完璧なシステムはない

 

 

むかし、レンタルで観てすっかり忘れてたんだけど、ネット巡回してたらYoutubeでべた褒めしてたんだよ。

 

 

そんなに絶賛するようなもんだったかなぁ・・・、と思ってたらアマプラで観れるんでつい観てしまったよ。

 

うん、悪くはない。

前に観たときとかなり印象が違う。

ハッカーの世界に入り込むきっかけがリアリティがあって好き。

きっとこんなもんなんだよ。

リアル世界では弱者だけど、ネットワークに入り込むと最強ってなんかかっこいい。

でも実際にそんなにがっつりコンピュータをつかえるもんなんだろうか?

みんなできるのか???

 

ひとつ気になったところは、ものすごく凄腕のハッカーがセキュリティーばちばちの建物に侵入するのに誰かが落とした入館証拾って侵入するというトホホっぷりに思いっきりずっこけた…

 

 

  鑑賞メモ:Amazonプライム

 

 

 

デジタルスキル凄すぎませんか?

 

 

※画像はお借りしているものです。

 

ネット画面ですべて展開されるアイデア一発のサスペンスの続編です。

1作目は失踪した娘を父ちゃんが娘のSNSを手掛かりに足取りを追いかけていくというやつ。

 

 

今回は失踪した母ちゃんを娘がパソコン・スマホを駆使して足取りを追いかけていくやつだ。

前作は追いかける側が父ちゃんだったが、今回は追いかけるのが女子高生、いわばデジタルネイティブ世代なわけだ。

だから検索スキルがハンパないんだよ。

 

ロサンゼルスに住む女子高生ジューン(ストーム・リード)は母グレイス(ニア・ロング)と二人暮らし。

ある日、グレイスが南米・コロンビアに旅行中突如消息を絶つ。

ジューンは検索サイトやSNSを駆使して母親の足取りを追いかける。

スマホの位置情報、監視カメラや銀行の入出金情報を手掛かりとしていたが、やがてネットで現地の協力者ハビエル(ヨアキム・デ・アルメイダ)を代行サービスで見つける。

現地の協力者を得てすぐに真相に行きつくと思われたが、検索で得た不可解な情報に翻弄されながら事態は予想外の展開を迎える。

 

ほぼ自宅に居ながら外国で失踪した母親の足取りを追うってすげぇと思わない?

それにデジタルネイティブの検索技術、コピペスキル凄すぎだわ。

調査対象は外国でも翻訳機能で最低限の会話ができてしまうんだもんな。

なるほど、そういう風に検索すればいいのか!

…ってマジで勉強になったぞ、おれ一応IT技術者なんだけど。

この世代にかかったらおれの行動なんてだだ洩れだな。

人のアカウント乗っ取ったり、ハッキングしたり、母親のマッチングアプリの履歴見たり…、いいのかよっ、いやそこまでできないだろっ!ってのもあるんだけど、考えてみりゃすべてがネットワークでつながってるわけで、その気になったら情報の取得なんて簡単にできてしまうわけだからな、怖っ。

おれも昔、カードの不正利用されたことあるしな。

 

 

 

現地の協力者のハビエルがうさん臭いけどめっちゃいい人でよかった。

前作とは出演者も全く違うし、ストーリー関係全くないんで2となってるけど単体映画として楽しめるぞ、ただ展開がめっちゃ早いからゆだんすんなよ、おすすめだぞこれ。

 

 

  鑑賞メモ:Amazonプライム

 

 

 

 

 

永遠に続く負の連鎖…、決してひまつぶしで観てはいけません

 

 

※画像はお借りしているものです。

 

やばい、ちょっとこのドラマヤバすぎて頭から離れない、でももう一回観なおそうなんて決して思わないヤバすぎるやつだ。

アメリカでやたらと高評価で、なんでもロッテントマトで満足度100%という信じられないスコアが出てるという。そりゃあどんなドラマだろう?って興味が惹かれるし全7話で大体1話30分程度、時間的にも一気に観れちゃうエピソードだしな。

 

タイトル何となくかわいいし完全に油断してたわ。

いわゆるストーカーもんだ。

売れない芸人が女性ストーカーに付きまとわれ、ゆがんだ感情に囚われる話、ストーカーのプロ(?)による精神的な圧迫が次第にエスカレートし、心理的に追い詰められどうすべきかわからなくなる、対応方法の正解は人によってそれぞれだと思うが、それじゃないだろと思う反面、どこか主人公に共感するところがあるんだ、冷静に考えると、えっ?おれヤバい?と思っちゃうな。

