イタリアのボルツァーノで開催されている、2023年ブゾーニ国際ピアノコンクール(公式サイトはこちら)。
8月31日は、室内楽ファイナルの第3日(最終日)。
ネット配信を聴いた(こちらのサイト)。
ちなみに、2023年ブゾーニ国際ピアノコンクールについてのこれまでの記事はこちら。
(2022/2023年ブゾーニ国際ピアノコンクール 予選通過者一覧)
以下、使用されたピアノはいずれもスタインウェイ/Passadoriである。
また、以下の室内楽はイシドア四重奏団との共演である。
13. Antonio Chen GUANG (birth: 1994, Hubei)
F. Chopin: Études, op.10
14. Ron Maxim HUANG (birth: 2001, Berlin)
A. Dvořak: Piano Quintet n. 2, op. 81
13. Antonio Chen GUANG (birth: 1994, Hubei)
D. Shostakovich: Quintet for piano and strings, op. 57
14. Ron Maxim HUANG (birth: 2001, Berlin)
A. Skrjabin: Fantasie, op. 28
J. Brahms: Variationen über ein Thema von Paganini, op. 35, (Heft II)
まだざっとしか聴けていないが、第3日の演奏者のうち、私がグランドファイナルに進んでほしいと思うのは
13. Antonio Chen GUANG (birth: 1994, Hubei)
14. Ron Maxim HUANG (birth: 2001, Berlin)
あたりである。
今回の2人の演奏も思った以上に良くて、もはや選ぶことができない。
第1~3日を併せて、グランドファイナルに進める人数である3人を選ぶとすると
第1日
22. Anthony RATINOV (birth: 1997, South Bend)
27. Zitong WANG (birth: 1999, Honhot)
第2日
28. Ryota YAMAZAKI (birth: 1998, Kanagawa)
第3日
なし
あたりになる。
完全に好みによる希望でしかなく(繊細さや完成度重視で選んだ)、まずこうはならないだろう。
Zitong WANGあたりは望みが薄い気がするが、どうなるか。
さて、室内楽ファイナルの実際の結果は以下のようになった。
【グランドファイナル進出者】
第1日 8月29日(火)
22. Anthony RATINOV (birth: 1997, South Bend) ○
第2日 8月30日(水)
28. Ryota YAMAZAKI (birth: 1998, Kanagawa) ○
21. Arsenii MUN (birth: 1999, St. Petersburg)
第3日 8月31日(木)
なし
なお、○をつけたのは私がグランドファイナルに残ってほしかった3人の中の人である。
3人中2人。
きわめて順当な結果だと思う。
山﨑亮汰、この接戦において堂々の決勝進出である。
実力としては優勝も十分ありうると思われ、大いに期待したい。
Zitong WANGは残念だったが、また機会はあるだろう。
今後の日程は以下の通り。
グランドファイナル:2023年9月3日(日)
↑ ブログランキングに参加しています。もしよろしければ、クリックお願いいたします。