競馬ロマン主義 -23ページ目

競馬シーン2005クラシック・三名馬時代の幕開け

この年のクラシック三冠戦は、全て同一の組み合わせで決した。

すなわち、1着パワフルアクト。2着ネオシンザン。3着グレートハヤテ。

ギヤ勢の、全て同一着順の、ワン・ツー・スリーフィニッシュだった。

パワフルアクト(父ダンシングブレーヴ母クーサンエメラルド{父ホリスキー母ヤミノクリスタル})は、当然クラシック三冠馬。02静内産の栗毛牡馬で、池井厩舎所属。気性は荒いが、それがかえってターボエンジンになっていると言われ、追い込みで凄い末脚を使う馬だった。既に前年、京成杯3歳Sと朝日杯3歳Sを勝ち、3歳チャンピオンに輝いていた。この年も、まず初戦の京成杯で8馬身差の大圧勝を飾った。その後、皐月賞のステップレースに若葉Sを選び、やはり5馬身差の圧勝。そして、三度ネオシンザンを下し、見事、チームでヒヨシマル以来、3頭目のクラシック3冠馬の栄光を掴んだ。ネオシンザンにつけた着差は、皐月賞4馬身、ダービー7馬身、菊花賞3・1/2馬身。他に、神戸新聞杯と京都新聞杯も勝っている。

銀メダリスト、ネオシンザンは、シンボリルドルフ産駒。しかし、シンザンの直系が絶えなんとするのを鑑み、母パッシングブリーズの父がミホシンザンであることから、あえてシンザンを名乗ったのだった。三石産の黒鹿毛。酒口厩舎所属。気性が扱いやすく、センスの良い先行スタイルのレースをする馬だった。この年は、まず曽祖父を祀るレース、シンザン記念に参戦し、6馬身差の圧勝を飾った。同週、京成杯を勝ったパワフルアクトとタメを張って見せた。秋にも、パワフルアクトが神戸新聞杯を勝った同週、セントライト記念を勝ち、ライバル心を剥き出しにした。しかし、肝心の三冠レースでは、パワフルアクトにいいように標的にされ、ほとんど同じような差し切り負けを喫した。口の悪いファンには、「ギヤ軍団がパワフルアクトのために用意したペースメーカー」と言われたほど。

銅メダリスト、グレートハヤテは、父スーパーシュート、母マジックナイトという良血。早来産の栗毛。尾元厩舎所属。ネオシンザンと同じく、センスの良い先行スタイルのレースをした。この年の春は、アーリントンCを6馬身差圧勝した記録が残っている。しかし、クラシックロードはやや距離が長めだったようだ。本格化はその後…。

この三頭は、ヒヨシマルの次代を担う三名馬と呼ばれた。その筆頭格、パワフルアクトは、菊花賞で堂々クラシック三冠を達成し、ジャパンカップへ参戦する。そこには、凱旋門賞を制したヒヨシマルや、天皇賞秋を勝ったスタープラチナといった、同門の先輩もいた。しかし、パワフルアクトは善戦。見事、ヒヨシマル・メイジマッスルの、最強ライバルワン・ツーに続く、3着に入ったのだった。さらに、パワフルアクトは、有馬記念でのリベンジを狙う。ヒヨシマルは、果たして有終の美を飾れるのか…?


