今日も取引先のオヤジから
言いがかりにも似た嫌な電話を受けて
またまた、「う゛~~~~~~~~~~ッ」となっているチマチマ。
内気な性格で、自己主張をせず
争いも好まないというか、脇役人生を自ら選んできたチマチマ男。
胸に手を当てて考えてみれば
自分にも落ち度があるはずなのだが
怒られた⇒善良な僕を責めた。⇒殺す
一旦、自分をなじられようもんなら
一気に殺意を感じる底の浅さだ。
生来の気の弱さから
その場でガーーーーッと言い返すことも
出来ず、ただ悶々とするのみ。
しかし「何やってんじゃ~~」と彼を怒鳴った男は
彼の想像の中で100回以上刺されているし
「中○さん、もっとしっかりして下さい!」
と注意した女は犯されていることだけは間違いない。
「僕、S(サド)なんですよね~」と小さく微笑みを浮かべた
チマチマ男は想像の世界では無敵のヒーローだから。
「こっちは何にも悪いことをしてないのに
何でそんなコト、言われなアカンのですかぁぁo(>皿<)o」
奴の限りなく小さい心の器は
瞬時に沸騰し、即座に相手を憎む。
本人は正義感のように感じているがそれは違う。
人間が小さいだけだ。
俺は彼のチマチマぶりを観察するのが
面白くてたまらない。
そんな奴、今まで見たことなかったから。
彼は俺の目の前に座って仕事をしているので
毎日がファーブル昆虫記状態だ。
もっとチマチマのことを知りたい。
純粋な好奇心から、姓名判断をネット
で実施してみた。
奴の仰々しい名前を入力し
「エンターボタン」をポンと押す。
【チマチマ男】
『波乱万丈運ともいい、投機などで大成功したかと思うと
全部なくして犯罪に走るまでになる浮沈の大きい数運。
畳の上では死ねないともいわれる不安定な凶数。』
ギャハハハハ!!ヽ(´▽`)ノ
本人の前で大笑いしながら読み上げてやった。
うつむいたまま、苦笑いをしていたチマチマ男。
多分、奴の想像の中では
鼻血が出るまで殴られているだろうな、俺。
調子に乗ってハリマネに行こう。
【ハリマネ】
『自分の才能、個性を生かす職業につけば成功する。
他人のめんどうみがよく親分肌のために、得もすれば損もする。
女性は年下の男性と結婚しやすい。』
蝶のように舞い、蜂のようにイタズラをするハリマネを
見ている俺からすれば意外な診断だね、こりゃ。
車と射撃をこよなく愛する
Mr.善人の田○さんはどうなんだろうか?
【田○さん】
『ラッキーな数運で、思わぬ金や遺産が転がりこむという福運。
女性は円満な家庭を築く福運にも恵まれている。
他人への思いやりが幸運をつかむコツ。』
姓名判断くらい良いコト言われないと
報われませんよね、田○さん (*^-゜)⌒☆
そうなってくると色々占ってみたくなる。
俺のアニキ分の
【カムサハムノダさん】
『自分の才能、個性を生かす職業につけば成功する。
他人のめんどうみがよく親分肌のために、得もすれば損もする。
女性は年下の男性と結婚しやすい。』
ハリマネと同じだ。
この診断はカムサハムノダさんの方がしっくりきますね。
才能も個性もクソ野郎どもにスポイルされているカムサハムノダさん。
彼がどれだけ大変だったかみんな知ってのか?
ホント腹立ってきた。
タカシは?
【タカシ】
『波乱万丈運ともいい、投機などで大成功したかと思うと
全部なくして犯罪に走るまでになる浮沈の大きい数運。
畳の上では死ねないともいわれる不安定な凶数。』
アハハハ'`,、(^Д^) '`,、
偉そうなこと言ってくせに運勢的にはチマチマと同じでやんの!!
