読んだり観たり聴いたりしたもの -44ページ目

先週読んだ漫画 15/01/25-01/31

●もやしもん 10巻/石川雅之

アメリカ横断ロードムービー風展開。しかし、読んでも、何故彼の地へ行かねばならなかったか皆目分からないまま終了。内容はまあまあ面白かったのでまあイイか、と流す。蛍とマリーが急接近したのを除けば特に進展もなし?やっぱり自分の気持ちに正直に地に足着けてやっていこう!ここに来て良かったヨ!みたいな漫画的結論のためにポンとジェット機チャーターできるとは、長谷川の財力を見くびっていた。


●絶対可憐チルドレン 21-23巻/椎名高志

個人的にツボ。最高に面白い。エスパーのために非能力者を排除しようとする犯罪者集団パンドラとそれを阻止せんとする政府系組織バベル、そして第三のファントム。拮抗するバランスの上で、徐々に動いてゆく重心の先にあるものは?チルドレン達の成長に涙。とくに薫の乙女化が著しい。皆本との関係も、変わらないようでいて少しずつ変わってゆく。そんな折、彼女たちが通う中学校に、転校生集団が。なんとパンドラの子供4人組。チルドレンを取り込もうとする京介の目論みに、逆に、彼らを救えるはずと皆本は受けて立つ。そこにあるのは、相手を信じる心。信じる事から全ては始まる。そして、まだ幼かった自分たちに、そう教えてくれた事の大切さ、そう教えてくれる人のいた幸運に、ようやく気付けるようになったチルドレン。ファントムドーターの絡みもそろそろ山場を迎えそうで目が離せない。至急次巻入手が望まれる。
特に好きなキャラはパティかな。あの自分を分かってる割り切りが素晴らしい。その点、バレットなど同類の男性陣は周囲に引きずられて悩んでばかりでふがいない。

●オトメン(乙男) 10巻/菅野文

こっちも久しぶり続刊。人情の機微をベースに描く恋愛マンガの要素が減じ、シチュエーションで笑いを取るコメディ路線へシフトしつつある気配。風紀委員と刺客教師のエピソードはまとめるのに苦労している印象。まあ、いいじゃん。広げてしまった風呂敷はしょうがない。ギャグで乗り切れ。マッドサイエンティスト教師の催眠術にかかり、男は男らしく、女は女らしくと、キャラ達が「正常」な振る舞いをするようになるエピソード。催眠術で急に料理が上手にできるようになったりするなら苦労はないなあ。無事催眠は解けたわけだが、習得したテクニックは残ってそうだ。ガラスの仮面トリビュートも収録。個人的には、本命カップルはもとより、キトラと充太妹の関係なんかを進めていって欲しいと希望。最近、多武峰の登場が多いので、彼にも浮いた話のエピソードが欲しいな。

3DS/バッジとれ~るセンター/任天堂

最近すっかり夢中である。

昨年末に、本体更新と共に突如として出現したこのソフト。
内容は、平たく言えば、ゲーセンのUFOキャッチャーを二次元1ボタンにした架空のゲーム機「バッジキャッチャー」で、バッジと称する、3DSのホーム画面を飾れるアイコンをゲットするべく挑戦するゲームだ。無料でDLできる。

一昨年の株主総会ぐらいから岩田社長が語っていた、任天堂のIPをもっと活用すべく様々な施策を検討している、という成果の一つであろう。
巨大看板のマリオを始め、どうぶつの森、ゼルダとファンなら思わず手が伸びるバッジが勢揃いだ。
昨年後半から、new3DSの「きせかえ」と連動して、ホーム画面の背景画像や色彩、BGM、クリック音などを自在に編集した「テーマ」を設定できるようになった訳であるが、現在百花繚乱の趣のあるこのテーマ機能と、そこにデコれるバッジの相性は抜群であると言えよう。
ただ、個人的には、あまりこうしたデコり系趣味は無いため、他のデコリストの投稿したホーム画面を見てニヤニヤするぐらいであるが。