2005ジャパンカップ

1 ヒヨシマル 7牡 2.23.0 鷹57   

2 メイジマッスル 5牡 1・3/4 中立57

3 パワフルアクト 4牡 1 藤島55

4 ウォンロン 5牡 3/4 モトリー57

5 ロコモーティブ 4牡 1 トムソン55

6 スタープラチナ 6牡 3/4 下村57

7 フォルミダブル 5牝 1/2 デット55

8 コンパーニュ 4牡 1・1/4 キャティ55

9 テレーズ 6牝 1・1/4 ダリル55     

10 レプラホーン 4牡 1/2 クローネ55

11 コウヘイトレジャー 6牡 1/2 的矢57

12 マジシャンズレッド 7牡 1/2 柴57


1番人気はウォンロン。ヒヨシマルは2番人気。他、パワフルアクトが5番人気、メイジマッスルが8番人気。

競馬シーン2005・ヒヨシマル、神異の走り

6歳時、思わぬ苦戦が相次ぎ、「神話に翳りが見えた」とまで言われたヒヨシマル。

さらに実力が衰えるであろう7歳になっての現役続行を、疑問視する声も多かった。

しかし、ヒヨシマルは、この年初戦のAJCCで、早くもそれを払拭してみせる。

鷹騎手を背に、2.11.7、シムワカバという馬に3馬身差の、レコード勝ちを飾ったのだ。

さらに次走では、一年ぶりに塩沢騎手とコンビを組み、マイラーズCへ。ヘイザンリズムという馬に半馬身差の際どさながら、勝った。

しかし、オーナーは危なげがあり過ぎると思い、このコンビはこれっきりとなった。以後、引退まで、ヒヨシマルの騎手は全て鷹騎手が務めた。

天皇賞春を睨み、中一週でこの年も阪神大賞典に参戦。ヒヨシマルにとって、二年続きで鬼門となったこのゲンの悪いレース。この年は不良馬場の争いとなった。ローテーションを考えても、過去一番負担が大きかったはず。しかし、マツイチゲンブという馬に1馬身1/4差つけて、ついに初勝利を挙げた。ヒヨシマルにとって二年越しのリベンジで、最大の苦手を克服したのだった。

その後は、本番の天皇賞春まで、じっくり調整。64kg背負う阪神大賞典の地獄に比べたら、春天はまさに天国とも言われる。相手が宿敵メイジマッスルだろうと関係なし。見事、ライバルに6馬身差つける圧勝で、3年連続の天皇賞春制覇を果たしたのだった。

そして、そのあまりの強さは、人々を驚かせた。誰もが、晩成型でもなく、7歳になったヒヨシマルは、衰えるはずだ、と考えていたのに、その逆を行ったのだ。不思議がられ、やがて「神異の走り」という言葉で形容されるようになった。

ヒヨシマルは、前二年のように安田記念には出ず、再び宝塚記念までじっくり調整。今度は、メイジマッスルも1馬身差と食い下がったものの、二年ぶりの宝塚記念制覇を果たした。

そしてヒヨシマルは、前年4着に敗れた凱旋門賞の舞台へ、リベンジを果たすべく、この年も旅立った。迎えた10月の大レース。最後の直線、抜け出したのは、ヒヨシマル、そして宿敵サンクスダッド。追い比べとなるも、ヒヨシマルはサンクスダッドを寄せ付けない。それは、スーパーノヴァと戦った有馬記念を思い出させる光景だった。2馬身差つけ、キッチリサンクスダッドを完封し、歴史的ゴール。ついに、その時歴史が動いた。日本馬初の凱旋門賞制覇。ワンダースクラウンに、さらに最高の冠が加わった。牡馬が出られる全ての大レースに勝ったのだ。そして、「一度負けた相手には二度と負けない」という、ヒヨシマルの神話は、海外レースの凱旋門賞、海外馬のサンクスダッド相手でも、見事に立証されたのだった。

7歳になってからは無敗。凱旋門賞制覇まで果たした。しかし、なおもヒヨシマルは、世界を制した走りを後輩たちに味あわせるべく、ジャパンカップ・有馬記念への参戦を表明する。だが、それはせっかく獲得した世界一の称号を、地に落とす危険もはらんだ戦いだった。そして、日本には、また新たなる強豪たちが現れていたのだ…。

ニシノテイオー

活躍年2002~2006 00白老産 鹿毛牡 鷹厩舎

スタープラチナと同期。同名の実在馬がいるようだが、馬名の由来自体は単なる思い付き。勝ち鞍がGⅢまでなので、三流の評価を受ける。しかし、2004年の京都記念では、6馬身差つけられながらも、ヒヨシマルの2着に入った。あるいは、GⅡを勝ち、評価を「二流」にまで高めるチャンスを逃した、不運の馬だったのかもしれない。

