音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~ -17ページ目

音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

「至高の幻想」

※ライブストリーミング配信

 

【日時】

2023年3月31日(金) 開演 20:00

 

【会場】

カフェ・モンタージュ (京都)

 

【演奏】

ヴィオラ:小峰航一 *

ピアノ:山田剛史

 

【プログラム】

ヒンデミット:ヴィオラ・ソナタ op.25-4 (1922) *

ヒンデミット:ピアノ・ソナタ 第1番 イ長調 「マイン川」 (1936)

ヒンデミット:「至高の幻想」の瞑想曲 (1938) *

 

 

 

 

 

カフェ・モンタージュ主催のコンサートをオンライン配信で聴いた。

小峰航一のヴィオラと山田剛史のピアノによる、ヒンデミットのヴィオラ・ソナタおよびピアノ・ソナタの全曲演奏会シリーズ、全4回のうち第1回である。

こういった全曲演奏会シリーズが私は好きなので嬉しいところ。

1回の演奏会につき、ヴィオラ・ソナタとピアノ・ソナタが1曲ずつ。

そして最終回には、ヒンデミットの対位法的ピアノ曲集「ルードゥス・トナリス」が聴けるということで、できれば最終回まで全て聴きたいと思っている。

 

 

 

(画像はこちらのページよりお借りしました)

 

 


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西本智実「愛と死」 ~悲愴&トリスタンとイゾルデ~

 

【日時】

2023年9月3日(日) 開演 18:30

 

【会場】

サントリーホール 大ホール (東京)

 

【演奏】

指揮:西本智実

管弦楽:イルミナートフィルハーモニーオーケストラ

(コンサートマスター:中島麻)

 

【プログラム】

ヴァーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」 より 前奏曲/イゾルデの愛の死

サン=サーンス:交響詩「死の舞踏」

サン=サーンス:歌劇「サムソンとデリラ」 より バッカナール

チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 op.74 「悲愴」

 

※アンコール

チャイコフスキー:「くるみ割り人形」 より 花のワルツ

 

 

 

 

 

イルミナートフィルハーモニーオーケストラの公演を聴きに行った。

指揮は、1970年大阪生まれで2012年より同オーケストラの首席指揮者を務める、西本智実。

現代を代表する巨匠の一人である。

 

 

 

 

 

最初の曲は、ヴァーグナーの「トリスタンとイゾルデ」より、前奏曲と“イゾルデの愛の死”(ソプラノなし版)。

この2曲セットで私の好きな録音は

 

●フルトヴェングラー指揮 ベルリン・フィル 1930年セッション盤(NMLApple MusicCDYouTube12

●フルトヴェングラー指揮 ベルリン・フィル 1938年2月11日セッション盤(CD

●フルトヴェングラー指揮 ベルリン・フィル 1942年11月8,9日ベルリンライヴ盤(YouTube

●フルトヴェングラー指揮 ストックホルム・フィル 1942年11月25日ストックホルムライヴ盤(Apple MusicCDYouTube

●フルトヴェングラー指揮 ベルリン・フィル 1954年4月27日ベルリンライヴ盤(NMLApple MusicCDYouTube12

●クレンペラー指揮 フィルハーモニア管 1960年3月1-3日セッション盤(NMLCD

 

あたりである。

この曲はフルトヴェングラーの独壇場であり、彼の怒涛のような凄演は、他の数多の指揮者たちの演奏を全てなぎ倒してしまう。

クレンペラーだけが、フルトヴェングラーとは全く別のアプローチでどうにか対抗しうる。

 

 

私は、まさに西本智実が振るこの曲を聴きに行ったのである。

カルロス・クライバーのようにレパートリーを非常に限定する彼女が今回ついに振るヴァーグナー、これを逃すと次いつ聴けるか分からない。

聴いてみると、期待に違わぬ名演だった。

フルトヴェングラーほどの凄まじさはないけれど、これほどのロマンティシズムとスケール感とを備えた演奏を生で聴ける機会が他にあるとは、私には想像できない。

幾度となく打ち寄せる波のような音楽のうねり、愛の憧れの表現、それでいて決してわざとらしくならず、大きな視野で自然な流れを形作っていく、こういうヴァーグナーにおあつらえ向きの指揮者が現在彼女以外にいるだろうか。

