僕のお気に入り映画BEST200(洋画編)121位~130位 | あの時の映画日記~黄昏映画館

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あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます

まだまだ続きますこの企画。

しつこいようですが、あくまでも私の好きな映画のランキングなので、作品の優劣のランキングではありません。

だからビックリするような珍作が出てくることもあり得ますのでご理解願います^^

 

僕のお気に入り映画BEST200(洋画編)

それでは130位から!

 

130位

シェルブールの雨傘』(1964)

Les Parapluies de Cherbourg 

17歳の少女と20歳の男の恋愛物語。

徴兵があり二人の恋は2年間で道が分かれていく。

 

開巻の雨の街、傘が次々と開く風景を真上から撮るカット、
そこからもう物語に引き込まれます。
 

フランス映画ってロマンティックだなあって心底思える作品でした。

 

129位

疑惑の影』(1943) Shadow of a Doubt

何気ないことが不安になり、
不安が恐怖に変わる確信を見事に描いたヒッチコックの心理サスペンスの傑作。
何度繰り返して観ても新たな発見があり、
それにそんな伏線があったのかと感心させられっぱなし。
ヒッチコック監督の最高傑作に推す方も多いのではないでしょうか。
 
128位
アニーよ銃をとれ』(1950)Annie get your gun

小さいころから銃を手にして、

鳥などを撃っていたアニーが、

旅回りの西部劇一座、バッファロービルにみそめられ、

劇団の花形スターフランクに恋をして、

一緒に旅回りすることになる。

 

出会いが運命的だったアニーとフランクだったが、

旅回りの途中、ささいなことから喧嘩。

フランクはライバル劇団に移ってしまうのだが・・・

 

アニー演じるペティ・ハットン最高。

必死で読み書きを覚えるシーンは爆笑ものだし、

かと思えば、

沈む夕陽を背にしての甘い二重奏。

とてもいい味だ。

 

理屈抜きで楽しめるロマンティックでステキなミュージカルコメディ。

 

127位

情婦マノン』(1949)Manon

奔放な女性に純朴な男が振り回される物語。
 

第二次大戦末期。

ナチス相手に商売をしたということで、

娼婦マノンが街人からリンチを受けそうになっているところを助けたのがロベール。

 

二人はあっという間に恋に落ちるが、

マノンは金持ちの生活に憧れ、

ロベールと婚約しながらも、

米国人の金満紳士と結婚しようとする。

 

また、

ロベールの稼ぎが悪いと思うと、

すぐに娼婦の世界に身を落とすこともいとわない。

 

そんな自由奔放ともいえるマノンと、

ロベールは別れることができない。

 

二人はユダヤ難民たちと一緒に、

パレスチナの海岸に流れ着くが、

そこからが死の行軍だった・・・

 

ロベールが撃たれたマノンを引きずって歩くシーンが悲壮。

 

こんな悲惨な作品を格調高く作れるのは、

ジョルジュ・クルーゾー監督しかいない。

 

126位

エイリアン2』(1986)Aliens

設定をほとんど変えずに、正編の性質を180度変えて大成功した作品は珍しいんじゃないか。
続編にありがちな既視感がまるでなく、
敵の恐怖と迫力を倍増させたジェームス・キャメロン監督お見事。
日本公開時のキャッチコピー、
『今度は戦争だ』というのがすべてを言い表している。
「アバター」なんかより100倍面白い!
 
125位
初恋の来た道』(1999)我的父親母親

父の急死の知らせを聞いて、村に帰ってきたユーシェン(スン・ホンレイ)。

母は、古いしきたりを重んじ、夫の棺を担いで村まで戻ってくることを願っている。

しかし、今の時代車で棺を運んでくるのが主流で、人出もないため村長はユーシェンに母親を説得するように頼まれる。

 

若き日の母をチャン・ツィイーが演じ、

父との馴れ初めを回想していく物語なのですが、

いじらしくもあり、情熱的であり、さわやかな彼女。

彼女なしでは成り立たなかったのではないでしょうか。

 

