ガケ
今年の初めから、ガケの近くに立つ家を設計中です。
簡単な図面を書くとこんな感じ。
少しプランをしてから時間が空きましたが、節分明けには着工したい、と言う事で設計再開です。
所がここで役所が手を翻したかのように反対意見を言い出した!
岩石や砂などを積み上げたときに、自発的に崩れることなく安定を保つ斜面の角度を「安息角」と呼びます。
岐阜市ではその角度を30度と定義しています。
先日、H様邸の現場の打ち合わせで自然崖の安全性がどうだか。。。と言う事で市と協議しました。
安息角に建物がかかってしまう部分は、安息角よりも基礎レベルを下げる事でどうか?とこちらから聞いてみたものの。。。
「じゃあその安全性を証明してみせてほしい」と返される。
他の行政では安息角以下に基礎を設定する事で問題ないが、どうも行政は怖がりで困るシーンが多くあります。確かに市民の生命を考えての事かも知れないけれど、そんな危険な土地であってもそこに建てたい!と言う施主の要望も出来るだけ安全性を担保した上で叶えてあげたいとも思います。
何かしら着地点は無いのか?土木工学の本でも読みあさるか。。。
円満解決を期待しております。。。
年内に解決出来んかな~。頭抱え中。
構造オープンハウス(耐震等級3)
岐阜市東改田で、構造オープンハウスをします。
柱の少ない大空間で「耐震等級3」を取得した家。
どんな構造にすると、どんな所に気を付けると耐震等級3が確保できて、さらには壁や柱の少ない大空間を構成できるのか?
目で見てみて下さい。
予約制とさせて頂きます。
所要時間は約30分程度だと思います。
1階、2階とも見て頂く事が出来ます。
安全の為、お子様は建物の周りでお待ち下さい。
場所:岐阜市東改田(詳しい住所は連絡を頂いた方にお知らせします)
日にち:22年12月23日(木祝)、25日(土)
時間:10時~16時の間で予約制
予約は、iwata@ikj.jp までお願いします。
基礎工事、完了
再勝の家、基礎工事が完了です。
正直、基礎屋泣かせの基礎工事だったと思います。申し訳ない。
配筋は細かく指示があるし、基礎天端のレベルは違うし。
地中梁の種類は、木造住宅では珍しい(めんどくさい!)6種類。
どれも配筋とレベルが異なるめんどくさい設計(笑)
ちょっとやそっとの地震ではびくともしない予定になってます。
ちなみに、あまりガシガシだと、揺れに対する柔軟性が無くなるので、そこは層間変形角や各階の検定比を若干甘めに設定、遊びを残した耐震設計になってます。
通常、耐震等級3だとスジカイや構造用合板を沢山使って強度を確保し、柱もいっぱい入ってくるので大空間を確保する事は困難です。でもでも、約5mx5.46mの洋室2(18帖)、そして6.37x6mのLDK(21帖)は柱が無い空間になっています。
構造オープンハウスをクリスマスの頃に予定しております。
柱の無い空間で耐震等級3を確保した住まい、一見の価値ありです。
そうそう。
基礎工事はこれで終わりじゃない。。。
養生期間を置いて、コンクリートの天端、約20ミリ角を切り落とします。カッターで。面倒な事ばかりで申し訳ない。。。
イワタ
壊してしまいました
M様邸、第3期の工事現場にて。
長年使ってきた浴室を、ガシャガシャと壊しています。
そう、ユニットバスに入れ替える工事です。
某番組のように、思いっきり壊す!なんてことは近所迷惑だし出来ません。普通はやりません。そっと優しく手壊しをしています。ただ、タイルをハンマーで割っていくので音だけは凄い!
今回のテーマは、省エネと断熱性能のアップです。
隙間風で少し寒い。。。と言うM様。
ではでは、と言う事で今回は水周りと廊下の改修。
廊下を広げ、水周りを入れ替えて。
住みながらの改修だったのでご不便をお掛けしましたが、無事工事も終盤に近付いてきました。
あと少し、ラストスパート!
このM様邸の1期、2期を手掛けた水間くんの会社のF君と、先日会いました。
元気そうで、今は自分の会社を興して、代表として頑張っているんだとか。水間くんの会社の取引先の方々とも仲良くされているそうで、とりあえず良かったです。F君とは今後も仕事を一緒に出来れば良いなと思います。