この手のジャンルって『ミザリー』って傑作中の傑作があるわけだけど、観る人の目を離せなくする土壌があるのかもしれん。

 

 

しかしそれは“面白い”とかではなく、“いったいどうなるんだろう?”という興味、それは自分には関係ないや、という全く他人事としてとらえているからだろう。

安全なところから見ているから自分にはまったく関係ないや、と考えているどこか居心地の悪さもある。

 

売れない芸人ドニー・ダン(リチャード・ガット)は、芸人としては全く目が出ず、普段はパブでバイトをしている。

ある日、パブにマーサ(ジェシカ・ガニング)という中年女性がやってくる。

弁護士だというマーサは全く金がなく、とても悲しそうにしている様子を見て同情したドニーは無料で紅茶を提供する。

やがてマーサはドニーに付きまとうようになりそれがエスカレートしていく。

ドニーが見せた親切心はやがて彼の人生を大きく狂わせるようになる…

 

これ、監督・主演のリチャード・ガットが自らのストーカー被害を元にしている、いわば実話をベースにしたもんらしい。

だから、ストーカーする側というより、される側の心理が何とも生々しいのだ。

もっと早く対処しろよ!と感じたがドニーにはそうできない事情が心の奥底にある…欧米的で、日本でないだろと言えるような気もするが、人間の心理なんてどうなっているかわからんからな。

おれも人にはできるだけ親切にしたいと思うし、親切にしてもらうとうれしい。

親切にしてもらうと当然その人のことめちゃくちゃ感謝するし、好意的に思える。

その人が男性でも女性でも、当然だろ?そう思うの。

でもストーキング性とは全然ちがう、こういう感覚ははっきり言って理解できんのだよ。

でもこれ、実話ベースってことは起こりうるってことだよな。

人間の感情ってわからんもんな。

ストーキング性って勘違いが誤った方向に行ってしまうことで、誰しもが多かれ少なかれ持っていると思うんだよ。

“たまたま”逸脱した感情になってしまっただけなんだけど、逸脱はあくまで客観的に見てということで、本人からしたら全く正統な感情だからたちが悪い…

そう考えるととても心がかき乱されるドラマだった。

積極的にはおすすめしないけど、間違いなく記憶に残るドラマになると思うぞ。

 

 

  鑑賞メモ:NETFLIX

 

 

 

 

 

 

三代目米津玄師(笑)

 

 

※画像はお借りしているものです。

 

ゆる~い映画だ、毒なんてこれっぽっちもない。

ただ単に平和なだけ、おれに一番必要なものなのだ。

これは一応やくざ映画になるんだろうか?

いや、違うだろ。

じゃあ、バディムービー?

うーん、これも違うな。

とにかくジャンル不詳なよくわからないジャンルの変な映画なのだ。

 

中学の合唱部で主将を務める岡聡実(斎藤潤)は、ある日見知らぬやくざ成田狂児(綾野剛)からカラオケに誘われる。

戸惑う聡実に狂児は歌のレッスンをしてほしいと頼むのだ。

狂児の組では、毎年組長の誕生日に組長主催のカラオケ大会が開かれ、そこで最下位になったものは組長による恐怖の罰ゲーム(組長自らの手で刺青を彫られる)があるというのだ。

なんとしても歌がうまくならないといけないのだという。

嫌々ながらも狂児に歌唱指導をする聡実は、カラオケを通じて少しづつ狂児と親しくなっていく。

 

毒のない映画っていいな。

なんて言うんだろう、丸亀製麺でトッピング忘れてうどんだけ食った感じ、ココイチでもトッピングせずに素カレー食べた感じ。

どちらもどこか物足りないんだけど、それなりに満足感はあるみたいな…

おれ的には、これ傑作だと思う。

余韻なんてないよ、インパクトもないよ、あるのはただ日常にあるささやかな悩みだけなんだよ。

傍から見るとささやかな悩みも本人には重大、しかもそこにあるのは以前はこうだったのに…、と何となく感じる自分と周りの温度差なのだ。

これ、誰でも共感できるはず!