現代の場面はモノクロ、回想場面はカラーという演出が見事に効果をあげており、村の大自然をセピア調で撮影してる場面などはノスタルジックな感動を覚えます。

吹雪の場面は、自然の驚異を表していて本作品の見所。

 

124位

愛と青春の旅立ち』(1982)An Officer and a Gentleman

最高のラブ・ストーリーですね。
士官学校でしごかれて人間的に成長するザックと、
最初は士官と結婚することで玉の輿を狙っていた街工場の工員ポーラの恋愛。
 
ザックの友人の自殺という悲しいエピソードを挟みながら二人は本当に愛し合うようになる。
 
士官学校の卒業式でそれまでの階級が逆転したフォーリー軍曹との別れのシーンもグッとくるが、
なんといっても白い軍服を着て工場までポーラをザックが迎えに行くシーンのカッコよさよ。
 
リチャード・ギア、デブラ・ウィンガー、ルイス・ゴセット・ジュニアは、キャリアハイと言えるほどの好演。
 
123位
サブウェイパニック』(1974)
The Taking of Pelham One Two Three
出口のない地下鉄は乗っ取っても仕方がないんじゃないかという常識を逆手に取った極上のパニック映画。
 

ニューヨークでロバート・ショーをリーダーとする4人組の男たちが地下鉄をハイジャックする。

男たちの要求は100万ドル。

1時間以内に用意しないと、人質の乗客を一人ずつ殺害するという。

 

地下鉄の管制室で、

日本人グループの案内をしていた公安のウォルター・マッソーが、

犯人たちとのやりとりをしている無線を聞きつけ、

事件の陣頭指揮を執ることになる。

 

金の要求先はニューヨーク市長。

だがこの市長、

風邪で体調を壊していたりして、

金の段取りがうまくいかない。

 

要求の時刻が刻一刻迫ってくるのだが・・・

 

公安役で犯人と交渉するウォルター・マッソーと犯人役のロバート・ショーの無線でのやり取りが緊迫感たっぷり。

 

くしゃみを見逃したらダメですよ^^

 

122位

ブラックサンデー』(1977)Black Sunday

1977年夏、
劇場の爆破予告があって公開中止になった本作。
初めてVHSで鑑賞した時には大したことないなと思ったのですが、午前十時の映画祭にて劇場鑑賞した時にはビックリするほどの恐ろしさに驚いた。
 

アラブ・ゲリラの女幹部がアメリカに潜入する。

彼女はベトナム戦争から帰還したものの、

少し精神を病んでいる飛行船のパイロットを抱き込み、

強烈な威力を持つ爆弾を使ってテロを起こそうと画策する。

 

そのテロの舞台に選ばれたのは、

アメリカの国民的スポーツであるアメリカンフットボールの

<スーパーボール>が行われるスタジアム。

 

8万人収容できるこのスタジアムの観客を皆殺しにしようというのだ。

当日は、大統領もやってくるという。

 

警備側は<スーパーボール>で何かが起ころうとしている情報は掴んでいるが、

どうやってそれを実行するのかわからない。

 

厳重な警備の下、スーパーボールは行われるのだが・・・

 

ゆっくりとスタジアムの上空に姿を現す飛行船の不気味さと言ったらなかったです。

 

爆弾の威力を試すシーンも強烈!

 

121位

わらの犬』(1971)Straw Dogs

原題の「わらの犬達」とは中国の思想家老子の語録から取った言葉で、超人間的存在である天から見れば、人間の行動は護身のために焼くわらの犬のようにちっぽけな存在にすぎない、という意味らしいです。
 
暴力に否定的で平和主義のダスティン・ホフマンが、
閉鎖的な村に越してくる。
 
妻を輪姦されても日和見的なホフマンだったが、
ある日車ではねてしまった精神薄弱者の男を自宅に匿ったことこら、事態は急転していき・・・
 
追いつめられたホフマンがそれまで否定していた暴力に走るシーンが、サム・ペキンパー監督の演出によりド迫力となった。
若妻スーザン・ジョージが色っぽい。
 
こんな感じで121位から130位までご紹介しました。
続きを楽しみにしていただけたら嬉しいです。