願わくば、もう少し分厚い低弦の鳴るオーケストラで(叶うことならウィーン・フィルのような)、彼女が振るこの曲をいつかもう一度聴いてみたい。

 

 

 

 

 

次の曲は、サン=サーンスからの2曲。

これらの曲で私の好きな録音は

 

【死の舞踏】

●ミュンシュ指揮 アムステルダム・コンセルトヘボウ管 1948年セッション盤(NMLApple MusicCDYouTube

●フレスティエ指揮 コンセール・コロンヌ 1952年頃セッション盤(Apple MusicCDYouTube

●デュトワ指揮 フィルハーモニア管 1980年6月セッション盤(NMLApple MusicCDYouTube

●ナガノ指揮 モントリオール響 2015年10月29,30日モントリオールライヴ盤(NMLApple MusicCDYouTube

 

【バッカナール】

●フレイタス・ブランコ指揮 シャンゼリゼ劇場管 1959年以前セッション盤(Apple MusicYouTube

●デュトワ指揮 モントリオール響 1987年10月セッション盤(NMLApple MusicCDYouTube

●フルネ指揮 都響 2002年4月20日東京ライヴ盤(Apple MusicCDYouTube

 

あたりである。

 

 

今回の西本智実&イルミナートフィルの演奏は、上記名盤たちのフランス風の味わいとはまた違った、トゥッティ(総奏)での大迫力が印象的だった。

 

 

 

 

 

最後の曲は、チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」。

この曲で私の好きな録音は

 

●フルトヴェングラー指揮 ベルリン・フィル 1938年10,11月セッション盤(CDYouTube

●ムラヴィンスキー指揮 レニングラード・フィル 1960年11月7-9日セッション盤(NMLApple MusicCDYouTube1234

●西本智実指揮 ロシア・ボリショイ響ミレニウム 2002年2月4-10日セッション盤(CD

●ネゼ=セガン指揮 ロッテルダム・フィル 2012年8月セッション盤(NMLApple MusicCDYouTube1234

●クルレンツィス指揮 ムジカエテルナ 2015年2月9-15日セッション盤(Apple MusicCDYouTube1234その記事はこちら

●西本智実指揮 スヴェトラーノフ記念ロシア国立響 2018年6月28日モスクワライヴ(動画その記事はこちら

 

あたりである。

つまり、西本智実の大の得意曲。

 

 

今回の西本智実&イルミナートフィルの演奏は、もちろん良かったのだが、2018年に聴いた西本智実&スヴェトラーノフ記念ロシア国立響の実演に圧倒されすぎたせいか(その記事はこちら)、今回は少し肩透かしだったのも否めない。

あれほど重厚な音は、ロシアのオーケストラでなければ出せないということか、あるいは場合にもよりけりなのか。

同じ曲、同じ指揮者でも、オーケストラによって、あるいは時によって演奏が異なるのは面白い。

これからも、彼女の「悲愴」がどう変化していくのか、折に触れて聴くことができたらと思う。

 

 

 

(画像はこちらのページよりお借りしました)

 

 


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東京混声合唱団特別演奏会 ~田中信昭と共に~

東混オールスターズ

 

【日時】

2023年9月3日(日) 開演 14:00 (開場 13:00)

 

【会場】

東京芸術劇場 コンサートホール

 

【演奏】

指揮:田中信昭、山田和樹、キハラ良尚、松原千振、大谷研二、水戸博之、髙谷光信、山田茂

ピアノ:中嶋香、古海行子

合唱:東京混声合唱団

 

【プログラム】

・髙谷光信 [指揮]

チャイコフスキー:「鶯の歌」

チャイコフスキー(首藤健太郎作詞/編曲):「白鳥の湖」 より ナポリの踊り (初演)

 

・山田茂 [指揮]

GReeeeN(森山智宏編曲):キセキ

 

・水戸博之 [指揮]

エリック・ウィテカー:Sleep

エリック・ウィテカー:The Star-Spangled Banner

 

・山田和樹 [指揮]

三善晃:静岡市立南部小学校校歌 夢までも (作詞 宗左近)

