映画雑誌『映画秘宝2019・3月号』爆選!2018年度ベスト&トホホ10!!特集号 | HALUの映画鑑賞ライフのBlog

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古今東西の批評家・映画マニアが選ぶ映画のベストテンでは、歴史や由緒ある「キネマ旬報」ベストテンよりも、この「映画秘宝」のベスト10&トホホ10のランキングを毎年気になって購入していますが、一昨年(2017年度)のランキングの特集号の概要について、先日ブログ記事化しましたが、今回は、昨年(2018年度)のランキングの特集号の概要をリストアップしようと思います。

 

▲『映画秘宝2019・3月号』ベスト&トホホ10!!特集号(定価:1,180円)

 

今年も、古今東西の批評家・映画マニアが、約160名を超える投票者にて選んだ、日本最大規模の映画ランキングとも呼ばれている、映画秘宝ベスト10&トホホ10ですが、

 

先ずは、

<映画秘宝・爆選!!2018年度ベスト10>

 

例年このベスト10の1位に輝いた作品のイラスト画が表紙の中央を飾るのが慣例化していましたが、昨年の2018・3月号から、ベスト10などに輝いた作品群のヒロイン達が勢揃いしたイラスト画を採用するようになっていて、より一層格好良い表紙画になっていますね!

 

♚1位:『カメラを止めるな!』(2017年)

 

 

批評家によるランキングも、ぶっちぎりの第1位ですが、読者投票ランキングでも第1位のダブル制覇!!!

製作費のみでは約300万円。キャストが持ち寄った資金を元に作ったインディーズ系映画を皆が愛し、極力ネタバレは回避をしながら、SNSを使って拡散させて、200日以上のロングラン上映を実現させるといった、まさに昨年度の社会現象を引き起こした、ジャパニーズ・ドリーム的作品。

 

私も、昨年、未だ公開館が関西圏では、イオンシネマ京都桂川のみのたった1館しか公開している上映館がない時に、SNSでの「とにかく面白いから劇場で鑑賞してみて!」との情報を信じて鑑賞に臨みましたが、実際に鑑賞してみますと、冒頭からの約37分間のワンカット長回しのゾンビ映像のみを観た時点では、いったい何処が面白いのか分からなかったのですが、「この映画は二度はじまる。」の謳い文句の如く、その後からは、館内は爆笑の渦状態で、こんなにも劇場で声を挙げて笑った映画もないくらいに面白く良く出来た爆笑コメディ作品でした。

 

※因みに、私には珍しく、同じ映画を繰り返し、都合3テイク(3回)も鑑賞に出向くほどハマってしまった作品でした。

 

→ 『カメラを止めるな!』(2017年)

 

 

→ 『カメラを止めるな!』2回目鑑賞

 

 

→ 『カメラを止めるな!』上田慎一郎監督舞台挨拶付き3回目鑑賞

 

♚2位:『へレディタリー/継承』(2018年)

 

 

ホラー映画系の作品のランキングが高くなる傾向にある、映画秘宝のベスト10ランキングですが、この作品は、正統派のホラー映画らしく、高評価を得ているみたいですが、私は、生憎とオカルト映画やホラー映画が大の苦手ですので、現在も、セカンド上映している映画館も、京都府・滋賀県にも2館ほどあるようですが、この作品は、あえて観ようとは思いません。

 

今後もよほどの事が無い限りは、私は観ない作品かと思います。

 

♚3位:『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017年)

 

 

ご存じの通り、第90回アカデミー賞において作品賞、監督賞、美術賞、作曲賞の最多4冠に輝いた作品です。

この作品は、半魚人(水棲人)と、障碍を持つ中年女性との恋物語を描いた、所謂、モンスター映画。

ですので、従来から、アカデミー賞の作品賞については、SF映画やモンスター映画は受賞した実績がない中、そのジンクスを見事に打ち破り、SFXなどの技術面のみならず作品の質を認められた初のモンスター映画として、私も高く評価していますが、映画秘宝に投票した批評家・映画マニアの皆さんも私と同様に高評価にしてられるのには嬉しい限りですね。