勝ち鞍の最高は、05オールカマー(ゲームではGⅢの最高峰)。他に、金杯(西)、京阪杯、七夕賞2勝など。39戦13勝2着9回3着3回。総賞金63710万円。

引退後、一応種牡馬となったが、血統は残っていない。

2004・クラシック組持ち馬

牡馬

この年のクラシック組は、ファイアーボルト、ジェネラルシルバー(父オグリキャップ、母ダイサクフィメール)、チータージョー(父ミルジョージ)の3頭。

出世頭は、ファイアーボルト。前年、京成杯3歳Sと、朝日杯3歳Sを勝ち、3歳チャンピオンに輝いた。この年も、京成杯・弥生賞を勝ち、期待に応えて、1冠目・皐月賞をも制した。三冠を予感させた。しかし、その後、やや距離が持たないタイプであることが判明する。セントライト記念を勝ったが、皐月賞の1冠に終わった。

ジェネラルシルバーは、春はきさらぎ賞と若葉S、夏は中スポ4歳S、秋は鳴尾記念を勝った。

チータージョーは、神戸新聞杯を勝った。

この3頭は、少なくともGⅡ以上の力はあり、翌年以降も稼いでくれた。だが、牝馬は不作気味だった。以下参照。


牝馬

この年のクラシック組は、ケイコクチョウセン(父ミホノブルボン、母ミヤワンローズ)、アイノローズ、ライデンリサの3頭。しかし、アイノローズは2勝馬、ライデンリサは1勝馬というカス馬。馬名の由来のみ語る。アイノローズは、ウィザードリィ5のNPC、アイロノーズから。ライデンリサはライデンリーダー。

まともに走ったのはケイコクチョウセン。とはいえ、GⅢ止まりだが。馬名の由来は、三国志の傾国の美女、貂蝉から。この年は、クイーンC、アネモネS、サファイアSを勝ったようだ。他に、5歳いっぱいで引退するまで、中山牝馬S、関屋記念、府中牝馬S、阪神牝馬特別を勝っている。中山牝馬S以外は、4歳時の勝ち鞍かもしれない。通算31戦8勝、総賞金57440万円。繁殖入り後、チェリーバトルとの配合で鹿毛の牡馬を産んだ。これが第一次栗東四天王の重鎮、マッドサージである。

競馬シーン2004秋・ヒヨシマルと二大ライバル

凱旋門賞挑戦を決めたヒヨシマル。10月、鷹騎手を背に、世界一を決める戦いに臨んだ。

しかし、4着と敗れた。ヒヨシマルにとって、初の連敗。着順としては、阪神大賞典の3着以下の、ワーストとなった。優勝したサンクスダッドのタイムは 2.25.1、ヒヨシマルは 2.25.7であり、着差は3・1/4馬身と見られ、この点では阪神大賞典より小さい。ただ、阪神大賞典では、新人騎手を乗せたという言い訳が立つ。ともかく、1回目の遠征では、あまり芳しい結果は得られなかった。それでも、オーナーは十分な手応えを感じ、来年のリベンジに夢を馳せたのだった。

しかし、最大のライバルは日本にいた。帰国して、参戦したジャパンカップ。ここに、菊花賞を制して臨んだ、若き強豪がいた。その名は、メイジマッスル。父シンボリルドルフ、母は「女王」メイジビーナス。血統と門地格式に裏打ちされた、スーパーホース。名門メイジ軍団の若大将格だった。

