音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~ -18ページ目

音と言葉と音楽家  ~クラシック音楽コンサート鑑賞記 in 関西~

クラシック音楽の鑑賞日記や雑記です。
“たまにしか書かないけど日記”というタイトルでしたが、最近毎日のように書いているので変更しました。
敬愛する音楽評論家ロベルト・シューマン、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、吉田秀和の著作や翻訳に因んで名付けています。

イタリアのボルツァーノで開催されている、2023年ブゾーニ国際ピアノコンクール(公式サイトはこちら)。

8月31日は、室内楽ファイナルの第3日(最終日)。

ネット配信を聴いた(こちらのサイト)。

ちなみに、2023年ブゾーニ国際ピアノコンクールについてのこれまでの記事はこちら。

 

2021年ブゾーニ国際ピアノコンクールが終わって

2022/2023年ブゾーニ国際ピアノコンクール 予選通過者一覧

セミファイナル 第1日

セミファイナル 第2日

セミファイナル 第3日

ソロファイナル 第1日

ソロファイナル 第2日

室内楽ファイナル 第1日

室内楽ファイナル 第2日

 

 

 

 

 

以下、使用されたピアノはいずれもスタインウェイ/Passadoriである。

また、以下の室内楽はイシドア四重奏団との共演である。

 

 

 

 

 

13. Antonio Chen GUANG (birth: 1994, Hubei)

 

F. Chopin: Études, op.10

 

 

14. Ron Maxim HUANG (birth: 2001, Berlin)

 

A. Dvořak: Piano Quintet n. 2, op. 81

 

 

13. Antonio Chen GUANG (birth: 1994, Hubei)

 

D. Shostakovich: Quintet for piano and strings, op. 57

 

 

14. Ron Maxim HUANG (birth: 2001, Berlin)

 

A. Skrjabin: Fantasie, op. 28

J. Brahms: Variationen über ein Thema von Paganini, op. 35, (Heft II)

 

 

 

 

 

まだざっとしか聴けていないが、第3日の演奏者のうち、私がグランドファイナルに進んでほしいと思うのは

 

13. Antonio Chen GUANG (birth: 1994, Hubei)

14. Ron Maxim HUANG (birth: 2001, Berlin)

 

あたりである。

今回の2人の演奏も思った以上に良くて、もはや選ぶことができない。

 

 

 

 

 

第1~3日を併せて、グランドファイナルに進める人数である3人を選ぶとすると

 

第1日

22. Anthony RATINOV (birth: 1997, South Bend)

27. Zitong WANG (birth: 1999, Honhot)

 

第2日

28. Ryota YAMAZAKI (birth: 1998, Kanagawa)

 

第3日

なし

 

あたりになる。

完全に好みによる希望でしかなく(繊細さや完成度重視で選んだ)、まずこうはならないだろう。

Zitong WANGあたりは望みが薄い気がするが、どうなるか。

 

 

 

 

 

さて、室内楽ファイナルの実際の結果は以下のようになった。

 

 

【グランドファイナル進出者】

 

第1日 8月29日(火)

22. Anthony RATINOV (birth: 1997, South Bend) ○

 

第2日 8月30日(水)

28. Ryota YAMAZAKI (birth: 1998, Kanagawa) ○

21. Arsenii MUN (birth: 1999, St. Petersburg)

 

第3日 8月31日(木)

なし

 

 

なお、○をつけたのは私がグランドファイナルに残ってほしかった3人の中の人である。

3人中2人。

きわめて順当な結果だと思う。

山﨑亮汰、この接戦において堂々の決勝進出である。

実力としては優勝も十分ありうると思われ、大いに期待したい。

Zitong WANGは残念だったが、また機会はあるだろう。

 

 

 

 

 

今後の日程は以下の通り。

グランドファイナル:2023年9月3日(日)

 

 


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イタリアのボルツァーノで開催されている、2023年ブゾーニ国際ピアノコンクール(公式サイトはこちら)。

8月30日は、室内楽ファイナルの第2日。

ネット配信を聴いた(こちらのサイト)。

ちなみに、2023年ブゾーニ国際ピアノコンクールについてのこれまでの記事はこちら。

 

