ガケ | 設計事務所の中の人のブログ@岐阜

ガケ

今年の初めから、ガケの近くに立つ家を設計中です。

簡単な図面を書くとこんな感じ。

少しプランをしてから時間が空きましたが、節分明けには着工したい、と言う事で設計再開です。


岐阜で働く設計士のブログ-安息角


所がここで役所が手を翻したかのように反対意見を言い出した!


岩石や砂などを積み上げたときに、自発的に崩れることなく安定を保つ斜面の角度を「安息角」と呼びます。
岐阜市ではその角度を30度と定義しています。

先日、H様邸の現場の打ち合わせで自然崖の安全性がどうだか。。。と言う事で市と協議しました。
安息角に建物がかかってしまう部分は、安息角よりも基礎レベルを下げる事でどうか?とこちらから聞いてみたものの。。。

「じゃあその安全性を証明してみせてほしい」と返される。


他の行政では安息角以下に基礎を設定する事で問題ないが、どうも行政は怖がりで困るシーンが多くあります。確かに市民の生命を考えての事かも知れないけれど、そんな危険な土地であってもそこに建てたい!と言う施主の要望も出来るだけ安全性を担保した上で叶えてあげたいとも思います。

何かしら着地点は無いのか?土木工学の本でも読みあさるか。。。


円満解決を期待しております。。。

年内に解決出来んかな~。頭抱え中。