![あの時の映画日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20091114/14/hal-9000hn/80/a1/j/t02200148_0800054010306635762.jpg?caw=800)
私の大好きなイギリスのバンド、ザ・フーの1973年度発売アルバム「四重人格」をベースに作られた、
1979年度(英)フランク・ロッダム監督作品。
『さらば青春の光』
アメリカの若者暴力グループ映画とは一味違う、蜃気楼のような一人の少年の生き様を描いた映画です。
派手にデコレートしたスクーターに乗り、細身のアイビー・スーツにネクタイを締め米軍放出のロングコートを羽織っている集団「モッズ」。
この物語の主人公ジミーもこのグループの一員だった。
彼は、昼間は広告代理店のメールボーイとして働き、クスリにも手を出したりしているが、お金には困っていない。そのモッズのなかに、エース(スティング)がいた。
彼は、モッズのメンバーの中でもリーダー的な存在であり、メンバー達の羨望の的だった
モッズは、リーゼント頭で革ジャンを来てバイクを乗り回しているグループ「ロッカーズ」と対立関係にあった。
そして、週末二つのグループは対決する事になっていた。
ジミーが憧れているステフという女の子も来る事になっている。
しかし彼女はエースに夢中・・・
と、ここまでは特に際立ったシーンもなく、物語が淡々と進んでいきますが、いよいよ二つのグループは衝突することになるところから、ドラマ的に盛り上がっていきます。
海岸通をシュプレヒコールをしながら衝突する両グループ。警官隊も出動しジミーは留置場で一夜を明かすことになる。
戻ってきたジミーは、母親から家を出るようにいわれ、会社もクビに。
憧れの彼女も他の男と付き合っており、
憧れの存在であったエースの情けない姿を目撃してしまう・・・
自分のスーパースターの惨めな姿をみたジミーはスクーターを走らせる。
ドーバー海峡の白い崖を走りぬける。
そして・・・
カラー映画なんですが、思い返すと白黒映画のような場面が蘇ってきます。
「四重人格」のアルバムデザインの影響もあると思いますが。
ドーバー海峡の崖をスクーターで走りぬけるシーンは壮観です。
音楽も、フーのアルバムから曲が散りばめられ聴き応えがあります。
アメリカの青春映画のようにスカッとする映画ではありませんが、風俗的に非常に興味が持てる作品でした。
ちょっと変わった青春映画もいいですよ
がちゃん
クリック応援よろしくお願いします!
↓ ↓ ↓ ↓
- さらば青春の光 [DVD]/フィル・ダニエルズ,レスリー・アッシュ,スティング
- ¥1,500
- Amazon.co.jp
- さらば青春の光 [Blu-ray]/フィル・ダニエルズ,レスリー・アッシュ,スティング
- ¥1,980
- Amazon.co.jp