心理セラピーに訪れる方々が訴える問題というのは個々に様々です。
代表的なテーマとしては、仕事、恋愛や結婚などのパートナーシップ、子育て、人間関係、お金のことなどでしょうか。
しかし相談者の中には
「何に困っているのか?」がよくわからないという方もいらっしゃいます。
その方々が口にするのはこんなこと。
仕事もあって、家庭もあって、どれも特にこれといった問題らしい問題はない。
まあ幸せと言えば、幸せでないといい理由はないと思うし、人生ってこんなものなのかもしれないけれど、本当にこれでいいのかな?と思う。
あるいは、特にこれと言って困りごとはないんです。
でも、なんかこう、生きているという実感がない。
ワクワクすることや楽しいと思うことをやれば?と言われ、やってみるけれど、楽しいと言えば楽しいが、そこまでではない。
他の人の楽しいってこの程度なの?
人はもっと楽しそうに見える。
そもそも、ワクワクって何だっけ?
心理セラピーを始めるにあたっては、最初に何を改善したいのか?とどうなりたいのか?の確認をするのですが、上述のような方にとっては、これが非常に難儀です。
つまり、自分の人生に対して何らかの違和感はあるものの、何に困っているのか?、どうなりたいのか?がまるでわからない状態です。
私のところに訪れるクライアントさんは、このタイプの方が結構多くいらっしゃいます。
このタイプの方に共通しているのは
「自分の感情がわからない」ということです。
自分が何を望んでいるのか、
何が好きで何が嫌いなのかわからない。
これは「感情の抑圧(押さえ込み・我慢)」が原因で起きています。
実は「困る」とか「苦しい」とか言う感覚は、「感情」がサインとなって教えてくれるのですが、感情を抑圧によって、困り感や苦しみを感じなくなります。
だから、これらの方々は口を揃えてこうおたしゃるのです。
「特に困ってはいないんですけど」
「特に何か苦しいとかはないんですけど」
と。
人間は、耐え難いと思う苦しみや悲しみ、怒りに遭遇したとき、
「もう二度とこんな思いはしたくない」
と思い、そのために感情に蓋をしてしまいます。
こうするこてで、苦しみや悲しみを味わわなくて済むようにはなりますが、実はこれには副作用があります。
「楽しい」「嬉しい」の感情も感じられなくなる、というのがそれです。
ほら、「喜怒哀楽」というでしょう?
怒哀だけ殺して喜楽は残す、みたいに器用なことは残念ながら出来ないのです。
悲しみや怒りを感じないように感情に蓋をすることは、感情センサーを鈍らせることとなり、嬉しい、楽しいも感じにくくなります。
その結果が、「生きている実感が持てない」という感覚です。
このような時、私は提案します。
「まず、感情を取り戻すことから始めましょう」と。
どうやって?
閉じてしまったセンサーを開くには、トレーニングが必要です。
でも、辛い、苦しいトレーニングは嫌ですよね。
私も、ジムで筋トレ、なんて言われたら、いくら体にとって大切と分かっていでも、二の足を踏んでしまいます(笑)
トレーニングは、楽しくやりたい。
そこで、いい道具を見つけました。
それが、インナーチャイルドカード。
インナーチャイルドカードは、誰もがよく知る西洋のおとぎ話をモチーフにした絵柄が描かれたカードです。
インスピレーションを刺激する不思議な絵と、タロットに込められた人生を生き抜く叡智が、私達を優しく自然にサポートしてくれます。
カードの絵を見ながら、セラピストの質問に答えているうちに、思いもかけなかった自分の感情に触れり体験をすることでしょう。
自分にはハートがない、とばかり思った、オズの魔法使いのブリキ男が、本当は自分にもハートがあったことを知ったように。
これが、「あなたが自分の感情を取り戻す」ためのトレーニングになります。
この体験を通して、あなたが自分を癒した時、あなたはインナーチャイルドカードを使って人を癒すことの可能性に開いてゆくこともあるでしょう。
自分を癒し、人を癒す。
パワフルなセラピーツールとしてのインナーチャイルドカードの使い方を私はお伝えしています。
インナーチャイルドカードは使い方自由なカードなので、実に様々な使い方がありますが、心理療法家の私だからお伝えできる使い方です。
インナーチャイルドカードが初めての方へ
「たった2時間で今日から楽しく使えるようになる!」をゴールに
インナーチャイルドカード事始(ことはじめ)レッスン