大湯鉄道物語 大湯鉄道株式会社役員 佐藤官吉 | 由布市商工会 挾間支所のブログ

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大湯鉄道物語 大湯鉄道株式会社役員 佐藤官吉

大湯鉄道の役員を少し掘り下げていきたいと思います。

社長 小野駿一はこちら
副社長 佐藤庫喜はこちら
役員 根津嘉一郎はこちら
役員 三浦数平はこちら

今回は、佐藤官吉さんです。

官吉さんは、医師です。
明治26年6月発行の大日本医家実伝に紹介されるほどの医師として功績を残された方です。
大湯鉄道発起人の一人として参加します。
創立時の持ち株100株
大正5年2月より大湯鉄道株式会社の監査役に就任、大湯鉄道の売却時には精算人を勤めます
大分県医師会副会長でもあります

大湯鉄道物語 佐藤官吉

明治12年、大阪に出て大阪大学の前身、大阪府立大阪医学校に入学します
明治14年、医師となり、大阪病院、鹿児島県立医学校付属病院に勤務。
東京に出て順天堂病院、そして広島県三次郡立三次病院の院長になります。
そして明治18年、ふるさと谷村(由布市挾間町谷地区)に帰り、病院を開設しました。

住居は、今の谷中村の公民館の場所。
しかし今に伝える看板もなければ、物や資料も全く残っていません。
ほんの30年前までは、当時の建物がまだ残っていましたが、当時は歴史が近すぎて、その重要性には気付きにくかったのでしょう。

昭和からみたら近代史でも、平成の子供たちから見れば数世代前の歴史です。

明治大正の歴史を掘り起して、地域の歴史として次につなげる作業をしなければなりませんが、
地域では、このような歴史がどんどん消えつつあります。

おっと忘れてました、官吉さんは庫喜さんの弟です。


監査役・大湯鉄道精算人 二宮吉之丞はこちら
大正5年2月から監査役 小野真一はこちら