほどクモガタヒョウモンを求めて春にはあちこち行きましたがなかなか得られず標本を捨ててしまったことを大きく後悔しました。

しかしこの6月1日の採集では無事にクモガタヒョウモン1♂を得られほっとしたのでした(^_^)。

 

クモガタヒョウモンの飛んでいた線路脇の草地では沢山のウスバシロチョウが飛んでいたので採卵用に♀を採って生かして帰りました。

2018年春はウスバシロチョウの飼育に失敗しているので今度はうまくやりたいです。


2019年6月1日 福島県 喜多方市 ローカル線 沿線

草地でクモガタヒョウモン、ウスバシロチョウが得られた。


2019年6月1日 福島県 喜多方市 ローカル線 沿線

草地でクモガタヒョウモン、ウスバシロチョウが得られた。


2019年6月1日 福島県 喜多方市産 クモガタヒョウモン ♂

36年ぶりの出会いに感激しました!



2019年6月6日 福島県 喜多方市産 ウスバシロチョウ ♀ 採卵後に死亡した状態で撮影

交尾嚢が認められ交尾済みであることがわかる。


2019年6月1日 ウスバシロチョウ ♀の産卵セット 枯葉と枯れ枝を適当に入れる

霧吹きで湿らせる。食草のムラサキケマンはなくても産みます。

2019年の5月12日、13日の西表島ではテツイロビロウドセセリの幼虫(4齢、5齢)が見られました。

実は石垣島でもテツイロビロウドセセリは時々発生します。

石垣島では幼虫の食葉であるデリスが生えている場所が数カ所しかないので発生場所は限局されます。

今回の2019年の5月14日~16日の石垣島では運よく、テツイロビロウドセセリの幼虫(5齢)を確認できました。

自宅に持ち帰ったところ2019年6月3日に無事♂が羽化しました。



2019年5月15日 石垣島 デリスの生える場所


2019年5月15日 石垣島 デリスの生える場所


2019年5月15日 石垣島 デリスの茎上のテツイロビロウドセセリの幼虫(5齢:終齢)

幼虫は通常は葉をより合わせた巣の中に潜んでいるが、なぜかデリスの茎をかじっていた。



2019年5月25日 自宅にて 石垣島産 テツイロビロウドセセリ デリスの葉の間で蛹になった

2019年6月3日羽化 石垣島産 テツイロビロウドセセリ ♂

石垣島産シロウラナミシジミは、2019年5月29日に無事1頭目 ♀が羽化しました(^_^)。



石垣島産シロウラナミシジミ ♀ 2019年5月29日羽化

石垣島産シロウラナミシジミ幼虫はミョウガをよく食して蛹になってくれました。

飼育容器の中に入れていたペーパータオルのすき間にて蛹になりました。

結局3つの蛹が得られました。


2019年5月25日 石垣島産 シロウラナミシジミ幼虫の食したミョウガ

ベトベトの糞


2019年5月23日 石垣島産 シロウラナミシジミ幼虫 前蛹


2019年5月25日 石垣島産 シロウラナミシジミ 蛹

2019年5月12日~5月16日と西表島、石垣島を訪れました。

石垣島では新鮮なシロウラナミシジミ成虫が多く見られました。石垣島ではゲットウ、ウコンの花を食草に発生しています。

今回はゲットウの花をちょっと摘まんできました。

摘まんできたゲットウの花を観察していると花の中に喰い込んでいる幼虫の糞が見られます。

ゲットウの花は徐々に腐ってきますので、そうしたらばスーパーに売っているミョウガを半分に切ったものを与えるとよく食します。


2019年5月16日 石垣島産 ゲットウの花


2019年5月16日 石垣島産 ゲットウの花 排出された糞が見られます。


2019年5月16日 石垣島産 シロウラナミシジミ終齢幼虫 姿を現した。

花喰いのシジミの幼虫の多くは共食いの習性があるので出来れば早めに個別飼育が望ましい。


2019年5月21日 石垣島産 シロウラナミシジミ終齢 幼虫 ゲットウの花が腐ってしまったので

スーパーから買ってきたミョウガを半分に切ったものを与えると喰い込んでよく食す。

ベトベトの糞をする。



2019年5月21日 石垣島産 ゲットウの花からゾロゾロとこういった謎の幼虫も這い出してきた。

動きがクネクネしていてとても蝶の幼虫には見えない。ウジ虫みたいな感じ?

試しにミョウガを与えても食べず、結局全て死亡した。

その後千葉県産アカボシゴマダラ幼虫は、エノキのプランターに袋掛けして育てていました。

3つの蛹が得られました。

5月23日に春型の1頭目が羽化しました。

奄美大島産と異なり、本州産春型は白化しています。



2019年5月4日 エノキの葉を食す千葉県産 アカボシゴマダラ幼虫


2019年5月22日 千葉県産 アカボシゴマダラ蛹 エノキの小枝にて



2019年5月22日 千葉県産 アカボシゴマダラ蛹 3蛹を回収



2019年5月23日 千葉県産 アカボシゴマダラ 羽化 後翅にわずかな赤斑がみられる。


2019年5月23日 千葉県産 アカボシゴマダラ 羽化 後翅にわずかな赤斑がみられる。

昨年2018年10月に千葉県鴨川市にルーミスシジミを採りに行った蝶友から、「オオムラサキの幼虫をエノキから見つけて採ってきたのであげる」と数頭の幼虫をもらいました。冬場は容器に入れて冷蔵庫で管理していました。

2019年4月21日に芽吹いたエノキのプランターに幼虫を付けようとよく見ると、オオムラサキの幼虫ではなく

アカボシゴマダラの幼虫でした。

アカボシゴマダラ幼虫は4対の背中の突起の上から3つ目の突起が長いのが特徴です。オオムラサキはこの4対の突起の長さはほぼ均等で、ゴマダラチョウは背中の突起は3対しかありません。

私は奄美大島のアカボシゴマダラしか飼育経験はないので本州産の飼育のちょうどよい機会となりました。








その後の沖縄本島産リュウキュウウラボシシジミです。

2019年5月6日に蛹に羽化前の兆候が見られ、5月7日に羽化しました。

今度は自分で産卵させて羽化させたいですね。

近年は私は沖縄本島には行っていません・・・。どうしても迷蝶等の魅力、蝶の種類となると、石垣島、西表島、与那国島等に行ってしまいます!

2019年5月6日 沖縄本島産 リュウキュウウラボシシジミ 蛹 翅が透けて見える


2019年5月7日 羽化 沖縄本島産 リュウキュウウラボシシジミ