花より男子 9巻/神尾葉子
だらだらという感じではなかった。それなりに展開もあるし、若干は先も気になる。
しかし、もう飽きてしまった。このマンガはここまでにしようと思う。
何だか、一貫性の無さが船酔いにも似た気分の悪さをもたらすのではないかと思った。キャラの設定、性格、意志、伏線、展開、どれも場当たり的でご都合主義で、疲れてしまう。
幼少からの帝王教育によりドイツ語始め外国語はペラペラ、日本語だけが玉に瑕だったはずの道明寺。なぜここに来て英語がからっきしできないなどという設定が急に現れるのだ。
リストラでクビとなったつくしの父。しかし、即日解雇なんてのは管理職に対して行う手段であって、万年ヒラを切れるとは、この会社は労組が無いのだろうか?それで納める父も父だ。
しかし、そんな些末な点はどうでもいいとも言える。
より重要なのは、肝心の、つくしの気持ち、類の気持ち、それがころころ変わって真意が見えないという事だ。何を考えているか何がしたいのか分からないし、ついていけないと感じてしまう。
マンガは面白ければそれで良い。
細部が破綻してもつじつまが合わなくても、強引にぐいぐい読者を惹き付ける名作は多数ある。
どんなに揺れようが疾走するモーターボートなら良かったのに。
残念ながらこの作品にはそこまでの魅力を感じる事はできなかった、という事だ。

神尾葉子
花より男子 9巻
しかし、もう飽きてしまった。このマンガはここまでにしようと思う。
何だか、一貫性の無さが船酔いにも似た気分の悪さをもたらすのではないかと思った。キャラの設定、性格、意志、伏線、展開、どれも場当たり的でご都合主義で、疲れてしまう。
幼少からの帝王教育によりドイツ語始め外国語はペラペラ、日本語だけが玉に瑕だったはずの道明寺。なぜここに来て英語がからっきしできないなどという設定が急に現れるのだ。
リストラでクビとなったつくしの父。しかし、即日解雇なんてのは管理職に対して行う手段であって、万年ヒラを切れるとは、この会社は労組が無いのだろうか?それで納める父も父だ。
しかし、そんな些末な点はどうでもいいとも言える。
より重要なのは、肝心の、つくしの気持ち、類の気持ち、それがころころ変わって真意が見えないという事だ。何を考えているか何がしたいのか分からないし、ついていけないと感じてしまう。
マンガは面白ければそれで良い。
細部が破綻してもつじつまが合わなくても、強引にぐいぐい読者を惹き付ける名作は多数ある。
どんなに揺れようが疾走するモーターボートなら良かったのに。
残念ながらこの作品にはそこまでの魅力を感じる事はできなかった、という事だ。
月刊たくさんのふしぎ コテングコウモリを紹介します/中島宏章
2012年3月号。身近な動物であるコウモリ、なかでもあまり生態の知られていないコテングコウモリを中心に、珍しい写真と紹介文で迫る。
という説明を見て首をかしげる人もいるだろう。コウモリなんて身近じゃない、と。
ちょっと哺乳類の種について調べた事がある人は知っているだろうが、実は、コウモリの仲間は約千種類と多く、哺乳類の約五千種中第2位を占める多種派の動物なのである。ちなみに第一位は齧歯類の三千種である。この2種で哺乳類の大半を占める訳だ。もし宇宙人が地球の生態系を調べ哺乳類について聞かれたら、ああ、あのネズミとコウモリと、あとチョロチョロの動物グループね、と答えるだろう。
一般的にいって、多種に分化した動物グループというのは、それだけ環境に適応し、広く分布している、という事である。パワーのあるホットな動物種であり、つまり、至る所にネズミがいるように、多くの場所でコウモリが生きているのだ。
実際、私が住んでいる大阪市内にある団地である南港でも、コウモリはしょっちゅう見かける。
コウモリはあまり好かれていない事が多く、意識されていない。だから、飛んでいても、小鳥が飛んでいる、ぐらいにしか思わず、気づかないのだろう。
しかし、よーく見れば、直線的な鳥の飛び方とは異なる、ゆらゆらと微妙に揺れる飛び方ですぐに分かるだろう。
餌である虫が増える春から秋にかけて、夕暮れ時に黒いシルエットで飛んでいるのは大概コウモリである。
さて、この雑誌の表紙の写真を見て度肝を抜かれた人も多いだろう。
コウモリといえば、足で逆さにぶら下がるものだ、という固定観念を打ち破る写真である。鉄棒をする人間のような格好で、手の爪でぶら下がり、足をくるんと丸めた可愛いポーズをしている。著者によると、こうしたポーズは珍しいものではなく、くるんと丸めた尻尾の周りの膜を使って、食餌や出産時の作業台的に使用しているとの事。
コウモリは研究者や観察者が少なく、観測例もすくなくあまり生態も分かっていない。
昼は隠れ夜の闇を飛ぶコウモリは観察するのも撮影するのも難しいため、著者も苦労して写真を撮っているようだ。丸まった枯れ葉の中で眠るコテングコウモリの姿はとても愛くるしい。

中島宏章
月刊たくさんのふしぎ コテングコウモリを紹介します
という説明を見て首をかしげる人もいるだろう。コウモリなんて身近じゃない、と。
ちょっと哺乳類の種について調べた事がある人は知っているだろうが、実は、コウモリの仲間は約千種類と多く、哺乳類の約五千種中第2位を占める多種派の動物なのである。ちなみに第一位は齧歯類の三千種である。この2種で哺乳類の大半を占める訳だ。もし宇宙人が地球の生態系を調べ哺乳類について聞かれたら、ああ、あのネズミとコウモリと、あとチョロチョロの動物グループね、と答えるだろう。
一般的にいって、多種に分化した動物グループというのは、それだけ環境に適応し、広く分布している、という事である。パワーのあるホットな動物種であり、つまり、至る所にネズミがいるように、多くの場所でコウモリが生きているのだ。
実際、私が住んでいる大阪市内にある団地である南港でも、コウモリはしょっちゅう見かける。
コウモリはあまり好かれていない事が多く、意識されていない。だから、飛んでいても、小鳥が飛んでいる、ぐらいにしか思わず、気づかないのだろう。
しかし、よーく見れば、直線的な鳥の飛び方とは異なる、ゆらゆらと微妙に揺れる飛び方ですぐに分かるだろう。
餌である虫が増える春から秋にかけて、夕暮れ時に黒いシルエットで飛んでいるのは大概コウモリである。
