設計事務所の中の人のブログ@岐阜 -34ページ目

岐阜市の事故を受けて

岐阜市で起こった解体現場での壁崩落死亡事故。

連日報道されています。

亡くなった女子高生の方は、痛かっただろうし怖かっただろうし。

残されたご家族、友人、関係者の皆さんはとても辛いと思います。。。


解体業者の社長さんとは、ある親睦会で年に数回ご一緒させて頂いており、とても他人ごとではないと感じています。特に建築に携わるものとして、事故には一層気をつけないと、と感じています。工務店さんと仕事をする際、その現場ごとに注意喚起はしているつもりです。でも、過去には足場が倒れたとか、傾いたとか、2階から落ちたとか、隣の家を壊してしまったとか、身近でそういう話を聞く事はよくあります。(当社の現場ではありませんが)


でも今回、解体についての技術的な決まりが無い、と言う事は初めて知りました。もっと何かしら決まっていても良いのではないかと思います。解体には技術が必要だと聞いた事があります。建物が一番不安定になる瞬間を施工(解体)するんですから、バランスを保てるぐらいの技術的指針は欲しいものです。


事故、と言うよりも事件なのかも知れませんね。

今日も明日も現場回りです。現場の方には注意喚起をしてきます。

イワタ

10年10月10日10時の打ち合わせ 他

10年10月10日10時の打ち合わせ。

何ともゴロの良い日時での打ち合わせは、北名古屋市のO様邸でした。


岐阜で働く設計士のブログ-地棟

この写真はちょっと前のものですが、このO様邸は和風建築です。プレカットの技術と大工さんの手刻みによる構造になっています。丸太の地棟もめちゃ大きく、とても迫力満点です。途中、あまりの大きさに「せっかくの材料が天井で隠れてしまうのは勿体無い、天井を傾斜天井にして、この構造材を出したい」と言うご要望を頂きました。結局は魅せる為の材を使っていない事もあって、それは叶いませんでしたが、それでもこの迫力は生きています。現場は10月末竣工のスケジュールでせわしく動いています。


さて。

この連休中は現在計画中のお客様の打ち合わせが目白押しでした。

ショールーム見学が2件。目移りしてしまうのが心配で。。。とお客さん。確かにそうですねぇ。どうしても良いものが隣にあると目移りしてしまう。。。分かりますとも。


そしれ急遽新築計画が動き出したMN様邸。こちらは融資額とのにらめっこでどの程度の大きさにするか検討中。とりあえずご要望は全て吐き出して頂いて。あれも欲しい、これも欲しい、もっと欲しい♪と言う感じで。工務店さんとの連携プレーで出来るだけ多くのご要望を入れられるよう、頑張ってみますよ。


そして「初めまして」のお客様と喫茶店で打ち合わせ。

ナビが無かったので少々迷ってしまう始末。。。初めましてで遅刻してしまいました<m(__)m>

当方のプランに対する思いと、現場監理の考え方、施工業者さんとの繋がり方、協力体制、そして構造計算にまつわる話まで、色々とさせて頂きました。家づくりのお手伝いが出来ればなぁと思います。


そして締めくくりは、Y様邸。

現在コスト調整が続いております。今までのVE案に続いて、最後の最後、水周り(お風呂、キッチン)にメスを入れてみました。これが面白いように数字が落ちます。メスを入れていなかったので、「もうここしかない」と言う感じです。ごそっ、ごそっと定価ベースで50万円近く落しました。


さて、東京の案件も動いています。

こちらも色々と資料作成をしなければイケません。大枠は出来あがっているので、後はそれのチェックと見やすさ、そして各種バージョンの作成に入って行きます。いつか皆さんにもお話出来ると良いのですが、もう少しお待ち下さい。


イワタ

第3期 リノベーションプラン

今から3年前、第1期、第2期のリノベーションを手掛けさせて頂いたM様。

先日、第3期のリノベーションを考えているのでご相談を。。。と連絡を頂きました。

久しぶりに会うM様と奥様。

相変わらず仲が良く、本当に良いご家族だなーと思いました。

第2期工事で手掛けた家の中の「ライブラリー」は、非常に効率よく使って頂いている感じで、設計者冥利につきました。まだまだ本が増えそうな予感のM様邸。と言う事は第4期工事でライブラリー増設ですか??