しかし、このバッジキャッチャーが、単にゲームとしても、かなり面白いのだ。
これを、よくあるようなスマホのガチャにしなかったのは本当に偉いと思う。
実はこのソフトは課金型ゲームである。バッジキャッチャーは実際のお金でプレイするのだ。プレイ5回で90円である。
UFOキャッチャーを横から見たようなプレイ台内部に積まれたバッジの配置を眺め、Aボタンでクレーンを横に移動し、ボタンを放して止める。あとは、クレーンの腕が下がり、バッジを掴んで持ち上げ、取り出し口上部でアームが開いてバッジが落ちてくる、という寸法である。
難易度としては、かなりゆるゆるだと思う。
とくに滑る床系の台などで、上手い人なら1回で崩して全獲り、なども珍しくないだろう。下手な人でも、コツコツ1つずつ獲っていけばちゃんとコレクションできるようになっている。
また、店の隅には「練習台」というモノがあって、持ち帰れないニセバッジを使った本物を模した台で、1日1回練習ができるのである。さらに、この練習台で獲ったバッジには「当たり」が混じっており、当たりを引くと何と無料プレイ3回プレゼント。当たりは体感では、20~30個に1個ぐらいの印象だ。さらにさらに、当たりが出なくとも、ハズレバッジを10枚集める毎に無料プレイが1回もらえるのだ。さらにさらにさらに、100万DL記念や正月、新キャラバッジ投入などイベント時にもちょくちょく無料プレイがプレゼントされる。
この太っ腹設計はすごい。この無料プレイだけでも相当に遊べるし、相当にバッジを集める事ができるだろう。年末からこっち、必ず毎日プレイしている。
この、基本どんどん獲って欲しい、というスタンスはすがすがしく好印象だ。そして返って課金が増えると思われる。この設計が実に上手いのだ。
説明しよう。
バッジには、シリーズというモノがあって、自分が今どのシリーズのどのバッジを持っているかは、これらのバッジを素晴らしくデコレーションした専用のリスト画面でじっくりと眺める事ができる。コンプしたシリーズには星が付く。コレクターは言わずもがな、普通の人でもちょっと集めたくなる仕様だ。
で、気軽な無料プレイがたくさんあるので、しょっちゅうプレイしている内に、結構な数のバッジは自動的に取れてしまう。上のリストも歯抜け状態で埋まってゆく。バッジには膨大な種類があるので自分の好みのシリーズも出てくるだろう。例えば、ドット絵マリオのバッジは欲しい、ファミコンカセットシリーズはコンプしたい、などなど。
すると、上記の無料プレイをそうした「気になるシリーズ」に集中させてみる事になる。
UFOキャッチャーを想像してもらえば分かるように、台の中でバッジが積み重なっていると、それらを取得する順序、という戦略が必要になるだろう。基本的には上から横から、順に一つずつバッジを獲ってゆけば、最奥部のメインキャラのバッジを含め、必ず全部取れるようなゆるゆる設定になっている。
しかし、当たりの無料プレイ3回では、ちょっと心許ないのだ。もちろん1回で全獲りできる時もある。そして3回では崩しきれない取り切れない場合もある訳だ。雑魚を片付けてあとはメインのマリオだけなのに~と言うところでプレイ終了となってしまう。
しかし、続きは明日、とは行かないのは実際のゲーセンと同様なのだ。早朝4時の「掃除タイム」に、新旧台の入れ替えや、台状態のリセットが行われる。
つまり、次の日幸運にも無料プレイをゲットしたとしても、あのマリオを直接狙う事は、もうできないのだ。その台を最初からまた崩さねばならない。プレイヤーは、あと一息、マリオだけが横たわる台を前にこうした状況を痛いほど理解する。
ここで悪魔がささやく。まあ悪魔と言うには可愛い代物ではあるが。
「さあ、いま課金すれば、このマリオは確実にあなたの物ですよ」
ニンテンドーポイントのチャージさえあれば、ボタンを押すだけで即課金プレイ可能だ。この状況でこのマリオをスルーできるコレクターは少ないだろう。
しかも、1日2回分、180円のプレイで、日替わりのオリジナルテーマがプレゼントされるおまけ付きである。3DSのテーマショップでは通常100円200円でテーマを販売しているので、テーマを購入したと思えば安い物だ。おまけにバッジとプレイの楽しみまで付いてくるのだから。

このような構造であるので、残高があるとけっこう気軽に課金してしまうのだ。これまで数百円を費やした。
これがもし、トイカプセル自販機のようなよくある単なるガチャなら、絶対に課金していない自信がある。自分の手で自分でプレイして、ゲットできたできなかった、という課金に対する透明感納得感がもたらす効果は計り知れないと思われる。

