ZV-E10を使ってスゴイと思う機能の一つが「手ぶれ補正」。

レンズ自体の手ぶれ補正機能や、本体にも電子手ぶれ補正がついています。

 

こんな小さいカメラでそこまでできることがスゴイ!

 

FX30には本体にも手ぶれ補正機能がついていますが、ZV-E10と比べればサイズは大きい。
このサイズのカメラでそこまでできることが、本当にすごいと思います。

 

カメラを手持ちで撮影すれば、必ずブレが生じます。
ブレ無しで撮ることは不可能です。どうしてもブレを無くしたいのではれば、三脚を使うのがマスト。

時には、手持ち撮影でブレも含めて映像化したい時でも、あまりブレが大きいと大変見づらい映像になってしまい、できるだけブレを抑えることが要求されます。

その点、この手ぶれ補正機能を使えば安心して使えます。

 

 

先日、最近動画を始めたという人からこんな質問を受けました。

同じソニーのミラーレス機を使っているが、手ぶれ補正が効かないという話です。

よくよく聞くと、歩きながら撮った時ブレるというのです。

 

歩きながら撮ればブレます。どうしてもブレを最小限にしたいのならジンバルを使うことをオススメしました。

歩きながら撮るのは、プロのカメラマンでも難しいです。歩きながらにコツがあり、もちろんブレをゼロにすることはできません。

 

ミラーレス機についている手ぶれ補正は、そんな大きなブレを吸収できません。

FX30のように、レンズの手ぶれ補正+カメラ本体の手ぶれ補正の両方を効かせることができればもう少し期待できますが、あくまでも補助機能。

 

また、手ブレ機能を最大限に活かすには広角レンズを使うこともオススメです。

望遠になればなるほど、手ブレは大きくなります。
釣竿の先のように、手元でしっかり持っているつもりでも竿先は結構揺れますよね。

 

手ブレを完全に無くす方法は三脚を使うことですが、手持ち撮影したいときに手ぶれ補正が活躍します。

適度な手ブレは、リアリティを演出できます。また、望遠でわざと手ブレを起こして演者の緊張感を演出することもできます。

 

余談ですが、沖縄のビーチでモデルさんを撮影した時、遠くから望遠で大きくブレを作って撮影し、編集時にスローモーションをかけることで波と戯れる様子を演出しました。

 

手ブレも全て無くす方向で考えず、積極的に使うことで演出の幅も広がります。

手ぶれ補正機能をうまく使って手ブレの加減をコントロールし、演出しましょう。

 

 

2023.12.22 追記

結構この記事が読まれているようです、ありがとうございます。
語弊があるといけないので、少し補足します。

手持ち撮影では、カメラをしっかり構えて手ブレを最小限になるよう努力します。どんなに頑張っても、手ブレをゼロにすることはできません。ゼロにするには、三脚に取り付けるか、どこかに置くか。

手ぶれ補正機能は、頑張って手ブレを最小限にしようとしてるのを助けてくれます。これが大変ありがたい機能です。

例えば、広大な風景を左右にゆっくりパンしたり、あるいは高い建物を見せようとゆっくり上下にパン(ティルト)したりする場合も、手ぶれ補正がサポートしてくれます。

更に広角レンズを使えば、より安定した映像を作り出せるので、三脚やジンバルを使わない場合でも見やすい映像を作り出すことができます。

これが、手ぶれ補正機能の素晴らしいところだと思います。

また、先日旅先で、バスから車窓の風景を撮る時も手ぶれ補正が活躍してくれました。その特性をつかむと効果的ですね。