おれなんて常に周りとの温度差に悩んでるもんな。

 

やくざ役の綾野剛が妙に親しみやすくていいんだよな。

とっても優しいし、組長に変な刺青入れられたくないから歌上手くなりたい、合唱部の主将ならきっと歌がうまいだろうとう安直な考えも笑える。

その聡実は変声期にさしかかり思い通りに声が出ない、その出ない声でうたう渾身の『紅』にはマジで感動したぞ。

やくざのカラオケ大会ってめちゃくちゃ平和じゃん。

しかもそれぞれの組員の勝負曲が絶妙のチョイスだ。

 

最近、テレビでもカバーの歌番組めっちゃ流行ってるけど、それって人のカラオケ見せられてるみたいなもんだからな。

歌うまの人ってうらやましいな。

とことん上手いか、びっくりするぐらい下手か、ほとんどはそのどちらでもないその他大勢になるんだろう。

おれ、間違いなく下手な方、せめてその他大勢になりたい。

誰かおれに歌唱指導してくれ。

 

とことで臨時顧問もも役の芳根京子いいな。

めっちゃ好きな感じだで、ずっと見てられるもんな。

あー、マルエフ飲みたい。

あと、副部長・中川(八木美樹)がいい人すぎて好きになった。

 

 

  鑑賞メモ:NETFLIX

 

 

 

 

 

くだらないの好きな人集まれ!

 

 

※画像はお借りしているものです。

 

フィリップ・ラショーもう一発。

これも入院中に観たやつ。

とにかくくだらない笑いが必要な時にラショーはもってこいだ。

 

 

殉職した父の遺志を継ぎ警察官となったライアン(タレク・ブダリ)は、臆病な性格でいつも失敗ばかりしていた。

同僚のステファニー(ヴァネッサ・ギード)に気があるが告白もできない。

ある日、ライアンは犯人を獲り逃したうえ、ネズミに嚙まれれてしまう。

ついに捜査応援としてトニー(フィリップ・ラショー)とピエール(ジュリアン・アルッティ)が呼ばれるがトニーは嫌なやつでピエールはトニーの腰ぎんちゃくだ。

ある日ライアンはネズミに噛まれたところを医者に診てもらうと、感染による奇病で余命30日と宣告される。

絶望するライアンは残り少ない人生を楽しもうと麻薬組織のボス・テディ(ホセ・ガルシア)から金をだまし取り、ラスベガスで豪遊する。しかし、父を死に追いやったのがテディだと知り、ライアンは復讐を誓い職場に復帰、命知らずの操作で麻薬組織を追い詰める。

 

いつも思うんだけど、フランスのコメディ映画ってとことんバカだよな。

やりすぎ感抜群、品のなさも小学生の男子レベルんだけど、決して“下品”ではないのだ。

ただ単にレベルが低いだけなのだ。

ん?それに大笑いしてるおれもその辺のレベルってことか?

思い起こせばおれ、小学生のころから思考が全く変わってないのかも。

ここまで成長しないのは珍しいかもしれん…

 

この手のドタバタコメディは勘違いから大騒動になる定型フォーマットだ。

この作品もご多分に漏れず、もうこれでもかというぐらい基本通りに進む。

監督・主演はライアン役のタレク・ブダリ『シティーハンター』のメンバーがほぼそのまま出演してる、いわばおかわわりみたいなもんか。

 

 

何かとコンプライアンスが厳しい時代に、この人らは一向に介さない姿勢がすがすがしい。

スベるのを大前提にやってるんだと思うんだけど、おれなんかはまんまと大笑いだな。

物が降ってきて激突するとかドリフ的なベタさ、やっぱりベタが一番面白いよな。

子供や動物が犠牲になったり、きわどい下ネタ、ジェンダーの揶揄なんてアメリカじゃ確実にアウトだと思うんだけど、フランスって寛容だよな。

 

得るものなんて何にもないぞ。

ただ単に90分間ドリフを見るんだからな。

とりあえずケバブ食べるの止めとこう。

 

  鑑賞メモ:Amazonプライム

 

 

 

 

 

 

 

 

だからヒャッハーって何?