ヒヨシマルは、国内復帰初戦、時差ボケでもあったのか、なんと、痛恨の出遅れスタート。一方、メイジマッスルは、先行策で好位につけ、グイグイと押していく。菊花賞を制したスタミナで、完全にレースのペースを自分のものとし、最後の直線では独走態勢に入った。しかし、後ろから、物凄い末脚で追い上げる影が迫っていた。他でもない、ヒヨシマルだ。出遅れから、本来自分のスタイルでない、金杯以来の追い込み策を余儀なくされていた。それでも、メイジマッスルを猛然と追い詰める。メイジマッスルも、必死と逃げ込みを図る。結果、メイジマッスルは、2.22.0のレコードでゴール。ヒヨシマルも、コンマ1秒、半身差まで追い詰めていた。共にホーリックスのレコードを超えるタイムで走った二頭に、他馬は誰も近づけなかったという。このジャパンカップは、「最高レベルの決戦」とまで言われた。とは言え、ヒヨシマルは、三連敗を喫してしまったのだった。

そして、有馬記念。前走、「出遅れがなければ、ヒヨシマルの勝ちだったはず」という世間の声は強かった。ヒヨシマルへの信頼は揺るがず、一番人気。ヒヨシマルも、それを証明し、連敗を止めねばならない。あるいは、ヒヨシマルの生涯でも、最も重要な一戦だったと言えるかもしれない。

ヒヨシマルは、見事に、期待に応えた。いや、期待以上だった。2.30.5のレコード、4馬身差ちぎって、メイジマッスルに痛烈なお返しをして見せたのだ。「一度負けた相手には二度と負けない」ヒヨシマルのジンクスというか、意地の神話は健在だった。

これで、ヒヨシマルにとって色々イヤなことがあって、神話に翳りが見えたとまで言われた2004であったが、大団円を迎えることができたのだった。なおも現役続行、次こそは凱旋門賞制覇を目指す。果たして、サンクスダッドにも、神話は通用するのか?


競馬シーン2004・ヒヨシマルVS.スタープラチナ

同門下克上

期待されながら、クラシック無冠に終わったスタープラチナ。有馬記念でも4着に終わり、偉大な先輩・スーパーノヴァの影を踏むこともできなかった。

トライアルホースの汚名を挽回すべく、GI制覇目指して、この年に臨んだ。

まず、同門のエース・ヒヨシマルがAJCCを勝った同週、日経新春杯を勝ち、タメを張って見せた。

しかし、オーナーの構想では、ヒヨシマルと到底同格扱いされるものではなかった。

次走は、マイラーズCへ。そう、短距離路線を歩まされることになったのだ。

不平があったかどうかは知らぬが、そこを勝ち、その後も着々と調教を重ねていく。安田記念での初GI制覇へ、万全の布石で臨んで行った。

ところが、ここで思わぬ障害が現れる。

なんと、ヒヨシマルが前年に引き続き、天皇賞春から中一週で参戦してきたのだ。

そして、ヒヨシマルは強かった。ヤヤ重だったため、レコード勝ちとはいかなかったものの、スタープラチナに4馬身差の圧勝。

スタープラチナは、大変な赤っ恥をかかされた。安田記念向けのローテーションで臨みながら、春天のついでとばかりに出てきたヒヨシマルに完敗してしまったのである。しかも、前年は牝馬のゴージャスアイリンが2馬身半差と頑張っていたので、スタープラチナはいかにも情けなく見られた。

ここに、同門内の確執が発生。それは、次の戦いで燃え上がる。

宝塚記念、スタープラチナに大きなチャンスが巡ってきた。6歳になったヒヨシマルには、前年と同じ春天→安田のローテーションはキツかったのか、かなり体調を落としていたのだ。一方、若きスタープラチナは、ここにきて絶好調に。まさにリベンジにはうってつけの舞台だった。

しかし、ヒヨシマルには鷹騎手が三戦続けて乗り、自身は松中騎手から下村騎手へ乗り代わり。騎手に関しては、決して有利だったわけではない。

レースは、激しい接戦となった。共に先行脚質の二頭、最後の直線に至るまで、大いに競り合う。だが、調子を落としたヒヨシマルより、フルパワーのスタープラチナの方が、わずかに踏ん張りがきいた。クビ差の辛勝。ついに、神とまで崇められた同門のエースを下し、堂々の初GI制覇を果たした。ヒヨシマルは、GIレースで初黒星。朝日杯から続けてきた連勝記録は、14でストップした。