多様性と希少性も十分、という点も見逃せない。
とにかくまだ1ヶ月そこそこだというのに膨大な種類のバッジがリリースされている。多分既に100や200ではきかない種類がリリースされているはずだ。しかしバッジと言っても単なる画像データなので作るのは簡単だろう。要はチョイスだ。シリーズのチョイス、キャラのチョイス、デザインのチョイス。
例えば、人気シリーズのどうぶつの森のこれまた超人気キャラしずえの、クリスマス限定のデザインバッジ。おなじみマリオの、しかも人気のドット絵タイプのさらに羽織袴を着た正月デザインバッジ。こんなモノがあったらファンはゲットする以外にどうしろというのだろう。しかも期間限定で、1週間そこそこで潔く消えてしまう。消えてしまったら、もう二度とゲットできないか、来期に再登場するという淡い期待にすがるしかない、と言う事は子供でも分かる。
そして、このシリーズチョイスが渋いのだ。
素人なら人気のマリオやポケモンをどんどん出しておけば売れるだろうと考えるだろう。もちろんそうしたチョイスも柱の一つだ。しかし、本当の課金層は、もっと違うものを求めるんだ、と言う事が、このソフトの企画者にはよく分かっているようだ。
まず出してきたのが、神トラ2の壁画ゼルダ。次に出たのが、なんとニッキーシリーズ。そして今回、リズ天キャラシリーズ。
興味が無い人には何のことか分からないだろうが、3DSを持っていて任天堂ファンで、そこそこ課金が自由になる年代で、コレクター気質のマニア気取りゲーマーを狙い撃ちするラインナップという事である。ピカチュウバッジには見向きもしないだろうマニアが、ニッキーの水着バッジに幾らつぎ込んだんだろうと考えると、実に興味深い。
今後も「濃い」ラインナップに期待できそうで胸が躍るのである。

最後に、バイトとの交流の楽しさがある。
このゲームは、架空のゲーセンを模した作りになっており、そこでプレイヤーを案内するのがピンクのウサギの「バイト」である。ちなみにバッジを作っているのは店長だ。店長はイワタという名前ではないかと噂されているな…。
で、このバイト、「っすよ~」が口癖という、任天堂得意のほんのりブラック系キャラで、実にマニアックなキャラ設定と味のある台詞で、多分ファンは多いだろうと思われる。
特に週一程度でやってくるイベント時には、題材にちなんだ濃い会話を楽しむ事ができる。台詞からゲームに関する深い経験と知識を伺う事ができ、そうした経験を共有できる層に対する受けの良さは想像に難くない。リズ天のレスラー会見が好きとか、バイトは結構趣味合うなあ~などと思ってしまう。
しかも、テキストを流すだけでは無く、応答を選択する事で会話の流れを複数用意したり、かなり凝った作りで交流感を盛り上げている。
ゲーム以外にも、一般オタク系の知識や話題も豊富で、テキストの作成にはかなり力量のある担当がしかも複数で付いているのでは無いかと想像する。日々のデコリストのホーム画面投稿を紹介するモードでも、1日1~数件ではあるが、ピックアップした投稿に対して、ゲームを中心にコミックなどのオタ界隈の実に濃いコメントが付いており、結構ニヤニヤできるだろう。


任天堂
バッジとれ~るセンター

青い鳥文庫ができるまで/岩貞るみこ

新聞の書評で面白そうだったので読んでみた。
青い鳥文庫というのは講談社から出ている児童文庫で、30年以上の歴史がある。私ぐらいの年代だと結構馴染みがあるようで、妻もお気に入りのシリーズがあったらしい。が、残念ながら実は私は読んだ事が無い。というか正確に言うと読んだ記憶が無い。多分小学校の図書館などでは定番だったはずなので、ひょっとすると読んだ事があるのかも知れないが。メジャーシリーズであるムーミンはこの文庫では無く、確か単行本で読んだと思う。