2021年ブゾーニ国際ピアノコンクールが終わって

2022/2023年ブゾーニ国際ピアノコンクール 予選通過者一覧

セミファイナル 第1日

セミファイナル 第2日

セミファイナル 第3日

ソロファイナル 第1日

ソロファイナル 第2日

室内楽ファイナル 第1日

 

 

 

 

 

以下、使用されたピアノはいずれもスタインウェイ/Passadoriである。

また、以下の室内楽はイシドア四重奏団との共演である。

 

 

 

 

 

28. Ryota YAMAZAKI (birth: 1998, Kanagawa)

 

F. Liszt: Sonata in h-Moll, S. 178

 

ソロファイナルでのショパンのエチュードと同様、ルイ・ロルティを思わせる、水のように澄んだ音と爽やかな流れを持つ。

この曲の悪魔的な面は出ていないけれど、こういう端正な解釈も悪くなく、音の鳴りもいいし、高く評価されるのではないか。

 

 

21. Arsenii MUN (birth: 1999, St. Petersburg)

 

J. Brahms: Quintet for piano and strings, op. 34

 

力強く情熱的な演奏で、ブラームスに合っている印象。

ソロ曲で聴かれた細部の粗は、室内楽では気にならない。

 

 

28. Ryota YAMAZAKI (birth: 1998, Kanagawa)

 

J. Brahms: Quintet for piano and strings, op. 34

 

こちらも同じ曲だが、より端正で優しい演奏。

どちらが良いということは、一概には言いにくい。

 

 

21. Arsenii MUN (birth: 1999, St. Petersburg)

 

F.J. Haydn: Sonate in Es-Dur, Hob. XVI: 52

C. Debussy: from Préludes, livre II: Feux d’artifice

F. Liszt: Rhapsodie hongroise n. 2, S. 244

 

力強く勢いがあり、これらの華やかな曲に合っている。

細部の洗練された演奏とは言えないが、それでもかなり頑張っているほうで、多少の綻びはあるも許容範囲内となっている。

 

 

 

 

 

そんなわけで、第2日の演奏者のうち、私がグランドファイナルに進んでほしいと思うのは

 

28. Ryota YAMAZAKI (birth: 1998, Kanagawa)

21. Arsenii MUN (birth: 1999, St. Petersburg)

 

あたりである。

これまでの演奏者を全員選んでしまっており、全く絞れていない。

山﨑亮汰も安泰とは言えない状況だが、どうにか通過してほしいところ。

 

 

次回(8月31日)は室内楽ファイナルの第3日。

室内楽ファイナルの最終日である。

 

 


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イタリアのボルツァーノで開催されている、2023年ブゾーニ国際ピアノコンクール(公式サイトはこちら)。

8月29日は、室内楽ファイナルの第1日。

ネット配信を聴いた(こちらのサイト)。

ちなみに、2023年ブゾーニ国際ピアノコンクールについてのこれまでの記事はこちら。

 

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セミファイナル 第1日

セミファイナル 第2日

セミファイナル 第3日

ソロファイナル 第1日

ソロファイナル 第2日

 

 

 

 

 

以下、使用されたピアノはいずれもスタインウェイ/Passadoriである。

また、以下の室内楽はイシドア四重奏団との共演である。

 

 

 

 

 

22. Anthony RATINOV (birth: 1997, South Bend)

 

S. Rachmaninov: from Études Tableaux, op. 39: n. 9

F. Chopin: Sonata n. 3, op. 58

 

これは残念ながら聴き逃してしまった。

室内楽ファイナル以降はアーカイブ配信はないようで、計3回の配信を逃すともう聴けなさそう。

→ と思いきや、アーカイブがアップロードされていました、失礼しました。

ショパンでもソナタはソナタ、感情を込めすぎず古典的に、といったスタンスの演奏。

同じスタンスのグレン・グールドの演奏はエキセントリックだが、彼の場合は自然で朗らか、技術的にも無理なく弾けている。

 

 

27. Zitong WANG (birth: 1999, Honhot)

 

A. Dvořak: Piano Quintet n. 2, op. 81

 