三善晃:神奈川県立希望ヶ丘高等学校校歌 (作詞 飯田侑)

 ピアノ 古海行子

 

・松原千振 [指揮]

マデトヤ:De Profundis Op.56

 

・大谷研二 [指揮]

マーラー(クリトゥス・ゴットヴァルト編曲):交響曲 第5番 より Adagietto

 

・キハラ良尚 [指揮]

ブルックナー:Ave Maria

フィンジ: My spirit sang all day

The Battle of Jericho (黒人霊歌)

 

・田中信昭 [指揮]

三善晃:混声合唱曲集「木とともに 人とともに」 より 生きる (作詞:谷川俊太郎)

 ピアノ 中嶋香

 

※アンコール

・田中信昭 [指揮]

山田耕筰:赤とんぼ

 ピアノ 中嶋香

 

 

 

 

 

東京混声合唱団の特別演奏会を聴きに行った。

同合唱団を聴いたのは、今回が初めて。

特別演奏会ということで、8人の指揮者たちが一堂に会して1、2曲ずつ演奏するという、豪勢な構成だった。

 

 

 

 

 

山田和樹が振った三善晃作曲の2曲の校歌は、山田和樹の母校の神奈川県の高校のものと、山田和樹が今回探し出してきた静岡県の小学校のもの。

校歌とは思えない、と山田和樹がMCで言っていたこれらの曲の芸術性は、聴いてみても私にはあまりピンとこなかったが(割と普通に校歌かなと感じた)、それでも古海行子の弾く合唱伴奏も含め、貴重な機会だった。

 

 

 

 

 

キハラ良尚が振った3曲は今回の演奏会の中では印象深く、ブルックナーのアヴェ・マリアは私の好きな録音の

 

●ガーディナー指揮 モンテヴェルディ合唱団 1998年5月セッション盤(NMLApple MusicCDYouTube

●M.クリード指揮 シュトゥットガルトSWR声楽アンサンブル 2007年3月26-30日セッション盤(NMLApple MusicCDYouTube

●N.ショート指揮 テネブレ 2015年1月2-4日セッション盤(NMLApple MusicCDYouTube

●P.アーマン指揮 ライプツィヒMDR放送合唱団 2020年2月セッション盤(NMLApple MusicCD

●S.クラーヴァ指揮 ラトヴィア放送合唱団 2020年3月2-5日セッション盤(NMLApple MusicCDYouTube

 

の洗練ぶりには敵わないにしても、なかなかに美しかったし、次のフィンジ、それから間髪入れず黒人霊歌「ジェリコの戦い」へと移るにつれて、どんどん活気にあふれ、希望が見えてくる仕様になっているのも良かった。

 

 

 

 

 

最後の田中信昭は、この合唱団の創設者。

1956年、東京藝大の声楽科を卒業した28歳時に創設してから今年で67年、なんと95歳とのことで、歩行もおぼつかない様子であったが、指揮をさせればさすがなもので、棒の振りをほんの少し大きくすると合唱団がそれにしっかり応えて表情がぐんと豊かになる、といったことがしばしばみられた。

 

 

 

 

 

なお、この演奏会は1,500円でオンライン配信の視聴が可能とのこと(2023年9月23日まで購入可能、9月24日まで視聴可能)。

興味のある方はぜひ。

 → こちらのサイト

 

 

 

(画像はこちらのページよりお借りしました)

 

 


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イタリアのボルツァーノで開催された、2023年ブゾーニ国際ピアノコンクールが、終わった(公式サイトはこちら)。

これまで、ネット配信を聴いて(こちらのサイト)、感想を書いてきた。

とりわけ印象深かったピアニストについて、備忘録的に記載しておきたい。

ちなみに、2023年ブゾーニ国際ピアノコンクールについてのこれまでの記事はこちら。

 

2021年ブゾーニ国際ピアノコンクールが終わって

2022/2023年ブゾーニ国際ピアノコンクール 予選通過者一覧

セミファイナル 第1日

セミファイナル 第2日

セミファイナル 第3日

ソロファイナル 第1日

ソロファイナル 第2日

室内楽ファイナル 第1日

室内楽ファイナル 第2日

室内楽ファイナル 第3日

グランドファイナル

 