さて、この雑誌の表紙の写真を見て度肝を抜かれた人も多いだろう。
コウモリといえば、足で逆さにぶら下がるものだ、という固定観念を打ち破る写真である。鉄棒をする人間のような格好で、手の爪でぶら下がり、足をくるんと丸めた可愛いポーズをしている。著者によると、こうしたポーズは珍しいものではなく、くるんと丸めた尻尾の周りの膜を使って、食餌や出産時の作業台的に使用しているとの事。
コウモリは研究者や観察者が少なく、観測例もすくなくあまり生態も分かっていない。
昼は隠れ夜の闇を飛ぶコウモリは観察するのも撮影するのも難しいため、著者も苦労して写真を撮っているようだ。丸まった枯れ葉の中で眠るコテングコウモリの姿はとても愛くるしい。
ごくせん 9巻/森本梢子
今巻はイマイチかと。
期待していた理事長&スパイとのバトルは、何だかうやむやになってしまった。
大体、高三男子が中学生女子何ぞにあんなに熱狂するかい。目の色を変えるような嗜好の者は一部に過ぎないだろう。まあ、そこがギャグという事なら分からないでもないが。
何より表紙にもなっている「ごくけん」がツマラナイ。この辺のセンスは著者との乖離を強く感じた。
もちろん、黒十字との対決など、ストーリーのベースとしては十分惹き付けるものがあるので、次巻での巻き返しに期待したい。
スパイにヤンクミの素性がばれて退校の危機に、というシーン。
ヤンクミを案じた慎が弁護士の篠原に助けを求める。
「家の仕事とかで クビになんて できねーよなっ」
当然、憲法には職業選択の自由が謳われている。しかし、それは公共の福祉による制限を受けるのだ。
多分、暴力団排除条例との絡みでは非常に濃いグレーなシチュエーションだろう。
2004年の作品だが、もし現在の状況と仮定すれば、条例に基づきヤンクミをクビにできるのではないか。
黒田一家が暴力団認定されている事は、多分、間違いないだろう。
暴力団の家族親戚であっても、暴力団構成員と認定されているとは限らないし、構成員と認定されていなければ、同条例の対象にならない事は当然である。
しかしヤンクミの場合には、本人は極道じゃないというつもりだろうが、実際には暴力団事務所に同居し、その暴力団の構成員に対し指揮を執り、他の暴力団構成員と親交を結び、また実際に各所で暴力的行為を行っている。
黒田一家は悪い暴力団じゃなくて良い任侠だ、というのは議論のすり替えでしかない。
現在の世情に照らすと、こうした点がざらっと後味の悪いものにならざるを得ないだろう。

森本梢子
ごくせん 9巻
期待していた理事長&スパイとのバトルは、何だかうやむやになってしまった。
大体、高三男子が中学生女子何ぞにあんなに熱狂するかい。目の色を変えるような嗜好の者は一部に過ぎないだろう。まあ、そこがギャグという事なら分からないでもないが。
何より表紙にもなっている「ごくけん」がツマラナイ。この辺のセンスは著者との乖離を強く感じた。
もちろん、黒十字との対決など、ストーリーのベースとしては十分惹き付けるものがあるので、次巻での巻き返しに期待したい。
スパイにヤンクミの素性がばれて退校の危機に、というシーン。
ヤンクミを案じた慎が弁護士の篠原に助けを求める。
「家の仕事とかで クビになんて できねーよなっ」
当然、憲法には職業選択の自由が謳われている。しかし、それは公共の福祉による制限を受けるのだ。
多分、暴力団排除条例との絡みでは非常に濃いグレーなシチュエーションだろう。
2004年の作品だが、もし現在の状況と仮定すれば、条例に基づきヤンクミをクビにできるのではないか。
黒田一家が暴力団認定されている事は、多分、間違いないだろう。
暴力団の家族親戚であっても、暴力団構成員と認定されているとは限らないし、構成員と認定されていなければ、同条例の対象にならない事は当然である。
しかしヤンクミの場合には、本人は極道じゃないというつもりだろうが、実際には暴力団事務所に同居し、その暴力団の構成員に対し指揮を執り、他の暴力団構成員と親交を結び、また実際に各所で暴力的行為を行っている。
黒田一家は悪い暴力団じゃなくて良い任侠だ、というのは議論のすり替えでしかない。
現在の世情に照らすと、こうした点がざらっと後味の悪いものにならざるを得ないだろう。
大河ドラマ「平清盛」/NHK
その後、続けて第9回まで観ている。
熱狂と言うほどではないが、まあ、それなりに楽しんでおり、何とか通年で観られそうな気配である。
松山ケンイチの清盛が登場して久しいが、イマイチしっくり来ないなあ、という印象はなかなか消えない。
人物として、丸すぎる気がするのだ。
凄みが無いというか、まなこの奥が透けて見えるというか、なんか無理してはしゃいでいるシティーボーイに見えてしまって仕方ない。関係ないが、パッと見、高嶋政伸に見える。
それでも、忠盛を始め、鱸丸、兎丸、もちろん義朝と、脇は素晴らしい固めぶりだと思うので、楽しく観ていられる。
あまりテレビもドラマも見ないので、返ってそうなのかも知れないが、どうしても前見た時の役が、その俳優に被って見えてしまう。
さすがに中井貴一が武田信玄にしか見えない等という事はないが、仁の勝海舟とか漢方医とか西郷とか、篤姫の井伊直弼とか、のだめの千秋とハリセンとか、印象がチラチラしてしまう。
ともかく、今後に期待である。
熱狂と言うほどではないが、まあ、それなりに楽しんでおり、何とか通年で観られそうな気配である。
松山ケンイチの清盛が登場して久しいが、イマイチしっくり来ないなあ、という印象はなかなか消えない。
人物として、丸すぎる気がするのだ。
凄みが無いというか、まなこの奥が透けて見えるというか、なんか無理してはしゃいでいるシティーボーイに見えてしまって仕方ない。関係ないが、パッと見、高嶋政伸に見える。
それでも、忠盛を始め、鱸丸、兎丸、もちろん義朝と、脇は素晴らしい固めぶりだと思うので、楽しく観ていられる。
あまりテレビもドラマも見ないので、返ってそうなのかも知れないが、どうしても前見た時の役が、その俳優に被って見えてしまう。
さすがに中井貴一が武田信玄にしか見えない等という事はないが、仁の勝海舟とか漢方医とか西郷とか、篤姫の井伊直弼とか、のだめの千秋とハリセンとか、印象がチラチラしてしまう。
ともかく、今後に期待である。
本当はちがうんだ日記/穂村弘
