夫が仕事に行った後
読書をするのが
メリッサの毎朝の日課✨
居間の奥にある コンサバトリーで
観葉植物に囲まれて
短編小説を読むのが
彼女のお気に入りでもある✨
今日はお天気が良いので
潮風に吹かれながら
砂浜で読んでみたいと言う
二人で
紺碧の地中海で泳いだ後
先に浜辺に上がった
メリッサは
日陰で
静かに読書を続けていた
早く着替えないと風邪をひくわよ
そう言って
水着を脱いだ
私の身体を優しく拭いてくれる
誰もいないテントの中
聴こえるのは波の音だけ
私の感情に気づいたかのように
唇を奪ったのは - - -
メリッサだった
昨夜のあの艶かしい
記憶が - - - 甦る
その夜 ルカに手紙を書いた
彼女への
形容し難い感情に
戸惑っていたから - - -
彼にもう一度
逢いたかったから - - - ✨
やめて ！! それだけは嫌
お願い もっと優しくして
メリッサの叫び声が聞こえてくる
この真下の部屋で
今夜も夫から
サディスティックな行為を受ける
可哀想なメリッサ
私には - - - どうすることも出来ない
夫からの不快な性行為
抵抗をしても執拗に繰り返される
自尊心を粉々に壊され
彼女の顔に
苦悩と悲しみが過ぎる
やがてその悲しみは
快楽へと変わっていく
それでも - - -
最後の抵抗を試みる
夫の背中に
激しく爪を立てて - - -
翌朝 ピエールは
何食わぬ顔で
仕事に出かけて行った
メリッサが起きてきた
私は昨夜のことを
言わずにはいられなかった
御主人って乱暴ね
あなたの叫び声が
ここまで聞こえてくるのよ
夫のことを悪く言わないで
それよりも海に行って来なさいよ
きっと良いことがあるから
何のことか分からなかったが
メリッサが教えてくれた
場所に行ってみた
そこには - - - ルカがいた✨
あの爽やかな - - -
笑顔を浮かべて - - - ✨
続く - - - ✨
ビリティスの自分への
感情に気づいたかのように
彼女を気紛れに誘惑する
メリッサ
その瞬間の感情に正直で
性に対して奔放なひとですよね - - -
貞淑な人妻の中に潜む
魔性や
官能性
昼顔のヒロイン
セヴリーヌと共通するものがあります
二面性を持つ女って
女からは嫌われるけど
ある一定のタイプの男からは
好かれるんですよ
彼女たちが持つ
何かが惹きつけるの - - - ✨
その何かを - - - 知りたくなるんでしょうね
次回へと - - - 続きますね - - - ✨
久々の一位です - - - ✨
私は一つの記事に
かなりの時間を掛けるので
その努力が報われたようで
素直に嬉しいです
ありがとうございます🙏