 

 

 

 

22. Anthony RATINOV (birth: 1997, South Bend)

セミ)(ソロ)(室内楽)(グランド

 

今大会の第2位。

感情的すぎない、クラシカルな演奏スタイルが持ち味。

古典派作品はもちろん、ショパンのソナタ第3番も古雅で爽やか、ショパンコンクールでも良いところまで行けるかも。

 

 

01. Vladimir AĆIMOVIĆ (birth: 2002, Niš)

セミ

 

セミファイナルで選出されなかった人から一人選ぶなら彼か。

美しい音と詩情を持つ。

シューマンのノヴェレッテを聴かせることのできるピアニスト。

 

 

27. Zitong WANG (birth: 1999, Honhot)

セミ)(ソロ)(室内楽

 

今大会の第6位。

繊細な情感表現に長けている。

音数の少ない、静かで地味な曲であっても、幻想的な演奏で聴き手を惹きつけ、飽きさせない(むしろそういう曲こそ得意とする)。

ソロファイナルで弾いたヤナーチェクの「霧の中で」とモーツァルトのソナタ第4番がとりわけ忘れがたい。

 

 

28. Ryota YAMAZAKI (birth: 1998, Kanagawa)

セミ)(ソロ)(室内楽)(グランド

 

今大会の第3位。

また、私の中での個人的な今大会のMVP。

音がきれい、というピアニストは数多くいるけれど、その多くは瞬間的であって、彼のように弱音・強音問わず全ての音がきれいという人は、そうそういない。

そんな彼には、ときに轟音も必要となるベートーヴェンやプロコフィエフなどは合わない可能性もあるが、ソロファイナルで弾いたモーツァルトやショパンはよく合っている(音楽は決して耳ざわりであってはならない、どこまでも美しくあらねばならないとモーツァルトは言ったし、ショパンはモーツァルトを敬愛していた)。

特に、ショパンのエチュードop.25は特筆すべき美しさと完成度で、これだけ弾ければショパンコンクールでも2次くらいまでは堅そう。

あとは、ソナタ第3番と協奏曲第1番を同じくらいのクオリティで仕上げられれば、ショパンコンクール優勝も決して夢ではない気がする(言うは易く行うは難しだが)。

 

 

21. Arsenii MUN (birth: 1999, St. Petersburg)

セミ)(ソロ)(室内楽)(グランド

 

今大会の優勝者。

力強く威勢のいいピアニスト。

2018年チャイコフスキーコンクールで初めて聴いて感心した彼だが(その記事はこちら)、どちらかというと洗練された演奏が好みである私は、それ以後必ずしも彼の良い聴き手ではなかった。

同じロシアのピアニストなら、例えば彼の2歳ほど後輩のIlya PAPOYANやValentin MALININ(共に2023年チャイコフスキーコンクール入賞者、その記事はこちらなど)に注目してしまっていた。

しかし、今回の彼の優勝は素直に嬉しいし、華のある演奏だったと思う。

 

 

13. Antonio Chen GUANG (birth: 1994, Hubei)

セミ)(ソロ)(室内楽

 

今大会の第4位。

明るくて自由な演奏スタイルを持つ。

細部の詰めに難はあれど、ショパンのエチュードop.10など想像以上の出来だった。

 

 

09. Yubo DENG (birth: 2002, Guangzhou)

セミ)(ソロ

 

ソロファイナルで選出されなかった人から一人選ぶなら彼か。

洗練された技巧とロマン的な歌を持つスマート系ピアニスト。

このタイプのピアニストはブルース・シャオユー・リウ、ダニエル・シュー、エリック・ルー、トニー・イーケ・ヤン、JJジュン・リ・ブイ、ケヴィン・チェンなど、中国系北米人に多くみられるが、ついに中国本土からも現れるようになってきたか。

ショパン向きのタイプであり、ショパンコンクールでも山﨑亮汰の強力なライバルの一人になりそう(2人とも出場するかどうか全然知らないが)。

 

 

14. Ron Maxim HUANG (birth: 2001, Berlin)

セミ)(ソロ)(室内楽

 