職場に落ちていた本。
妻が先に拾って読んでいた。割と面白そうに読んでいたので著者名を見てみると、新聞でよく名前を見かける歌人ではないか、という事で読んでみた。ちなみに、彼の歌も詩も読んだ事はない。
この本は、雑誌連載の短文をまとめたようなユーモアエッセイ集である。
ユーモアエッセイは数あれど、割とオリジナルなタイプという印象を抱いた。
人間としての芯が太く、どっしりと座り込んで、その拡げた大きな手のひらの上でお話を聞かせるようなタイプのユーモアでは決してない。すーっと背後に回り込んで、ぼそりとつぶやいては、ちらっと反応を見ながらきびすを返して去っていってしまう、そんな感じのユーモアである。
生暖かいユーモアの風にのって、ピリピリとした不安感の粒子がホコリのように舞う、そんな文章に思えた。
文章からは、この人の視点がイマイチ見えない。というより、おどおどと宙をさまよう視線が時折こちらを横切る。強すぎる自己愛で、極私的な空間だけを切り取った神経症的な構成は、諧謔と言うよりむしろ自虐であり、ある意味読者への甘えである。しかし、そうした不安定な構造の軋む音に共鳴する現代人は多いだろう。そこまでの計算があって書いているとするなら、それは一周回ってユーモアであると言えるかも知れない。
こうしたどーでも良いような文章の畝が続く中、ぽつぽつと非常に美しい石ころが落ちているのは、さすが歌人という事だろうか。

穂村弘
本当はちがうんだ日記
妻が先に拾って読んでいた。割と面白そうに読んでいたので著者名を見てみると、新聞でよく名前を見かける歌人ではないか、という事で読んでみた。ちなみに、彼の歌も詩も読んだ事はない。
この本は、雑誌連載の短文をまとめたようなユーモアエッセイ集である。
ユーモアエッセイは数あれど、割とオリジナルなタイプという印象を抱いた。
人間としての芯が太く、どっしりと座り込んで、その拡げた大きな手のひらの上でお話を聞かせるようなタイプのユーモアでは決してない。すーっと背後に回り込んで、ぼそりとつぶやいては、ちらっと反応を見ながらきびすを返して去っていってしまう、そんな感じのユーモアである。
生暖かいユーモアの風にのって、ピリピリとした不安感の粒子がホコリのように舞う、そんな文章に思えた。
文章からは、この人の視点がイマイチ見えない。というより、おどおどと宙をさまよう視線が時折こちらを横切る。強すぎる自己愛で、極私的な空間だけを切り取った神経症的な構成は、諧謔と言うよりむしろ自虐であり、ある意味読者への甘えである。しかし、そうした不安定な構造の軋む音に共鳴する現代人は多いだろう。そこまでの計算があって書いているとするなら、それは一周回ってユーモアであると言えるかも知れない。
こうしたどーでも良いような文章の畝が続く中、ぽつぽつと非常に美しい石ころが落ちているのは、さすが歌人という事だろうか。
さくら寮マーチ/椎名軽穂
読み切り椎名漫画第5弾。
短編集ではなく、4話連載の高校野球もの。
かつて名門だったが今は廃れた高校野球部。
その元監督で、たった一人の家族であった父を亡くした末永桜は、身寄りを失い、住み込み寮母兼マネジャーとして、野球部の「さくら寮」へとやってくる。
一見ちゃらんぽらん部員にしか見えない一色にファーストキスを奪われるという、とんでもない幕開けから始まった寮生活は、予想以上の多忙と混乱を極め、振り回され息つく暇もない。しかし、そんな境遇が逆に、桜の、身寄りのない寂しさを紛らわせてくれていたのだった。
新しい生活にも仕事にも慣れ、部員達とも少しずつ打ち解けていく中、すっかり忘れていた自分の誕生日を、一色がサプライズパーティを企画して祝ってくれた事を契機に、桜の心にひとりの住人が現れる。一色を意識し、目で追い、その心を想ってしまう。それは恋だった。
さぼり部員に見えて、早朝から走り込み、裏で道具の整備にも目を光らせる一色は、実は1年の時に右肘を故障していたのだ。そして故障が原因で試合で負けた事に深い責任を感じていた。負けたせいで部員が衝突し、チームがバラバラになってしまったのだ。今の野球部のていたらくは自分が招いたもの。そうした一色の罪の意識が、すでに完治した腕に、球を投げさせる事を許さなかったのだ。
心の底では人一倍野球をしたいと思っているはずだ。ずっと追いかけて、そんな一色の気持ちを知った桜は、野球をさせてあげたい、と心から願う。
そんな折りに事件が起こる。長らく低迷に喘ぐ野球部に対し、次の練習試合で負けたら廃部そして廃寮と、校長が通告してきたのだ。
やっと得た、自分の帰る場所を失いたくない。一色の側にいたい。なにより、一色に後悔させたくない。今度は自分のために投げて欲しい。試合には行かないと突っぱねる一色に、待ってるから!と御守りを渡す桜。
そして、練習試合の朝が明け、グラウンドで一色を待つ桜の前には…。
というような展開である。
主人公桜の境遇や、掴みのインパクト、中盤の山、丁寧に描かれる心情、そして結末と、部分部分は良いものの、全体としての構成とバランスには、若干、まとまりを欠いた印象を受ける。
構図やコマ割りなどは頑張っているものの、展開を描く事を意識しすぎて、場面場面の描写にややメリハリが薄いように思う。
桜の想いの焦点が、上手く描き切れていないため、読者として、作品に一歩踏み込めないじれったさを感じるのだ。
それでも、人には帰るべき場所があって、そしてそこに自分を待つ人がいる、というテーマは、暖かく描かれている。アパートものというのは、著者の青春のテーマなのだろう。

椎名軽穂
さくら寮マーチ
短編集ではなく、4話連載の高校野球もの。
かつて名門だったが今は廃れた高校野球部。
その元監督で、たった一人の家族であった父を亡くした末永桜は、身寄りを失い、住み込み寮母兼マネジャーとして、野球部の「さくら寮」へとやってくる。
一見ちゃらんぽらん部員にしか見えない一色にファーストキスを奪われるという、とんでもない幕開けから始まった寮生活は、予想以上の多忙と混乱を極め、振り回され息つく暇もない。しかし、そんな境遇が逆に、桜の、身寄りのない寂しさを紛らわせてくれていたのだった。
新しい生活にも仕事にも慣れ、部員達とも少しずつ打ち解けていく中、すっかり忘れていた自分の誕生日を、一色がサプライズパーティを企画して祝ってくれた事を契機に、桜の心にひとりの住人が現れる。一色を意識し、目で追い、その心を想ってしまう。それは恋だった。