彼女の個性のよく出た、ロマン的な演奏。

物理的な音の大きさとしては小さいほうだが、音楽表現によって存在感を出すことができている。

 

 

22. Anthony RATINOV (birth: 1997, South Bend)

 

C. Franck: Piano Quintet in F minor

 

彼の軽めのタッチ、自然な歌わせ方は、室内楽向き。

激しい自己主張はせず、弦楽を立てながらも、自身の味わいもやんわりと出せており、常設アンサンブルのような良さがある。

 

 

27. Zitong WANG (birth: 1999, Honhot)

 

F. Liszt: Sonata in h-Moll, S. 178

 

悪くない演奏ではあるのだが、迫力面の不足は否めない。

ソロファイナルでのヤナーチェクやモーツァルトの名演に比べると、彼女の持ち味を発揮しやすい選曲とは言い難いか。

 

 

 

 

 

そんなわけで、第1日の演奏者のうち、私がグランドファイナルに進んでほしいと思うのは

 

22. Anthony RATINOV (birth: 1997, South Bend)

27. Zitong WANG (birth: 1999, Honhot)

 

あたりである。

Zitong WANG、グランドファイナルでの演奏もぜひ聴きたいのだが、今度こそ厳しいかもしれない。

 

 

次回(8月30日)は室内楽ファイナルの第2日。

 

 


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今回は演奏会の感想ではなく、別の話題を。

好きなチェリスト、水野優也のデビュー盤が発売された(Apple MusicCD)。

曲目は、コダーイの無伴奏チェロ・ソナタ、ショパンの序奏と華麗なるポロネーズ、ショパンのチェロ・ソナタである。

詳細は以下の通り。

 

 

 

 

 

 

 

チェリスト・水野優也CDデビュー! 反田恭平と紡ぐ東欧の旋律

新進気鋭のチェリスト・水野優也が満を持してCDデビュー!
 水野が留学生活を過ごしたハンガリーの作曲家・コダーイの、超絶技巧が散りばめられた大作『無伴奏チェロ・ソナタ』。そして水野が高校生時代から愛してやまない、ショパンの『チェロ・ソナタ』。チェリストのデビュー盤にはとても珍しい選曲で、ソロ、デュオの魅力が存分にお楽しみいただける1枚になっています。
 共演ピアニストには、第18回ショパン国際ピアノコンクール第2位の反田恭平。反田にとってもショパンの室内楽曲は初のリリースとなります。(販売元情報)

【収録情報】
1. コダーイ:無伴奏チェロ・ソナタ Op.8
2. ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ Op.3
3. ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 Op.65

 水野優也
(チェロ)
 反田恭平(ピアノ:2,3)

 録音方式:ステレオ(デジタル)

 

 

 

 

 

以上、HMVのサイトより引用した(引用元のページはこちら)。

 

 

 

 

 

最初の曲は、コダーイの無伴奏チェロ・ソナタ。

この曲で私の好きな録音は

 

●シュタルケル(Vc) 1948年セッション盤(Apple MusicCDYouTube123

●シュタルケル(Vc) 1950年セッション盤(NMLApple MusicYouTube123

●シュタルケル(Vc) 1957年10月4日セッション盤(CDYouTube

●シュタルケル(Vc) 1970年12月セッション盤(NMLApple MusicCDYouTube123

 

あたりである。

ショスタコーヴィチがロストロポーヴィチの独壇場であるのと同様(その記事はこちら)、コダーイはシュタルケルの独壇場である。

 

 

今回の水野優也は、さすがにシュタルケルの厚みはないけれども、ケラスなど他の巨匠たちには十分比肩しうる演奏に仕上がっている。

 

 

 

 

 

次の曲は、ショパンの序奏と華麗なるポロネーズ、ショパンのチェロ・ソナタ。

これらの曲で私の好きな録音は

 

●ロストロポーヴィチ(Vc) アルゲリッチ(Pf) 1980年3月セッション盤(NMLApple MusicCDYouTube1234ポロネーズ

 

あたりである。

また、ソナタのほうは、桑田歩&古海行子の実演が忘れがたい(その記事はこちら)。

 

 

