やっぱりこいつが悪いヤツ…

 

 

※画像はお借りしているものです。

 

これも80年代の象徴映画のシリーズだな。

30年ぶりの続編だ、他の有名作品がどんどんウン十年ぶりの続編作られてるんでやっとという感じか。

テーマソングが流れるだけでテンション上がって、お約束のトレーラーが車を巻き込んでの爆走で一気に80年代に引き戻されたよ。

 

かつて高級住宅街のビバリーヒルズで数々の難事件を解決したアクセル・フォーリー(エディ・マーフィー)は現在はデトロイト市警刑事だが、型破りは相変わらず。

仲たがいにより疎遠になっている娘ジェーン(テイラー・ペイジ)はビバリーヒルズで弁護士をしていて、担当している事件のせいで命を狙われる。

娘の命が危険にさらされたアクセルはビバリーヒルズの娘の元にかけつける。

新たな相棒ボビー(ジェーンの元カレ)(ジョセフ・ゴードン=レビット)と組み捜査に当たるが、時代の変化により以前のような捜査ができない。

しかしアクセルは旧知の仲間ローズウッド(ジャッジ・ラインホルド)、タガート(ジョン・アシュトン)の力を借りながら持ち前の行動力で核心に迫っていく。

 

ノリとテンションはかなり頑張っていると思う。

あの頃は世の中が確かにビバリーヒルズ的な雰囲気だった。

バブルだったしな。

エディ・マーフィーも多少恰幅よくなったけど、よく頑張ってるよな。まさにアンチエイジング。

エディ・マーフィーに比べるとジャッジ・ラインホルドジョン・アシュトンはかなり歳を取ったな…、エディ・マーフィーの倍のスピードで歳とっちゃたような気がする。

てか、タガートってどう考えても定年すぎてるだろ!

でもノスタルジーを感じていてる場合じゃない、この絵はやっぱりうれしい。

何となく感じるレトロ感が何とも言えんな。

 

エディ・マーフィーの口八丁は相変わらず楽しいんだけど、マシンガン・トークとまではいかないな。

7連射のピストルぐらいかな、時代的に軽口も叩けないんかな、随所にあの頃の雰囲気を感じるもののかなり窮屈そうだ。

黒人差別をネタにしてるのが今じゃギリだろうな。

 

疎遠になっている父娘が絆を取り戻すというベタ…、いや、鉄板のストーリーなんで安心して観れる。

悲劇的な結末になったりしないからな。

観終わった満足感は、これがストリーミングで観れるんだからいい時代だよな。

でも続きはもういいかな。

今のままで終わるのが一番きれいだろうな。

 

 

  鑑賞メモ:NETFLIX

 

 

 

裏社会には想像を絶する闇があるんだな

 

 

※画像はお借りしているものです。

 

またとんでもなくおもしろいドラマに当たった。

超話題の『地面師たち』だ。

地面師ってなんだ?

聞き慣れない言葉だけど、ちょっと前に地面師による巨額詐欺のニュースで初めて聞いたのだ。

簡単に言うと、他人の土地の所有者になりすまして土地の売買を持ち掛け、偽造書類をつかって大金をだまし取る不動産詐欺集団、いわゆる地上げ屋だ。

地面師はリーダー、交渉役、情報屋、法律担当、偽造屋、キャスティング手配師、なりすまし役と役割が細分化されており、それぞれにプロフェッショナルが揃っているのだ。

記憶に新しい積水ハウスの実在の事件にインスパイアされ、不動産売買を餌に巨額の金額をだまし取る詐欺師集団・地面師たちを描いたスリリングなクライム・サスペンスだ。

 

 

辻本拓海(綾野剛)は地面師グループの交渉役。

リーダーのハリソン山中(豊川悦司)とともに不動産詐欺を働いていた。

次なるターゲットは過去最大となる100億円を超える不動産。

地主のなりすまし役をキャスティングする地面師たち、焦る大手ディベロッパーとの巧妙な駆け引き、迫る警察の捜査…

はたして100億円の詐欺は成功するのか?