さぼり部員に見えて、早朝から走り込み、裏で道具の整備にも目を光らせる一色は、実は1年の時に右肘を故障していたのだ。そして故障が原因で試合で負けた事に深い責任を感じていた。負けたせいで部員が衝突し、チームがバラバラになってしまったのだ。今の野球部のていたらくは自分が招いたもの。そうした一色の罪の意識が、すでに完治した腕に、球を投げさせる事を許さなかったのだ。
心の底では人一倍野球をしたいと思っているはずだ。ずっと追いかけて、そんな一色の気持ちを知った桜は、野球をさせてあげたい、と心から願う。
そんな折りに事件が起こる。長らく低迷に喘ぐ野球部に対し、次の練習試合で負けたら廃部そして廃寮と、校長が通告してきたのだ。
やっと得た、自分の帰る場所を失いたくない。一色の側にいたい。なにより、一色に後悔させたくない。今度は自分のために投げて欲しい。試合には行かないと突っぱねる一色に、待ってるから!と御守りを渡す桜。
そして、練習試合の朝が明け、グラウンドで一色を待つ桜の前には…。
というような展開である。
主人公桜の境遇や、掴みのインパクト、中盤の山、丁寧に描かれる心情、そして結末と、部分部分は良いものの、全体としての構成とバランスには、若干、まとまりを欠いた印象を受ける。
構図やコマ割りなどは頑張っているものの、展開を描く事を意識しすぎて、場面場面の描写にややメリハリが薄いように思う。
桜の想いの焦点が、上手く描き切れていないため、読者として、作品に一歩踏み込めないじれったさを感じるのだ。
それでも、人には帰るべき場所があって、そしてそこに自分を待つ人がいる、というテーマは、暖かく描かれている。アパートものというのは、著者の青春のテーマなのだろう。
マンガはなぜ面白いのか その表現と文法/夏目房之介
ちょっと以前に読んだ本。書くのを忘れていたので、憶えている範囲で思い出しながら書いてみる。
なんでマンガはこんなに面白いのだろう、という疑問は誰しも持った事があるだろう。
紙にインクで書かれた白黒の、このご時世、超アナクロと言えない事もないメディア表現にもかかわらず、素晴らしい表現の作品が多数あり、そしてもちろん商業的にも大成功を納めている。日本独自の現象ではなく、世界規模での普遍的な人気は、今や知らぬ人のないところである。
こうしたマンガの表現について、多方面からの分析を試み、解説した書籍である。マンガマニア向けという訳ではなく、おもに一般向けであると思う。
分析についても、表現内容やマンガ表現しうるテーマについての歴史的な変遷から、マンガの、「絵」としての技法の比較や解析、その読まれ方の認識論や社会性など、多方面に渡っている。
特に興味深かったのが、マンガに特有の書き文字の分析であるとか、コマ割り構図の解析などである。
手塚治虫をエポックとして分析の要に据える点は、至極自然だし的確な分析だと思う。
ただし、もうちょっと新しい作品についての言及もあると良かったのに、とも思う。
言及が古典作品に多く割かれ、新しいところで精々、タッチ、めぞん一刻という感じである。分析という観点からは、今生まれつつあるようなマンガを俎上に載せる難しさはあるだろう。ただ、読んでないと言っちゃうのはどうかとも思った。

夏目房之介
マンガはなぜ面白いのか その表現と文法
なんでマンガはこんなに面白いのだろう、という疑問は誰しも持った事があるだろう。
紙にインクで書かれた白黒の、このご時世、超アナクロと言えない事もないメディア表現にもかかわらず、素晴らしい表現の作品が多数あり、そしてもちろん商業的にも大成功を納めている。日本独自の現象ではなく、世界規模での普遍的な人気は、今や知らぬ人のないところである。
こうしたマンガの表現について、多方面からの分析を試み、解説した書籍である。マンガマニア向けという訳ではなく、おもに一般向けであると思う。
分析についても、表現内容やマンガ表現しうるテーマについての歴史的な変遷から、マンガの、「絵」としての技法の比較や解析、その読まれ方の認識論や社会性など、多方面に渡っている。
特に興味深かったのが、マンガに特有の書き文字の分析であるとか、コマ割り構図の解析などである。
手塚治虫をエポックとして分析の要に据える点は、至極自然だし的確な分析だと思う。
ただし、もうちょっと新しい作品についての言及もあると良かったのに、とも思う。
言及が古典作品に多く割かれ、新しいところで精々、タッチ、めぞん一刻という感じである。分析という観点からは、今生まれつつあるようなマンガを俎上に載せる難しさはあるだろう。ただ、読んでないと言っちゃうのはどうかとも思った。
百年の誤読/岡野宏文 豊崎由美
職場で拾った文庫。
毎年、ベストセラーなる書籍が現れる。広く喧伝され、多数が売れる本である。その本を読んだ事が無くても、何となく名前だけは聞いて知っている、という事も多い。2011年だと、謎解きディナー、タニタ食堂、ニーチェあたりか。少々記憶をあたってみれば、バカの壁、マディソン郡の橋、ハリーポッターなど、知らない人はいないという社会現象レベルの売れ方をしたりするものもある。
しかし、売れる本は、中身も良い本なのだろうか?むしろそうではない事が多いのではないだろうか。
近年そんな印象を抱かざるを得ない本にまみれてきた希代の読み手二人が、では、昔のベストセラーは多少なりともまともだったのだろうか?という疑問の答えを、ここ100年のベストセラーを実際に読破して書評する事で顕わにする、という怪書である。
ここ100年のベストセラーから、10年代毎にそれぞれ10冊ずつをピックアップし、読み込んだ労力はすごい。
どうしようもないクズ本多数、という結果は想像通りだが、今読んでも意味がある本、ためになる本、興味を引く本がかなり含まれている事に逆に驚いた。
そして、そうした書籍のレベル、またそれは取りも直さず国民の読み手としてのレベルであるが、昭和35年を断層として、ガラリと変わっている、という指摘が興味深かった。むろん、落ちているのである。
古典をほとんど読んだ事のない自分の読書暦を振り返っても、まあ、多分そうなんだろうなあ、とは思うが。ちなみにこの100冊の中で読んだ事のあるものは13冊だった。