人のコトばかりでなく
自分のことも占わねばなるまい。
【俺】
『組織のリーダーとなる大吉数。
自力で高い地位を勝ちとるが女性はとくに孤独になりやすい。
才能もあり実力もあるが独善的になりやすく、結婚が遅れ、孤立しがち。』
「結婚が遅れ・・」ほっといてくれッ!!!(#`-_ゝ-)
ヨッシーもやってみよう♪
【ヨッシー】
『波乱万丈運ともいい、投機などで大成功したかと思うと
全部なくして犯罪に走るまでになる浮沈の大きい数運。
畳の上では死ねないともいわれる不安定な凶数。』
チマチマ、タカシと同じく不安定な凶数だとさ、ガハハハ。
すっげーおもしれー。(`ー´)イヒヒ
そう言えばウチの新人宮○くんも
チマチマ、タカシ、ヨッシーと同じだ。
よほど畳が嫌いなんだね、この連中は。
ヨッシーのボス
GOPAN仲良しさんも診てしんぜよう。
【仲良しさん】
『自分の実力以上に周囲の協力支援を受けてトップにつく例が多いから、
つねに他人との調和協調を心がけること。
女子名は強い数のために災いも受けやすい。』
つねに他人との調和協調を心がけること。
ヨッシー、喜ぶだろうな、このコメント。
・・・そうだ、あの人を忘れていたぜ・・・
そう・・・
あのリーサルウェポン・・・
強烈個性(上期丼)!
レッツトライッ!
『自信が強く、専門の仕事に打ちこんでスペシャリストになる素質十分。
強引な押しの一手が成功と憎しみを買う。
理性と神秘が交錯する性格。交通事故に注意。』
自信が強く・・・
強引な押しの一手・・・
よく当たってるわ。
ただ成功は性交の間違いだね。
強引な押しの一手が性交につながる。
何かピッタリ'`,、(ノ∀`)'`,、

強烈個性(上期丼)とチマチマ男
二人の変人はかつて一時期
同じ場所で働いていた。
職場という名の檻に
ゴリラとミドリガメを一緒に
放り込んだようなもんだ。
お互い種も生息地も違う。
本来であれば、決して交わることのない2匹二人である。
しかし共通点が無いわけではない。
『お金にはうるさい』
『妙に出世志向が強い』
おまけに
『自分は実力の割に冷遇されている』
と思っているし
さらに恐ろしいのは
『今の会社は待遇がいい』と信じ込んでいること。
哺乳類と爬虫類が
同じ職場というだけでも何となく嫌な予感がするが
お互いにとってツイてないのは
ゴリラが指導してミドリガメが引き継ぐという
最悪の引継ぎリレーを余儀なくされていたことだろう。
人任せだが
自分がどうしてもしなければならない仕事となると
大騒ぎをしながらも、周囲の人を巻き込んで
強引に仕事を進める強烈個性(上期丼)。
それに対し
言われたことは文句も言わずチマチマとするが
少しでも楽をしたい、との一心から
適当に仕事をし、失敗がバレたらその場しのぎの
適当トーク(通称:テキトーク)で逃げ切ってきたチマチマ男。
基本的に「自分の仕事に他人を巻き込む」ことを
得意とする二人である。
そんな二人の性格が合うはずはない。
「教える」と言うよりは「吼える」強烈個性。
「聞く」と言うよりは「首を動かすだけ」のチマチマ男。
「中○くん、分かった?」と怒気をはらんだ強烈個性(上期丼)の質問に
その場はいい返事をするものの、案の定
さっぱり分かってなくいつまでもノロノロするチマチマ男。
当然怒る強烈個性に言い返すことも出来ず
ストレスで小さな心の器がすぐ一杯になり
空想で100回くらい強烈個性を刺し殺すチマチマ男。
計画性もなく指導しているもんだから
いきなり重要な案件を思い出し、慌てて
「中○くん、あれやったか?」と質問する強烈個性に
基本的に覚えが悪く、しかもプライドだけは高いので
「やっていません」とは言えずにコソコソ陰に隠れてやろうと
するチマチマ男。
野生的な勘でそのインチキを見破り
吼える強烈個性。
またまた想像の中で強烈個性を滅多刺しにする根暗なチマチマ男。
当時、このような光景がしょちゅう繰り広げられていたのだ。
今はお互い別の道を歩む二人の野生動物。
あっ、もうひとつ思いだした!
二人の共通点。
どっちもこのブログの存在は知らない。
みんな、内緒だよ♪

今から5年前にさかのぼる。
カムサハムノダさんは俺より3ヶ月先に中途入社した先輩であり
当時から将来の広島支店を背負って立つ人材と聞いていた。
電話での対応も丁寧でかつ親切で
当時の女上司も「カムサハムノダさんて感じいいよな~」
な~んて言っていた。
ラットレースのように
毎日全力疾走を余儀なくされ疲労困憊の上
この会社の子供じみた体質に白け切っている
現在では考えられないが
あの頃は俺も「この会社で頑張るぞ!」
と、それなりに燃えていたので、
どんな人なのか意識もしたし興味もあった。
一体、どんな人なんだろう?