 

 

※画像はお借りしているものです。

 

あ゛~、しんどい…

しんどいとか言ってても仕方がないから入院中に観た映画でも書こう。

入院中にホラー映画とか観たくないから気軽に観れるやつをチョイス。

 

おれ、フィリップ・ラショーという俳優が好きだ。

フランスの俳優であり映画監督であり脚本家でもあるめちゃくちゃ多才な兄ちゃんなのだ。(知ってる?)

 

彼の手がける作品はくだらないのはるか上空をぶっ飛んで、ちょっとやりすぎちゃうん?絶対怒られるやつやろ!という、ゾーンをお構いなしに超えていく、踏み絵なんかも躊躇なく踏んづけていく超悪ノリ兄ちゃんだ。

 

 

 

 

 

 

 

依頼人の完璧なアリバイを提供する会社“アリバイ・ドット・コム”を経営するグレッグ(フィリップ・ラショー)。

依頼は次々と舞い込み、業績は順調に伸び続けていた。

グレッグはある男ジャン・クロード(ディディエ・ブルドン)という男からの依頼を受ける。

週末に若い女とカンヌに旅行に行く予定だが、妻・娘に対してアリバイ工作をしてほしいとのことだった。

(なんとその日は30回目の結婚記念日らしい、なんというゲス…)

いつものように完璧なアリバイを作成し一安心のグレッグ。

 

ある日、グレッグは彼女のフロー(エロディ・フォンタン)の両親に挨拶するために彼女の家を訪問すると、出てきた父親はなんとジャンだった。

気まずい雰囲気の中、その場をやり過ごしたグレッグとジャン、後日、無事(?)、ジャンと彼女はカンヌに不倫旅行に出かけるが、なんと同じホテルに妻(ナタリー・バイ)とフローが泊まっていた。当日はジャンと妻の30年目の結婚記念日で、ジャン不在なので母娘で旅行に来たのだった。

ジャンから連絡を受けたグレッグは、大ピンチにカンヌに駆け付け、ジャンが母娘と鉢合わせしないように工作するが次第にピンチに追い詰められていく…

 

爆笑の連続だ、よくこんな脚本思いつくもんだ。

フィリップ・ラショーは天才だな。

ただ下ネタだけでなくゲスネタ、動物ネタのオンパレード、この辺りが許容できない人は避けた方がいい。

相変わらず版権は大丈夫なんか?と心配になる悪ノリパロディさく裂、これ、アメリカでやったら絶対あかんやつ、ディズニーが本気で“おこ😡”になるぞ。

フランスでは許されるのか?

もちろん得るものなんてない、頭使わずにおバカ映画に浸ってみるのも気分転換にいいんじゃない?

 

 

 

  鑑賞メモ:Amazonプライム

  

 

 

やっぱりそんなに甘くはなかったよ、抗がん剤の副作用。

少しずつしんどくなってきた。

だるい…、何もする気がしない…

明日日曜日でよかった。

手足のしびれ、とくに指先がピリピリするんで、パソコンのキーボード打つのも結構痛いんだよ。

手の指の爪のところがボロボロになってきて逆剥けが酷い。

何かするたびに引っ掛けて痛い。

そして血管痛がしゃれにならん、腕動かすたびに激痛なんだわ。

熱も1時間ごとに0.1度ずつ上がってボーっとする…

まだ37.0度になったところなんだけどな、暑くて体温が上がってるのかよくわからんのだけど。

1回に6錠飲むんだけれど、6錠って多いな。

あんまり薬を触らないようにって言われたんで使い捨ての手袋着けるようにしてる。

他の薬もいっぱいあるぞ。

これは一部なんだけど、てんこ盛り。

薬だけでおなかがいっぱいになってしまう。

段ボールに入り切らないので整理の方法を考えねばならん…

 

ちょっと困っているのがふらつきだ。

はじめは気のせいかなと思ってたんだけど、何回も転倒するんでちょっと変だなと。

そしてとうとう顔からこけて顔に青タンできてしまった、いい歳して。

 

相変わらず冷たいものを口の中に入れるとめっちゃ痛い。

毎朝、ヨーグルトを飲むんだけど、冷えたやつは激痛なのでレンジで温めてみた。

うーん、温かいヨーグルトは微妙だ。

飲めないこともないけど、けっして美味しくない。

早く冷たいまま飲めるようになりたい。

入院してるときのドクターの説明だと、1~2週間程度で口の中の違和感は緩和されていくだろうってことだ。

その時にもらった冊子によると、まだ発現していない症状があるみたいだ。

うーん、怖いな。

 

