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わたなべ千紘です
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最近、
消費財を取り扱うクライアント様からこのように聞かれたことがあります。
「PRとマーケティングの違いとは何ですか？」
混同して使われやすい言葉ですが、
その内容には実は大きな違いがあります！
それぞれの特徴をきちんと把握して、
役割を持たせて運用していくことが重要です。
今回は、「PRとマーケティングの違い」について
ごくごく簡単に解説してみます！
PRは「関係づくり」、マーケティングは「売る」
PRとマーケティングには、
どちらも「情報を発信すること」を手段としていますが
目的に明らかな違いがあります。
それに伴い実際に必要とされる業務内容というのも大きく変わってきます。
早速それぞれ言語化してみます！
PRは「関係づくり」が目的
PRは「Public Relations（パブリックリレーションズ）」を略した言葉です。
PRは、本来の意味から考えると「公衆との関わり」。
つまりPRは、企業やブランドが「社会とどのように関わっていくのか」、
つまり沢山の関係者との「関係づくり」を役割としています。
ではだれと関係をつくるのか？
消費者・顧客、従業員、従業員の家族、株主・投資家、取引先、行政機関、金融機関、地域住民、メディア…
このように企業の周りには、本当にたくさんの関係者がいますね。
会社の戦略によって濃淡はありますが、
その関係者全体との関係調整をしないといけません。
つまりPRは、
「買えない信頼」というのを「人間関係とアイディア」で動かし、「社会に変化」を与えていく
ことが目的。
消費者だけでなく全体に対して働きかける必要があるので
効果も見えづらいし、時間がかかる、と言われているのですね。
ただ、沢山のステークホルダーの中でもやはり
「いかに沢山の『メディア』を巻き込むか？」
が最も重要です。
客観的な第三者である「メディア」が紹介してくれることで
そもそも好みの偏りなどなく伝わり
消費者の悩みが自社商品によって解消され
商品が売れたことで従業員も喜び
その親も安心する……
といったように、
最も大きなインパクトがあることがお分かりになるかと思います！
マーケティングは「売る」が目的
マーケティングは簡単に言うと
「商品の売上や利益を向上させること」が目的です。
そして、多様な関係者がいたPRと比較し、
「消費者のみ」に働きかけていることが特徴です。
PRは「長期的な理解や信頼を得る」
マーケティングは「利益を増やす」。
このように、PRは必ずしも利益の拡大につなげることをゴールとしていないという点で、大きく異なることが分かりますね！
実は広義の意味では、先に解説した「PR」もマーケティングの中に含まれています。
なぜなら、メディア掲載によってファンが増えて売上がUPする、ということがもあるからなんです！
PRとマーケティング。
目的に違いこそありますが、決して相反する関係にあるわけではありません！
それぞれの役割や仕事内容をかけ合わせて協力していけば、
経営をさらに飛躍させることができますよ！
皆さんのビジネスが加速し、
ますます発展することを信じています！
最後に、すぐ見返せるように、
リストにまとめておきますね！
「PR」と「マーケティング」 の違いは目的にあった！
●PRは「長期的な理解や信頼を得る」
●マーケティングは「利益を増やす」。
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