 

→ 『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017年)

 

♚4位:『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年)

 

 

あの伝説のバンドQueenの映画と言うよりも、ボーカリストだったフレディ・マーキュリーの半生を描いた作品でありましたが、細部に亘り事実に反する内容が多く、まさに「盛ってある」作品ではありますが、例えば、ミュージシャンの大槻ケンヂさん曰く、「漫画『プロレススーパースター列伝』並みに話が盛ってあっても良いと、あのQueenが認めたことは今後のバンド映画に相当なる影響を及ぼす」と懸念もなされていますが、たしかに事実に反する内容や描写が数多い作品でしたが、ラスト21分のライヴエイドでのライヴシーンの再現度合いの凄さや、そこまでに至る作品の構成が凄く巧く、カタルシスに満ちた映画でしたので、音楽映画としては絶品と言って良いかと思いましたね。

 

※因みに、この作品は、私的なランキングでは、2018年度ベスト1にしている作品でした。

 

→ 『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年)

 

♚5位:『ファントム・スレッド』(2017年)

 

 

P.T.Aことポール・トーマス・アンダーソン監督作品ということを知らなかったので、セカンド上映の機会もあったにも拘わらず、結局、劇場での鑑賞を観逃した作品でした。

 

あの一癖も二癖もある、ポール・トーマス・アンダーソン監督作品でもあり、映画秘宝の2018年度のベスト5にランキングされる映画ならば是非とも観ておきたい作品ですね!

 

今後、機会を作って、Amazonプライムビデオ配信か若しくはレンタルDVDででもレンタルするなどして鑑賞したいと思います。

 

♚6位:『スリー・ビルボード』(2017年)

 

 

この映画を高く評価されている映画批評家や映画マニアの方々も多いようですが、私には、この作品の登場人物の誰一人として共感できる人物が居らず、終わり方も不完全でしたし、たしかに、第60回アカデミー賞主演女優賞を受賞したフランシス・マクドーマンドやアカデミー賞助演男優賞を受賞したサム・ロックウェルも迫真の演技をしてはいましたが、いったい何処が素晴らしい作品なのか全く以て理解出来ない映画でした。

 

そういう意味合いでは、未だ未だ私には、映画の作品の資質を観る目が養われていないという証拠なのかも知れないですね(汗)。

 

→ 『スリー・ビルボード』(2017年)

 

♚7位:『タクシー運転手~約束は海を越えて~』(2017年)

 

 

この映画は、京都市内ではMOVIX京都のみでの上映だったので、なかなか観に行く機会がなく観逃していたのですが、他のミニシアターにてセカンド上映の機会もあったものの、結局、劇場鑑賞の機会を逸してしまった作品でした。

日本では、あまり馴染みのない韓国の光州事件というクーデター事件を取材するドイツ人カメラマンに協力する韓国人タクシー運転手達の活躍を描いた作品らしく、あの韓国が誇る名優ソン・ガンホ主演の韓国映画ということで劇場で観逃したのが悔やまれてならない作品でした。

 

未見ではありますが、もしも私も劇場鑑賞していたら、おそらく私も、2018年度のランキングの上位に位置させていたとも思われる作品かとも思われますので、是非とも、Amazonプライムビデオ配信か若しくはレンタルDVDででもレンタルするなどして鑑賞したく思います。

 

♚8位:『ブリグズビー・ベア』(2017年)

 

 

赤ん坊の頃に誘拐され、偽の両親のもとで彼らが制作した偽の教育番組『ブリグズビー・ベア』だけを見て育った25歳の青年ジェームスが、初めて外界に出たことから巻き起こる騒動を描いたコメディドラマといった映画なのですが、予想外の感動巨編で涙なしでは観られない作品でした。

 

