「生まれしものは 消えゆくが定め!
消えゆくものは 必ずや蘇る!
おののくのを やめよ!
用意せよ 生を!」
クロプシュトックとマーラーによる詩が、人々の心と体を浄化するかのように、「生と死」を劇的にかつ素朴に表現し、音符に刻み込んでいる。これこそマーラーの全ての作品が内包する本質であり、常に孕んでいる生きるが故の叫びのように感じずにはいられない自分だ。
【推奨盤】

クラウディオ・アバド/チェリル・ステューダー(S)/ヴァルトラウト・マイアー(A)/アーノルト・シェーンベルク合唱団/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団[1992年11月録音]
【DG:439 953-2(輸)】
【推奨盤】

クラウディオ・アバド/エテリ・グヴァザヴァ(S)/アンナ・ラーション(A)/オルフェオン・ドノスティアルラ合唱団/ルツェルン祝祭管弦楽団[2003年8月録音]
【DG:00289 477 5082(輸)】