だからヒャッハーって何?

 

 

※画像はお借りしているものです。

 

あ゛~、しんどい…

しんどいとか言ってても仕方がないから入院中に観た映画でも書こう。

入院中にホラー映画とか観たくないから気軽に観れるやつをチョイス。

 

おれ、フィリップ・ラショーという俳優が好きだ。

フランスの俳優であり映画監督であり脚本家でもあるめちゃくちゃ多才な兄ちゃんなのだ。(知ってる?)

 

彼の手がける作品はくだらないのはるか上空をぶっ飛んで、ちょっとやりすぎちゃうん?絶対怒られるやつやろ!という、ゾーンをお構いなしに超えていく、踏み絵なんかも躊躇なく踏んづけていく超悪ノリ兄ちゃんだ。

 

 

 

 

 

 

 

依頼人の完璧なアリバイを提供する会社“アリバイ・ドット・コム”を経営するグレッグ(フィリップ・ラショー)。

依頼は次々と舞い込み、業績は順調に伸び続けていた。

グレッグはある男ジャン・クロード(ディディエ・ブルドン)という男からの依頼を受ける。

週末に若い女とカンヌに旅行に行く予定だが、妻・娘に対してアリバイ工作をしてほしいとのことだった。

(なんとその日は30回目の結婚記念日らしい、なんというゲス…)

いつものように完璧なアリバイを作成し一安心のグレッグ。

 

ある日、グレッグは彼女のフロー(エロディ・フォンタン)の両親に挨拶するために彼女の家を訪問すると、出てきた父親はなんとジャンだった。

気まずい雰囲気の中、その場をやり過ごしたグレッグとジャン、後日、無事(?)、ジャンと彼女はカンヌに不倫旅行に出かけるが、なんと同じホテルに妻(ナタリー・バイ)とフローが泊まっていた。当日はジャンと妻の30年目の結婚記念日で、ジャン不在なので母娘で旅行に来たのだった。

ジャンから連絡を受けたグレッグは、大ピンチにカンヌに駆け付け、ジャンが母娘と鉢合わせしないように工作するが次第にピンチに追い詰められていく…

 

爆笑の連続だ、よくこんな脚本思いつくもんだ。

フィリップ・ラショーは天才だな。

ただ下ネタだけでなくゲスネタ、動物ネタのオンパレード、この辺りが許容できない人は避けた方がいい。

相変わらず版権は大丈夫なんか?と心配になる悪ノリパロディさく裂、これ、アメリカでやったら絶対あかんやつ、ディズニーが本気で“おこ😡”になるぞ。

フランスでは許されるのか?

もちろん得るものなんてない、頭使わずにおバカ映画に浸ってみるのも気分転換にいいんじゃない?

 

 

 

  鑑賞メモ:Amazonプライム

  

 

 

やっぱりそんなに甘くはなかったよ、抗がん剤の副作用。

少しずつしんどくなってきた。

だるい…、何もする気がしない…

明日日曜日でよかった。

手足のしびれ、とくに指先がピリピリするんで、パソコンのキーボード打つのも結構痛いんだよ。

手の指の爪のところがボロボロになってきて逆剥けが酷い。

何かするたびに引っ掛けて痛い。

そして血管痛がしゃれにならん、腕動かすたびに激痛なんだわ。

熱も1時間ごとに0.1度ずつ上がってボーっとする…

まだ37.0度になったところなんだけどな、暑くて体温が上がってるのかよくわからんのだけど。

1回に6錠飲むんだけれど、6錠って多いな。

あんまり薬を触らないようにって言われたんで使い捨ての手袋着けるようにしてる。

他の薬もいっぱいあるぞ。

これは一部なんだけど、てんこ盛り。

薬だけでおなかがいっぱいになってしまう。

段ボールに入り切らないので整理の方法を考えねばならん…

 

ちょっと困っているのがふらつきだ。

はじめは気のせいかなと思ってたんだけど、何回も転倒するんでちょっと変だなと。

そしてとうとう顔からこけて顔に青タンできてしまった、いい歳して。

 

相変わらず冷たいものを口の中に入れるとめっちゃ痛い。

毎朝、ヨーグルトを飲むんだけど、冷えたやつは激痛なのでレンジで温めてみた。

うーん、温かいヨーグルトは微妙だ。

飲めないこともないけど、けっして美味しくない。

早く冷たいまま飲めるようになりたい。

入院してるときのドクターの説明だと、1~2週間程度で口の中の違和感は緩和されていくだろうってことだ。

その時にもらった冊子によると、まだ発現していない症状があるみたいだ。

うーん、怖いな。

 