ロストロポーヴィチ&アルゲリッチ、このあまりにも豪華な夢の競演を前にすると、どんな演奏もたちまちに霞んでしまう。

ただ、この名盤はやや風格がありすぎるというか、巨匠的すぎるきらいもあり、ショパンはもう少し繊細であってもいいかもしれない。

とはいえ、イッサーリスもウィスペルウェイもケラスも、このソナタの新時代の演奏を打ち立てることはできなかった。

彼らは、ショパンのスラヴ風の憂愁を表現するには、あっさりしすぎている。

 

 

今回の水野優也&反田恭平の演奏は、それがしっかり表現できているように思う。

ロストロポーヴィチ&アルゲリッチ盤よりも好きかと言われると、この両巨匠の生み出すダイナミックな感動にはやはりどうしても抗いがたいのだけれど、それでも水野優也&反田恭平の丁寧なロマン性は、このソナタの新時代の演奏として筆頭に挙げるべきものだろう。

彼ら2人の共演盤の第一段として、この名曲を選んでくれたことを喜びたい。

 

 

 

 

 

コダーイ/無伴奏チェロ・ソナタ&ショパン/チェロ・ソナタ - 水野優也 · 反田恭平 - YouTube

 

※YouTubeのページに飛ぶと全曲聴けます。飛ばない場合は以下のURLへ。

https://www.youtube.com/watch?v=DG0fKO3OCQw&list=OLAK5uy_kZRQ3RRcHX17VBJBauLpqFSUkxCsRBR5M

 

 

 

 

 

なお、水野優也&反田恭平には、サン=サーンスの「白鳥」の美しい演奏もある(演奏動画はこちらから)。

 

 


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イタリアのボルツァーノで開催されている、2023年ブゾーニ国際ピアノコンクール(公式サイトはこちら)。

8月27日は、ソロファイナルの第2日(最終日)。

ネット配信を聴いた(こちらのサイト)。

ちなみに、2023年ブゾーニ国際ピアノコンクールについてのこれまでの記事はこちら。

 

2021年ブゾーニ国際ピアノコンクールが終わって

2022/2023年ブゾーニ国際ピアノコンクール 予選通過者一覧

セミファイナル 第1日

セミファイナル 第2日

セミファイナル 第3日

ソロファイナル 第1日

 

 

 

 

 

以下、使用されたピアノはいずれもスタインウェイ/Passadoriである。

 

 

 

 

 

28. Ryota YAMAZAKI (birth: 1998, Kanagawa)

 

J.S. Bach / F. Busoni: Choralvorspiel Nun komm, der Heiden Heiland, BWV 659 – BV B 27 n. 3

W.A. Mozart: Sonate n. 18, K 576

T. Hosokawa: Etude I – 2 Lines for piano

F. Chopin: 12 Études, op. 25

 

 

21. Arsenii MUN (birth: 1999, St. Petersburg)

 

J.S. Bach / F. Busoni: Choralvorspiel Nun komm, der Heiden Heiland, BWV 659 – BV B 27 n. 3

W.A. Mozart: Sonate n. 12, KV 332

F. Chopin: Tre Mazurke: op. 6 n. 1; op. 17 n. 2 e n. 4

T. Hosokawa: Etude I – 2 Lines for piano (ed. 2011)

M. Ravel: Gaspard de la nuit

 

 

05. Mikhaïl BOUZINE (birth: 1995, Moscow)

 

L.v. Beethoven: Sonate n. 22, op. 54

C.-V. Alkan : from Études op. 39: n. 2, En rythme molossique

F. Filidei: Berceuse

J.S. Bach / F. Busoni: Choralvorspiel Herr Gott, nun schleuß den Himmel auf, BWV 617 – BV 27 n. 6

R. Schumann: Études symphoniques, op. 13

 

 

13. Antonio Chen GUANG (birth: 1994, Hubei)

 

J.S. Bach: Concerto in stile italiano, BWV 971

L.v. Beethoven: Sonate n. 18, op. 31 n. 3

M. Urquiza: Contrapluma

J.S. Bach / F. Busoni: Choralvorspiel Ich ruf zu dir, Herr Jesu Christ, BWV 639 – BV B 27 n. 5