この書籍は、児童文庫の雄である青い鳥文庫がどのようにして作られているのかを、1冊の架空の本の企画から編集、製本までをドキュメンタリータッチのフィクションとして実に躍動感豊かに描いたものである。主人公は若手女性編集者百瀬由香、通称モモタ。架空の大人気シリーズ「白浜夢一座がいく!」の14巻を、どうしてもクリスマスに発売したい!という設定で、作者の綾小路さくらやイラストの緑川カエルを始め、編集部の仲間たちや、販売、校閲、業務などなど社内のいろいろな部署と協力し、社外のプリプレス、印刷所、製本所、取次、そして書店と、数多くの人の大変な労力によって書籍は生み出されているんだ、という事をじっくりと説明してゆく。
特に、児童書という青い鳥文庫のアイデンティティとして、「日本語の間違いは万死に値する」という気迫で数限りない校正のチェックが入っているのが印象的だった。多分、そこらのIT書籍とは労力が2桁は違うはずである。もちろん、子供の一生の宝物になるべく仕上げられる書籍と、拙であっても速さが重要なIT書とは比較しても仕方ないのではあるが、少々爪の垢をもらっても良いのでは無いかとは思った。

ただでさえ厳しい年末スケジュール、どうしても子供達のクリスマスプレゼントにしたいというモモタの願いは叶うのか。
迫り来る締め切りに間に合わせようとがむしゃらに情熱を注ぐ主人公を見守りつつ、はらはらと手に汗握る展開に、ついついベージを繰る手が止まらない。
青い鳥文庫と同様に、全漢字ルビ付き仕様ではあるものの、大人が読んでも十分楽しめると思う。

実際の業務内容を95%以上正確にそのまま描いたという内容は書籍に関する雑学欲も満たしてくれる。
惜しむらくは、あくまでベースは児童書ということで、コストや利益のざっくりとしたお話は出てくるものの、シビアな数字や、特に、印税の配分だのに関する契約などのお話が丸々カットでそこは残念だった。まあ流石にトップシークレットだろうけどね。

青い鳥文庫自体も、何か良さそうなモノがあれば読んでみようかな。

岩貞るみこ
青い鳥文庫ができるまで

異端の数ゼロ 数学・物理学が恐れるもっとも危険な概念/C・サイフェ/林大

ゼロ。
数学の最も重要な礎の一つであり、現代社会と科学の全てを支える数字。
しかし、人類はその数的概念を操る能力の獲得と共に自然にこの数字を見いだしたわけでは無い。人々がゼロという数字を「発見」するには、意外なほど長い時間を要し、近代になるまで待たねばならなかった。
なぜならゼロは危険な数字、つまりは危険な概念だったからだ。いや、過去形では無い。現代の最先端科学や数学においても、ゼロは危険な概念であり続けている。
ゼロ、無限小、無限大。こうした人智を越えた概念の扱いは、そもそも人間の脳の性能を超えており、所詮は人はそれらを完全には理解し得ないのだ。
しかしそれでも人は、盲人が像の理解に挑むがごとく、遅々たる歩みでゼロに挑んできたのだ。
本書は、そうした英知の建造の歴史を、その構造と問題点を分かりやすく示しながら解説したものである。
豊富なエピソードとウィットに富んだ文体で物語として実に読みやすいし、あくまで一般向けとして些末をオミットしテーマを絞ってほどよい分量にまとめた印象。
個人的には終盤のカシミール効果が懐かしかったな。
最近、自然数の無限和(1+2+3+4+…)をラマヌジャン的方法で計算すると-1/12になる事から、カシミール力の存在とその向きが引力である(マイナスだから)事を示した記事を読んでいたので、余計に印象深かった。

C・サイフェ/林大
異端の数ゼロ 数学・物理学が恐れるもっとも危険な概念

蒐集記録 2015/01/27

先ほど帰宅前に職場でゲット。コレクション用

●DS 旅の指さし会話帳DS DSシリーズ2 中国 \0 美品

サンワサプライ ワットモニター 700-TAP017 購入した

購入したと言っても、もう半年前の話である。

以前、東芝の5ドア冷蔵庫に買い換えたエントリを書いた。その中で消費電力量の測定に使っていたのがこのワットメータである。

真夏の7月末での測定では、1週間で9.94kWhであった。

そして今回、真冬の実績という事で、1月下旬の1週間を測定してみたところ、3.46kWhであった。

さてこの数字どう見るか。

9.94kWhは、多分MAX消費、3.46kWhは多分MIN消費であろう。
つまりこの冷蔵庫の通年での消費電力量は、
約180 ~ (平均350) ~ 520kWh
と予想される訳だが、この範囲のどこに来るのか、という点が重要だ。しかしこれは春頃の数字も測定してみないと何とも言えない感じである。