 

 

 

このドラマ、マジでやばかった。

どのぐらいヤバかったかというと、1日1話観るつもりだったんだけどあまりにも面白くて一気に観てしまった(7話なんで1日で観れる)、しかも休憩入れずに、という具合で夢中で見たんだよ。

不動産詐欺っておれにはあんまり関係ないし(不動産もってないし)、それに関連する知識もないし、専門用語とかわかんないかなぁ、と思ってたんだけど、ストーリーは非常にわかりやすくてそれでいてものすごくスリリングだった。

不動産詐欺ってこういう風にやるんだな、おれなんて100%騙されるなど。

公的文書の偽造もこんな風にやるんだなと感心したよ、こんなん絶対騙されるぞ。

まったく知らない世界の話なんで興味深々だ。

文書偽造よりもっとハラハラしたのはなりすましを立てて契約の席に着くこと。

本人確認のやり方も初めて知ったわ。

本人でも緊張するだろうに、なりすまして契約するなんておれには絶対ムリだな。

こういう契約の席でも、人のいい温和な人とガラの悪い人がいると普通の感覚としては精神やられるよな。

とにかくハラハラ・ドキドキのドラマなんで観れる人はいかが?

 

ネトフリのドラマではよく見かけるピエール瀧って迫力あるよな。

こんな人に「もう、ええんちゃいますの」ってすごまれたらおれ絶対ちびる。

高圧的な人はほんと怖い、絶対関わりたくない。

 

ネトフリの日本のドラマってとんでもなくおもしろいんだよな。

なんといっても出演陣が豪華。

このドラマでも綾野剛豊川悦司小池栄子ピエール瀧北村一輝、リリー・フランキー池田エライザ・・・、と主役級てんこ盛り、この人たちの出演料だけでいったいいくらになるんだろう。

もちろん予算の問題もあるだろうけど、たぶんCMが入らないってのが大きいんだろうと思う。

表現のコンプライアンスが厳しい中、CMスポンサーの顔色を窺う必要がないので、TVと比べてかなり過激なストーリーや演出ができるってのが大きいんだろう。

これもめちゃくちゃ面白かったやつだ。

 

 

TVじゃ当たり障りのない表現しかできなくなってきてるので、つまんなくなってきてるのは仕方がないのかな。

次の回が待ち遠しくて仕方がないドラマに出会うことはほんと無くなったんで、ホント久しぶりに一気に観きったドラマだわ。

ネトフリドラマはまだまだ気になるやつあるし、要チェックの配信予定作品もある。

しばらく映画館も行けんし、家にこもってみるにはドラマはちょうどいいな。

ドラマって時間的にはサクッと観れるし。

 

 

  鑑賞メモ:NETFLIX

 

 

 

 

誰も死なない平和なホラー

 

 

※画像はお借りしているものです。

 

ちょっと前に映画館で予告を見て、怖そうだなと思ってたやつ、アマプラで観れるようになってたんで観てみた。

悪くないんだけど清水崇監督のやつって毎回おんなじような感じがする。

 

ラジオのパーソナリティをつとめるGENERATIONS小森隼(本人)は、ラジオ局の倉庫で「ミンナのウタ」と書かれた古いカセットテープを発見する。

そのカセットテープからは女性の声やノイズが聞こえ、それからGENERATIONSのメンバーが次々と行方不明になる。

事態を重く見たマネージャー角田凛(早見あかり)は元刑事の探偵・権田(マキタスポーツ)に操作を依頼、操作を進める中、カセットテープに録音されている声は30年前に謎の死を遂げた少女さなの歌声であると判明する。

 

なるほど、ミンナのウタってそういう意味か、タイトルとしては悪くないんだけど、ストーリーとしてのゾクゾクはすくないかな。

おれがGENERATIONS全然知らないんで、キャラの判別が全然できんのだよ。

GENERATIONSって何人いるのすら知らん、ファンの人ごめん。

本人たちが本人役で出てるってことで、ファンの人向けのPVみたいなもんなんだろうな。

子供の男の子が出てきたらどうしても“としお”を思い浮かべてしまうよな。

清水崇監督って好きなんだけど、そろそろ限界なのかもしれんな、いつも同じ演出の焼き直しのような気がする。

 

こういう映画を観ていつも思うんだけど、おれなら真相究明しようなんて絶対に思わんな。

わざわざ調べに行ったり、よその家入ってみたりなんてどういう神経でできるんだろう?

