『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年) ドルビーアトモスULTIRA #イオンシネマ京都桂川 | HALUの映画鑑賞ライフのBlog

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未だブログ記事化出来ていない今年の劇場鑑賞作品が15本もある中、今年のベス1映画になるかも知れないほどの作品に出会ってしまったので、先ずはその映画『ボヘミアン・ラプソディ』についてご紹介させて頂きたいと思います。

 

 

 

「唯一無二のカリスマ的ボーカリストの物語(18.11/14・2D字幕ATOMS・ULTIRA)」

ジャンル:人間ドラマ

原題:BOHEMIAN RHAPSODY

製作年/国:2018年/アメリカ

配給:20世紀フォックス映画

公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/bohemianrhapsody/

上映時間:135分

公開日:2018年11月9日(金)

監督:ブライアン・シンガー

キャスト:

ラミ・マレック、ルーシー・ボイントン、グウィリム・リー、ベン・ハーディ、ジョセフ・マッゼロ、エイダン・ギレン、トム・ホランダー、アレン・リーチ、マイク・マイヤーズ、アーロン・マカスカー、マックス・ベネット

 

 

 

この『ボヘミアン・ラプソディ』は、伝説のロックバンド<QUEEN>の映画というよりも、未だ記憶に残る、QUEENのカリスマ的ボーカリストにして1991年に45歳の若さで他界してしまった、故フレディ・マーキュリーの半生を描いた伝記ドラマでした。

 

今回の映画化に際しては、当時のフレディ・マーキュリーの歌声をそのまま劇中使用しているなど、名曲に彩られた完全なるミュージック・エンタテインメント作品となっているので、私の場合にも、出来る限りに、音響効果が良いシアターで鑑賞したく思い、ようやく公開から6日目の11/14(水)に、IMAXシアターに匹敵する音響設備を誇る、イオンシネマ京都桂川のドルビーアトモスULTIRAスクリーンにて鑑賞。

 

 

※尚、このイオンシネマ京都桂川の場合には、音響設備が良い、ドルビーアトモスULTIRAスクリーンでの鑑賞に際しても、IMAXシアターの様な、別途に特別料金がかからない料金体系になっているので非常に有り難かったです。

 

 

ロックバンドQUEENに関しては、団塊の世代とバブル世代の真ん中辺りの世代がちょうどリアルタイムな世代だとは思いますが、私はバブル世代なので、1985年の<ライヴ・エイド>の前後くらいから少しずつ意識し始めたバンドで、特異で個性的な独創的な楽曲を作るバンドというイメージが強かったですね。

ただ、それ以前からも、とりわけ、KISSやQUEENに関しては、その昔、週刊少年チャンピオンで連載されていた、鴨川つばめ先生の漫画『マカロニほうれん荘』での登場人物がその風貌を真似ていたりしているのを見て、その存在は、一応は知ってはいました(笑)。

 

 

 

 

 

ですが、そうは言っても、実際には、MTVが流行するまでは洋楽を聴く機会もあまりなく、日本の歌謡曲やポップスを主に聴いて育っていたので、とりわけQUEENに思い入れが凄くあるという訳でもなかったのですが、高校生以降になるに従って、MTVの隆盛ともに、他の洋楽のアルバムと一緒に、QUEENのベストアルバム盤なども購入するまでになっていました。

ですので、QUEENのバンド活動のほぼ後半くらいだけとは言え、リアルタイムに、彼らQUEENの活躍を知っているだけに、ラスト21分のライブエイドのコンサートシーンが始まるまでに、既についウルウルと涙目になってしまっていましたね。

 

 

監督交代でドタバタ劇があったそうですが、ブライアン・シンガー監督は自身がゲイゆえにフレディの半生にどこか自らを重ね合わせて演出をしたのでしょうか。

 

 

QUEENのメンバー4人についても、ギターのブライアン・メイ、ドラムのロジャー・テイラー、ベースのジョン・ディーコンの3人もそれぞれよくもまぁこんなよく似た容姿の俳優さんを見つけてきたものだと思っていましたが、その中でも、カリスマ的ボーカリストのフレディ・マーキュリー役を演じたラミ・マレックの成り切りっぷりには、本物より少々小柄ながら、その演技は、一見の価値があるかと思いました。

 

 

マイクパフォーマンスなど、フレディの独特な仕草もしっかり完コピしていて、歌唱シーンなどではあたかも本物のフレディが憑依したかの様にも思えるカットも何箇所も見受けられて、凄かったですね!