当時の俺27歳、カムサハムノダさん29歳。
ひょんなことから広島支店に研修に行くことになり
カムサハムノダさんに初めて会ったその日。
彼はまさに職場の若きリーダーとして存在感を示していた。
テキパキと精力的に動き回り
時にはギャグを飛ばして周囲の笑いをとり
ムードメーカーとしての役割を果たし
お茶らけ一辺倒か言えばそうでもなく
真剣な表情の時は上司に報告してる・・・
と一見しただけでも、メリハリのついた仕事ぶりで
「何てパワーのある人だろう」というのが印象だった。
昼飯には堂々とカップラーメンを食べていたのも衝撃的だった。
俺の支店では全員でお弁当を行儀よく食べていたし
「今日の昼飯カップラーメンですわ~」なんて
女性しかいない厳粛な職場では
口が裂けても言える環境ではなかったからだ。
しかし広島支店では
ギャグを飛ばしながら豪快にカップラーメンを食う姿に突っ込むどころか、
みんなむしろ嬉々として若きカムサハムノダさんの話を聞いていた。
「俺が真ん中」
口で言わずとも全身からそんなオーラが出ていた。
しかしそんな「爽やかで、仕事もできて、笑いのセンスもある」
好青年のカムサハムノダさんもタバコを一緒にいけば
もうひとつの面を見せてくれた。
初めて会う会社の後輩(俺)を
「お前」呼ばわりし、しかもタバコの吹かし方や
ハスっぱな喋り方は、元ヤンキーの面影を多分に残していた。
爽やかで、仕事も出来て、笑いも取れる上に
ヤンキー気質まで持っている。
その引出しの多さには驚いたし、
その後出会ったもう一人の逸材:タカシの
「俺ってすごいやろ」しかない引出しの少なさにも驚かされた。
この会社には「すごい人達」がいる・・・。
当時の俺の偽らざる心境だ。
(今は別の意味で凄い人達がいることに気づいてしまい、あきれ返っているけどね)
そこから同時期に責任者になり
可愛がってもらったカムサハムノダさんが
男の美学を貫いていった結果、
保身野郎のために大変な状況になろうとしている。
問題はカムサハムノダさんだけにあるのではない。
もっと複合的なものであり、
そのすべての責任をおしつけられようとしているし
本人も「別にそれでもええよ~」と言っているが
それは違う!一部の人間のせいでもある。
そこは声を大にして言いたい!!!
兄弟分として一緒に頑張ってきた一人の人間として
彼の名誉のために言っておく。
以上。

リアルタイプのカムハサムノダ像を描くよう依頼を受けて書いてみたものの
カリオストロ伯爵みたいになってしまいました。
カムサハムノダさん、すんません。
僕、指詰めますわ・・・。
学年は俺の2コ上の35歳だ。
この人はとにかく若い。
ルックスもそうなのだが子供のような純粋な好奇心を持っており
多趣味である。
カウントダウンTVを毎週欠かさずチェックし
流行の曲はバッチリ押さえ若者相手でも会話に困ることはない。
今年35歳になる人が
「スネオヘアー」とか普通に知ってるか?
どこからそんな情報を得るのか
もう意味が分からない。
一年前くらいからキックボクシングまで始めて
大会にも出たりしている。
真面目な話からHな話まで
どんな話題でも尽きることはないし
その上「手話(しゅわ)」まで出来るという・・・。
こんなカムサハムノダさんを見ていると
俺も好奇心を持ってエネルギッシュに生きていこうと思う。
何にでも興味を持つことは大事だ。
という訳でカムサハムノダさんほど行動力はない俺だが
唯一、食意地では負けない。
以前『松紳』で紳介が絶賛していた宮古島のマンゴー も、
ネットショッピングで何度か痛い目にあっているにもかかわらず
欲望に負けて注文し食った。
マンゴーなんて全然興味がなかったけど
あんな美味しいものとは知らなかった。
すっげーうまかった。オススメです。
松紳のグルメ特集は本当に参考になるが
番組で取り上げられた商品の中でも一番興味のあったもの
それは『桃太郎ぶどう 』だ。
以前、百貨店に勤めていた頃
嫌というほどマスカットを見てきた。
安月給の身では高くて買えなかったが
そこは俺のこと、こっそり冷蔵庫の中に入って
つまみ食いをしまくっていたのでその美味さは知っている。
おいしいマスカットだが弱点があった。
①種がある
②皮をむくのが面倒くさい の2点である。
桃太郎ブドウはその2大弱点を見事に克服した
俺に言わせると『完全フルーツ』だ。
普段なら、即、お取り寄せするグルメの俺だが
そんなレアなブドウが田舎の俺の地元には当然売っているはずもなく
さりとてネットで検索しても品薄、
もしくは5,000円~10,000円くらいするので
手が出なかった。
幻の味で、「機会があればいつかは・・・」という
高嶺の花(果実)だったのだ。
先日、寝坊して遅刻したが、それを誤魔化すために、
たまたまその日、岡山駅でラックの撤去予定があったことを巧みに利用し
「ちょっと岡山駅でラックを撤去して行くから、朝、少し遅れるわ!」
と職場に電話をした。
電話に出たチマチマは疑うことなく
「わかりました。(○_○)」と答えたが
姑息なこいつにバレたら、この手法をパクられるのは
目に見えているので気は抜けない。
ラックを持って職場に出勤しなければ!