書評としては、その語り口で好き嫌いがはっきり分かれるだろうが、表現はともかく、語っている内容は至極まともであると思った。
取り上げられた本の中で、未読でかつ面白そうなものをメモっておく。
泉鏡花「春昼」、中勘助「銀の匙」、佐藤春夫「田園の憂鬱」、内田百聞「冥土」、小川未明「赤い蝋燭と人魚」、井伏鱒二「山椒魚」、江戸川乱歩「押絵と旅する男」、堀辰雄「風立ちぬ」、富田常雄「姿三四郎」、谷崎潤一郎「細雪」、深沢七郎「楢山節考」、石坂洋次郎「陽のあたる坂道」、庄司薫「赤頭巾ちゃん気をつけて」、山本七平「日本人とユダヤ人」、遠藤周作「ぐうたら人間学」、村上春樹「ノルウェイの森」、吉本ばなな「TSUGUMI」、らくらももこ「もものかんづめ」

岡野宏文 豊崎由美
百年の誤読
毎年、ベストセラーなる書籍が現れる。広く喧伝され、多数が売れる本である。その本を読んだ事が無くても、何となく名前だけは聞いて知っている、という事も多い。2011年だと、謎解きディナー、タニタ食堂、ニーチェあたりか。少々記憶をあたってみれば、バカの壁、マディソン郡の橋、ハリーポッターなど、知らない人はいないという社会現象レベルの売れ方をしたりするものもある。
しかし、売れる本は、中身も良い本なのだろうか?むしろそうではない事が多いのではないだろうか。
近年そんな印象を抱かざるを得ない本にまみれてきた希代の読み手二人が、では、昔のベストセラーは多少なりともまともだったのだろうか?という疑問の答えを、ここ100年のベストセラーを実際に読破して書評する事で顕わにする、という怪書である。
ここ100年のベストセラーから、10年代毎にそれぞれ10冊ずつをピックアップし、読み込んだ労力はすごい。
どうしようもないクズ本多数、という結果は想像通りだが、今読んでも意味がある本、ためになる本、興味を引く本がかなり含まれている事に逆に驚いた。
そして、そうした書籍のレベル、またそれは取りも直さず国民の読み手としてのレベルであるが、昭和35年を断層として、ガラリと変わっている、という指摘が興味深かった。むろん、落ちているのである。
古典をほとんど読んだ事のない自分の読書暦を振り返っても、まあ、多分そうなんだろうなあ、とは思うが。ちなみにこの100冊の中で読んだ事のあるものは13冊だった。
書評としては、その語り口で好き嫌いがはっきり分かれるだろうが、表現はともかく、語っている内容は至極まともであると思った。
取り上げられた本の中で、未読でかつ面白そうなものをメモっておく。
泉鏡花「春昼」、中勘助「銀の匙」、佐藤春夫「田園の憂鬱」、内田百聞「冥土」、小川未明「赤い蝋燭と人魚」、井伏鱒二「山椒魚」、江戸川乱歩「押絵と旅する男」、堀辰雄「風立ちぬ」、富田常雄「姿三四郎」、谷崎潤一郎「細雪」、深沢七郎「楢山節考」、石坂洋次郎「陽のあたる坂道」、庄司薫「赤頭巾ちゃん気をつけて」、山本七平「日本人とユダヤ人」、遠藤周作「ぐうたら人間学」、村上春樹「ノルウェイの森」、吉本ばなな「TSUGUMI」、らくらももこ「もものかんづめ」
3DS/すれちがいMii広場 すれちがい伝説30人クリア
11月の大幅アップデート以来、細々ながら嬉々として遊んでいるすれちがいMii広場。
あれから大分攻略も進み、ピース集めは残り2パネル(パルテナ含む)となり、伝説は何度も周回している。
お祝いリストの達成数も42に到達し、全78項目なので、達成率53.8%である。
特に伝説系は達成済み項目も増え、リストを睨んでから達成目標を決め、それに合わせた攻略プレイを行う段階に達している。
そんな中、現在取り組んでいるのが表題の「すれちがい伝説を30人以下のMiiでクリアした!」というチャレンジだ。伝説1の方である。
結果から言うと、今回の挑戦は惜しくも失敗した。事実上成功したのだが、記録上は33人クリアと判定されたのである。早速明日からは2回目の挑戦に出発するのだが、その前にこのチャレンジの攻略のポイントをまとめておこう。
なお、すれちがい伝説についての初歩的な知識はあるものとして説明しない。
まず、攻略に際しての前提条件などをまとめておく。通常、一般の環境で何の意識もせず攻略するとなると、伝説1の全14ステージのゴースト20体、合計体力578ポイントを撃破してのクリアには、数百人のすれちがい勇者が必要となる。それを30人でクリアしろ、というのであるからある程度の環境や工夫が必要となるのは必至だ。
必須条件
・レベルMAX勇者(Lv7)と定期的にすれ違う事。もしくは、最低1回はすれ違ったことがある事。
・上記の勇者は赤もしくは青が有利。
・すれちがい伝説2が出現している事。
・すれちがい伝説の完全なチャートを元に、きっちり計画通りに行う事。
最強の勇者であたらなければとても30人クリアは不可能である。30人という目標設定はとても上手く作られており、全最強+創意工夫でようやくギリギリというレベルなのである。最強の勇者とはレベル7、つまり7回以上すれ違ったMiiという事になるが、家族等、常時すれ違う相手だと8時間おきに勇者がやってくるので攻略が楽になるだろう。後述の理由により伝説2の存在は必須である。まだの人は先に伝説1を2周し帽子を全部取って伝説2を出しておこう。
次に、攻略にあたって必要な基礎知識をまとめておく。
・Lv7勇者の剣攻撃力は一撃7、通常3撃で合計21ポイント。ただし、攻撃はしばしば外れたり、逆に希に会心の攻撃で21ポイントの場合もある。攻撃魔法攻撃は通常14。
・攻撃魔法は、部屋にいるゴースト全てにダメージを与える。
・攻撃魔法は、盾をすり抜けて当たる。
・ブルーゴーストには青魔法が、ブラッドゴーストには赤魔法が無効となる。逆に、ブルーゴーストには赤魔法が、ブラッドゴーストには青魔法が特効(Lv×3)となる。
・よろい系ゴーストは、剣攻撃を防御(攻撃力を-1となる)するが、魔法は防御しない。
・ゴーストを倒すと、同じ勇者が続けて次のゴーストを攻撃できる。
・部屋のゴーストを全て倒すと、同じ勇者が続けて次の部屋のゴーストを攻撃できるが、やみの部屋とラストゴーストの部屋の2箇所だけは攻撃できずに帰ってしまう。
このあたりのポイントは何度もプレイしていれば常識的であるのでそれほど問題ないだろう。
