筋肉痛にはバスソルト | 春月の『ちょこっと健康術』

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おてがるに、かんたんに、てまひまかけずにできる。そんな春月流の「ちょこっと健康術」。
体験して「いい!」というものを中心にご紹介します。
「いいかも?」というものをお持ち帰りくださいませ。

おはようございます ニコニコ


Wiiのシェイプボクシングで筋肉痛になった話を先日書きましたけど、めげずに続けて、だいぶラクになりました。パンチのヒット率が80~90%になると、からだ年齢が20代で表示されるようです。まだあまり難しいことはやってないので、高率になってるだけかと思います。


シェイプボクシングでの筋肉痛、実は、肩甲骨の内側とか、脇とかにも出てました。コリではないし、日常動作では痛みも感じませんが、やっぱり気になります。こんなときは、入浴時にバスソルトを使うといいんですよ。


その昔、友人に誘われて、カナディアンロッキーに行った時のこと。日ごろの運動不足がたたって、3日目にお尻から脚にかけて、パンパンになりました。あまりの筋肉痛に、ラビング・クリームを買ったほど。


そんなとき、泊っていたペンションのオーナーさんが、「熱めのお湯に、これを全部入れて、10分くらい浸かるといいのよ」と言って、渡してくださったのがバスソルトでした。100~150gくらいあったかと思います。


言われたとおりに、熱めの、たぶん42℃くらいのお湯をバスタブに満たして、いただいたバスソルトを入れ、10~15分ほど浸かりました。上がったときは、からだ全体が上気して赤くなり、汗が出るほどの状態。


その後、やっぱり言われたとおりに、入念にストレッチして、汗が引いたところに、ラビング・クリームをすりこんでおいたら、痛みはほとんどなくなりました。


そのときのバスソルトは、通常の2~3倍の量。しかも熱めのお湯。これで、発汗するほど血流をよくして、筋肉痛を緩和するってことですね。


なぜ塩がいいのか?考えながらお湯に浸かっていて、思いついたことは、肉料理に塩を使うのと同じじゃないかってことでした。塩は、味をよくするだけじゃなくて、肉をやわらかくしますよね。筋肉痛に対しても、同じことが言えるんじゃないかと思ったんです。


この考え方、あながち外れてもいないんじゃないでしょうか。西洋医学的に説明がつくかどうかは別にして、東洋医学的には、昨日の「食養生に五味を活かす」 でご紹介したように、鹹味(かんみ)すなわち塩からい味には、固まったものをやわらかくする性質がありますからね。


ペンション・オーナーが東洋医学を知っていたワケじゃありませんけど、山岳ガイドさんでもあり、日ごろからからだを鍛えている方ですから、経験上、筋肉痛に塩がいいことをご存じだったのでしょう。


こうしてみると、東洋医学が体験の積み重ねの上に、理論体系化されたものだというのが、あらてめてよくわかります。


筋肉痛には、濃いめのバスソルト、いいですよ。おススメです。アロマを加えると、なおいいですね。血流をよくしてくれるローズマリーやマジョラム、痛みを緩和するラベンダー、クールダウンするユーカリやペパーミントなど、適宜組み合わせましょう。「アロマバスソルトのつくり方」 もご参考にどうぞ。


一天一笑、今日もいい1日にしましょう。


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