君はとても明るくなったね
私の変化に
最初に気づいたのは
いつも側にいる夫だった
マルセルとの恋が
私という女を
快活な女に変えていた
そろそろ子供を作らないか?
それは - - -
ベッドを共にするということ
夫からの誘いでもあった
思えば - - - 夫婦として当たり前のことを
長い間 拒否してきたのだ
夫も良く耐えてくれたと思う
不意に
ピエールが立ち止まった
何かあったの?
いや 別に - - - でも何故か?
この車椅子が
気になって仕方がないんだ
車に乗り込んでも
夫はじっと見つめている
その茶色い 車椅子を - - -
あなたのベッドに行っていい?
その夜 ピエールに甘えて
そう囁いてみた
勿論さ
早くここにおいで セヴリーヌ
夫は優しかった
そっと私を包み込んでくれる
毎晩こうして一緒に眠りたいよ
私もよ - - - ✨
その言葉に嘘偽りはなかった
もう少しだけ待ってね
気にするな 無理しなくていい
違うのよ
だんだんあなたに - - -
抱かれたくなってきたの
もう怖くないわ
あなたにもっと近づきたいのよ
だってこんなに - - - 愛しているんですもの✨
日毎に
夫への愛が深まっていく✨
勝手なものだが - - -
他の男たちに 抱かれることで
夫への愛を
再認識していったように思う
マルセルとは別れよう
夫との
深い愛に比べれば
所詮 情事にしか過ぎない
ピエールの優しさとは
比べものにならない
私には - - -
夫しかいないのだから - - - ✨
続く - - - ✨
やっぱり - - -
夫以上の深い愛で - - -
包み込んでくれるひとはいませんね
いろいろあって
そのことに気づいたセヴリーヌ