図によると、1週目にさしかかるころから食欲低下や倦怠感が出始め、2週目になると肝機能障害、腎機能障害、そして3週目になると最も恐れる骨髄抑制、貧血、脱毛が起こるらしい。

ま、おれまだ0周目だしな、

0周目の症状は嘔吐、血圧低下、アレルギー反応…、ってことになってるんだけど、おれ、今のところおれは嘔吐の症状は出てないんだよな。

これは本当に助かる。

おれ、機敏に動けないんで、急いでトイレや洗面所に走り込むのはちょっと難しい。

相変わらず吃逆は続く。

何か食べるといきなり吃逆が始まり、30分ぐらいで続けるんだ。

これはこれで辛いんだけど、吐くよりよっぼどマシだ。

明日もう一日、家でゴロゴロしておこう。

 

 

今日退院した。

今回の入院は3日間だ。

もう早く退院したくって、昨夜は眠れんかった。

遠足前日の子供みたいや。

加えて同室の人たちのいびきの大合唱がやばかった。

30分うとうとして目が覚める・・・、の繰り返しで4:00にはもうこれ以上ベッドに横たわるのムリってなった。

 

 

とりあえず景色見に行ったら朝焼けだったから写真を一枚撮っておいた。

昨日、点滴で抗がん剤入れたんだけど、今出てる症状は感覚障害、特に腕の血管がめちゃ痛い。

手のひらがガサガサになってきたのでローション塗りまくり、病院でクリームもたらふく出してもらったんんでたくさん使おう。

ほんとはこの時期にクリームみたいなやつ塗りたくないんだけどな、ねちゃねちゃになるし。

でも保湿は大事だからな。

それと冷房の冷たい風が辛いんで長袖着てカイロ貼ってる。

口の中も冷たいものがめちゃくちゃ痛い…

冷たいお茶飲んだら飛び上がった、この時期冷えたやつ飲めないのは辛いな。冷奴すら激痛で食べれないんだよ。

それと吃逆が止まらない…、吃逆で体力削られる。

定期的にやってくる“しゃっくりタイム”がめっちゃしんどい。

30分ぐらい吃逆が続くんだぜ。

吃逆止める薬ももらったので、もう少し様子を見て服用しよう。

あと2、3日したら吐き気が起こって、免疫が一気に下がるんだって。

口内炎もかなりの確率でできるらしいので口腔ケアを怠らないように、って含嗽薬もいっぱいもらった。

 

大量の飲み薬の中には下痢止め、便秘薬なんかもあるんだけど、どっちの症状が出るのかわからんのだって。

あまりに大量の薬が出てビビる

飲み薬の他、ローションやらクリームやら軟膏やら、なんかエコバッグに入りきらない量の薬をもらったんだけど、どうやって飲むかな、さっき水道水で飲んでみたけどそれすら辛い。

水道水すら痛いんならお湯沸かすしかないな。

薬飲むたびにお湯沸かして白湯にするの面倒くさいけど、仕方なさそうだ。

さすがにこの時期使わんだろうと思って片づけたティファール引っ張り出すか。

 

 

入院二日目、今日から抗がん剤開始。

昼前に吐き気止め飲んで、昼過ぎから点滴開始。

 

事前にいろんな情報調べたら、手足はかなり圧迫した方がいいとのことなんで、手にはかなりきつめの手袋、足にはきつめの弾性靴下用意していった。
 
 

 
 

 

生食でルート流して、更に吐き気止め、続いて抗がん剤投入、約2時間半。

 

ベッドに横になったら、俺は気分悪くなったらすぐに起き上がれないんで、ずっとイスに座ってた。

結構余裕だったんだけど、点滴のせいだろうが、2~30分ぐらいおきにおしっこしたくて仕方がなかった。

イスに座っといてよかった。

こんなに何回もトイレ行きたくなると思わんかった。

しかも急に限界値でもよおすんだよ…

それ以外は案外平気と思ってたら、1時間半ぐらいたったころから手足の痺れ、チクチクする痛みがハンパじゃなく襲ってきたんだよ。

袖とか皮膚に触れるだけで飛び上がるほど痛い。

また、俺は歩くのに杖が要るんだけど、これがまた地獄の痛みなんだよ。

トイレに行く度に目に涙をいっぱい溜めて半泣きだったんだよ。

困ったな、俺、杖なかったら辛いんで杖つく度に涙流すのは困るんだけど…

 

さらに口の中の刺すようなチクチクする痛みは初めて味わう感覚だった。

特に冷たいもの、マジでヤバい痛みなんだわ。

アイスなんて絶対ムリ!