自分に災いが起っても敢えて自分から渦中に飛び込むなんて絶対に嫌だな。

この手の映画では必ず卒業アルバムが出てくるんだけど、よくよく考えると卒業アルバムってなんか不気味だよな。

 

こんなやついたっけ?という人が絶対いるんだよ。

もしかしたらいわくつきのやつかもしれん。

というより変顔してるおれが一番いわくつきなのかもしれん。

 

  鑑賞メモ:Amazonプライム

 

 

 

 

ツルハシで頭かち割ったろかー

 

 

※画像はお借りしているものです。

 

“SISU”ってなんだ?

なんでも翻訳不能なフィンランド語らしい。

なんかいきなり胡散臭さプンプンだけど、勇敢で粘り強い魂を意味するんだって。

ぷぷっ、わかったようなよくわからん言葉だ。

簡単に言うと元特殊部隊のじじいがツルハシ1本でナチスをばったばったと倒していく、ランボーとかコマンドーみたいな痛快アクション映画だ。

 

第二次世界大戦の末期、フィンランドはソ連との休戦協定に署名し、ナチスの武装解除とラップランドからの追放が急務となった。

対するナチスは焦土作戦を展開、退路にあるすべての道・橋・村・町を破壊した。

一方、ラップランドの大自然の中、一人の男が戦争と決別しようとしていた。

彼の名はアアタミ・コルピ(ヨルマ・トンミラ)、元フィンランド最強の特殊部隊員だった。

アアタミはツルハシ一本で金塊を掘り当て、荒野を旅していた。

ある日、大量の金塊を掘り当てたアアタミはナチス戦車隊と遭遇し、金塊と命を狙われる。

アアタミはボロボロのツルハシを武器に不屈の精神でナチスを次々と血祭りにあげていくのだ。

 

いや、ストーリー紹介なんて一言で済むだろ、

元特殊部隊のじじいがツルハシ振り回して大暴れする映画だ。

以上!

 

うん、シンプルだ。

これ以上ない無駄のない紹介だ。

映画の方もわかりやすいストーリー展開の中に、この手の映画に期待する要素がばっちりちりばめてある、完璧に無駄のない映画なのだ。

たまにこういう映画を観たくなるんだよな、チャック・ノリスとかブロンソンとか…

 

つーかツルハシ1本で闘うってムチャすぎるだろ。

ツルハシって飛び道具でもないし、鈍器の部類じゃん。

ツルハシで殴るなんて凄惨すぎるし、バイオレンスが強すぎるだろと思ってたんだけど、戦車に立ち向かうだけじゃなく、ツルハシで飛行機にぶら下がったりする、見事に笑いをぶっ込んで、過激さを調和してくれた。

さすが幸せの国フィンランド。

といってもB級アクションでありがちな力業の爆破もふんだんにあるんだ。

いわゆるストレス発散映画だ。

ザコキャラは木っ端みじんに吹っ飛ばされるのはお約束だしな。

下っ端のザコキャラがばっさばっさやられるのは爽快だな。

アアタミはほとんどセリフないし、やたらと寡黙、ハイジのおんじを強面にした感じ。

おれも気をつけよう、もしかしたら知らずにちょっかいだしたら、何百人ものロシア兵を一人で殺しまくった伝説の殺し屋かもしれんし。

 

ところで、金塊ってあんな感じで埋まってるん?

 

 

  鑑賞メモ:Amazonプライム

  

 

 

 

ファッキン・ケイジ

 

 

※画像はお借りしているものです。

 

この映画、封切りになった時にめっちゃ気になってたんだよな。

あっという間に上映終わっちゃったんでほんとに悔しい思いしてたんだよ。

ニコちゃんの映画だぞ、もっと長く上映しろよ!

と思ってたら、ネトフリ、アマプラで観放題配信となった。

ニコちゃんファンの向けた、いや、ニコちゃんがニコラス・ケイジという俳優を最もリスペクトしているニコちゃん自身に向けた痛快なメッセージで、これは自身へのテーゼであり、アンチテーゼでもある、ニコちゃんファンは絶対に見逃せない作品だ。

 

かつては栄華を極めながらも、今では多額の借金を抱えるハリウッドスター・ニック・ケイジ(ニコラス・ケイジ)は俳優業はうまくいかず、妻オリヴィア(シャロン・ホーガン)とは離婚、娘アディ(リリー・シーン)からは愛想をつかされていた。

