⚫︎焼いたフルーツをコーンフレークに乗せて……
午前11時ごろから、
私のブランチタイムが始まる。
コーンフレークの上にヨーグルトと、
ココナッツオイルで焼いたフルーツを乗せる。
かけるのは、豆乳と牛乳。
きなこもふりかける。
ボリューム満点で、気に入っている。
ところで、なぜ焼いたフルーツなのか?
それは、生が苦手だから。
何となく背中が重くなるのだ。
*
今日も11時を回って、
ブランチタイムがやってきた。
今日乗せるフルーツは、
バナナ、梨、ぶどう。
焼く前に食べやすい大きさに切って
フライパンに投入……
しようと思った時、ぶどうと目が合った。
みずみずしくて、パツパツなぶどう。
思わずひと口食べる。
案の定、背中が重くなった。
重いと言うのは、鈍痛のような感覚。
*
少し前までは、
生のフルーツを普通に食べていた。
ただ何となく、
りんごやキウイを食べた後は
背中の痛みが強くて、
この2つは苦手なのだろうなと自覚していた。
それでも好きだから食べていた。
そしてそのたび、背中が痛くなっていた。
他のフルーツに関しては、
そこまで気に止めていなかった。
ただある時、ふと気になって、
他のもいくつか食べて確かめてみた。
バナナ、梨、ぶどう、
桃、グレープフルーツ……
全体的に、
背中が重くなるのを感じた。
そんなわけで最近は、
生のフルーツを食べていなかった。
今日、久々に食べて
やはり苦手なのだと自覚。
何なら久々だから、
余計に重さを感じた。
*
不思議なことに、
以前は大好物だった生のフルーツを
今ではあまり食べたいと思わない。
焼いたフルーツを食べた後の体の楽さ、
生のフルーツを食べた後の体の重さ。
どちらも体が経験しているからだろう。
といっても、今日のような誘惑は
たまにはあるのだけれど。
でもやっぱり当分は、生のフルーツは
食べなくて良いかなと思っている。
血液検査でわからなくても、
大きなアレルギー反応がなくても、
体は自分が得意・不得意な食べ物を
知っている。
得意なものを食べれば体は喜び、
不得意なものを食べれば体は沈む。
だから私は、
明日も焼いたフルーツを食べて、
体に元気を送るのだ。
*