駅構内をウロウロしラックの設置されている店舗を探した。
そこでワゴンに乗せられて販売されている
「桃太郎ぶどう」を発見したのだ。
値段は一房、1,980円!
当然、即買いだ。
一仕事を終えた気分になり、思わず帰宅しそうになる。
気を取り直し職場に向かう。
職場に到着する前に一粒食べてみた。
「・・・・!」
梨のような食感だが確かにマスカット風味でもある。
うまいっ!
職場の部下にも一個ずつおすそ分け。
チマチマが食べる時だけ
「一房1,980円だから、一粒いくらになるんだろう・・・」
と頭の中に金の計算式がよぎる。
家に持ち帰りじっくり食べようと思っていたが
我慢できなくなり、新幹線の中で一粒ずつボリボリ喰った。
隣の席の奴が横目でチラチラ見ていたが
どうせ欲しいんだろ?
と、ここまで書いたがアップする前に寝てしまっていた。
すると・・・
*******************************************************
おはようございます。
ブログが『冷蔵子』以来、更新されていませんが・・・
本社の○本Mの他、全社的に応援させて頂いている
ブログですので、宜しくお願いします。
仕事の優先順位を間違えてますよ。(笑)
①へっぽこ更新
②チマチマいびり
③上期丼の話&メール相手
④ものまね
⑤業績
※特に上期首領の似顔絵は絶賛の様です。

*******************************************************
というメールが届いていた。
僕もその優先順位は正しい、と思いますので
以後、徹底致します。m(_ _)m
ところで
皆さんもどうですか?
桃太郎ぶどう?
話のネタにはなりまっせ。
独り暮らしを始めて13年。
学生時代に買った冷蔵庫は今も尚使っている。
生まれて初めて部屋に冷蔵庫を置いた時の
感動は今でも覚えている。
「これで毎回、自動販売機に行かずとも、冷たいジュースが飲める~。」
ウレシ━━━━。+゚(*´∀`*)。+゚━━━━ィイ!!
1Lサイズのコーラを買っても
途中で残してしまい、冷蔵できずに大部分を残して捨てることも
真夏の熱帯夜、喉の渇きに目を覚まして
わざわざコンビニまで歩いて買出しに行く必要もない。
貧乏学生にとっては
ある意味、車よりも大切な存在と言えた。
単なる電器製品ではなく
一方的に尽くしてくれる献身的な彼女のようにさえ感じていた。
32歳、管理職と言うには余りにもカッコ良すぎる
班長さん、もっと言うなら幹部連中の怒りを
ダイレクトにうける避雷針のような存在である俺の冷蔵庫は
学生時代からのお付き合いなのだ。
(別名:冷蔵子)
若かりし日は順調に尽くしてくてた冷蔵子だが
途中から更年期障害のようにガタがきて
冷凍庫の霜が半端じゃない量になり
「冷凍する」という本来の役目を果たす以前に
物が入らないくらい大部分が霜に覆われた状態になったりもした。
そんなピンチにも
ドライバーで汗だくになりながら霜を削ったり
思い切ってコンセントを抜いて霜を溶かしたり
と短気な俺にしては涙ぐましい努力を重ねた。
俺の為に働き続けてくれる冷蔵子。
疲れておかしくなった冷蔵子に、俺なりに尽くしていたのだ。
学生時代からの彼女、冷蔵子。
その中に詰まっているのは
ジュースやマヨネーズだけではない。
俺と冷蔵子の思い出もタップリと詰まっているのだ。
しかし、長年連れ添ってきた奴にも
愛想がつきそうなのだ。

よく見て欲しいのだが
霜と言うか、氷の塊が大きく空間を占有している。
日に日に大きくなるそれによって
冷やしたい物がサッパリ入らない状態に陥っている。
まるで氷河のようだ。
しかも問題は、冷凍庫ではなく冷蔵にである。
俺の愛した冷蔵子。
この10数年、俺の為に24時間休みことなく、
ありとあらゆる物を冷やし続けた冷蔵子。
若かった彼女は今、老境を迎え
完全にボケてしまっているようだ。
近いうちに俺は冷蔵子に言うだろう。
さらば・・・冷蔵子。
今までありがとう。
さよならは言わないよ。
振り返ったほうが負けだからさ。
冷蔵子とはサッパリ関係ないが、中四国の良心
部下の女子社員達にあんな女性になって欲しいと願った
もげくらのアネゴが新たなる山に登ります。
本当にお世話になりました。名残惜しすぎ!!!