失意のニックであったが、ある日スペインの大富豪ハビ(ペドロ・パスカル)の誕生パーティーにゲストとして参加すると100万ドルという高額オファーが舞い込む。

ハビはニックの大ファンだったのだ。

借金返済のために渋々オファーを受け入れたニックだったが、熱狂的なファンのハビと意気投合し友情を深めていく。

そんな中、ニックはCIAエージェントからある依頼を受ける。

それはハビの動向をスパイしてほしいということだった。

CIAはハビは国際的な犯罪組織のボスであると踏んでいたのだ。

 

ニコちゃん役をニコちゃん自身が演じる。

いわゆるセルフパロディというやつだ。

ニコちゃんのキャリアをネタにしたファッキンな演技がさく裂、遊び心満点なんだよ。

これまでのニコちゃん映画について語るシーンが多くあり、彼のファンにはたまんないと思う。

 

最近のニコちゃんの出演作って、B級(しかも低予算作品)ばかりだったんでちょっと寂しかった。そんな現状をさらけ出すようなまさかの本人出演、しかも超絶ノリノリ演技で、相変わらずファッキン叫びまくってる。

 

 

やっぱりニコちゃん、サイコーだな。

作品に恵まれないという現状で、大富豪の誕生会に参加すると100万ドルという役を平気で演じるニコちゃんが好きすぎるし、ニコちゃんファン・ハビのコレクタールームにあるニコちゃんグッズが感涙ものだよ。

 

全世界のニコラス・ケイジファンに贈る至高のお遊び映画だ。

コメディあり(多め)、アクションあり(少な目)、シリアスあり(かなり少なめ)、暴言あり(超多め)、とにかくニコニコして観ること間違いなし、ニコちゃんだけに。

でも、なんで『パディントン2』

 

  鑑賞メモ:NETFLIX

 

 

今日から抗がん剤2クール目のスタートだ。

朝から採血で3本抜き取られた💉。

おれ、かなり針を刺しやすい血管で、針を刺し直した記憶ってないんだよ、しかも血ドバドバ出るしやり易いんだと思う。

採血して血液の状態見てもらって、次の抗がん剤の要件満たしてるってことでそのままケモ室に行って抗がん剤だ。

ゴージャスなリクライニングシートに座って約2時間半の点滴タイムだ。

 

まず、吐き気止め飲んで、その後に点滴で吐き気止め入れて、それから本格的な抗がん剤注入だ。

スマホで動画見たり、なんか食べたりしてもOKということで、タブレットに映画とドラマをいっぱい入れて持って行ったんよ。

病院のコンビニで水とニオイがしないだろう小さなパンを買って行ったんだけど、点滴の針を穿刺してすぐに爆睡😴

目が覚めたら点滴終わってた、しかも毛布まで掛けてもらってた😐

 

でも、もう終わりましたよって言われて帰ろうとしたら、ふらふらでまともに歩けない…

右手に点滴してたんだけど、右肩からの手の先まで信じられない激痛でとても杖持てないんだよ。

血管痛は起り得る事象と聞いてたんだけど、痛さがハンパない、風が吹いても激痛で涙がちょちょ切れる…

まさに痛風、1回目のときも血管痛あったんだけどここまでひどくなかったな。

病院から家までタクシーで帰ってきたよ😭

 

看護師さんには4、5日はなるべく冷蔵庫に手を入れないでって、言われたんだけどどうしようかな。

信じられないぐらい痛いからって脅されたからまだ冷蔵庫を開けれないんだよ。

さっき、シャワー浴びてきたけど、シャワーが当たると悶絶するほど痛い、剣山で殴られたみたいだ。(実際に剣山で殴られた経験はないけど…)

 

痛くて痛くて涙ぽろぽろ流しながらシャワー浴びたよ。

どんだけ涙流してもシャワーしてるからわかんないけどな。

この痛み、どのぐらい続くんだろう?

2、3日で治まったらいいなぁ…

今晩から2週間の予定で抗がん剤の内服だ。

この薬の副作用で四肢の乾燥が顕著に出て、ひどい場合は手のひらの皮がボロボロに捲れることがあるらしい。

保湿クリーム、ローションをいっぱい出してもらって塗りまくって予防してるんだけど足の裏がめちゃくちゃ痛くて歩くのがマジ辛い、これは初めての感覚だ。

そして非常に困ってるのが手のひらだ。

なんと指紋が無くなってきて、スマホとかの指紋認証が利かなくなったんだよ。

しかも何触っても過敏に痛みが走るんだよ。

クールを重ねるごとに副作用が蓄積して行くって聞いてるんだけど、2クール目でこれだとこの先マジで憂鬱なんだけど…

正直なところ軽く考えてたわ。

今のところ吐き気とか髪の毛抜けるとかないんで、贅沢は言ってられないんだけど…

何か気分が変わるいいことないかな?

