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蝶好きなhideのブログ

蝶を採ったり飼育したりするのが好きな62歳のおじさんのブログです。
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右下のテーマは、アゲハチョウ・シロチョウ・タテハチョウ・シジミチョウ・セセリチョウ・ジャノメチョウ・マダラチョウの順に並んでいます。

2019年6月1日に福島県喜多方市に蝶の採集に行きました。

目的は久々にクモガタヒョウモンを採るためです。クモガタヒョウモンは1983年5月に東京の奥多摩で採集したのが最初で最後で、その後全く出会っていませんでした。しかもその標本は鮮度が今一つだったのでその後捨ててしまったのでした。

ここ5年ほどクモガタヒョウモンを求めて春にはあちこち行きましたがなかなか得られず標本を捨ててしまったことを大きく後悔しました。

しかしこの6月1日の採集では無事にクモガタヒョウモン1♂を得られほっとしたのでした(^_^)。

 

クモガタヒョウモンの飛んでいた線路脇の草地では沢山のウスバシロチョウが飛んでいたので採卵用に♀を採って生かして帰りました。

2018年春はウスバシロチョウの飼育に失敗しているので今度はうまくやりたいです。


2019年6月1日 福島県 喜多方市 ローカル線 沿線

草地でクモガタヒョウモン、ウスバシロチョウが得られた。


2019年6月1日 福島県 喜多方市 ローカル線 沿線

草地でクモガタヒョウモン、ウスバシロチョウが得られた。


2019年6月1日 福島県 喜多方市産 クモガタヒョウモン ♂

36年ぶりの出会いに感激しました!



2019年6月6日 福島県 喜多方市産 ウスバシロチョウ ♀ 採卵後に死亡した状態で撮影

交尾嚢が認められ交尾済みであることがわかる。


2019年6月1日 ウスバシロチョウ ♀の産卵セット 枯葉と枯れ枝を適当に入れる

霧吹きで湿らせる。食草のムラサキケマンはなくても産みます。

2019年の5月12日、13日の西表島ではテツイロビロウドセセリの幼虫(4齢、5齢)が見られました。

実は石垣島でもテツイロビロウドセセリは時々発生します。

石垣島では幼虫の食葉であるデリスが生えている場所が数カ所しかないので発生場所は限局されます。

今回の2019年の5月14日~16日の石垣島では運よく、テツイロビロウドセセリの幼虫(5齢)を確認できました。

自宅に持ち帰ったところ2019年6月3日に無事♂が羽化しました。



2019年5月15日 石垣島 デリスの生える場所


2019年5月15日 石垣島 デリスの生える場所


2019年5月15日 石垣島 デリスの茎上のテツイロビロウドセセリの幼虫(5齢:終齢)

幼虫は通常は葉をより合わせた巣の中に潜んでいるが、なぜかデリスの茎をかじっていた。



2019年5月25日 自宅にて 石垣島産 テツイロビロウドセセリ デリスの葉の間で蛹になった

2019年6月3日羽化 石垣島産 テツイロビロウドセセリ ♂

石垣島産シロウラナミシジミは、2019年5月29日に無事1頭目 ♀が羽化しました(^_^)。



石垣島産シロウラナミシジミ ♀ 2019年5月29日羽化

石垣島産シロウラナミシジミ幼虫はミョウガをよく食して蛹になってくれました。

飼育容器の中に入れていたペーパータオルのすき間にて蛹になりました。

結局3つの蛹が得られました。


2019年5月25日 石垣島産 シロウラナミシジミ幼虫の食したミョウガ

ベトベトの糞


2019年5月23日 石垣島産 シロウラナミシジミ幼虫 前蛹


2019年5月25日 石垣島産 シロウラナミシジミ 蛹

2019年5月12日~5月16日と西表島、石垣島を訪れました。

石垣島では新鮮なシロウラナミシジミ成虫が多く見られました。石垣島ではゲットウ、ウコンの花を食草に発生しています。

今回はゲットウの花をちょっと摘まんできました。

摘まんできたゲットウの花を観察していると花の中に喰い込んでいる幼虫の糞が見られます。

ゲットウの花は徐々に腐ってきますので、そうしたらばスーパーに売っているミョウガを半分に切ったものを与えるとよく食します。


2019年5月16日 石垣島産 ゲットウの花


2019年5月16日 石垣島産 ゲットウの花 排出された糞が見られます。


2019年5月16日 石垣島産 シロウラナミシジミ終齢幼虫 姿を現した。

花喰いのシジミの幼虫の多くは共食いの習性があるので出来れば早めに個別飼育が望ましい。


2019年5月21日 石垣島産 シロウラナミシジミ終齢 幼虫 ゲットウの花が腐ってしまったので

スーパーから買ってきたミョウガを半分に切ったものを与えると喰い込んでよく食す。

ベトベトの糞をする。



2019年5月21日 石垣島産 ゲットウの花からゾロゾロとこういった謎の幼虫も這い出してきた。

動きがクネクネしていてとても蝶の幼虫には見えない。ウジ虫みたいな感じ?