アイスコーヒーも飲めないぞ。

今日の夜からは内服の抗がん剤を2週間、1回6錠!

多い…

点滴抗がん剤のせいだろうか、なんだかのどがマヒしててめっちゃ飲み込みにくいんだけど…

 

とりあえず明日退院して、2週間内服、1週間休薬。

そして2クール目に入ってまた点滴。

今辛いのは手の皮膚の痛み、特に冷たいのはダメ、看護師さんに冷蔵庫に手を入れるときはホントに気をつけて、できれば手袋しといた方がいいと言われた。

えっ?そんなに?

夏真っ盛りだから手袋なんてないぞ。

さらにあと2週間ぐらいしたら断続的な吐き気、激しい下痢が現れるんだって。

嫌やなぁ…

当分制限付きの生活しなきゃな。

なんとかいつもの生活ペースに戻らなきゃな。

 

 

 

また入院だよ。

ほんの1ヶ月前に退院して、後はできるだけ以前の生活に戻していくだけだと思ってたんだけどな。

で、今日7月31日(水)から再入院になった。

先日、退院後の検診で言われたこと「残念ですけどリンパへの転移が見つかりました。」が頭から離れないんだよ。

一番ショックだったのが“残念ですけど”だ。

もちろん先生は悪気なく、正当に対応してくれたというのはよくわかっているんだけど、やっぱりひっかかるんだよな、こういう言い方。

なんか残念な結末しかないみたいな…

いかんな、こういう風に思っちゃうのってほんとによくないな。

 

今回の入院は抗がん剤治療開始のため。

初回は入院して点滴で抗がん剤してその後退院して2週間内服の抗がん剤飲む。そして1週間休薬。

これを1クールとして4クールまで繰り返す。

状況により最大8クール目まで延長することもあるんだって。

2クール目あたりから相当つらくなるって脅された。

このあたりから体重も激減するんだって。

なんか怖いな、もういまからヘタレマックスなんだわ。

でもとりあえず、“残念ですけど”と言われた鼻を明かして心の中でざまあみろと思いたい。

んで、今後先生はおれみたいな患者を何人も診るだろうから、そのときに軽く克服したひといたよ、って言えるようにしたい。

 

またこの景色だよ、もううんざり。


今度の部屋からはあんまり景観がよくない…


観光に来てるわけじゃないからいいんだけどね。

今日はとくに何にもすることがないんでただひまなだけ。

ネットショッピングでもやりまくろう。


そういえば、先日リンツのチョコレートが届いた。

前の入院の時、暇だからつい携帯でポチったやつだ。

そんなんポチったのすっかり忘れてたよ。

いきなりクール便が届いてびっくりした。

 

 

 

おれ、リンツのチョコレート、特にリンドールは一番うまいチョコだと思ってるんだ。

おれの中ではゴディバやロイズより上だと思う。

チョコレートの廃棄をなくそう、ってやつで賞味期限がめちゃくちゃ短いやつが50%OFFだったんで飛びついてポチったやつだ。

 リンツのチョコはお高いからな、50%OFFなら買うだろ!


しかし、こんなにいっぱいのチョコどうするんだよ。

まだご飯もまともに食べれないのに…

とりあえず冷蔵庫に突っ込んで、そのうち食べよう。

チョコの賞味期限なんて気にしな~い。

 

それにしても前の入院の時、あまりにヒマだったからやけくそでいろいろポチってたら退院してからめっちゃいっぱい届いたんだよな。

 他にもなんでこんなん買ったんだろ?ってやつもある。

でもまた今回もムダな買いもんするんだろうな。


明日は抗がん剤点滴開始!

めっちゃ嫌なんだけど…

あ゛~、逃げ出したい。

ちなみに、2011年の年末にくも膜下出血起こして、それ以降実に7回目の入院だ。

約12年半で7回か…

2年弱毎に入院してる計算になるな。

ちょっと多すぎるな。

いいかげんこれを最後の入院としたいな。