今大会の第5位。

溌剌とした活きのいい演奏スタイルを持つ。

ドヴォルザークの五重奏曲など、Zitong WANGのたおやかな同曲演奏とはまた違う良さがあった。

 

 

 

 

 

以上のようなピアニストが、印象に残った。

 

 

予選のレベルが異様に高かった先日のシドニーコンクール(その記事はこちらなど)に対し、今回のブゾーニコンクールは室内楽ファイナルのレベルがとりわけ高かったように感じた。

そして、今大会では山﨑亮汰の実力を知ることができたのが、私には大きかった。

藤田真央や古海行子と同い年のようで、日本には若き名ピアニストが(十分たくさんいるのに)まだまだいるのだと気づかされる。

 

 


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イタリアのボルツァーノで開催されている、2023年ブゾーニ国際ピアノコンクール(公式サイトはこちら)。

9月3日は、グランドファイナル、ついに最終日。

ネット配信を聴いた(こちらのサイト)。

ちなみに、2023年ブゾーニ国際ピアノコンクールについてのこれまでの記事はこちら。

 

2021年ブゾーニ国際ピアノコンクールが終わって

2022/2023年ブゾーニ国際ピアノコンクール 予選通過者一覧

セミファイナル 第1日

セミファイナル 第2日

セミファイナル 第3日

ソロファイナル 第1日

ソロファイナル 第2日

室内楽ファイナル 第1日

室内楽ファイナル 第2日

室内楽ファイナル 第3日

 

 

 

 

 

以下、使用されたピアノはいずれもスタインウェイ/Passadoriである。

また、以下の協奏曲はアルヴォ・ヴォルマー指揮、ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団との共演である。

 

 

 

 

 

22. Anthony RATINOV (birth: 1997, South Bend)

 

S. Prokofiev: Piano Concerto No. 3 in C Major, op. 26

 

 

21. Arsenii MUN (birth: 1999, St. Petersburg)

 

S. Rachmaninov: Rhapsody on a Theme of Paganini, op. 43

 

 

28. Ryota YAMAZAKI (birth: 1998, Kanagawa)

 

P. I. Čajkovskij: Piano Concerto No. 1 in B-flat Minor, op. 23

 

 

 

 

 

まだざっとしか聴けていないが、グランドファイナルの3人の演奏を気に入った順に並べると

 

28. Ryota YAMAZAKI (birth: 1998, Kanagawa)

21. Arsenii MUN (birth: 1999, St. Petersburg)

22. Anthony RATINOV (birth: 1997, South Bend)

 

といったところか。

山﨑亮汰、相変わらず非常にきれいな音、無理のない自然なチャイコフスキーで、耳が洗われるよう。

ややまったりしているきらいはあり、もう少し攻めたテンポだったらさらに良かったが、それでもこれだけ弾けていたらもう優勝でいいのではないか。

 

 

 

 

 

さて、グランドファイナルの実際の結果は以下のようになった。

 

 

【グランドファイナル結果】

 

1位: Arsenii MUN (birth: 1999, St. Petersburg)

2位: Anthony RATINOV (birth: 1997, South Bend)

3位: Ryota YAMAZAKI (birth: 1998, Kanagawa)

 

4位: Antonio Chen GUANG (birth: 1994, Hubei)

5位: Ron Maxim HUANG (birth: 2001, Berlin)

6位: Zitong WANG (birth: 1999, Honhot)

 

AUDIENCE PRIZE: Arsenii MUN

MARISA WINDISCH PRIZE: Ron Maxim HUANG

JUNIOR JURY PRIZE: Ryota YAMAZAKI

SENIOR JURY PRIZE: Arsenii MUN

Special Prize for the best performance of a piece by Busoni: Antonio Chen GUANG

Special Prize for the best performance of contemporary piano music: Zitong WANG

Alice Tartarotti Prize: Arsenii MUN

Keyboard Career Development Prize: Arsenii MUN

 

 

 

 

 

以上である。

Arsenii MUN、確かに協奏曲に映えるパワーの持ち主であり、優勝に異論はない。

山﨑亮汰、もう少し上の順位でもいいように感じたが、決勝の順位は運もあり仕方ない。

3位入賞は十分に立派といえるだろう。

他の入賞者たちも含め、今後の活躍が楽しみである。

 

 


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