※因みに、私は、京都シネマで劇場鑑賞した際に、あまりにも感動したので、Blu-ray+DVDセットも購入したほどのお気に入りの作品でもあり、2018年度のベスト10の第2位に位置付けている映画でもあります。

 

 

→ 『ブリグズビー・ベア』(2017年)

 

♚9位:『バーフバリ 王の凱旋』(2017年)

 

 

伝説の戦士バーフバリの壮絶な愛と復讐の物語を描いてインド映画史上歴代最高興収を達成し、日本でもロングランヒットを記録したアクション時代劇映画「バーフバリ 伝説誕生」の完結編となる第2作。

私の場合には、生憎と、前作の『伝説誕生』も今作の『王の凱旋』も、全くの未見ですが、映画ブロガーさん達のブログ記事の感想などを拝読しますと、それこそ一度劇場鑑賞すると、ハマってしまって、病み付きになるほど繰り返し観たくなるらしいですね!

 

私は、その噂を耳にしていたので、この映画にハマるのを恐れて、あえて劇場までは観に行きませんでしたが、また機会を作って、この『バーフバリ』の両作品についても、Amazonプライムビデオ配信か若しくはレンタルDVDででもレンタルするなどして鑑賞してみたいとも思います。

 

♚10位:『レディ・プレイヤー1』(2018年)

 

 

オタク心をくすぐるような、様々なアニメや実写映画のキャラクター達の夢のような共演を実現させてくれた、スティーブン・スピルバーグ監督はじめ製作スタッフの努力の賜物のような映画でしたね。

各キャラクターの使用許諾契約を締結していく過程もさぞや大変だったでしょうし、ウルトラマンについては円谷プロと使用許諾権契約を結ぼうにも、海外の映画会社との間で特許権侵害の係争中だったことから登場が実現出来なかったり、また、キャラクターの宝庫でもある、〇ォルト・〇ィズニー社関連のキャラクターについては、「〇ター・〇ォーズ」のキャラにしても、マー〇ルスタジオ関連の「ア〇ンジャーズ」のキャラにしても、スピルバーグ監督自ら粘り強く交渉したにも拘わらず、結局使用許諾契約が結べなかったのが悔やまれましたね。

〇ィズニー社が自社のアニメ映画『〇ュガー・ラッシュ:〇ンライン』で、自社のキャラクター勢揃いによる夢の共演の企画を考えていたせいなのかも。といった、謂わば、大人の事情が絡んでいるのかもしれないですが、出来ればこの作品でも協力をして欲しかったですね。

 

巷間の批評家・映画マニアの間では、この作品が、おそらく2018年度のベスト1の映画になるのではという当初の予想だったらしいですが、下馬評は見事に外れ、第10位にギリギリにランクインする結果となったようです。

 

→ 『レディ・プレイヤー1』(2018年)

 

※11~30位のランキングについてや、読者投票ランキングについては、『映画秘宝2019・3月号』の現物の雑誌を是非購入した上で、ご確認下さいませ!!!

 

<映画秘宝2018年度・トホホ10>

1位:パシフィック・リム:アップライジング

2位:レディ・プレイヤー1

3位:キングスマン:ゴールデン・サークル

4位:ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー

5位:空海ーKU-KAIー 美しき王妃の謎

6位:シェイプ・オブ・ウォーター

7位:マンハント

7位:MEG モンスター

9位:50回目のファーストキス

10位:クワイエット・プレイス

 

※7位は同点のため同じ順位。

 

それでは、見事に、昨年(2018年度)の、約160名を超える、批評家・映画マニアの方々が選ぶ映画ランキング、並びに読者投票ランキングにおいてもベスト10の堂々の第1位のダブル制覇を成し遂げた、『カメラを止めるな!』の予告編をどうぞ!!!

 

●映画『カメラを止めるな!』予告編

 

 

 

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<私的2018年度ベスト10>


※上記には、「新作映画67本中」とツイートしていますが単純な計算間違いにより、正しくは「新作・初見69本中」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。