社会人の基本、それは【身だしなみ】。
スーツに身を固めつま先から頭のてっぺんまで
全身、隙のない格好でお客様をお迎えするのは
サービス業の掟とさえ言える。
前職の百貨店時代。
学生時代なら全く意識しなかった昼食後の歯磨き。
サービス業を生業とする以上
お客様に不潔な印象を与える訳にはいかないと
食後に歯磨きをしている同僚の姿に
学生時代とは違う仕事の厳しさというものを
朧気ながら感じたウブな俺。
そういえば百貨店の入社前研修の時
どこかの店の部長さんが挨拶したが
研修をしてくれたトレーナーが
「○○部長はいつも同じような印象を与える為に
散髪は一週間単位でされています」
と得意そうに紹介してた。
その時はデパートマンって
身だしなみにそこまで気を遣わないといけないのか
と嫌な気持ちになったと同時に
「やっぱ社会人ってすげぇな・・・」と感動したものだが
社会に揉まれて薄汚れてしまった
今となっては何のことはない
ただの格好つけオヤジじゃないか。
そんなことはさておき
俺も組織を預かる長として部下達に
「見だしなみ」について講釈を垂れてやった。
曰く、我々はサービス業である
ホスピタリティとは身だしなみから始まる。
おしゃれは足元から!
スニーカーなんて持ってのほか!
靴なんていつも磨かれているのが当たり前だ。
我々も商品なんだ・・等々
その一週間前には直属の上司に
「アンタのスーツ、シワくちゃやん!
ビシッとした格好しなあかんやろ!」
と説教されたのを悟られるような俺ではない。
しかし、社会人として
身だしなみにも気を遣えない社員に
いい仕事ができるはずはないし
それも大切な自己管理であると俺は信じる。
まったくあいつらときたら・・・
休憩室で腰を下ろししばし思索にふける。
最低限のことも守れていない我が部下達に
憤りを感じながらタバコに火をつける俺。
ストイックな仕事ぶりに
苦みばしった表情、色んなことを乗り越えてきた男の醸し出す雰囲気
言いたくないが渋い。
ガラスに映る自分の姿にウットリする。
・・・っで気がついた。
右足は茶色、左足は黒と
別々の靴を堂々と履いている自分の姿に!
俺はまるでサイケ女のような足元で
部下に訓示を垂れ、客に接し、そして新幹線に乗っていた。
社会人の基本は身だしなみ。
そりゃいい仕事出来る訳ねーよな、俺。

でも、貴方には言われたくないですから。
ねっ!上期丼!♡
スーツに身を固めつま先から頭のてっぺんまで
全身、隙のない格好でお客様をお迎えするのは
サービス業の掟とさえ言える。
前職の百貨店時代。
学生時代なら全く意識しなかった昼食後の歯磨き。
サービス業を生業とする以上
お客様に不潔な印象を与える訳にはいかないと
食後に歯磨きをしている同僚の姿に
学生時代とは違う仕事の厳しさというものを
朧気ながら感じたウブな俺。
そういえば百貨店の入社前研修の時
どこかの店の部長さんが挨拶したが
研修をしてくれたトレーナーが
「○○部長はいつも同じような印象を与える為に
散髪は一週間単位でされています」
と得意そうに紹介してた。
その時はデパートマンって
身だしなみにそこまで気を遣わないといけないのか
と嫌な気持ちになったと同時に
「やっぱ社会人ってすげぇな・・・」と感動したものだが
社会に揉まれて薄汚れてしまった
今となっては何のことはない
ただの格好つけオヤジじゃないか。
そんなことはさておき
俺も組織を預かる長として部下達に
「見だしなみ」について講釈を垂れてやった。
曰く、我々はサービス業である
ホスピタリティとは身だしなみから始まる。
おしゃれは足元から!
スニーカーなんて持ってのほか!
靴なんていつも磨かれているのが当たり前だ。
我々も商品なんだ・・等々
その一週間前には直属の上司に
「アンタのスーツ、シワくちゃやん!
ビシッとした格好しなあかんやろ!」
と説教されたのを悟られるような俺ではない。
しかし、社会人として
身だしなみにも気を遣えない社員に
いい仕事ができるはずはないし
それも大切な自己管理であると俺は信じる。
まったくあいつらときたら・・・
休憩室で腰を下ろししばし思索にふける。
最低限のことも守れていない我が部下達に
憤りを感じながらタバコに火をつける俺。
ストイックな仕事ぶりに
苦みばしった表情、色んなことを乗り越えてきた男の醸し出す雰囲気
言いたくないが渋い。
ガラスに映る自分の姿にウットリする。
・・・っで気がついた。
右足は茶色、左足は黒と
別々の靴を堂々と履いている自分の姿に!
俺はまるでサイケ女のような足元で
部下に訓示を垂れ、客に接し、そして新幹線に乗っていた。
社会人の基本は身だしなみ。
そりゃいい仕事出来る訳ねーよな、俺。

でも、貴方には言われたくないですから。
ねっ!上期丼!♡