その後の沖縄本島産リュウキュウウラボシシジミです。
2019年5月6日に蛹に羽化前の兆候が見られ、5月7日に羽化しました。
今度は自分で産卵させて羽化させたいですね。
近年は私は沖縄本島には行っていません・・・。どうしても迷蝶等の魅力、蝶の種類となると、石垣島、西表島、与那国島等に行ってしまいます!
2019年5月6日 沖縄本島産 リュウキュウウラボシシジミ 蛹 翅が透けて見える
2019年5月7日 羽化 沖縄本島産 リュウキュウウラボシシジミ
2019年4月29日新潟県村上市にギフチョウを採りに訪れました。
今シーズン初のギフ採りです(^_^)。
もう発生後半で♂、♀ともに翅は擦れていました。
採卵用に♀を2頭採ってきました。
採集地でカンアオイの新葉に産卵している♀がいたので写真に撮ってきました。
2019年4月29日 新潟県村上市 ギフチョウの発生地 気温は 19度と暖かい
2019年4月29日 新潟県村上市 ギフチョウ♀はこういった新葉に産卵します。
硬い大きくなった成葉には決して産卵しません。
2019年4月29日 新潟県村上市 カンアオイ新葉 葉裏に産卵するギフチョウ♀
気に入った葉が決まるまでは色々なカンアオイの新葉にとまり慎重に葉を選定していた。
2019年4月29日 新潟県村上市 カンアオイ新葉 葉裏に産卵するギフチョウ♀
卵が見える。
ギフチョウの産卵はこの写真のように前脚を葉表に引っかけて産みます。
ヒメギフチョウは何故か前脚をギフチョウの様に葉表には引っかけず、葉裏に前脚を引っかけ葉裏にへばりつくように産卵します。
御興味がある方はネットで検索してヒメギフチョウの産卵シーンをご覧になってみてください(^_^)!
2019年4月29日 新潟県村上市 カンアオイ葉裏の産まれたばかりのギフチョウ卵 11卵
2019年4月28日です。春になりましたが休み、天気に恵まれずまだ今年はギフチョウの採集に行けていません。
さて昨年西表島のリュウキュウウラボシシジミの飼育に挑戦しましたが途中で幼虫が死亡してしまいました。
最近、知人の方から沖縄本島のリュウキュウウラボシシジミの4頭の終齢幼虫、ヌスビトハギの新芽、新葉を送っていただきました。終齢なのでほとんど手がかからず有難いです。1頭は蛹になりました。
羽化が楽しみです(^_^)。
リュウキュウウラボシシジミは沖縄本島、西表島に産しますが、石垣島でも少数採集されているそうです。
2019年4月28日 飼育容器内の沖縄本島産リュウキュウウラボシシジミ終齢幼虫
食草はヌスビトハギの新芽、新葉。
知人の話では産地ではリュウキュウヌスビトハギ、トキワヤブハギを食しますが、本州に普通に産するヌスビトハギ、外来種のアレチヌスビトハギでも十分産卵し幼虫も育つそうです。
2019年4月28日 沖縄本島産リュウキュウウラボシシジミ終齢幼虫
2019年4月28日 沖縄本島産リュウキュウウラボシシジミ終齢幼虫 前蛹 体が透明になっている。
石垣島産 ツマムラサキマダラ幼虫です。
最初に食していたギランイヌビワは葉が萎れてきました。
次に与える食草は何を使いましょうか?
本州でも庭木、公園や街路樹によく使われているキョウチクトウが使えます。
キョウチクトウには葉、枝、花、根等に毒が含まれていることは有名ですが、蝶の飼育で切り枝で使う分には使用後の葉の廃棄さえ気を付ければ問題ありません。
キョウチクトウは葉の形状、樹形、花(ピンク、白、黄)に特徴があり慣れればすぐにわかります。
2018年9月14日 萎れてきたギランイヌビワの葉
2018年9月14日 ギランイヌビワの葉上のツマムラサキマダラ幼虫
2017年7月 新潟市 公園に植えられたキョウチクトウ
ピンクの花のつぼみ
2017年7月 新潟市 公園に植えられたキョウチクトウ 特徴ある葉
和名の夾竹桃の由来は、葉が竹に、花が桃に似ているからこう名付けられたとの事です。
しかし私には竹に葉が似ているとは思えません。どっちかいうとヤナギの葉に似ている気が??
2018年9月 蝶友が石垣島を蝶採集で訪れた際にツマムラサキマダラの幼虫をギランイヌビワの葉からいくつか採ってきたそうです。後日3頭の幼虫を恵んでくれました。
よくみたらイシガケチョウの幼虫も1頭いました。
ありがとうございます!
私は以前石垣島、西表島でツマムラサキマダラの♀を採ってガジュマル、ベンジャミン、キョウチクトウ等に産卵を試みましたが、全然産みませんでした。
恥ずかしながら今まで自分ではマダラチョウ類の卵、幼虫、蛹は野外で見つけたことはありません(T_T)。
今回の飼育はうまくやりたいところです。
2018年9月14日 ツマムラサキマダラ 初齢(1齢) 幼虫 ギランイヌビワの葉上
初齢(1齢)は体の突起は見られない。
2018年9月14日 ツマムラサキマダラ 2齢 幼虫 ギランイヌビワの葉上
2齢になると体の突起が出現する。
2018年9月14日 イシガケチョウ 幼虫 ギランイヌビワの葉上
明らかにツマムラサキマダラの幼虫とは異なる風貌