少しお話もしたいのです・・・(*ノωノ)キャ」
クレームや苦情以外で
チマチマ男が名指しをされるのを初めて聞いた。
普段から虫も殺さぬ顔をして
否、虫から逆に殺されるような弱さを有しながらも
天性の口の上手さをフルに使いその場しのぎのハッタリで
切り抜け・・・られず結局いつも2倍怒られるチマチマ男。
自己主張をしない性格ゆえに
一見、穏やかに見える彼は実は非常にプライドが高く
しかも心の容量が非常に小さいので、陰口はよく叩く。
(そして何故か本人に必ずバレる)
この地球上にいる人間の半分は男。
その中からこんな小さい男を選ぶとは・・・。
でも、これ以上の見世物はない。
○月○日 17:00にその奇特な娘はやってくる。
このイベントは見逃してはならない。
それにしてもわざわざ電話をしてまで
「渡したいモノ」とは何だろう?
そして「話」とは?
当人も内心、相当気になっているはずだが
少しでもチャカついた言動をとると俺から
100倍くらいになってシッペ返しがくるので
平静を装っている。
・・・が、いつもに比べてシャツはパリッとしてて
髪型も気合が入っているその姿を俺が見逃すはずもない。
「モテる男は違うねぇ~」
「実は楽しみにしてるんだろ~?」
「そのコと話す姿、彼女に写メールで送ってやろか?ケケケ」
無抵抗のチマチマ男をここぞとばかりイビる俺。
実に爽快な気分だ。
そう言えば俺もこの仕事を彼の5倍の年数しているが
一度足りともこんな風に香ばしい展開に遭遇したことがない。
そうただの一度もない。
その厳然たる事実にハッと気づき
本気でチマチマが憎くなってくる。
そしてその時はやってきた・・・。
マンションの家賃を振り込みに
外出して帰ってくると、一人の女のコがイスに座っていた。
顔つきは、村祭りとかそういう時に見るキツネのお面に似た感じ。
若いコだ。
横目でしっかりとチェックして事務所に入り
そこにいた女子社員に訊ねた。
「誰か来てるで。もしかして、あのコ?」
「はい、そうです」
あれっ?チマチマ男がいない。
「中○くんは?」
「商談中で、お客さんに対応中です。」
「ふーん、っで、渡したいモノって何か聞いた?」
「手紙です。渡されました。」
「どこ?どこ?」
急に嬉しくなる。
「石○マネージャーに渡したら
絶対に勝手に開けて読むので、本人に返しました。
彼女、中○さんの商談が終わるまで待つそうです。」
(`ε´∴)チェッ
まぁ、ええわ。
どっちにしても読めることには変わりないわ。
商談もすぐに終わり帰ってきたチマチマ男に
「渡したいモノって手紙らしいで、ええか、絶対に見せろよ」
としつこいくらい念を押し、彼女の待っているブースに送り出す。
しかしこんな面白いイベントを
遠くからみるのもシャクに触る。
チマチマ男の後輩、宮○クンを呼ぶ。
「ちょっと話があるんよ」
「はいっ!」
事務所から連れ出し
まさしく今そこでチマチマと奇特な女性が話しこみをしている
ブースのすぐ横に座る。
最初は何を怒られるのかと
緊張していた宮○クンもすぐに俺の意図を察してくれた。
たわいも無い話をしながら
全神経を集中させて、横のチマチマ達の会話を盗み聞きする。
・・・が、小動物のように警戒心の強いチマチマと