図によると、1週目にさしかかるころから食欲低下や倦怠感が出始め、2週目になると肝機能障害、腎機能障害、そして3週目になると最も恐れる骨髄抑制、貧血、脱毛が起こるらしい。

ま、おれまだ0周目だしな、

0周目の症状は嘔吐、血圧低下、アレルギー反応…、ってことになってるんだけど、おれ、今のところおれは嘔吐の症状は出てないんだよな。

これは本当に助かる。

おれ、機敏に動けないんで、急いでトイレや洗面所に走り込むのはちょっと難しい。

相変わらず吃逆は続く。

何か食べるといきなり吃逆が始まり、30分ぐらいで続けるんだ。

これはこれで辛いんだけど、吐くよりよっぼどマシだ。

明日もう一日、家でゴロゴロしておこう。

 

 

今日退院した。

今回の入院は3日間だ。

もう早く退院したくって、昨夜は眠れんかった。

遠足前日の子供みたいや。

加えて同室の人たちのいびきの大合唱がやばかった。

30分うとうとして目が覚める・・・、の繰り返しで4:00にはもうこれ以上ベッドに横たわるのムリってなった。

 

 

とりあえず景色見に行ったら朝焼けだったから写真を一枚撮っておいた。

昨日、点滴で抗がん剤入れたんだけど、今出てる症状は感覚障害、特に腕の血管がめちゃ痛い。

手のひらがガサガサになってきたのでローション塗りまくり、病院でクリームもたらふく出してもらったんんでたくさん使おう。

ほんとはこの時期にクリームみたいなやつ塗りたくないんだけどな、ねちゃねちゃになるし。

でも保湿は大事だからな。

それと冷房の冷たい風が辛いんで長袖着てカイロ貼ってる。

口の中も冷たいものがめちゃくちゃ痛い…

冷たいお茶飲んだら飛び上がった、この時期冷えたやつ飲めないのは辛いな。冷奴すら激痛で食べれないんだよ。

それと吃逆が止まらない…、吃逆で体力削られる。

定期的にやってくる“しゃっくりタイム”がめっちゃしんどい。

30分ぐらい吃逆が続くんだぜ。

吃逆止める薬ももらったので、もう少し様子を見て服用しよう。

あと2、3日したら吐き気が起こって、免疫が一気に下がるんだって。

口内炎もかなりの確率でできるらしいので口腔ケアを怠らないように、って含嗽薬もいっぱいもらった。

 

大量の飲み薬の中には下痢止め、便秘薬なんかもあるんだけど、どっちの症状が出るのかわからんのだって。

あまりに大量の薬が出てビビる

飲み薬の他、ローションやらクリームやら軟膏やら、なんかエコバッグに入りきらない量の薬をもらったんだけど、どうやって飲むかな、さっき水道水で飲んでみたけどそれすら辛い。

水道水すら痛いんならお湯沸かすしかないな。

薬飲むたびにお湯沸かして白湯にするの面倒くさいけど、仕方なさそうだ。

さすがにこの時期使わんだろうと思って片づけたティファール引っ張り出すか。

 

 

入院二日目、今日から抗がん剤開始。

昼前に吐き気止め飲んで、昼過ぎから点滴開始。

 

事前にいろんな情報調べたら、手足はかなり圧迫した方がいいとのことなんで、手にはかなりきつめの手袋、足にはきつめの弾性靴下用意していった。
 
 

 
 

 

生食でルート流して、更に吐き気止め、続いて抗がん剤投入、約2時間半。

 

ベッドに横になったら、俺は気分悪くなったらすぐに起き上がれないんで、ずっとイスに座ってた。

結構余裕だったんだけど、点滴のせいだろうが、2~30分ぐらいおきにおしっこしたくて仕方がなかった。

イスに座っといてよかった。

こんなに何回もトイレ行きたくなると思わんかった。

しかも急に限界値でもよおすんだよ…

それ以外は案外平気と思ってたら、1時間半ぐらいたったころから手足の痺れ、チクチクする痛みがハンパじゃなく襲ってきたんだよ。

袖とか皮膚に触れるだけで飛び上がるほど痛い。

また、俺は歩くのに杖が要るんだけど、これがまた地獄の痛みなんだよ。

トイレに行く度に目に涙をいっぱい溜めて半泣きだったんだよ。

困ったな、俺、杖なかったら辛いんで杖つく度に涙流すのは困るんだけど…

 

さらに口の中の刺すようなチクチクする痛みは初めて味わう感覚だった。

特に冷たいもの、マジでヤバい痛みなんだわ。

アイスなんて絶対ムリ!

