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わたなべ千紘です
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昨日、スープストックの社長 工藤萌さんが、
第2子の出産を決意されたといった内容の
ニュースが話題となりました。
このニュースに触れ、
子育てと今の仕事に関して、
ふつふつと沸き起こってきた感情を綴りました。
しばしお付き合いください！
全てが予想を超えてきた育児
私自身の、出産の経験について少し語らせてください。
妊娠中は、
漠然と「育児ってとにかく大変そう！」
くらいの解像度でしたが、
実際に出産・産後・乳児育児を経験してみると……
「無理」
の一言でした。
最初は、
子どもを産んだのに
10kg以上増えた体重が
3キロしか減らないという
厳しい現実を突きつけられるところから始まります。
3日ほど入院し
小さすぎる子供と
とにかく体がボロボロの私二人で
急に社会に放り出される孤独感。
一応母なのに
子供が泣き止まないときの無力感。
とにかく寝ること。そして
なんとか食べて、父母子共に「生きる」こと
それが最優先でした。
ホルモンも急激に変化し、前髪ははげ散らかしました。
乳腺炎になり、
古くなった母乳を吸い取ってもらいに
週一で病院に通い、
胸に注射器を刺す激痛に耐えました。
それでも、
この時期は
経験したことない
「幸せ」に包まれていました。
子供の「ふにゃふにゃ」という泣きそうな声で
すぐに目覚め、駆け付け
おむつやミルクのお世話をする。
心身ともにボロボロではあったのですが、
一種のアドレナリンのようなものが
常に出ていたのではないかなと、思っています。
「守りたい」
「この子を幸せにする」
その感情だけで
何とか乗り越えている感覚でした。
▲コロナを経てやっと叶った帰省時の写真
復職でぶち当たった壁
勢いのままに
娘0歳6ヶ月の時に復職。
最初はどうにかなるだろうと安直に思っていました。
しかし
現実は違っていました。
コロナでの登園自粛。
娘の風邪で自宅保育の日々。
それでも積み重なる仕事の数々。
少ないメンバーで
成果を出さなければならないプレッシャー。
見渡す限り、壁壁壁でした。
当たり前ではありますが、
家事や育児に費やす時間が多いほど、
仕事に費やす時間は少なくなり
物理的にこなすことが難しくなってきます。
それだけではなく
現場で立ち回る才能のなさ、
タイムマネジメント力のなさ、
上手く人に頼れなかったこと。
当時、これらの不器用な要因があったことも事実です。
送り迎えも最後、ママ友もゼロ。
無理が積み重なり、
体や精神を壊しそうになりました。
中途半端な言動から
たくさんの方に迷惑をかけてきました。
深夜残業を終えて、へとへとになって入った
いつもの寝室。
ふと目に入った安らかに眠る娘の顔。
ハッと気づきました。
やっぱり私は「家族の幸せ」のための人生を歩みたい。
娘との限られたこのかけがえのない時間
眉間にしわを寄せた怖い顔で
家族と接したくない。
こんな思いをする人たちを
少しでも減らしたい。
と感じたのです。
実は、私がフリーランスになり
のちに経営の道を歩もうとと思ったのも、
この子育てと仕事の経験が
大きく関係しています。
「マミートラック」とは
皆さんは、「マミートラック」という言葉を聞いたことはありますか？
マミートラックとは、
育休明けの社員が子育て＆仕事の両立のため
負荷が大きな仕事を任されず、
昇進やキャリアアップが難しくなる状況を指します。
マミーは mommy＝母
トラックは track＝陸上競技場の周回コース
を指すそうです。
復職後、残業ができない働き方になることで
補助的な業務しか割り合てられず、
結果、昇進・昇格から遠のく場合も多い。
その様子が
”陸上競技場の周回コース”を回るように
代わり映えのない仕事を
繰り返す様を示しているといわれています。
もともとは企業側が社員に対して
ワーク・ライフ・バランスへの配慮の一環で
行っていた施策です。
しかしこの聞こえから
やはり良いものには感じづらいですよね。
私のように、
出産・育児をきっかけに離職してしまったり、
仕事で力を十分に発揮できずに悩んだりする女性は
まだまだ多いのが実情です。
育児をしながらパートなどの働き方を選ぶ人
正社員でも時短を選択し、
管理職になりたくてもなれない人
いわゆる専業主婦になる人
こんな方々を沢山見てきました。
出産・育児をどう感じているのかは
もちろん人それぞれではあります。
むしろ異なるのが当たり前です。
でも、もし選択した生き方により
「夢を諦めた」
そんな経験のある方を見ていると
胸が締め付けられる思いがするのです。
歩みを進めてみる
現在は30年前に比べたら、
子育てを助けてくれるツールやサービスも増え
周囲の理解も断然進んでいます。
ネットスーパーで注文すれば出かけなくても
買い物ができる。
時短家電も充実している。
家事代行などもある。
それらは、
数十年前に
悲しくて
悔しくて
苦い思いをしてきた
沢山の「親」たちがいたおかげで
今少しだけ子育てが楽になる環境が
できたのかもしれません。
それでも、
まだまだ世の中には不便な要素は隠れていて、
キャリアや自分の生き方を諦めてしまう人々
もいるのではないかと思うのです。
「親として、娘にチャレンジする姿を見せたい」
「次世代が歩む将来が“明るく輝く”ものとなるために貢献したい」
それが私自身が
PRと教育事業『両輪』での起業を
目指したきっかけですが
同じように
自分が生きている価値を感じたい。
子育てもキャリアも自分磨きも、
やりたいことも全て
「よくばったっていい」。
そう思える親たちを増やすことに
新たな事業を通して
貢献していきたいと
ようやく決意できました。
ゆくゆくは、
妊娠や出産がニュースにならないほどに
どんな選択もできる、
やりたいことが実現できる。
そんな
親と子どちらも希望に満ちた未来を創ること
そして、
「子を守る」中心にいる企業や人物が、
孤立しない環境を創ること
に挑戦していきます。
▲あっという間に成長、3歳に
今回は、私自身の子育てやキャリアについて
考えることをつらつらと書かせていただきました。
私自身も、実は第2子の出産を諦めてはいません。
もしかしたら、
高齢出産になるかもしれない。
体力的にも難しいかもしれない。
でももう一度、
新たな体験を通して
家族と共に自身も成長したい。
そう感じています。
「原因探しをするよりも、どうより良くしていくか」
ニュースを拝見し、
スープストックの工藤社長が
後ろからポンと背中を押してくれたような、
そんな気分になりました。
想いが上手く言語化できているか不安ではありますが、
最後までご覧くださり、
どうもありがとうございました！
共に、温かい未来を創っていきましょう！
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ただいま作成中…赤裸々な私をお楽しみに(笑)