そのチマチマに恋慕している奇特娘は
俺たちの盗聴に気づき、小さい声がさらに小さくなり
全く何の会話をしているのか分からない。
ムカついたので携帯で写真を撮ってやった。

夕方のクソ忙しい時に
二人の甘い時間を過ごすチマチマ男&奇特娘。
好みではなかったのか
「のんびり油を売るな、ボケッ」
と俺に怒鳴られることに怯えたのか知らないが結局、
奇特娘に商品を売りつけることに成功したチマチマ男。
後から聞けばやっぱり何となく好意がある風な
奇特娘のリアクションだったそうだ。
で、手紙の内容と言えば
「自分の参加する音楽イベントのチケット」に
「○月○日、○時から××ホールですので
お暇だったら来て下さい」
という味気ないメモが入っていただけだった。
あれだけ期待させておいてこれだ。
全く恋愛話までチマチマしてるよな。
PS:午後の紅茶(レモンティー)のことを散々バカにしてたら
次の日のチマチマセットのお飲み物は
午後の紅茶(ストレート)に変わっていました。
小せぇなぁ・・・・。

それでも喜ぶチマチマ男。
ぬか喜びになれ!
チマチマ男が俺の不在時に
ものすごい確率で「頭痛」もしくは「腹痛」を訴え
早退をしたがる話は以前に書いた。
隙あらば楽をしよう、手を抜こうという
その執念に俺は敬意を払っている。
26歳の若さで大したもんだ。
「上司のいぬ間に少しでも楽しよう・・・」
というスケベ根性と
それを見透かされ100%チクられる人望の無さ。
彼はどういう生き方をしたいのか
今度ゆっくりメシでも喰いながら話をしよう。
でも、それは実現不可能だろうな
どんなにその日元気良く仕事をしていようとも
一旦俺に誘われようもんなら
「急な腹痛に襲われる」か
「(遠くにいるはずの)彼女が急に部屋で待っている」
と絶対に飲みにいけない理由の一つや二つでっち上げるのは
目に見えているから。
俺と飲みに行く=自分の貴重なプライベートな時間を奪われる
上にメシ代がかかる
チマチマ男に限ってそんな不経済な誘いに載る筈はないわな。
自分にとって得になるのであれば
平気で親戚を殺して社休を取る男だ。
彼の後輩、宮○くんからの最新のタレコミ。
「そういえば、中○さん(チマチマ男)って
マネージャーのいない時はすごく饒舌なんですよね~」
「○原さんと話をしてたら、普段は絶対にないですけど
強引に割り込んできますもんね~」
「昨日もそんな感じで饒舌だったんですけど
途中、自分のミスで金○先生にすっごく怒られて
そこからヘコんでずっと黙ってましたけど・・・」
俺がいない⇒テンション 高
先生に怒られる⇒ テンション 低
身も心も小さい人間だけに
そのテンションの動きが目に見えるようだ。
その後も
あれだけ俺に嫌味を言われているにもかかわらず
「サンドイッチ+午後の紅茶(レモンティー)」の
400円に満たない昼食(通称:チマチマセット)を食べ終え
仕事終わりにかわいい後輩:宮○くんからの
「中○さん、今日メシでも行きませんか?ヾ(^◇^ )」と誘いにも
「今日お昼食べるの遅かったから・・・(○_○)」
とテキトーな言い訳をしてキッチリ断り
彼女の待っているアパートにそそくさと帰って行った。
チマチマ男。
純度100%自分のことしか考えない男なり!