阪神大賞典に続き、ヒヨシマルにとってこの年は、苦難の年だったといえる。宝塚記念に敗れたものの、ヒヨシマルは、スーパーノヴァが惨敗した凱旋門賞への遠征の途についた。だが、この秋には、さらなる強敵たちが待ち構えていたのだ…。(続く)



競馬シーン2004・ヒヨシマル、感動の再会が生んだ最大敗北から、悪夢を振り払うまで

この年、塩沢満夫騎手がデビューした。ヒヨシマルを牧童時代から知り、名付け親ともなった少年。義屋巧オーナーとの友好度も、最初から35あった。

ヒヨシマルは、そのご祝儀とばかり、スプリンターズSから中一週で始動。塩沢満夫騎手を背に、金杯(西)に参戦したのだ。

ところが、ワンダースクラウンのヒヨシマルが、騎手の未熟のせいなのか、大苦戦に陥る。塩沢騎手の得意戦術は先行、ヒヨシマルの脚質も先行、指示も先行なのに、先行できなかった。最終的には、先行脚質のヒヨシマルが、まさかの追い込み差し切りで勝つには勝った。しかし、同門同期の二流馬マジシャンズレッドに1馬身差の辛勝。

理想と現実のギャップを感じた義屋巧オーナーは、一旦コンビ解消。AJCCでは鷹騎手騎乗で、5馬身差の圧勝を飾って、再び先行型のレーススタイルを締め直した。

しかし、なお義屋巧オーナーは、塩沢騎手を引き立てたい気持ちは捨て切れなかった。そこで、京都記念でもう一度チャンスを与えた。すると、見事、同門ニシノテイオーに6馬身差の圧勝を飾った。

これに気を良くしたオーナーは、さらに阪神大賞典に向かわせる。しかし、前年鷹騎乗でも敗れたこのレース、これはあまりにも新人には荷が重すぎた。

なんと、ヒヨシマルが3着に敗れてしまったのだ。クレノラージ(1着)、アンデスナルシス(2着)という馬に先着を許した。しかも、1着との差は6馬身差という惨敗だった。ついに、デビューから続けてきた連対記録が、31でストップした。

これで、オーナーは騎手の腕の重要さを思い知らされた。その後、翌年まで塩沢騎手とのコンビは封印された。

立て直すべく、連闘で鷹騎手を背に、日経賞に参戦。不良馬場の戦いになったが、そこは雨にも強いヒヨシマル。見事、アカサカフリーに7馬身差の圧勝を飾った。

悪夢を振り払うべく、さらにヒヨシマルは大阪杯にも参戦。下村騎手に代わったが、マジシャンズレッドに3馬身半差の快勝。再びの重馬場の戦いを制した。なお、前年の記録を見ると、ヒヨシマルの騎手はダイヤモンドSで蝦田が乗った他は、鷹か下村だった。

そして、3連覇が掛かった本番の天皇賞には、堂々、鷹騎手を背に臨んだ。馬場はヤヤ重で、大きな影響なし。見事、コウヘイトレジャーに3馬身半差付けて、この年も日本一の座に着いた。

完全に悪夢を振り払ったヒヨシマルは、体調も良好。前年同様、中一週で安田記念に参戦する。だが、ここに新たなる強敵が現れる。さらに、秋には、生涯最大のライバルたちと出会うことになるのだ。(続く)


2003野史

この年のクラシックロードの詳細は、あまりはっきりしない。自分の持ち馬の戦績がいくらかわかる程度。


牡馬クラシック

ギヤ軍団のみならず、西のエースとして、スタープラチナ号(父ダンシングブレーヴ、母キャッスルエクセル)が期待を集めた。京成杯・通信杯4歳S・弥生賞・スプリングS・NHK杯・NZT4歳Sを勝った記録が残っている。しかし、肝心の三冠レースでは無冠で、トライアルホース止まりでクラシックロードを終えた。

