2019年7月17日 北海道産ホソバヒョウモン幼虫です。
初齢幼虫はスミレの葉を順調に食しています(^_^)。
2019年7月8日自宅です。ホソバヒョウモンの産卵セットを組みました。
まずよくホームセンターで売っている野菜を入れるビニールネットを用意します。網目は大体2~5mm間隔です。
網目であればビニールネットでもチュールといった洋服生地でも可能です。
チュールはネットで検索すると、どこかで見たなという感じの生地の画像がみられるでしょう。
ヒョウモン類♀は不思議な事にこのネットの網目を足で触知すると反射的に産卵を即座に開始します。
今までにもこの方法でオオウラギンスジヒョウモン、ウラギンヒョウモン、メスグロヒョウモンに産卵させています。
今回はスミレの植えてあるプランターを使用しましたが、あえてスミレはなくても、ビニールネット、チュールがあれば産卵を開始する事がほとんどです。
ホームセンターで売っている野菜を入れるビニールネット
ホームセンターで売っている野菜を入れるビニールネット
スミレの植えてあるプランター 実際はスミレなくて、土だけでもネットがあればそこに産卵します。
プランター地面用に小さく切ったネットを用意
プランター地面用に小さく切ったネットを用意してプランターの地面に置く
ここにも産卵するが実際は上面に貼ったネットに多く産む。
2019年は6月にリンゴシジミ採集に北海道を訪れた私でしたが、7月にラッキーにも4日~5日と北海道出張の仕事がありました。それにからめて7月6日~7日と札幌に滞在し蝶採集にでかけました。
日頃の行いは悪い(?)にも関わらず採集日は快晴に恵まれました。
7月6日は日高地方にツマジロウラジャノメを狙いに行き、幸いにも♀を1頭採りました。
その際にホソバヒョウモンの♀を採りましたので産卵用に持ち帰りました。
北海道特産のヒョウモン類は、アサヒヒョウモン(天然記念物)、カラフトヒョウモン、ホソバヒョウモンの3種類があります。草原を好むカラフトヒョウモンは近年数を減じていますが、ホソバヒョウモンは渓谷の林道沿い等に結構多く見られます。
2019年7月6日 北海道 日高地方 林道 ツマジロウラジャノメ、シロオビヒメヒカゲ、ジョウザンシジミ、
ホソバヒョウモン、フタスジチョウ、オオイチモンジ(少ない)、カラフトタカネキマダラセセリ等を産する。
快晴でラッキーでした。日高は平地は晴れでも山の方は曇り、雨天という事もしばしばあります。
この日はオオイチモンジ♂1頭に遭遇するも慎重になり過ぎミスネット(涙)。
2019年7月6日 北海道 日高地方産 ホソバヒョウモン♀
♂よりも翅が丸く大型で、腹部が大きい。