【追伸】
何と今日、クレームやお問い合わせとは一切関係なさそうな
お客さん(女の子)から電話があり
「中○さん(チマチマ男)にお渡ししたい物があるんですぅ・・・
少しお話もあります・・(*ノノ)ヤ~ン」
という謎の電話があったそうな。
実に香ばしい展開だ。
詳細はまた明日。イヤン(*ノ∇)ゝ

2005年○月○日の17:00にその物好きの女は
何かを持ってやってくる。
それを想像しヘラヘラするチマチマ男。
スーツに身を固めつま先から頭のてっぺんまで
全身、隙のない格好でお客様をお迎えするのは
サービス業の掟とさえ言える。
前職の百貨店時代。
学生時代なら全く意識しなかった昼食後の歯磨き。
サービス業を生業とする以上
お客様に不潔な印象を与える訳にはいかないと
食後に歯磨きをしている同僚の姿に
学生時代とは違う仕事の厳しさというものを
朧気ながら感じたウブな俺。
そういえば百貨店の入社前研修の時
どこかの店の部長さんが挨拶したが
研修をしてくれたトレーナーが
「○○部長はいつも同じような印象を与える為に
散髪は一週間単位でされています」
と得意そうに紹介してた。
その時はデパートマンって
身だしなみにそこまで気を遣わないといけないのか
と嫌な気持ちになったと同時に
「やっぱ社会人ってすげぇな・・・」と感動したものだが
社会に揉まれて薄汚れてしまった
今となっては何のことはない
ただの格好つけオヤジじゃないか。
そんなことはさておき
俺も組織を預かる長として部下達に
「見だしなみ」について講釈を垂れてやった。
曰く、我々はサービス業である
ホスピタリティとは身だしなみから始まる。
おしゃれは足元から!
スニーカーなんて持ってのほか!
靴なんていつも磨かれているのが当たり前だ。
我々も商品なんだ・・等々
その一週間前には直属の上司に
「アンタのスーツ、シワくちゃやん!
ビシッとした格好しなあかんやろ!」
と説教されたのを悟られるような俺ではない。
しかし、社会人として
身だしなみにも気を遣えない社員に
いい仕事ができるはずはないし
それも大切な自己管理であると俺は信じる。
まったくあいつらときたら・・・
休憩室で腰を下ろししばし思索にふける。
最低限のことも守れていない我が部下達に
憤りを感じながらタバコに火をつける俺。
ストイックな仕事ぶりに
苦みばしった表情、色んなことを乗り越えてきた男の醸し出す雰囲気
言いたくないが渋い。
ガラスに映る自分の姿にウットリする。
・・・っで気がついた。
右足は茶色、左足は黒と
別々の靴を堂々と履いている自分の姿に!
俺はまるでサイケ女のような足元で
部下に訓示を垂れ、客に接し、そして新幹線に乗っていた。
社会人の基本は身だしなみ。
そりゃいい仕事出来る訳ねーよな、俺。

でも、貴方には言われたくないですから。
ねっ!上期丼!♡
昨日、久しぶりに強烈個性(上期首領)のことが懐かしくなり、
彼の愛したカツ丼屋『だて』に行ってみた。
本人にとっては黄金の組み合わせ
サンドイッチ+午後の紅茶(何が何でもレモンティー)
通称チマチマセットの創始者
チマチマ男を誘って。
大嫌いな俺からの誘いに加え
若いくせに倹約の鬼の彼からすれば高額な昼飯だけに
相当、ストレスが溜まるかも知れないが
それはサラリーマンのさだめ。
広島のカムサハムノダさんを見ろ
連日連夜、飲み&飲み。
金を遣い、気を遣い、もう煮え煮えだ。
仕事は出来ないが
月々きっちり貯金をし多い時には10万もの貯金をする
チマチマ男。
大好きなお金を貯めるためには
①人におごらない
②お土産を買わない
③飲み会には絶対に参加しない
の倹約3原則を守り続けるスケールの小ささについて
説教をかましてやらねば気がすまない。
『だて』に到着し
1,150円の「カツ丼定食」をオーダーする。
500円以内で昼飯を済ますことを
家訓としているチマチマからすれば
腹立たしい金額設定だろうが、
たまには散財をするスケール感も必要だ。
カツ丼+ミニラーメンが登場する。
無理やりVサインをさせ、強引に写真をパチリ!

いつも苦しそうな顔をして仕事をしているチマチマ男の
3週間ぶりくらいの笑顔。
ボリューム満点の「カツ丼セット」
あの上期首領でも残してしまうほどの量だが
1,150円という金額に燃えたのだろうか
ちっちゃい体で全部平らげたチマチマ男。
帰り道
「中○くんて・・背の高い女と小柄な女だったら
どっちが好み?背の高いコだろ?」
「そうですねぇ・・・背の高いコの方が好みです」
と、不毛な会話をしながら歩く。
約2ヶ月前、強烈個性のヤクザのような歩き方に
度肝を抜かれながら一緒に通った道。
今はチマチマと歩いている俺。
時の流れに不思議な感慨を持つ。
子供のように無邪気で、本能のおもむくまま
しゃべり、歌い、暴れまわった強烈個性。
純度100%自分のコトしか考えない
その天真爛漫さが懐かしくなった。
その思いは俺だけではなく
お客さんからも「あのハゲたおじさん、どこ行ったの?」
というお問い合わせがあったことを併せてご報告しておこう。
事務所に戻り、仕事をしている最中に
携帯メールが届いた。
強烈個性からだった。
タイトルは『今○SV』
内容
『今日、拠点長にヒアリング。何かあるやろ。』
何にもねーよ!