アイスコーヒーも飲めないぞ。

今日の夜からは内服の抗がん剤を2週間、1回6錠!

多い…

点滴抗がん剤のせいだろうか、なんだかのどがマヒしててめっちゃ飲み込みにくいんだけど…

 

とりあえず明日退院して、2週間内服、1週間休薬。

そして2クール目に入ってまた点滴。

今辛いのは手の皮膚の痛み、特に冷たいのはダメ、看護師さんに冷蔵庫に手を入れるときはホントに気をつけて、できれば手袋しといた方がいいと言われた。

えっ?そんなに?

夏真っ盛りだから手袋なんてないぞ。

さらにあと2週間ぐらいしたら断続的な吐き気、激しい下痢が現れるんだって。

嫌やなぁ…

当分制限付きの生活しなきゃな。

なんとかいつもの生活ペースに戻らなきゃな。

 

 

 

また入院だよ。

ほんの1ヶ月前に退院して、後はできるだけ以前の生活に戻していくだけだと思ってたんだけどな。

で、今日7月31日(水)から再入院になった。

先日、退院後の検診で言われたこと「残念ですけどリンパへの転移が見つかりました。」が頭から離れないんだよ。

一番ショックだったのが“残念ですけど”だ。

もちろん先生は悪気なく、正当に対応してくれたというのはよくわかっているんだけど、やっぱりひっかかるんだよな、こういう言い方。

なんか残念な結末しかないみたいな…

いかんな、こういう風に思っちゃうのってほんとによくないな。

 

今回の入院は抗がん剤治療開始のため。

初回は入院して点滴で抗がん剤してその後退院して2週間内服の抗がん剤飲む。そして1週間休薬。

これを1クールとして4クールまで繰り返す。

状況により最大8クール目まで延長することもあるんだって。

2クール目あたりから相当つらくなるって脅された。

このあたりから体重も激減するんだって。

なんか怖いな、もういまからヘタレマックスなんだわ。

でもとりあえず、“残念ですけど”と言われた鼻を明かして心の中でざまあみろと思いたい。

んで、今後先生はおれみたいな患者を何人も診るだろうから、そのときに軽く克服したひといたよ、って言えるようにしたい。

 

またこの景色だよ、もううんざり。


今度の部屋からはあんまり景観がよくない…


観光に来てるわけじゃないからいいんだけどね。

今日はとくに何にもすることがないんでただひまなだけ。

ネットショッピングでもやりまくろう。


そういえば、先日リンツのチョコレートが届いた。

前の入院の時、暇だからつい携帯でポチったやつだ。

そんなんポチったのすっかり忘れてたよ。

いきなりクール便が届いてびっくりした。

 

 

 

おれ、リンツのチョコレート、特にリンドールは一番うまいチョコだと思ってるんだ。

おれの中ではゴディバやロイズより上だと思う。

チョコレートの廃棄をなくそう、ってやつで賞味期限がめちゃくちゃ短いやつが50%OFFだったんで飛びついてポチったやつだ。

 リンツのチョコはお高いからな、50%OFFなら買うだろ!


しかし、こんなにいっぱいのチョコどうするんだよ。

まだご飯もまともに食べれないのに…

とりあえず冷蔵庫に突っ込んで、そのうち食べよう。

チョコの賞味期限なんて気にしな~い。

 

それにしても前の入院の時、あまりにヒマだったからやけくそでいろいろポチってたら退院してからめっちゃいっぱい届いたんだよな。

 他にもなんでこんなん買ったんだろ?ってやつもある。

でもまた今回もムダな買いもんするんだろうな。


明日は抗がん剤点滴開始!

めっちゃ嫌なんだけど…

あ゛~、逃げ出したい。

ちなみに、2011年の年末にくも膜下出血起こして、それ以降実に7回目の入院だ。

約12年半で7回か…

2年弱毎に入院してる計算になるな。

ちょっと多すぎるな。

いいかげんこれを最後の入院としたいな。

マルチバースなんてクソくらえ!