 

コンサートに誘ってもらえた、宇多田ヒカル

プラチナチケットじゃん、めっちゃうれしい。

大腸がんの手術で入院してた時、毎日病院から眺めてた大阪城ホールだ。

ちなみに台風来てるし、明日抗がん剤2クール目開始なんだけど…

いいのか、このタイミングでこんなことしてて😐

てか、湯治行ったりコンサート行ったり絶妙に台風すり抜けてるんだけど。

しかし、最近のデジタルチケットって会場に入るまで席がわからんのだな。

どの辺りなのか行ってみなわからんのがちょっとドキドキして面白いな。

 

マジ久しぶりの城ホール(こういう言い方するのはおおさかだけらしい)、入院してた病院はこの近くの13Fだったから毎日遠目に眺めてたよ。

明日また病院行くんだけど。

発券して初めて座席がわかるシステム。

座席からステージまではこんな感じ。

お約束の天井の写真も一緒に。

 

 

素晴らしいコンサートだったな。

今回のコンサートは25周年記念だって。

おれ、微妙に年齢層がずれてるのがちょっと気になってたんだけど、思ったより年配の人多くて安心した。

25年…、そりゃファン層もいい大人だよな。

 

最初のアルバムが1999年なんで、かれこれ25年か…

宇多田ヒカルの曲ってめちゃくちゃ聴き込んだわけじゃないんだけど、全部有名な曲ばかり。

どの曲も何となく口ずさめたりするんだよ。

そしてそれぞれの曲でそれなりの思い出がある。

それだけの間ずっと何らかの形で耳にしてたってことだな。

やっぱり偉大なアーティストだな。

 

宇多田ヒカルの生歌聴けるって至福の体験だったよ。

曲聴くと、カップヌードルとかエヴァンゲリオンとか頭に浮かぶな、あとキングダムハーツな。

ここには書けない、恥ずかしい思い出も思い出してしまう…😑

とにかく楽しかったよ、どうもありがとう。

 

今回のコンサートもTシャツ買ったぞ。

 

こんなん来てるおっさんはかなり危ない🙄

コンサートで着て、あとはパジャマ行きだ。

でもコンサート行った記念だからお約束のタオルも買ったぞ。

あ、マグネットライトも買った。

手首に巻き付けてペンライトにできる優れもの。

めっちゃ楽しかったけどものすごく疲れたわ・・・

おれ、明日抗がん剤の2クール目開始なんだけど…

 

やっと抗がん剤治療の第一クールが終わったんだけどさ、やっぱり結構きついんよ。

ネットでいろいろ体験記を見ると、思い当たるやつが結構いっぱいある、寝込むほどじゃないけど。

体験記を見てると湯治に行ってる人が結構いるんだよ。

よし、おれも行ってみよう!

こっちの方は全国的にも温泉が多くない…

その中で湯治ができるところといえばかなり限られる。

湯治で有名なのは三朝(みささ)温泉か。

ということでじゃらんのタイムセールで安いプラン見つけて特攻してきた。

思い付きで行ったからとことんリーズナブルに、もちろん交通は高速バス使って一番安いやつで。

今回は旅行じゃなく湯治が目的だからゴージャスな観光ホテルじゃないんだよ。

年季の入ったホテルだけど、どこか懐かしさを感じる雰囲気だった。

泊まったのはここ。

 

 

こんな部屋。

 

 

歩くと畳がところどころへこむんだよ…、なかなかスリリングな部屋だけど、これはこれで趣があっていい感じ、なんか無駄に広いし…

かなり年季の入ったホテルだったんだけど、エレベーターの中に貼ってあったポスター見ると、大正9年創業って書いてある…

大正9年!