ちなみにこの機種のカタログ値は、年間消費電力量210kWhである。
上記のエントリでも書いたように、我が家の冷蔵庫酷使率はかなり低い方だと思われる。
正直、真冬の消費電力量は、もっと少ないと思っていた。でなければ、真夏の消費電力量を考えるに、通年で210kWhとカタログに載せるにはかなりマジックが必要になってくると思われるからだ。

と言う事で、春先にもう一度測定しようと思う。そしてその数字によっては初夏頃にも測定が必要かも知れない。

ちなみに年間の電気代に換算すると、
約5,400 ~ (平均10,500) ~ 15,600円
という感じである。むろん、近日ある値上げを織り込んだ数字だ。

ワットメータ自体の使い勝手などを書くのを忘れていたが、操作ボタンがちょっと固くて押しづらい点を除けば、平均的な仕様で、平均的な使い勝手だと思う。測定下限が1Wなので、小さめの待機電力を測るのには向かない点は留意が必要だろう。

サンワサプライ
ワットモニター 700-TAP017

先週読んだ漫画 15/01/18-01/24

●Dr.猫柳田の科学的青春 空想科学大戦!SPECIAL EDITION 1巻/柳田理科雄/筆吉純一郎

特撮やSFに科学の観点からいちゃもんを付ける著作で有名な著者の原作による漫画作品の、さらにスピンオフと言う事らしい。マッドサイエンティストの若き頃、昭和30年代をテーマに博士の青春と科学を短編形式で描く。ややゴーインな科学技術の適用が持ち味なんだろうけど、やや大味すぎるかな。テイストもあまり好みじゃ無い。謎本とかの突っ込み系著作は、特に科学視点の話だと、ミイラ取りがミイラになる場合が多くて興ざめすることが多い。そっちの点にはこだわるのに、こっちの点はまるで無視か!と言ったような。


●パタリロ! 44巻/魔夜峰央

ニセバンコランのゴールドマン。前巻であれほど強引に奪った恋人をあっさり袖に。その復讐劇など。バンコラン活躍の話多し。内容的には、まあまあかな。偉大なるマンネリとも言えるが、もうちょっと展開があっても良いかな。ティモテティモテとか時事ギャグが懐かしすぎる。


●ナルト 59巻/岸本斉史

全ての戦線にナルト降臨。押し始める忍者連合。そこへ登場したのは、穢土転生したマダラ…だと?!。それならば、今までマダラを名乗っていた仮面の男の正体は一体?と、謎は深まるばかり。ナルトとビーの前には1~7の尾獣人柱力の穢土転生軍団が立ちふさがり、いよいよ天王山か。次巻刮目して待て。


●3月のライオン 1巻/羽海野チカ

新シリーズに挑戦と言う事で、妻がチョイス。ハチクロの作者が描く渾身の現行受賞作と期待は高まる。なんであのハチクロの作者が一転して青年誌で将棋マンガなんだろ、という疑問を含め興味は高まるが…。読んでみて思ったのは、作者特有の作品世界の雰囲気は相変わらず活きており、十分に魅力のあるものだが、しかし、果たしてそれが将棋にベストマッチなのか、というと決してそんな事は無いだろうな、と思わざるを得ない。将棋で無ければならなかった理由が、物語的にも、作画的にも納得感が少ない。特に、将棋に全く興味の無い読者が読んだときに、全く将棋の魅力が伝わってないと思われる点がとても残念だ。ただ、繊細な心情を織り込むストーリーマンガとして作者のファンなら十分に満足できる内容ではあると思うので、今後、将棋かストーリーかというバランスを如何に割り振っていくかがポイントだろう。多分、どっちも活かすのはこの作者には無理だ。

Xbox360/トロピコ3/ラッセル

と言うわけで、最近はトロピコ3にドハマリしている状態だ。
以前リストアップした360用ローテゲームをすっ飛ばして、先月購入したこのゲームを、どうしてもプレイしたくなって始めてしまった。