 

 

※画像はお借りしているものです。

 

もう殺人級の暑さだな。

クーラー嫌いのおれもつけずにはいられない…

昨日、今日とマンションの前の公園で地域盆踊りと夏祭りなのだ。

朝から炎天下、例年だと待ちきれないちびっこたちが大はしゃぎだけど、さすがにこの暑さだ、ひっそりとしていた。

 

夕方になると人が集まりだして、19:00から盆踊りスタート。

毎年、日が落ちるとライブ会場さながらの盛り上がりで部屋の中にいてもものすごい臨場感なんだよ。
テレビの音声も聞こえないぐらい大迫力で、マンション主変も浴衣姿の人たくさんでマジ夏だな。
いいな、うらやましいな、おれも行きたいんだけど、とても会場には行けないんでベランダから眺めるだけ。
みんな楽しそう、おれは今のうちに映画を観に行くことにした、来週からしばらく映画館に行けないだろうから。

 

 
観に行ったのは『デッドプール&ウルヴァリン』、マジ久しぶりなレイトショーだ。
映画館で鑑賞するのは久しぶり。
レイトショーにもかかわらず結構な客入り具合だった。
 
待ちに待ったデッドプール第3弾。

 

 

 

マーベルでありながら版権の問題でMCUに取り入れることができなかったシリーズ。

だが、すでにディズニー傘下になったマーベルに続いて、20世紀FOXがディズニーに買収されたことにより、とうとうマーベル作品がディズニー傘下に集結したことになった。

版権の弊害が無くなったことにより、アベンジャーズに入りたかったデッドプールがウルヴァリンと手を組むことになる。

 

不治の病の治療のために受け入れた人体実験で自らの容姿と引き換えに不死身の身体を手に入れた元傭兵ウェィド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)は日本刀と拳銃を武器に過激でアクロバティックな戦闘スタイルでデッドプールとして戦いを続けていた。

戦う理由は、世界を救おうというヒロイズムはこれっぽちもなく、超個人的な理由のみ。

そんな彼が世界の命運をかけた壮大なミッションに挑むことになる。

そのミッションを成し遂げるべく、デッドプールはあのウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)に助けを求める。

獣のような闘争本能を持ちながら奥底に人間としての優しい心を持ち合わせ、その葛藤を抱えながら鋼鉄の爪を武器に戦い続けてきたウルヴァリン、しかし彼はとある理由により今は戦いから遠ざかっていた…

 

ディズニー傘下に入った以降、明らかにパワーダウンしてしまったMCUを再起動させるべく放たれた刺客はデッドプール、かねてより噂されてて『X-MEN』を引っ提げ、それだけでは収まらず予想をはるか上回るコラボレーションをぶちかましてくれたディズニー、これは久しぶりにマーベル作品でテンション上がりまくった作品だった。

ディズニーがFOXを買収したネタなんか、そんなことして大丈夫なんか?と心配になるほど過激なもんだった。

また、楽しいカメオ出演は想像の遥か上空を行くもんで、良くこの人たち引っ張って来れたな、そしてこの人によくこんなことやらせたなという渾身のネタにはダメもが思わず座席を立ち上がってしまうレベルのもんだった。

いいのかディズニー、こんなことやっちゃって…

ディズニーだから許されるのか?

 

それと忘れずにつけ加えておくと、面白さはカメオやネタだけではなく、デッドプールのトリッキーなアクションも忘れてはならない。

およそディズニー作品とは思えない凄惨な血みどろ、それでも凄惨に見えないのはデッドプールのキレッキレのダンスで敵をバッサバッサと蹴散らしていくさまがやたらとかっこいいからだろうな。

 

あと一つ、今回の話のキモになっているのはTVA。

MCUでたびたび出てくるTVAはドラマ『ロキ』で本格的に登場した時間変異取締局。

ここで扱うことによりディズニーのマルチバースへの解釈に区切りをつけたといえると思うが、いろんな作品とのユニバースはファンには楽しい反面、作品へのハードルを一段上げてしまったともいえるだろうな。

ただおれはこの作品を映画館で観れてよかったよ。

映画館の中でみんなが笑ってるのはやっぱり楽しいし、その中に自分がいるのもうれしい。

この先、MCUから振り落とされる人が増えるのか、デッドプールが再浮上させるのか、ディズニーの手腕が試されるターニングとなる作品だと思う。

 

 

  鑑賞メモ:劇場

  