C. Debussy: L’isle joyeuse

 

 

09. Yubo DENG (birth: 2002, Guangzhou)

 

C. Wuorinen: Etude for Chords and Dynamic Balance

F.J. Haydn: Sonate in D-Dur, Hob. XVI: 42

J.S. Bach / F. Busoni: Choralvorspiel Nun komm, der Heiden Heiland, BWV 659 – BV B 27 n. 3

S. Prokof’ev: Sonata n. 6, op. 82

 

 

12. Samuel GLICKLICH (birth: 2000, Los Angeles)

 

L.v. Beethoven: Sonate n. 32, op. 111

T. Adès: Mazurkas for piano, op. 27

J.S. Bach / F. Busoni: Chaconne, BWV 1004

 

 

14. Ron Maxim HUANG (birth: 2001, Berlin)

 

T. Hosokawa: Etude I – 2 Lines for piano

L.v. Beethoven: Sonate n. 27, op. 90

J.S. Bach / F. Busoni: Choralvorspiel Ich ruf zu dir, Herr Jesu Christ, BWV 639 – BV B 27 n. 5

J. Brahms: Sonata n. 3, op. 5

 

 

 

 

 

まだざっとしか聴けていないが、第2日の演奏者のうち、私が室内楽ファイナルに進んでほしいと思うのは

 

28. Ryota YAMAZAKI (birth: 1998, Kanagawa)

09. Yubo DENG (birth: 2002, Guangzhou)

12. Samuel GLICKLICH (birth: 2000, Los Angeles)

 

あたりである。

山﨑亮汰、なんとも見事な演奏で、ショパンのエチュードop.25など難曲であることを忘れさせる余裕ぶり、まるでルイ・ロルティの名盤のよう、いやそれ以上に端正でみずみずしく、この曲集のベストの演奏の一つ(ショパンコンクールに出しても高評価されるであろうレベル)。

この分だと、優勝もあり得そう。

一方、セミファイナルで最有力優勝候補だと感じたYubo DENGは、もちろん良い演奏ではあるものの、今回は期待したよりは細部の詰めの甘い箇所がみられた。

また、セミファイナルでの個性的な演奏が印象的だったMikhaïl BOUZINEは、相変わらず個性的ではあるものの、今回は技術面と暗譜面の難が目立ってしまった。

 

 

 

 

 

第1、2日を併せて、室内楽ファイナルに進める人数である6人を選ぶとすると

 

第1日

17. Song Hyeon KIM (birth: 2002, Incheon)

20. Philipp LYNOV (birth: 1999, Moscow)

22. Anthony RATINOV (birth: 1997, South Bend)

27. Zitong WANG (birth: 1999, Honhot)

 

第2日

28. Ryota YAMAZAKI (birth: 1998, Kanagawa)

09. Yubo DENG (birth: 2002, Guangzhou)

 

あたりになる。

 

 

 

 

 

さて、ソロファイナルの実際の結果は以下のようになった。

 

 

【室内楽ファイナル進出者】

 

第1日 8月26日(土)

22. Anthony RATINOV (birth: 1997, South Bend) ○

27. Zitong WANG (birth: 1999, Honhot) ○

 

第2日 8月27日(日)

28. Ryota YAMAZAKI (birth: 1998, Kanagawa) ○

21. Arsenii MUN (birth: 1999, St. Petersburg)

13. Antonio Chen GUANG (birth: 1994, Hubei)

14. Ron Maxim HUANG (birth: 2001, Berlin)

 

 

なお、○をつけたのは私が室内楽ファイナルに残ってほしかった6人の中の人である。

6人中3人。

私には、少し意外な結果だった。

それでも山﨑亮汰は、もちろん堂々の通過である。

彼の端正な芸風には室内楽も合いそうであり、次の室内楽ファイナルもぜひ突破してほしいところ。

そして、Song Hyeon KIMやPhilipp LYNOVやYubo DENGの落ちた今、優勝に最も近い存在であるように思うのだが、どうだろうか。

 

 

 

 

 

今後の日程は以下の通り。

室内楽ファイナル:2023年8月29日(火)~31日(木)

グランドファイナル:2023年9月3日(日)

 

 


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