さらに、必須の応用知識をまとめておく。
・すれちがいMii広場にやってきた勇者達は、未プレイ勇者全体を伝説1、伝説2のどちらかを選択して使用する事ができる。個々のMii毎に選択使用する事はできない。
・伝説1、2のそれぞれのメニューで雇った、さすらいの勇者は、一旦メニューを抜け、もう一方の伝説で使用する事ができる。その際、勇者列の最後尾に入る。伝説2の歴代の勇者も同様である。
・助けに来た勇者の数は、その勇者に対してコマンドを指示できる状態になった時点でカウントされる。例えば、初回3人の勇者を送り込んだ場合なら、最初の勇者のコマンド入力時点で1、そこで「あとで」を選択して2番目の勇者のコマンド入力時点で2になり、攻撃が終了して3番目の勇者のコマンド入力時点で3、攻撃が終了して1番目の勇者のコマンド入力時点で3、という具合である。
特に最後の点が重要である。今回のトライでも、実質30人でクリアはしていたのだが、最後の戦いで、不用意に「あとで」を実行してカウントを増やしてしまった。痛恨である。
さて、これらの知識を踏まえて、次のような基本戦略であたる。
・基本的に最強勇者のみで攻略する。
・うっかり勇者列に最強でない勇者が混じってしまった場合には、取り込んだ後に遊ばずに次のすれちがいを待つか、伝説2で消化する。
・クリアにどうしても必要な白の勇者及び補助魔法の勇者は、伝説2の歴代の勇者から呼び寄せる。
・ランダムで攻撃が外れる剣よりも、攻撃力が低くても確実な魔法をベースに戦略を設計する。
もし最強勇者となかなかすれ違わない場合には、コイン9枚という高コストを許容できるなら歴代の勇者から呼び出しても良いだろう。
私の場合、妻が毎日青の最強勇者でやってくるので、以下のような戦略になる。
なお、ゴースト名の後ろは体力である。
【部屋1】いざないの砦 入り口(ゴースト[7])
勇者1青魔法
↓
【部屋2】いざないの砦 地下一階(ゴースト[7]、ゴースト[7])
勇者1青魔法
↓
【部屋3】いざないの砦 地下二階(ブルーゴースト[25])
勇者1剣、勇者2剣
↓
【部屋4】ゆううつの洞窟 入り口(ブルーゴースト[25]、ゴースト[7]黄盾)
勇者2青魔法、勇者3剣、勇者4剣
↓
【部屋5】ゆううつの洞窟 西(よろいゴースト[10])
勇者4青魔法
↓
【部屋6】ゆううつの洞窟 東(ブラッドゴースト[50])
勇者4青魔法、勇者5青魔法、勇者6青魔法
↓
【部屋7】ゆううつの洞窟 出口(ブルーゴースト[25]、よろいゴースト[10])
勇者6剣、勇者7剣
↓
【部屋8】げんえいの塔 入り口(ブルーゴースト[25]水色盾、よろいゴースト[10])
歴代の勇者8水色魔法、勇者7剣、勇者9剣
↓
【部屋9】げんえいの塔 一階(ブラッドゴースト[50])
勇者9青魔法、勇者10青魔法、勇者11青魔法
↓
【部屋10】げんえいの塔 二階(よろいデーモン[25])
勇者11青魔法、勇者12青魔法
↓
【部屋11】げんえいの塔 三階(よろいゴースト[10]、よろいデーモン[25])
勇者12青魔法、勇者13青魔法
↓
【部屋12】げんえいの塔 四階 やみの部屋(よろいデーモン[25]×2)
歴代の勇者14白魔法、勇者15青魔法、勇者16青魔法
↓
【部屋13】げんえいの塔 最上階(よろいまおう[60])
勇者16青魔法、勇者17青魔法、勇者18青魔法、勇者19青魔法、勇者20青魔法
※要戦略
↓
【部屋14】げんえいの塔 最上階(ラストゴースト[150])
※要戦略
注意点としては、歴代の勇者8は、その一つ前の部屋、部屋7の勇者7と一緒に送りこまないと意味がない。
さて、結局上記の作戦では、終盤人数が足らず魔法では削りきれない。よって、確率に頼る戦略がどうしても必要だ。
まず、体力50以上のゴーストで、3人がかりの所を、黄緑+剣などで、2人クリアを目指す作戦。黄緑の魔法で眠らせれば、上手くいけば10回近く攻撃し、50~60のダメージを叩き出す事もザラである。もちろん、ランダムで決まる攻撃回数がたまたま少なく、しかも何度も空振りしてしまい、結局魔法以下の4回未満の攻撃で終わる、という可能性もある。諸刃の剣である。しかし、どこかでは使わないと攻略は不可能だ。
もしも、一度に複数の最強勇者が得られるのであれば、ラストゴーストに対して、
「歴代の勇者ピンク魔法、歴代の勇者黄緑魔法、勇者A剣、歴代の勇者黄緑魔法、勇者B剣、…」という勇者列を送りこむ事で非常に効率的に倒せる可能性が高いだろう。
最強勇者の色が赤であれば、上記の戦略より勇者が2人減らせるため、ラストゴーストを魔法で削りきれる。
裏技的であるが、もし最強勇者が家族などの場合には、チャレンジ中は場面に応じて色を変えてもらうのも一つの手だろう。
なお、最短確実な戦略は、ピンポイントで色を変えるとして、
【部屋1】いざないの砦 入り口(ゴースト[7])
勇者1赤魔法
↓
【部屋2】いざないの砦 地下一階(ゴースト[7]、ゴースト[7])
勇者1赤魔法
↓
【部屋3】いざないの砦 地下二階(ブルーゴースト[25])
勇者1赤魔法、勇者2赤魔法
↓
【部屋4】ゆううつの洞窟 入り口(ブルーゴースト[25]、ゴースト[7]黄盾)
勇者2赤魔法、勇者3赤魔法
↓
【部屋5】ゆううつの洞窟 西(よろいゴースト[10])
勇者3赤魔法
↓
【部屋6】ゆううつの洞窟 東(ブラッドゴースト[50])
勇者3剣、勇者4青魔法、勇者5青魔法
↓
【部屋7】ゆううつの洞窟 出口(ブルーゴースト[25]、よろいゴースト[10])
勇者5剣、勇者6赤魔法
↓
【部屋8】げんえいの塔 入り口(ブルーゴースト[25]水色盾、よろいゴースト[10])
勇者6赤魔法、勇者7赤魔法
↓
【部屋9】げんえいの塔 一階(ブラッドゴースト[50])
勇者7剣、勇者8青魔法、勇者9青魔法
↓
【部屋10】げんえいの塔 二階(よろいデーモン[25])
勇者9青魔法、勇者10青魔法
↓
【部屋11】げんえいの塔 三階(よろいゴースト[10]、よろいデーモン[25])
勇者10青魔法、勇者11剣
↓
【部屋12】げんえいの塔 四階 やみの部屋(よろいデーモン[25]×2)
勇者11白魔法、勇者12青魔法、勇者13青魔法
↓
というのが最小パターンだろう。