 

 

※画像はお借りしているものです。

 

 

 

敢えて書こうか、どうしようか迷ったんだけどな、自分の覚え書きのためにその後について書いておくことにした。

今日、退院後の検診に病院に行ってきた。

手術してくださった先生と約2週間ぶりにお会いして、ろくに言えなかったお礼を伝えて、それからいろいろと生体検査の結果なんかの説明を受けた。

見つかったがんは約2cm、その前後10cmを切除して詳細な検査をしたそうだ。

結果、当初の予測よりはがんの深さは深くなかった。

目に見えるがんは手術で取り除けたと思うとのことだった。

ただ、リンパへの転移あり、これにより正式にステージが決定した。

診察の時、これからの治療はどうするかという2つの選択肢を教えてもらった。

 ①抗がん剤を投与して腫瘍マーカーを下げる。

 ②抗がん剤は投与せず、定期的にがん検診を受けて再発時の早期発見に努める。

 

転移が認められた人はみんな①を選択するのかと思っていたんだけど、②を選択するケースは結構多いそうだ。

これはそのまま静観しても必ず再発するわけではないから、あえて苦しい抗がん剤を選ばない人も一定数いるということらしい。

ただ、これを選択する方々のほとんどがすでに60歳を超えている年配の方の場合だそうだ。それよりも若い人の場合は①を選択する場合が多いとのこと。

となるとおれの場合は①か。

さらに詳しく説明を聞くと、今のリンパへの転移の状態から5年以内の再発率は30%ぐらいだろうということだった。

あくまで統計的な予想だが、30%って微妙に嫌なラインだ。

抗がん剤を選択して、それが100%効果的に作用した場合、再発が3%~5%程度抑えられるとのことだ。

つまりめっちゃうまくいって再発率が25%か…

うーん、微妙…

思ったより効果が出るわけじゃないんだな…

もっと劇的にリスクが改善できるのかと思ってたよ。

 

ただ、まったく根拠はないんだけど、おれは今回のがんは克服できるような気がするんだよな。

と言っても、できる限り少しでもリスクを下げておいた方がいい、それに今なら苦しいと言われる抗がん剤に耐える体力もまだ残っているような気がする。

というわけで、抗がん剤にチャレンジしてみることにした。

初回は3日間の入院で抗がん剤をして、その後は外来で約3週間おきに最大8回にわたって抗がん剤を投与する、ということだ。

ついこの前退院したばっかりなのにまた入院だ。

入院調整してもらってるが、7月末~8月初に再入院だ。

正直、へこむ…

なんでこんな目に遭うんだろう?

やっぱり普段の行いが悪いから天罰が下ってるんだろうか…?

いや、おれより素行が悪いやつなんていっぱいいるだろ、てかおれなんて世の中一般だと人畜無害、善人過ぎる善人だと思うんだけど。

ま、嘆いても仕方がないのはよくわかってるんだけどさ。

 

最後にやらしい話、触れにくいけど避けて通れない経済的な話。

今回の手術、入院、これからの抗がん治療と想像以上にお金がかかる。

日本の皆保険制度、高額医療制度って本当にありがたいと思う。

10年以上前にくも膜下なった時も恐ろしい治療費がかかった。

誰もが一定水準の医療を受けれる日本の制度って本当に素晴らしいと思う。

それでも医療保険、がん保険はできる限りあったほうがいいな。

おれは多く掛けているわけじゃないけど、保険金には助けられた、マジで。

ただ、それぞれの保険に加入した時、補償の内容なんてよく見ずに加入したんで、どんな補償ついてるかは自分でもよく理解していなくて、保険会社に電話かけて詳しく聞いたんだけど今思えばおれは自分の保険にあまりにも無頓着だったなと思う。

例えば医療保険、入ったのがめちゃくちゃ若い時だったので今の保険の補償内容と比べたらずいぶん見劣りする。

たまたまおれは入院が長くなったけど、最近は入院期間が非常に短い。

なのにおれの医療保険は入院の免責が5日あるのだ。

つまり、入院6日目以降しか保険は下りず、6日目以降1日につき幾らの保証があるというやつ。

最近の保険は入院の免責がなく1日目から補償の対象になる場合が多い。

最近は入院が非常に短い、一週間入院した場合、最近の保険だと7日×〇円、おれの医療保険は(7-5)日×〇円のといった具合だ。

正直、5日の免責ってすごく大きいと思う。

この辺りはよく考えたほうがいい、自分の体験から書いておくので自己責任で参考にしれくれ。


 

