ファッキン・ケイジ
※画像はお借りしているものです。
この映画、封切りになった時にめっちゃ気になってたんだよな。
あっという間に上映終わっちゃったんでほんとに悔しい思いしてたんだよ。
ニコちゃんの映画だぞ、もっと長く上映しろよ!
と思ってたら、ネトフリ、アマプラで観放題配信となった。
ニコちゃんファンの向けた、いや、ニコちゃんがニコラス・ケイジという俳優を最もリスペクトしているニコちゃん自身に向けた痛快なメッセージで、これは自身へのテーゼであり、アンチテーゼでもある、ニコちゃんファンは絶対に見逃せない作品だ。
かつては栄華を極めながらも、今では多額の借金を抱えるハリウッドスター・ニック・ケイジ(ニコラス・ケイジ)は俳優業はうまくいかず、妻オリヴィア(シャロン・ホーガン)とは離婚、娘アディ(リリー・シーン)からは愛想をつかされていた。
失意のニックであったが、ある日スペインの大富豪ハビ(ペドロ・パスカル)の誕生パーティーにゲストとして参加すると100万ドルという高額オファーが舞い込む。
ハビはニックの大ファンだったのだ。
借金返済のために渋々オファーを受け入れたニックだったが、熱狂的なファンのハビと意気投合し友情を深めていく。
そんな中、ニックはCIAエージェントからある依頼を受ける。
それはハビの動向をスパイしてほしいということだった。
CIAはハビは国際的な犯罪組織のボスであると踏んでいたのだ。
ニコちゃん役をニコちゃん自身が演じる。
いわゆるセルフパロディというやつだ。
ニコちゃんのキャリアをネタにしたファッキンな演技がさく裂、遊び心満点なんだよ。
これまでのニコちゃん映画について語るシーンが多くあり、彼のファンにはたまんないと思う。
最近のニコちゃんの出演作って、B級(しかも低予算作品)ばかりだったんでちょっと寂しかった。そんな現状をさらけ出すようなまさかの本人出演、しかも超絶ノリノリ演技で、相変わらずファッキン叫びまくってる。
やっぱりニコちゃん、サイコーだな。
作品に恵まれないという現状で、大富豪の誕生会に参加すると100万ドルという役を平気で演じるニコちゃんが好きすぎるし、ニコちゃんファン・ハビのコレクタールームにあるニコちゃんグッズが感涙ものだよ。
全世界のニコラス・ケイジファンに贈る至高のお遊び映画だ。
コメディあり(多め)、アクションあり(少な目)、シリアスあり(かなり少なめ)、暴言あり(超多め)、とにかくニコニコして観ること間違いなし、ニコちゃんだけに。
でも、なんで『パディントン2』?
鑑賞メモ:NETFLIX