さらば青春の光 | あの時の映画日記~黄昏映画館

あの時の映画日記~黄昏映画館

あの日、あの時、あの場所で観た映画の感想を
思い入れたっぷりに綴っていきます

あの時の映画日記

私の大好きなイギリスのバンド、ザ・フーの1973年度発売アルバム「四重人格」をベースに作られた、

1979年度(英)フランク・ロッダム監督作品。

『さらば青春の光』


アメリカの若者暴力グループ映画とは一味違う、蜃気楼のような一人の少年の生き様を描いた映画です。


派手にデコレートしたスクーターに乗り、細身のアイビー・スーツにネクタイを締め米軍放出のロングコートを羽織っている集団「モッズ」。


あの時の映画日記

この物語の主人公ジミーもこのグループの一員だった。


彼は、昼間は広告代理店のメールボーイとして働き、クスリにも手を出したりしているが、お金には困っていない。そのモッズのなかに、エース(スティング)がいた。

彼は、モッズのメンバーの中でもリーダー的な存在であり、メンバー達の羨望の的だった


モッズは、リーゼント頭で革ジャンを来てバイクを乗り回しているグループ「ロッカーズ」と対立関係にあった。

そして、週末二つのグループは対決する事になっていた。


ジミーが憧れているステフという女の子も来る事になっている。


あの時の映画日記

しかし彼女はエースに夢中・・・


と、ここまでは特に際立ったシーンもなく、物語が淡々と進んでいきますが、いよいよ二つのグループは衝突することになるところから、ドラマ的に盛り上がっていきます。


海岸通をシュプレヒコールをしながら衝突する両グループ。警官隊も出動しジミーは留置場で一夜を明かすことになる。


戻ってきたジミーは、母親から家を出るようにいわれ、会社もクビに。

憧れの彼女も他の男と付き合っており、

憧れの存在であったエースの情けない姿を目撃してしまう・・・


自分のスーパースターの惨めな姿をみたジミーはスクーターを走らせる。

ドーバー海峡の白い崖を走りぬける。

そして・・・


カラー映画なんですが、思い返すと白黒映画のような場面が蘇ってきます。

「四重人格」のアルバムデザインの影響もあると思いますが。


ドーバー海峡の崖をスクーターで走りぬけるシーンは壮観です。

音楽も、フーのアルバムから曲が散りばめられ聴き応えがあります。


アメリカの青春映画のようにスカッとする映画ではありませんが、風俗的に非常に興味が持てる作品でした。

ちょっと変わった青春映画もいいですよ


がちゃん


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