早いもので7月もあと10日だ。
何一つとしてうまく行かないが時間だけは流れていく。
今年33歳、同級生は結婚し子供もいて
マイホームの計画なんか立てたりして
着実に過ごしているのに
今日の俺ときたら仕事中に
何をトチ狂ったのか鼻と口の間にマジックを挟んで
「ヒゲダンス」を踊ってしまった。
部下達から顰蹙を買った、というよりは見放されているだろう。
何もなく過ぎていく時間に
きっと無意識に焦っている俺。
発作的に職場や電車の中でチン○を出す日も近い。
しかし、あの人は今、何を考え
どう生きているのだろう。
俺の心の恋人・・・「上期首領(かみきどん)」は・・
今回はもう遠い昔のように感じる彼と過ごした日々
その後にあった色々なメールを紹介したい。
その①
【大○支店に飛ばされた上期首領の現状に対する
ハリマネの見解を綴ったメール】
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とうとう電話営業部隊に編入された「上期首領」
『電話』と言えば、こんな感じですかね~。
「もしもし。私、砂糖商店大○支店の上期首領と
申しますけど、○○さんはご在宅でしょうか?
あっ、そうですか。お出かけですか。
ではまた改めます。失礼します。」
「なんや、全然つかまらんな。どっか遊びに行っとんやろか。
梅雨時期で雨が降りよんやから、家の中で
おとなしぃ~しとけっちゅうもんやけどな。
どう思います? ○沢さん。」
「もしもし、私、砂糖商店大○支店の
上期首領と申しますけど、○○さんはご在宅でしょうか?
あっ、ご本人様ですか? はいっ、 はいっ、
あっ、そーでしたか。わかりました。はいっ、失礼します。」
「なんや、本人に繋がった思うたら、
これから出掛けるところやゆうて、話しこみ出来んかった。
雨が降るときくらい家でおとなしぃ~、しといたらええねん。
な~、○沢さん。 そ~やろ?」
まだ、そこまでは、キャラを打ち出していないのでしょうか?
何故だか彼が心配です。
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その②
【上期首領との会話】
大○支店に飛ばされ失意のどん底の状態ながら
どうにか自分の存在感を確立するため
「外部活動用のビラ」を送って欲しいと、電話してきた上期首領
「外部のビラあった?
ないの?あっ、そう
僕が近畿のときに名古屋に投げて
名古屋で加工して、そんで広島や岡山に
まわっているんや思うわ。
やっぱ大阪駅前に頼もか?心斎橋か?」
という一方的なおしゃべりにチャチャを入れるべく、
独自のルートで入手した情報をぶつけてみる。
「そういえば大○支店の人、二人くらい可愛い人いるでしょ?
○藤さん、○川さん、どっちがいいんですか?(^。^)ノ」
「どっちも」 (素っ気なく)
「どっちがいいんですか~~?(このこの!!って感じで)」
・・・しかし、久しぶりに話をする俺の質問は完全に無視して
「そうか、やっぱ無いか~
何でも近畿発やからな、ああゆうもんは・・・
まっええわ。近畿に頼むわ。ガチャ」
と、一方的に電話終了。
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その③
異動先の大○支店の某社員からハリマネへのタレコミメール
↓ ↓ ↓ ↓
【上期首領ネタ】
小○係席と上期首領係席 まったく話が合わない二人
小○係席の丁寧な説明を、途中途中でぶったぎる上期首領係席。
一番困るのは、それをまわりで聞いている人たち。
あのふたりの会話、冷や冷やしてしまうんですよね。
PS
なんか、遠くで観察していたい気分に変わりました。
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俺たちの中では伝説から神話にさえ昇華しようとしている
強烈個性改め、上期首領(かみきどん)
広い空の向こうで
きっと、毎日旋風を巻き起こしているだろう。
本能の赴くまま生きられるって素晴らしい。
ねっ!長崎の風俗王ヨッシー♪