さて、今回第3期工事のメインは水周りのリノベーション。

いかにコストを抑えて機能性の高いリノベーションを実現させる事が出来るのか。

今回は設計見積もりも添えてのプレゼンです。


実はこのM様邸は、非常に思い入れがあります。

(もちろん、今までのどのお宅にも思い入れはありますよ)

M様邸には今までと違った思い入れがあります。


M様邸の1,2期工事を担当したのが、先日亡くなってしまった水間君(実名で<m(__)m>)

彼と一緒に、構造を一生懸命研究して、耐震強度を上げて。。。使いやすさを追求してきたのが、このM様邸なんです。そんなM様邸の第3期工事に際して、3年ぶりに伺って現地調査をした時、色々な良い思い出がよみがえって来ました。ここは彼と色々と話し合ったなーとか、この部分の納まりを彼は悩んでいたなーとか。


まだ本決定ではないのですが、今回も是非リノベーションに協力させて頂きたいっ! と言う気持ちでいっぱいです。近日中にメーカーのショールームをハシゴします。M様の気に入って頂ける水周りはあるかなー?と今からソワソワしています。


イワタ

地盤調査の結果はいかに?

先日、まだまだ暑いさなか、「再勝の家」の地盤調査を行いました。

本当に暑く、調査に来た作業員の方も黙々と作業を続けて。。。。大変そうでした。


今回は12か所ほど調査をして頂き、敷地がどれくらいの地耐力があるのか、を調べました。

結果は翌日に分かります。

何だか成績発表みたいで、ドキドキします。


結果発表。


なんと、地盤改良の必要なし!

基礎の底が来る部分、その下の部分の地耐力は果てしなく良く、全く改良をする必要がないとか。

こんな敷地は初めてです。

何だか嬉しくなり、Yさんに電話連絡。Yさんも喜んでいました。

これで地盤改良費用として見込んでいた60~70万円が必要無くなりました。


それにしても草むしりしないとね(^^ゞ



岐阜で働く設計士のブログ-再勝の家 地盤調査

耐震等級2を確保した基礎の配筋検査

忙しくなるとついついブログを休んでしまいます。

さて、北名古屋の家、どんどん進行しています。

ちょっと前の写真ですが、配筋検査の写真です。


岩田建築事務所では、自社で設計させて頂く住宅は、全て構造計算を行っています。

(最近は、お友達の設計事務所や他の工務店さんなどからも依頼を受ける事があります)

基礎の配筋もそれによって決まるんですが、結構標準仕様で良いかな~なんて業者さんが多い中、うちの配筋は結構なボリュームです。


基礎屋さんも「こんなに要るんですか?」ってくらい、鉄筋はしっかり計画してます。

耐震等級2は必ず確保する様に考えていますからね~。

特に北名古屋市は、東海沖地震では震度が高めに予想されているし。


岐阜で働く設計士のブログ-配筋検査

北名古屋の家と、再勝の家


岐阜で働く設計士のブログ-北名古屋の家、植栽

北名古屋の家、いよいよ始まりました。

邪魔なブロック塀を取り壊していますが、昔からある庭の木はそのまま残す事にしました。ここまで成長した木々を伐採してしまうのは心苦しいですし。



岐阜で働く設計士のブログ-再勝の家、雑草

続いて再勝の家、こちらも動き出しています。数年前から放置状態だったと言う土地を見たら、雑草が生い茂っていました。残念ながらこちらの草木は伐採です。ちょうど建物の建つ所に生えているので、いたしかたない。

エアコン故障中~


岐阜で働く設計士のブログ-アイスクリームン

しかし暑い。

お昼は打ち合わせを兼ねて入った祐天寺駅構内の喫茶店。

入り口に「エアコン故障中」の張り紙が。。。



まじ?

気温高いよ?

大丈夫?



だけど臆することなく、入店。

そしてカレーを注文。

味は美味しくて、満足でした♪



さて。

フォルダの中で、データの探し物をしていたらアイスの画像が出てきました。

あー暑いときにはアイスです。

明日はジメジメと蒸し暑いのだろうか。。。早くカラッと晴れた夏が来てくれないかな。


なんてこった。

今はすっかり真夜中、ではなく、朝まで突入モードで仕事をしております。

先週は、高校の同級生が事故で亡くなり、続いて従兄のおばさんがガンで亡くなり、そしてNPO等で一緒に活動してきたTさんがガンで亡くなり。。。わずか1週間の間に3人も亡くなってしまうと言う何ともやり切れない週でした。人の命は儚いものです。生きている間が大切です。どう生きるか。どう生き抜くか。何をするのか。。。