どんだけ年季が入ってんだよ。

 

部屋からの景観はこんな感じ。

これといって特になし。

 

とりあえず温泉入りまくったぞ。

温泉はたくさんあったんだけど、露天とか洞窟風呂とか、暗くなったら厳しそうなとこは明るいうちに入っといた。

今回、杖ついたまま露天に入ったんだけど、ひとりで温泉入るの結構ハードル高いな。

ごつごつして足場が悪いところは歩くのがとってもつらい、てか最近さらにふらつきが酷くなったような気がする…、もしかしたら抗がん剤の影響が出てるのかも。

 

風呂上りは湯上りヨーグルトを飲んだ。

定番コーヒー牛乳にしようかと思ったけど、三朝ヨーグルトってこっちじゃ割と有名なんだよな。

このヨーグルト、すげぇ濃厚、ってかほぼ固形。

ここまでドロドロなもん飲んだのは初めてかもしれんが、これがめっちゃ癖になるんだよ、2本飲んじゃったよ。

1本400円、オロナミンCぐらいのサイズなんでかなりお高い。

これを2本って…、もしかして財布のひもが緩くなる温泉効果があるのかも…

 

食事は部屋に弁当タイプのやつ運んでくれる一番リーズナブルなやつ。

もちろんアルコールなし、本調子じゃないんで食事は1/3ぐらいしか食えんかった…、残してごめんなさい。

部屋で食事してたら凄まじい雨が降ってきて、すごい雷が鳴り続けてめっちゃ怖かった。

雷ってこわいな。

雷に直撃されたらやっぱり骨見えたりするんかな?

 

とにかく雨と雷が凄まじく、部屋にいてもザーザー、ゴロゴロ、テレビの音も聞こえんぐらいだったよ。

昼間ギンギンに晴れてたから雨が降るなんて1ミリも思ってなかったんで、雨に遭わなくてマジよかったなと思ってたらひときわでっかい雷なって停電…

 

食事中なんだけど何にも見えん…

上の写真、部屋の中を撮ったやつなんだけど完全にブラックアウトだ。

完全な真っ暗ってマジで何にも見えないんだな。

こんなん絶対に動くのムリ、ただでさえ不自由なのに…

そのうち復旧するだろうと、とりあえずスマホのライトつけて膝抱えること20分、電気が点いた。

食事再開!

あー、怖かった。

 

朝ごはんはこれ。

朝もお弁当タイプで部屋に持ってきてくれるやつ。

 

めっちゃおいしかったんだけどやっぱり1/3ぐらいしか食えんかった…

ごめん、今回めちゃくちゃフードロスしてしまった。

体調戻ったら残さず食べます。

 

この一泊二日で温泉6回入ったよ。

湯あたりしまくりで、お風呂入ってはぐったり…、の繰り返し。

手の指先がふやけてしわしわになったぞ。

湯治効果出たかな?

月一ペースで行こうかな。

旅行じゃないと言いながらやっぱり温泉は最高だし。
 

一応記念に三朝温泉のマスコットキャラクターのステッカー買ってきた。

湯けむり怪獣「ミササラドン」だって。

 

せっかく買ったからどこかに貼ろう。

今週は、木曜日から抗がん剤第2クール開始。

副作用はだんだん蓄積されていくらしいんで、来週ぐらいからしんどくなるんかなぁ…

 

ワイティティ本人が出るってシャマランかよ

 

 

※画像はお借りしているものです。

 

米領サモアのサッカー代表チームはワールドカップ予選で史上最悪の31対0というスコアで敗れて以来、1ゴールも決めれずにいた。

次のワールドカップ予選が迫る中、すぐに激高する型破りな性格なためアメリカを追われた鬼コーチ・トーマス・ローゲン(マイケル・ファスベンダー)を監督に招聘しチームの立て直しを図る…

 

スポーツを題材にしているやつって無条件で面白いんだよな。

ただ、試合のシーンが盛り上がるスポ根ものとはちょっと違って人間ドラマに重きを置いた作品なので、サッカーにそこまで詳しくなくても楽しめると思う。

笑いと感動が程よくちりばめられていて、ワイティティ監督の独特の語り口でとてもワイティティカラーが出てた作品だと思う。

サモアって…、よく聞くけどどんな国なんかよく知らん。

映画の中で、サモアのほかにトンガとかも出てくるけど、聞いたことあるっていうぐらいしか知らんのだよ。

サッカーは世界的にあらゆる国が熱狂するスポーツだが、サモアでの熱量がちがうんだよな。

欧米なんかではサッカーこそ人生という感じだけど、サモアでは代表の選手が他のことと掛け持ちしてたりする。

これは文化によるものだと思うんだけど、時間の流れが違うというか、根付いている考え自体が違うんだな。

もちろん、熱量も持っているんだが、一番大事なのは家族といること。

 