 

 

それにしても、特にブライアン・メイ役のグウィリム・リーのソックリ度合いが半端なくて、1人だけご本人が混じってる説がある(苦笑)というのも、あながち間違いでもないかと思うほど激似でしたね。

 

▲本物のQUEENのメンバー4人

 

有名人の伝記映画でも、比較的オーソドックスな作りであるがゆえ、特段驚くこともないのかも知れないですが、やはりQUEENが名曲を数多く持っている分、ミュージック・エンタテインメントたる作品とするには、かなりの強みでしょうね。

当時を知らない現代の若者層・若い世代がどの様に受け取るかは分かりかねますが、少なくともQUEENの楽曲に親しみを感じていた世代には、ライヴ・エイドのコンサートのステージパフォーマンスには感涙必至かと思われますね。

しかしながら、劇中でBBC放送で口パクを非難していたのに、本作で口パク演出をしているのはある意味皮肉としか言いようがないですが、そこは、フレディの声が唯一無二なので致し方ないのでしょうね。

 

 

お話しの流れ的には、

1970年のロンドン。その生い立ちと容姿にコンプレックスを抱えるフレディ(ラミ・マレック)は、昼は空港で働き、夜はライヴハウスに入り浸っていた。

<スマイル>という売れないバンドを組むブライアン・メイ(グウィリム・リー)とロジャー・テイラー(ベン・ハーディ)を追っかけていたフレディが会いにいくと、ちょうどボーカルが脱退したところでした。

そこでフレディは自らを売り込むのでしたが、「まずはその前歯を治してから」と言われるのでしたが、自慢の歌声を披露して、一瞬で2人を魅了するのでした。

 

 

ライヴハウスのステージに立ったフレディたちは、無名にも拘わらずカリスマ性を発揮。その後、ベーシストのジョン・ディーコン(ジョセフ・マッゼロ)を加え新生バンド<QUEEN>を結成。

 

 

早速、アルバムの制作に取り組む中、フレディはメアリー(ルーシー・ボイントン)と恋に落ち、充実した日々を送るのでした。

 

 

既成概念や常識に囚われない曲作りでヒットを連発していくQUEEN。

独自の音楽の感性を貫き、ロックにオペラを盛り込んだ『ボヘミアン・ラプソディ』を発表。

「ラジオで流すには演奏時間が6分近くもとは長過ぎる。」と所属レコード会社と対立するが、英国史上最高の大ヒット曲になるのでした!!!

 

 

QUEENは多くのヒット曲を放ち、フレディは<史上最高のエンタティナー>とも称されるように。

だが、華やかな栄光の裏で孤独感やプレッシャーに襲われたフレディは、家族的な存在だったメンバーと対立し、ソロ活動を開始し、バンドは崩壊寸前になってしまうのでしたが・・・。

 

といったイントロダクションの映画でした。

 

 

再起を賭けた世界150ヶ国・全世界19億人が生中継を視聴したとされる、アフリカ難民救済のための20世紀最大のチャリティ・コンサートの<ライヴ・エイド>での21分間のステージパフォーマンスは感動モノでしたし、当時を知らない若者層であっても高揚感を感じる事が出来るモノになっているのではないかと思います。

 

 

ただ現実には、他のメンバーに隠し続けていたフレディの秘密の告白は、<ライヴ・エイド>よりも後の、1988年頃らしいので、厳密に言えば史実とは異なるのですが、そういった枝葉末節なことは抜きにして、純粋に愉しめれば良いかと思いましたね。

 

 

私的な評価と致しましては、

受け取る人によっては、ありきたりな有名人を扱った伝記もの映画なのかも知れないですが、自分の青春時代の記憶とリンクして、ついつい感動してしまうミュージック・エンタテインメント映画でしたし、何よりも現代の若者層であっても一度は聴いたことがある名曲揃いの伝説のロックバンドQUEENのカリスマ的ボーカリストの物語ですので、観応えは充分かと思いましたので、あくまでも私見ですが、五つ星評価的には文句なしに満点評価の★★★★★(100点)も相応しい作品かと思いました次第です。

 

今度は、IMAXシアター若しくは4DXで鑑賞してみたいですね!!!

 

●映画『ボヘミアン・ラプソディ』日本オリジナル予告編

 

 

●Queen - Bohemian Rhapsody(Official Video)

 

 

 

●Queen - Live at LIVE AID 1985/07/13 [Best Version]

 

 

●Queen & David Bowie - Under Pressure (Classic Queen Mix) 

 

 

 

【オマケ】

劇中で、ポール・プレンター(アレン・リーチ)とフレディが決別する際に、フレディの豪邸の壁に貼ってあったのは、確かこの金閣寺のお札でしたよね?

親日家だったフレディの一面を表すべくこんな小道具にまでに凝った今作品には親近感が湧いて仕方がなかったですね。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 


来たる11/24(土)はフレディ・マーキュリーの命日という事から、全国のイオンシネマやユナイテッド・シネマでは、この日限定で先着でポストカードセット3枚組(非売品)をプレゼントして下さるそうですよ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。