試しにミョウガを与えても食べず、結局全て死亡した。

その後千葉県産アカボシゴマダラ幼虫は、エノキのプランターに袋掛けして育てていました。

3つの蛹が得られました。

5月23日に春型の1頭目が羽化しました。

奄美大島産と異なり、本州産春型は白化しています。



2019年5月4日 エノキの葉を食す千葉県産 アカボシゴマダラ幼虫


2019年5月22日 千葉県産 アカボシゴマダラ蛹 エノキの小枝にて



2019年5月22日 千葉県産 アカボシゴマダラ蛹 3蛹を回収



2019年5月23日 千葉県産 アカボシゴマダラ 羽化 後翅にわずかな赤斑がみられる。


2019年5月23日 千葉県産 アカボシゴマダラ 羽化 後翅にわずかな赤斑がみられる。

昨年2018年10月に千葉県鴨川市にルーミスシジミを採りに行った蝶友から、「オオムラサキの幼虫をエノキから見つけて採ってきたのであげる」と数頭の幼虫をもらいました。冬場は容器に入れて冷蔵庫で管理していました。

2019年4月21日に芽吹いたエノキのプランターに幼虫を付けようとよく見ると、オオムラサキの幼虫ではなく

アカボシゴマダラの幼虫でした。

アカボシゴマダラ幼虫は4対の背中の突起の上から3つ目の突起が長いのが特徴です。オオムラサキはこの4対の突起の長さはほぼ均等で、ゴマダラチョウは背中の突起は3対しかありません。

私は奄美大島のアカボシゴマダラしか飼育経験はないので本州産の飼育のちょうどよい機会となりました。








その後の沖縄本島産リュウキュウウラボシシジミです。

2019年5月6日に蛹に羽化前の兆候が見られ、5月7日に羽化しました。

今度は自分で産卵させて羽化させたいですね。

近年は私は沖縄本島には行っていません・・・。どうしても迷蝶等の魅力、蝶の種類となると、石垣島、西表島、与那国島等に行ってしまいます!

2019年5月6日 沖縄本島産 リュウキュウウラボシシジミ 蛹 翅が透けて見える


2019年5月7日 羽化 沖縄本島産 リュウキュウウラボシシジミ 

2019年4月29日新潟県村上市にギフチョウを採りに訪れました。

今シーズン初のギフ採りです(^_^)。

もう発生後半で♂、♀ともに翅は擦れていました。

採卵用に♀を2頭採ってきました。

採集地でカンアオイの新葉に産卵している♀がいたので写真に撮ってきました。



2019年4月29日 新潟県村上市 ギフチョウの発生地 気温は 19度と暖かい



2019年4月29日 新潟県村上市 ギフチョウ♀はこういった新葉に産卵します。

硬い大きくなった成葉には決して産卵しません。



2019年4月29日 新潟県村上市 カンアオイ新葉 葉裏に産卵するギフチョウ♀

気に入った葉が決まるまでは色々なカンアオイの新葉にとまり慎重に葉を選定していた。



2019年4月29日 新潟県村上市 カンアオイ新葉 葉裏に産卵するギフチョウ♀

卵が見える。

ギフチョウの産卵はこの写真のように前脚を葉表に引っかけて産みます。

ヒメギフチョウは何故か前脚をギフチョウの様に葉表には引っかけず、葉裏に前脚を引っかけ葉裏にへばりつくように産卵します。

御興味がある方はネットで検索してヒメギフチョウの産卵シーンをご覧になってみてください(^_^)!


2019年4月29日 新潟県村上市 カンアオイ葉裏の産まれたばかりのギフチョウ卵 11卵

2019年4月28日です。春になりましたが休み、天気に恵まれずまだ今年はギフチョウの採集に行けていません。

さて昨年西表島のリュウキュウウラボシシジミの飼育に挑戦しましたが途中で幼虫が死亡してしまいました。

最近、知人の方から沖縄本島のリュウキュウウラボシシジミの4頭の終齢幼虫、ヌスビトハギの新芽、新葉を送っていただきました。終齢なのでほとんど手がかからず有難いです。1頭は蛹になりました。

羽化が楽しみです(^_^)。


リュウキュウウラボシシジミは沖縄本島、西表島に産しますが、石垣島でも少数採集されているそうです。


2019年4月28日 飼育容器内の沖縄本島産リュウキュウウラボシシジミ終齢幼虫

食草はヌスビトハギの新芽、新葉。

知人の話では産地ではリュウキュウヌスビトハギ、トキワヤブハギを食しますが、本州に普通に産するヌスビトハギ、外来種のアレチヌスビトハギでも十分産卵し幼虫も育つそうです。


2019年4月28日 沖縄本島産リュウキュウウラボシシジミ終齢幼虫


2019年4月28日 沖縄本島産リュウキュウウラボシシジミ終齢幼虫 前蛹 体が透明になっている。



2019年4月28日 沖縄本島産リュウキュウウラボシシジミ蛹 食草の枝上に蛹化



2019年4月28日 沖縄本島産リュウキュウウラボシシジミ蛹 食草の枝上に蛹化