生前に双葉十三郎先生が絶賛されていた作品。
当時、上映すると劇場を爆破するという脅迫があったため上映中止に。
そんな事情もあって、この作品との出会いはVHSビデオが最初だった。
確かに面白い。
しかし先生、褒めすぎじゃないのと思ったのも確かだった。
が、今回大阪梅田での「午前10時の映画祭」で初めて大スクリーンで鑑賞。
ド肝を抜かれました。
ものすごい迫力です。
一回観て、ストーリーは知っているはずなのに、
グイグイ引き込まれる。
1977年度(米)
ジョン・フランケンハイマー監督作品。
『ブラック・サンデー』 原題:Black Sunday
アラブ・ゲリラの女幹部がアメリカに潜入する。
彼女はベトナム戦争から帰還したものの、
少し精神を病んでいる飛行船のパイロットを抱き込み、
強烈な威力を持つ爆弾を使ってテロを起こそうと画策する。
そのテロの舞台に選ばれたのは、
アメリカの国民的スポーツであるアメリカンフットボールの
<スーパーボール>が行われるスタジアム。
8万人収容できるこのスタジアムの観客を皆殺しにしようというのだ。
当日は、大統領もやってくるという。
警備側は<スーパーボール>で何かが起ころうとしている情報は掴んでいるが、
どうやってそれを実行するのかわからない。
厳重な警備の下、スーパーボールは行われるのだが・・・
いやあ、今回ほど大スクリーンで鑑賞できて幸せと思ったことはないです。
冒頭から、サスペンスの連続。
ラスト40分の緊張感は、たまりませんでした。
アラブゲリラの女幹部を追い詰めるカバコフ少佐役に、
名優ロバート・ショウ。
走って走って走りまくります。
いつもはのんびり眺めている飛行船が、
こんなに強烈なショックを生み出すとは・・・・すごいです。
やっぱり映画は映画館が一番・・・ですね。
がちゃん
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