裏社会には想像を絶する闇があるんだな
※画像はお借りしているものです。
またとんでもなくおもしろいドラマに当たった。
超話題の『地面師たち』だ。
地面師ってなんだ?
聞き慣れない言葉だけど、ちょっと前に地面師による巨額詐欺のニュースで初めて聞いたのだ。
簡単に言うと、他人の土地の所有者になりすまして土地の売買を持ち掛け、偽造書類をつかって大金をだまし取る不動産詐欺集団、いわゆる地上げ屋だ。
地面師はリーダー、交渉役、情報屋、法律担当、偽造屋、キャスティング手配師、なりすまし役と役割が細分化されており、それぞれにプロフェッショナルが揃っているのだ。
記憶に新しい積水ハウスの実在の事件にインスパイアされ、不動産売買を餌に巨額の金額をだまし取る詐欺師集団・地面師たちを描いたスリリングなクライム・サスペンスだ。
辻本拓海(綾野剛)は地面師グループの交渉役。
リーダーのハリソン山中(豊川悦司)とともに不動産詐欺を働いていた。
次なるターゲットは過去最大となる100億円を超える不動産。
地主のなりすまし役をキャスティングする地面師たち、焦る大手ディベロッパーとの巧妙な駆け引き、迫る警察の捜査…
はたして100億円の詐欺は成功するのか?
このドラマ、マジでやばかった。
どのぐらいヤバかったかというと、1日1話観るつもりだったんだけどあまりにも面白くて一気に観てしまった(7話なんで1日で観れる)、しかも休憩入れずに、という具合で夢中で見たんだよ。
不動産詐欺っておれにはあんまり関係ないし(不動産もってないし)、それに関連する知識もないし、専門用語とかわかんないかなぁ、と思ってたんだけど、ストーリーは非常にわかりやすくてそれでいてものすごくスリリングだった。
不動産詐欺ってこういう風にやるんだな、おれなんて100%騙されるなど。
公的文書の偽造もこんな風にやるんだなと感心したよ、こんなん絶対騙されるぞ。
まったく知らない世界の話なんで興味深々だ。
文書偽造よりもっとハラハラしたのはなりすましを立てて契約の席に着くこと。
本人確認のやり方も初めて知ったわ。
本人でも緊張するだろうに、なりすまして契約するなんておれには絶対ムリだな。
こういう契約の席でも、人のいい温和な人とガラの悪い人がいると普通の感覚としては精神やられるよな。
とにかくハラハラ・ドキドキのドラマなんで観れる人はいかが?
ネトフリのドラマではよく見かけるピエール瀧って迫力あるよな。
こんな人に「もう、ええんちゃいますの」ってすごまれたらおれ絶対ちびる。
高圧的な人はほんと怖い、絶対関わりたくない。
ネトフリの日本のドラマってとんでもなくおもしろいんだよな。
なんといっても出演陣が豪華。
このドラマでも綾野剛、豊川悦司、小池栄子、ピエール瀧、北村一輝、リリー・フランキー、池田エライザ・・・、と主役級てんこ盛り、この人たちの出演料だけでいったいいくらになるんだろう。
もちろん予算の問題もあるだろうけど、たぶんCMが入らないってのが大きいんだろうと思う。
表現のコンプライアンスが厳しい中、CMスポンサーの顔色を窺う必要がないので、TVと比べてかなり過激なストーリーや演出ができるってのが大きいんだろう。
これもめちゃくちゃ面白かったやつだ。
TVじゃ当たり障りのない表現しかできなくなってきてるので、つまんなくなってきてるのは仕方がないのかな。
次の回が待ち遠しくて仕方がないドラマに出会うことはほんと無くなったんで、ホント久しぶりに一気に観きったドラマだわ。
ネトフリドラマはまだまだ気になるやつあるし、要チェックの配信予定作品もある。
しばらく映画館も行けんし、家にこもってみるにはドラマはちょうどいいな。
ドラマって時間的にはサクッと観れるし。
鑑賞メモ:NETFLIX