なお、アユセンナポレオンという馬がこの年のクラシックの主役だったということ以外、詳細不明。


牝馬クラシック

3歳チャンピオン、ファーストサリー(父ダンシングブレーヴ、母ファーストサフィ)に、エースとしての期待が集まった。しかし、桜花賞を勝ったのは、同門のシバノジョオウだった。シバノジョオウは、他にサファイアS、きさらぎ賞、チューリップ賞を勝っている。ファーストサリーはクイーンSを勝ったぐらい? オークス、エリ女の詳細は不明。

ちなみに、翌年以降のことになるが、ファーストサリーは古馬になっても活躍し、京王杯SCを始め、金杯(東)・京都牝特・東京新聞杯・金鯱賞・DB卿CT2勝など、6歳いっぱいで引退するまで、36戦15勝をあげた。3歳時に勝ったデ杯3歳Sと阪神3歳牝馬Sも含まれている。

これに対し、シバノジョオウは、通算勝ち星が6勝。古馬になってからは奮わなかったようである。17戦まで、5歳いっぱいで引退した。


有馬記念の詳報

スーパーノヴァとユニコンギャロップのワン・ツーフィニッシュは書いた。9着までは詳細なメモが残っている。


1 スーパーノヴァ   7牡 鷹57 2.31.1

2 ユニコンギャロップ 7牡 横平57 3・1/2

3 アユセンナポレオン 4牡 柴55 クビ

4 スタープラチナ    4牡 蝦田55 1・1/4

5 ハッスルパンチ    5牡 松中57 1/2

6 アカサカフリー    5牡 中立57 3/4

7 ゴージャスアイリン 5牝 中田55 1/2

8 メイジチェッカー   5牝 野木55 クビ

9 シバノジョオウ    4牝 河口53 クビ

10 コウヘイトレジャー 4牡 的矢55 2.33.2

11 シムフリー      5牡 篠原57 2.33.5

12 メイジドクター    ? 小野 2.33.9


※シムフリーはヒヨシマルと同期。菊花賞で2着している。

ヘイザントラベラー

ヒヨシマルのワンダースクラウンの締め、マイルCSとスプリンターズSで、いずれもヒヨシマルの2着に食い下がった馬。主戦が南騎手で、斤量が55であることから、4歳牡馬だったということがわかる。他の詳細は不明だが、おそらく短距離のスペシャリストタイプ。しかし、万能型のヒヨシマルには及ばなかった。それでも、スプリンターズSでの着差は2馬身で、12冠路線の中では、朝日杯3歳S(1馬身差)の次に小さかった。もし、ヒヨシマルが普通にジャパンカップと有馬記念に向かってくれれば、GI2勝、最優秀スプリンターの座に着けたであろう。ヒヨシマルの栄光の影で泣いた、悲運な馬。逆に、その恩恵に浴して、ジャパンカップと有馬記念に勝ち、引退の花道を飾ったのが、スーパーノヴァであった。

不覚

昨日は、高松宮記念の開催を知らずに過ごした。

10対1で大して面白くもない天理・華陵戦と、大食いの前フリ番組をダブルヘッダーで見ていた。

気付いたのは、やっと今日、新聞見てから。

不覚だね。

実はフジテレビのリニューアルされた競馬番組、みんなの競馬とかあしたの馬倶楽部とかいうのは、全然見なくなっているのだった。

よって、このブログのネタも、ゲームの話ばかりになっている。

これがまた、重いの何の。

資料(自分のメモ)を読み込んで、書き起こすことの大変さ。

想像を超えたものあり。

重くて、あまり有用でなくて、人気もない、三重苦ブログ。

まあ、あまり面白くもなさそうなことを、できるだけ面白く書いてやろうという試みは買える。

ネタだけは無尽蔵にあるのが取り得。