あれから大分攻略も進み、ピース集めは残り2パネル(パルテナ含む)となり、伝説は何度も周回している。
お祝いリストの達成数も42に到達し、全78項目なので、達成率53.8%である。
特に伝説系は達成済み項目も増え、リストを睨んでから達成目標を決め、それに合わせた攻略プレイを行う段階に達している。
そんな中、現在取り組んでいるのが表題の「すれちがい伝説を30人以下のMiiでクリアした!」というチャレンジだ。伝説1の方である。
結果から言うと、今回の挑戦は惜しくも失敗した。事実上成功したのだが、記録上は33人クリアと判定されたのである。早速明日からは2回目の挑戦に出発するのだが、その前にこのチャレンジの攻略のポイントをまとめておこう。
なお、すれちがい伝説についての初歩的な知識はあるものとして説明しない。
まず、攻略に際しての前提条件などをまとめておく。通常、一般の環境で何の意識もせず攻略するとなると、伝説1の全14ステージのゴースト20体、合計体力578ポイントを撃破してのクリアには、数百人のすれちがい勇者が必要となる。それを30人でクリアしろ、というのであるからある程度の環境や工夫が必要となるのは必至だ。
必須条件
・レベルMAX勇者(Lv7)と定期的にすれ違う事。もしくは、最低1回はすれ違ったことがある事。
・上記の勇者は赤もしくは青が有利。
・すれちがい伝説2が出現している事。
・すれちがい伝説の完全なチャートを元に、きっちり計画通りに行う事。
最強の勇者であたらなければとても30人クリアは不可能である。30人という目標設定はとても上手く作られており、全最強+創意工夫でようやくギリギリというレベルなのである。最強の勇者とはレベル7、つまり7回以上すれ違ったMiiという事になるが、家族等、常時すれ違う相手だと8時間おきに勇者がやってくるので攻略が楽になるだろう。後述の理由により伝説2の存在は必須である。まだの人は先に伝説1を2周し帽子を全部取って伝説2を出しておこう。
次に、攻略にあたって必要な基礎知識をまとめておく。
・Lv7勇者の剣攻撃力は一撃7、通常3撃で合計21ポイント。ただし、攻撃はしばしば外れたり、逆に希に会心の攻撃で21ポイントの場合もある。攻撃魔法攻撃は通常14。
・攻撃魔法は、部屋にいるゴースト全てにダメージを与える。
・攻撃魔法は、盾をすり抜けて当たる。
・ブルーゴーストには青魔法が、ブラッドゴーストには赤魔法が無効となる。逆に、ブルーゴーストには赤魔法が、ブラッドゴーストには青魔法が特効(Lv×3)となる。
・よろい系ゴーストは、剣攻撃を防御(攻撃力を-1となる)するが、魔法は防御しない。
・ゴーストを倒すと、同じ勇者が続けて次のゴーストを攻撃できる。
・部屋のゴーストを全て倒すと、同じ勇者が続けて次の部屋のゴーストを攻撃できるが、やみの部屋とラストゴーストの部屋の2箇所だけは攻撃できずに帰ってしまう。
このあたりのポイントは何度もプレイしていれば常識的であるのでそれほど問題ないだろう。
さらに、必須の応用知識をまとめておく。
・すれちがいMii広場にやってきた勇者達は、未プレイ勇者全体を伝説1、伝説2のどちらかを選択して使用する事ができる。個々のMii毎に選択使用する事はできない。
・伝説1、2のそれぞれのメニューで雇った、さすらいの勇者は、一旦メニューを抜け、もう一方の伝説で使用する事ができる。その際、勇者列の最後尾に入る。伝説2の歴代の勇者も同様である。
・助けに来た勇者の数は、その勇者に対してコマンドを指示できる状態になった時点でカウントされる。例えば、初回3人の勇者を送り込んだ場合なら、最初の勇者のコマンド入力時点で1、そこで「あとで」を選択して2番目の勇者のコマンド入力時点で2になり、攻撃が終了して3番目の勇者のコマンド入力時点で3、攻撃が終了して1番目の勇者のコマンド入力時点で3、という具合である。
特に最後の点が重要である。今回のトライでも、実質30人でクリアはしていたのだが、最後の戦いで、不用意に「あとで」を実行してカウントを増やしてしまった。痛恨である。
さて、これらの知識を踏まえて、次のような基本戦略であたる。
・基本的に最強勇者のみで攻略する。
・うっかり勇者列に最強でない勇者が混じってしまった場合には、取り込んだ後に遊ばずに次のすれちがいを待つか、伝説2で消化する。
・クリアにどうしても必要な白の勇者及び補助魔法の勇者は、伝説2の歴代の勇者から呼び寄せる。
・ランダムで攻撃が外れる剣よりも、攻撃力が低くても確実な魔法をベースに戦略を設計する。
もし最強勇者となかなかすれ違わない場合には、コイン9枚という高コストを許容できるなら歴代の勇者から呼び出しても良いだろう。
私の場合、妻が毎日青の最強勇者でやってくるので、以下のような戦略になる。
なお、ゴースト名の後ろは体力である。
【部屋1】いざないの砦 入り口(ゴースト[7])
勇者1青魔法
↓
【部屋2】いざないの砦 地下一階(ゴースト[7]、ゴースト[7])
勇者1青魔法
↓
【部屋3】いざないの砦 地下二階(ブルーゴースト[25])
勇者1剣、勇者2剣
↓
【部屋4】ゆううつの洞窟 入り口(ブルーゴースト[25]、ゴースト[7]黄盾)
勇者2青魔法、勇者3剣、勇者4剣
↓
【部屋5】ゆううつの洞窟 西(よろいゴースト[10])
勇者4青魔法
↓
【部屋6】ゆううつの洞窟 東(ブラッドゴースト[50])
勇者4青魔法、勇者5青魔法、勇者6青魔法
↓
【部屋7】ゆううつの洞窟 出口(ブルーゴースト[25]、よろいゴースト[10])
勇者6剣、勇者7剣
↓
【部屋8】げんえいの塔 入り口(ブルーゴースト[25]水色盾、よろいゴースト[10])
歴代の勇者8水色魔法、勇者7剣、勇者9剣
↓
【部屋9】げんえいの塔 一階(ブラッドゴースト[50])
勇者9青魔法、勇者10青魔法、勇者11青魔法
↓
【部屋10】げんえいの塔 二階(よろいデーモン[25])
勇者11青魔法、勇者12青魔法
↓
【部屋11】げんえいの塔 三階(よろいゴースト[10]、よろいデーモン[25])
勇者12青魔法、勇者13青魔法
↓
【部屋12】げんえいの塔 四階 やみの部屋(よろいデーモン[25]×2)
歴代の勇者14白魔法、勇者15青魔法、勇者16青魔法
↓