異なる文化に加え、第三の性ファファフィネ…、この言葉は初めて聞いたんだけど、サモア社会では古くから根付いている価値観らしい。

今でいうところのジェンダーレスのひとつなのかもしれん。

ファファフィネでありながらチームのエース、ムードメーカーであるジャイア(カイマナ)がすごく魅力的なんだよ。

こういう映画でテッパンなのは目標に向かって努力する姿、完璧でない自分を受け入れ成長する姿で、自ずと勇気が湧いてくる。

ただ、頑張りすぎることもストレスになるって言うのにはハッとさせられたな。

こういうのは奥底に根付いた文化による違いからしか気付かないんだよな。

しかしサモアのひとってみんな幸せそうでうらやましい。

 

  鑑賞メモ:ディズニープラス

 

 

日本にしか作れないSF映画

 

 

※画像はお借りしているものです。

 

これはまたやばい映画を観てしまったな。

ちょっと前に映画館で上映しててちょっと気になってたやつがストリーミングで観れるようになってたんで観てみたんだけど、

扱う題材がヤバすぎるんだよ、超高齢化社会の日本で近い将来起こりうることとして単なるSFではかたづけられない超問題作だ。

 

少子高齢化が一層進んだ近い将来の日本。

若者2人で一人の老人を支える世の中となり、国の財政を圧迫、不満を持つ若者により次々に高齢者が襲撃される事件が全国で相次ぐ。

その抜本的な対策として、75歳以上に死を選ぶ権利を与え国が支援する制度、“プラン75”の法案が国会で可決される。

当初より物議を醸し、反対運動が起ったこの法案がようやく成立となり、前例のないこの制度は世界中から注目を集め、日本の高齢化問題を解決する糸口となることが期待された。

夫と死別して独り慎ましく暮らす角谷ミチ(倍賞千恵子)78歳はホテルの客室清掃員として働いているが、高齢を理由に解雇される。

ぎりぎりの生活をしていたミチは再就職しようとするが働き口はなく、住む場所さえ失いそうなり“プラン75”への申請を検討し始める。

一方、市役所の“プラン75”の申請窓口で働くヒロム(磯村勇斗)、死を選んだお年寄りに“その日”が来るまでサポートするコールセンターで働く瑶子(河合優実)、フィリピンから単身で来日し“プラン75”関連施設で働くマリア(ステファニー・アリアン)は、“プラン75”というシステムに強い疑問を抱いていく…

 

 

 

いいのか?こんな映画作って…

ちょっと発想がヤバすぎないか?

“生きる権利”と同様にたびたび議論の対象になる“死ぬ権利”。

死を選ぶ権利…、もちろん人それぞれ様々な事情があるわけだけれど、もしかしたら高齢化社会への解のひとつなのかもしれない。

ただそういう権利を認めてしまうと、あくまでその人自身の判断としながらもそこに誘導しようとする外的な風潮が必ず起るだろう。

医療その他の発展で寿命は飛躍的に延びた。

しかし頭脳や身体は確実に老化するわけで60歳の人が30歳の人と同等に活躍できるわけじゃない。

働けるのはたかだか約40年、もしかしたその先40年以上の人生が続くのが大半になるんだろう…

寿命が延びるのはうれしいが、ただ寿命だけ延びることに嬉しさ以上の不安もある。

 

この先、長期高齢化社会はさらに加速するわけで、おれ自身その年齢になるまでまだ当分先と言えども、確実にそっちに向かっているわけで、とてもエンタメとして観ることができない。

ミチ役の倍賞千恵子が見せる社会への不安、プラン75に申請した後の苦悩に対する演技が凄すぎて、将来起り得る話として心が痛い。

プラン75申請への手続きもあくまで淡々と事務的に進められ何とも恐ろしい。

プラン75に申請すると支度金として10万円支給されるという。

10万円の使い方を申請者が職員に尋ねると、「なんでも好きなことに使っていいですよ。美味しいものとか旅行とか、ご自分の葬式代に充てられる方もいらっやいます」、と説明する。

まるでなんかの勧誘みたいだ。

 

とにかく想像力が刺激されて心がざわざわする映画だ。

世界でも例を見ない超高齢化社会が加速度的に進んでいく日本にいるおれたちはただの絵空事とせずに考えるきっかけとしなければならない作品なのだ。

 

  鑑賞メモ:NETFLIX