心理学では、
「怒り」も「落ち込み」も
わたしたちは目的があって
無意識のうちに選択している
という考え方があります。

「怒り」も「落ち込み」も選択している
怒りを選択?
落ち込みを選択?
どっちも嫌な感情なのに
選んでなんかいないよ~
と思う方も多いかも。
この考え方を
はじめて知った時は
同じように思った戸田くにこです。
説明しますね。
「怒り」も「落ち込み」も自分を守るために選択している
「怒り」と「落ち込み」
正反対のように見える感情だけど、
選ぶ目的は同じ
自分を守るため
■怒り→
例えば、
ワイワイ楽しそうな人達を見て
いい歳して子供みたいにはしゃげるわね
とイラッとする。
でも、実は、その裏側には、
楽しそうで羨ましいなぁ
自分にはそういう仲間がいない
というケース
本当は「寂しい」という感情を
感じているのだけれども、
正面から向き合って
傷つきたくない
寂しさから目を背けるために
「怒り」を選択している
守っているのは「自尊感情」
■落ち込み→
人と争うことを避けたり、
したくないことをしない言い訳を
するために選択しているケース
例)人から傷つくようなことを言われて
怒っている
でも相手に怒ってしまったら
ケンカになってしまうから
その代わりに落ち込む
「争い」から自分を守っている
例)やりたいことを好きなように
楽しんでいる人を見て落ち込む
本当は自分も同じように
楽しみたい
挑戦する「怖さ」から自分を守っている
という具合に、
無意識に自分を守るために
選択している
でも、その選択
損ですよね!
怒りも落ち込みも損をするのは自分
「怒り」は
他人との関係をストレートに損なうことも
あります。
口に出した言葉は消せませんし、
言葉に出さなくても
とげとげしい雰囲気は
他人に伝わります。
一方、「落ち込み」は
内に籠る分、
長く引きずる場合も多い
他人にも伝わるので、
人付き合いにもマイナスです。
毎日を笑顔で過ごすためにも
どちらもなるべく人生から
減らしましょ!
じゃあ、どうやって?
怒りや落ち込みを減らす2つの方法
今日、ご紹介したい対策は2つです。
1.行動パターンを変える
湧いてくる感情はコントロールできないけど
行動は変えられます
そして、
行動は感情に影響します
怒りを感じている時、
どんな表情になりますか?
(鏡見たら怖そうだよね~)
心の中で一言、ふたこと、
毒づいていませんか?
だとしたらその代わりに
鏡を見て、キュッと口角をあげて
微笑んでみませんか?
「まっいいか」と声に出して
言ってみませんか?
落ち込んで、
ふ~~とため息をつく代わりに
立ち上がって、
ウォーキングに出かけませんか?
2.出来事の「捉え直し」の腕を上げる
ある出来事に対して、
怒りを感じたり
落ち込みを感じるのは、
「考え方」「捉え方」が原因です。
例えば、
「遅刻する人が許せない」と
怒り心頭になるのは、
「遅刻は絶対に間違っている」という考え方が
自分の中にあるから。
(もちろん、遅刻はしないに
越したことはないけど)
「他人の遅刻で
自分がこんなにイライラして消耗するなんて
損だよね!」
とか
「遅刻する人はいるけど他人は他人
自分は時間を守ることを大切にしよう。」
という具合に、
捉え直しを上手にできるようになると
怒りや落ち込みを選択しないですみます。
そのために必要になるは、
自分を客観視する力や
一つの捉え方にこだわらない思考の柔らかさ
どちらも練習すれば腕が上がります
そして、一番効き目があるのは

怒ったり落ち込んだりは命の時間の無駄遣い、モッタイナイ!
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