【部屋13】げんえいの塔 最上階(よろいまおう[60])
勇者16青魔法、勇者17青魔法、勇者18青魔法、勇者19青魔法、勇者20青魔法
※要戦略
↓
【部屋14】げんえいの塔 最上階(ラストゴースト[150])
※要戦略
注意点としては、歴代の勇者8は、その一つ前の部屋、部屋7の勇者7と一緒に送りこまないと意味がない。
さて、結局上記の作戦では、終盤人数が足らず魔法では削りきれない。よって、確率に頼る戦略がどうしても必要だ。
まず、体力50以上のゴーストで、3人がかりの所を、黄緑+剣などで、2人クリアを目指す作戦。黄緑の魔法で眠らせれば、上手くいけば10回近く攻撃し、50~60のダメージを叩き出す事もザラである。もちろん、ランダムで決まる攻撃回数がたまたま少なく、しかも何度も空振りしてしまい、結局魔法以下の4回未満の攻撃で終わる、という可能性もある。諸刃の剣である。しかし、どこかでは使わないと攻略は不可能だ。
もしも、一度に複数の最強勇者が得られるのであれば、ラストゴーストに対して、
「歴代の勇者ピンク魔法、歴代の勇者黄緑魔法、勇者A剣、歴代の勇者黄緑魔法、勇者B剣、…」という勇者列を送りこむ事で非常に効率的に倒せる可能性が高いだろう。
最強勇者の色が赤であれば、上記の戦略より勇者が2人減らせるため、ラストゴーストを魔法で削りきれる。
裏技的であるが、もし最強勇者が家族などの場合には、チャレンジ中は場面に応じて色を変えてもらうのも一つの手だろう。
なお、最短確実な戦略は、ピンポイントで色を変えるとして、
【部屋1】いざないの砦 入り口(ゴースト[7])
勇者1赤魔法
↓
【部屋2】いざないの砦 地下一階(ゴースト[7]、ゴースト[7])
勇者1赤魔法
↓
【部屋3】いざないの砦 地下二階(ブルーゴースト[25])
勇者1赤魔法、勇者2赤魔法
↓
【部屋4】ゆううつの洞窟 入り口(ブルーゴースト[25]、ゴースト[7]黄盾)
勇者2赤魔法、勇者3赤魔法
↓
【部屋5】ゆううつの洞窟 西(よろいゴースト[10])
勇者3赤魔法
↓
【部屋6】ゆううつの洞窟 東(ブラッドゴースト[50])
勇者3剣、勇者4青魔法、勇者5青魔法
↓
【部屋7】ゆううつの洞窟 出口(ブルーゴースト[25]、よろいゴースト[10])
勇者5剣、勇者6赤魔法
↓
【部屋8】げんえいの塔 入り口(ブルーゴースト[25]水色盾、よろいゴースト[10])
勇者6赤魔法、勇者7赤魔法
↓
【部屋9】げんえいの塔 一階(ブラッドゴースト[50])
勇者7剣、勇者8青魔法、勇者9青魔法
↓
【部屋10】げんえいの塔 二階(よろいデーモン[25])
勇者9青魔法、勇者10青魔法
↓
【部屋11】げんえいの塔 三階(よろいゴースト[10]、よろいデーモン[25])
勇者10青魔法、勇者11剣
↓
【部屋12】げんえいの塔 四階 やみの部屋(よろいデーモン[25]×2)
勇者11白魔法、勇者12青魔法、勇者13青魔法
↓
というのが最小パターンだろう。
Wii/コロリンパ2 アンソニーと金色ひまわりのタネ/ハドソン
トイザらスのクリアランスで安くゲットしておいた物。
前作がとても面白かったので、期待してプレイ。
確かに面白くない事はないのだが、期待したほどではなかった。また、若干違和感も感じた。
ギミック大幅増+ステージ数大幅増加+ストーリー+マップエディタ+Wiiバランスボード対応、という正統進化ぶりだが、一番の問題点は、玉の挙動、というゲームの根本が微妙に変更になっており、これが前作に比べ、爽快感が消え、イライラ感が募る、我が家にとっては改悪としか思えないものであったことだ。
ひとまず、やさしいモード&ふつうモードは完クリし、Wiiボステージ100面を制したところで休憩。その後、登場したむずかしいモードは数面クリアしたが、面が多すぎて流石に飽きてきた。達成率は54%との事だ。
今作で増加したギミックは面白いものが多い。とくにシューター連続の超高速ステージは成功すると非常に爽快。ボールの拡大縮小ギミックもレールと組み合わせたパズル要素が面白い。ただし、極悪なのが砲台で、穴にはまった後玉を打ち出すのだが、その方向コントロールが難しい。投射軌道が破線で描かれるのだが、2次元的にべったり表示されるので、それがゲーム内の3次元空間では実際どの位置を通過している軌道なのか、が判断し辛いのだ。床やオブジェクトなどと貫通している地点にボールサイズの赤丸でも表示してくれるだけで大分違うだろう。しかし、やっていると結構慣れてきて分かるようになってくる。ただ、やはり不条理にミスしやすいので、この仕様でタイムアタックを極めようという気にはなかなかなれない。
アリのアンソニーのストーリーは空気のようなスカスカなもので、あってもなくてもどうでも良い感じ。個人的には無駄なストーリーは不要だと思う。プレイ中に、画面の端でこいつが結構うるさく吹き出しで喋るのが鬱陶しい。「クッキーおいしいよね」とか言われても、こっちはそれどころじゃない。
マップコンストラクションは、面白そうかと思ったが、まず素材を集め、その後合成でパーツを生成して、マップに使用する、という面倒な構成になっていたためやっていない。
Wiiボステージは、運動になってかなり面白かった。ただ、ほとんどのステージで初見プラチナトロフィーになってしまったので、トロフィー基準が甘すぎるだろう。
むずかしいモードの残りや、その他のモードのトロフィーなど、プレイする要素はまだあるが、十分満足したので、一旦やめ。あとは気が向いたらプレイするかも知れない。ここまでのプレイで20数時間である。
前作のコロリンパは、結構熱くなってやり込んだが、2ではあまりそう言う気にならない。玉の挙動に違和感があるのと、やはり、少々飽きてきたのだろう。ただ、万人に薦められる佳作ゲームではあると思う。

ハドソン
コロリンパ2 アンソニーと金色ひまわりのタネ
前作がとても面白かったので、期待してプレイ。
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前作のコロリンパは、結構熱くなってやり込んだが、2ではあまりそう言う気にならない。玉の挙動に違和感があるのと、やはり、少々飽きてきたのだろう。ただ、万人に薦められる佳作ゲームではあると思う。