と、思い出に浸って悲しんでばかりいても、故人もうかばれないので、現実にも目を向けて行かなければイケません。



なぜ、ここの所、徹夜続きなのか。

そう。

プレゼン&実施図面の作成&構造計算ラッシュだからです。

それから、色々と調べ物をしなければいけない事があり、そっちの調べ物や準備に追われていた、と言うのもあります。



北名古屋の家、O様邸は無事、業者の見積りもまとまり(強引にまとめた???(笑))工事着工に突入です。工期があまりなく、10月末までに完成させなければイケません。2世帯で80坪を超えるボリューム。でかいです。工事着工寸前に、確認申請も降りました。今後は、プレカット図面が上がってきた段階で構造計算をかけ、なおかつ基礎工事の段取りもあるので、基礎屋さんに鉄筋の指示を出し。。。全てが同時進行になると、人間の思考回路はたまにおかしくなったりもします。



と、ブログで息抜きをしたあとは、また仕事に戻ります。外が明るくなって来ました。。。眠ぃ。。。

高校の同級生

昨日の朝一番の電話は衝撃的な内容だった。

同級生でもあり、仕事も良く一緒に組んでやっていた内装&リフォーム会社の社長Mが、交通事故で深夜に亡くなってしまった。


そこの従業員からの電話で、Mさん(社長)が亡くなっちゃった。。。と。

最初は実感もなく、何だか訳が分からなかった。

でも、訃報の案内FAXが届いて、その文面をみた瞬間、「本当なんだ、もうMは居ないんだ」と実感した。


同い年だから、36歳。

絶対に誰よりも丈夫で、絶対に誰よりも長生きして、意地悪なおじいちゃんになりそうだったのに、あっという間に死んでしまった。まさかMがこの年で死ぬとは思いも寄らなかった。


彼も自分で会社を興し、10年くらい経ったと思う。ようやく会社の規模も大きくして、新しい事務所も借りて、事業を拡大していきつつあった矢先の事。多分、同じ学校出身のヤツの中では一番の稼ぎ頭だったと思うけど、あっという間に死んでしまったら、何にも意味がない。どんだけ稼いだって、向こうの世界には持っていけない。


残された従業員の子たち、F君らの今後も心配だ。誰が会社を引っ張っていくのか。。。

一人社長だったから、事業を引き継げる身内がいない。

多分、死んだM自信が一番それを、あっちの世界から心配していると思う。

そんな事を考えていたら、とてもやり切れない気持ちになって、仕事も手に付かないし。



とは言うものの、仕事は待ってくれないし、多分Mなら「俺が死んだ事なんか気にせず、早く仕事しろよー。仕事を片付けてから、ゆっくり葬式に来い。そして俺の為に泣け!」 なんて言うに違いないので、とにかく仕事をする事にする。



今後100年間で、約68億人が死ぬ。 

今現在の地球上の人口が大体68億人。

と言う事は、100年後はその68億人が生きている事なんて、ほとんどあり得ないのだ。

何人かは、100歳を超えるかも知れないけど。



そう考えないと、Mが亡くなった事を真正面から受け止められない。

本当はMが亡くなった事をブログに書く事は場違いで、それにMも恥ずかしがるかも知れないけど、生き抜いた証を残しておかないと、浮かばれないかも知れないから、とりあえずブログに書いておこうと思う。。。。

出会いと喧嘩!

昨日の午前中は、とある人と会ってきました。

その人とはこちら の方。


岐阜市で建物のデザインや家具のデザイン、製作などを手掛ける I さん。

同じ学び舎出身という彼とは、どこか親近感を覚える感じが。

学年は彼の方が4つ下だけど大人っぽいし、イケメンだし、言う事なしやわー。


お互いに刺激を求めて行きたいと言う変わった感性が似ているのかな~と感じました。

これは完全に「M」と言う事なんでしょうか(笑)

今後は色々と刺激を与えあえると良いな~と言う感じです。



そして午後からは、昔、家を設計させて頂いたSさんと昼食をご一緒に。

Sさんも建築業界の関係のお仕事をされているので、お互いの近況や今後について色々と話しました。

今までタッグを組んでいなかったのが非常にもったいないなと感じ、これからは何かしらのご縁でタッグを組めれば~なんて事でお開き。



そして夜は、とある仲間達で色々と会話を楽しみました。お酒は入っていないですよ。

が。


思わぬ意見の食い違いや、立場の違いから、ちょっと怒り口調で彼を責め立ててしまった(^^ゞ

大人げないね~。

ちょっと冷静さを欠いたね。反省。


ま、帰りがけにはお互いに仲良くエレベーターに乗り込みましたが。

人生長いし、死ぬまで友達なんだからさ、仲良く行こうぜっ。

と言う事で、今日は仕事はここまで。

チューハイでも飲みますかビール