知的な狂気

 

 

※画像はお借りしているものです。

 

 

本年度アカデミー賞・主演女優賞はじめ四冠を受賞した本作、入院中に観ようと思ってたんだけど、病院ではなぜかディズニープラスのつながりがめっちゃ悪くて観れんかったんだよ。

2時間24分という比較的長丁場の本作、ジャンルとしては人間の知識欲・倫理感に訴えるSF映画といったところか、普段ぼーっとしている俺には五感をビシビシと刺激される一本だった。

 

風変りな天才外科医ゴッドウィン・バクスター(ウィレム・デフォー)は人体解剖や動物実験を繰り返している。

ある日、ゴッドウィンは身投げした若い女性ベラ(エマ・ストーン)を見つける。

女性は妊娠しており、おなかの中には胎児がいた。

ゴッドウィンは胎児を取り出し、胎児の脳を女性に移植して蘇生する。

ベラは大人の身体を持ちながら頭脳は新生児という究極の無垢な状態となる。

いろいろなことに興味を持つベラは「自分の目で世界を見たい」という強い欲望に囚われる。

そこに放浪者の弁護士ダンカン(マーク・ラファロ)に誘われて大陸横断の旅に出る。

新生児の目線で世界を見るベラは時代の偏見から解放され、本当の自由や平等を目の当たりにし、驚くべき成長を遂げていく。

 

これは刺激的な映画だ。

新生児の頭脳を持つベラの行動にハラハラする。

(性への目覚めの部分は戸惑ってしまった…)

手術シーンはもちろん、やたらと挿入される性的シーンがなかなか気持ち悪い。

入院中に観なくてよかった。

そういう断片的なシーンは置いといて、なんとも不思議な世界観だ。

未来のような、過去のような、まさにジブリ的、それに呼応するかのような独特なファッション(衣装)に目を奪われる。

さすがアカデミーで衣装デザインを受賞してるだけのことはある。

 

 

世界を旅するベラが、偶然目にした子供たちが死んでいく貧民層を見たときに、何とかしなければと取った行動は無垢だからこ動けたわけで、これぞ人間の本質といえるんじゃないか。

ただ、この映画をフェミニズムとしてとらえるのはちょっと違うと思う。

あくまで寓話として、そして、これぞオスカーというエマ・ストーンの凄すぎる演技を堪能するのだ。

でもおれ、これをもう一回観るのはムリ。

 

 

  鑑賞メモ:ディズニープラス

 

 

 

 

 

※画像はお借りしているものです。

 

退院するとき、管理栄養士さんからがっつり栄養指導を受けた。

3ヶ月ぐらいはおかゆにすること。

しかも1回110g(茶碗半分ぐらい)、揚げ物はだめ、3ヶ月たったら少しなら衣をはがして食べてもよい、油を使った炒め物とかはだめ、他にダメな食材として、キノコ類、海藻類、繊維質のもの…、と結構制限がついているんだよ。

しかも1日の食事は5~6回に分けて少しずつ食べること、よく噛んで30分ぐらいかけて食べること…

もちろんアルコールは厳禁!

 

かなり面倒くさい。

焼肉食いたい、うなぎ食いたい、中華食いたい、カツ丼食いたい、それより普通のごはんが食いたい。

言いつけ通り少しの量を時間をかけて食べてるんだけど、やっぱり男メシが食べたい。

で、今日、餃子を食べてみた、2個だけ。

おれ、とことん欲望に弱い…

めちゃくちゃうまくて泣きそうになったんだけど、食べて15分ぐらいしたらのたうち回るぐらいおなかが痛くなった。

腸がねじれるほど痛くて、夜は一晩中ゲーゲーやってた…

餃子をたった2個食べただけなのに…

こんなに苦しいのはもうごめんだ。

やっぱり言いつけは守らなくてはダメだ、めっちゃ反省した。

 

今日はなす日札束だった。

入院費、手術代がかかったので今回のなす札束は非常にありがたい。

これ、本音。

今回、一ヶ月まるまる休んだのになすもらっていいんだろうか・・・

貰う資格なし!と自分ではわかってるんだけど、くれるんなら遠慮なくもらっとく。

ずっと仕事してた人達に申し訳ない。

おれが休んでいる間にカバーしてくれたみんな、いつか倍返しするよニコニコ