トロピコとは、シムシティのような都市運営シミュレーションゲームである。カリブに浮かぶ小さな島国(人口数百人規模)の大統領となり、建設や政策の陣頭指揮で辣腕を振るい、島国トロピコを思いのままに導いてゆくのだ。
基本的には、社会主義革命によって政権を樹立した時点からのスタートとなるのだが、そこからの道筋は全くプレイヤーの自由にゆだねられる。そのまま共産体制を固めても良いし、資本主義と自由を謳歌しても良い。宗教国家を目指しても良いし、ガチガチの恐怖政治で縛っても良い。強制労働で国民から搾取してスイス銀行の個人口座残高を積み上げるのも自由だし、門戸開放政策で経済発展を目指すもヨシ。環境破壊など知ったことかと採掘と伐採に血道を上げても良いし、美しい環境型リゾートを建設して観光立国としても面白い。

ゲームモードは、チュートリアルを除くと3つ。予め地形とイベントシナリオが構成されたマップを順にクリアしていくキャンペーンモード、ランダム生成したマップでまったりと遊ぶサンドボックス、ユーザーのエディットしたシナリオをDLプレイするチャレンジ、である。
とりあえず現状は、チュートリアルをプレイした後、キャンペーンを順にこなして4つめのマップをクリアしたところである。

ゲームの詳しい内容や感想はまたじっくりプレイした後に書こうと思うが、今はとりあえず、妻共々激ハマリしているとだけ書いておこう。
やっぱり箱庭ゲームは楽しいなあ。1時間2時間はあっという間に過ぎるよ。
何が一番面白いかって、小さな人々がセコセコ歩き回って働いて遊んで休んで、活き活きと箱庭世界で動き回っているのを見るのが楽しい。
そして、赤字赤字人員不足資材不足など負の回転でヤキモキしていた経済が、ある日を境に、黒字で人は増え豊かになる正の回転に切り替わるダイナミクスを感じる瞬間。その達成感が素晴らしいのだ。

ローラーコースタータイクーンもまた遊びたくなってきた。xboxの海外版を買おうかしら。

ラッセル
トロピコ3

蒐集記録 2015/01/23

●Xbox360 コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア \980 並下
※最近本読んでいろいろ考えるに、やはりこの作品を避けては通れないだろうと痛感していたところ、店の棚で目が合ってしまったのでとりあえずキープ。開けてみたら傷多めでガッカリ。プレイ自体は非常に楽しみだ。


●Xbox360 ロスト プラネット エクストリーム コンディション プラチナコレクション \280 並
※人気のロスプラシリーズも一回ぐらいは見ておこうと。

ナウなヤング/杉元伶一/水玉螢之丞

本書を図書館で借りようと思ったのは、もちろん、年末に水玉螢之丞の急な訃報を聞いたからだ。55才。肺がんだったという。
で、本書を読んだわけだが、あまり面白くなかった。
89年の新書である。わざとスカしたタイトルでも分かるように、現代若者考、それも、年長者は若者を理解しえない、という観点からの論考を共著者のポップな文体と、これまた、ポップな水玉のイラストでまとめた書籍である。本書でヤングとして取り上げられているのが、まさに私の世代だ。それももう40過ぎましたよ。著者にしたらもうすぐ還暦。そして没。光陰矢の如しか。

私が最初に水玉のイラストを見たのは、高校の頃、SFマガジンだったと思う。その後、94年頃に、単行本、「こんなもんいかがっすかぁ(上下)」を偶然購入して再会し、かなりファンになった。「こんなもん」は当時PC雑誌の連載で、台頭し始めていた「おたく」にスポットを当てたエンターテインメントの嚆矢だったのでは無いか。
PCを中心にアニメSF秋葉原という「濃ゆい」人々の生態を、数々の作品のパロディをちりばめて、ポップにスタイリッシュに描く作品には定評があった。毎回の個々のテーマを描きながらもベースでじわっとストーリーを流す方式は、一ジャンルを築いたと言っても過言ではないと思う。好きな作品に対する愛情のほとばしりはすさまじいモノがあったが、それがあくまで読者サービスとしてきちんと環流している表現テクニックは、職人の矜持と気迫を感じたものだ。個人的には、この本を読んでパソコン通信にぐっと傾注した懐かしい思い出がある。

で、大阪市立図書館で蔵書検索すると、SFマガジンと小説のイラストの仕事の他は、この本しか蔵書が無かったので、やむなく借りてみたのだった。

「こんなもん」、面白かったなあ。
手放してしまったが、また機会があれば入手したいと思う。


杉元伶一/水玉螢之丞
ナウなヤング