マルチバースなんてクソくらえ!
※画像はお借りしているものです。
もう殺人級の暑さだな。
クーラー嫌いのおれもつけずにはいられない…
昨日、今日とマンションの前の公園で地域盆踊りと夏祭りなのだ。
朝から炎天下、例年だと待ちきれないちびっこたちが大はしゃぎだけど、さすがにこの暑さだ、ひっそりとしていた。
マーベルでありながら版権の問題でMCUに取り入れることができなかったシリーズ。
だが、すでにディズニー傘下になったマーベルに続いて、20世紀FOXがディズニーに買収されたことにより、とうとうマーベル作品がディズニー傘下に集結したことになった。
版権の弊害が無くなったことにより、アベンジャーズに入りたかったデッドプールがウルヴァリンと手を組むことになる。
不治の病の治療のために受け入れた人体実験で自らの容姿と引き換えに不死身の身体を手に入れた元傭兵ウェィド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)は日本刀と拳銃を武器に過激でアクロバティックな戦闘スタイルでデッドプールとして戦いを続けていた。
戦う理由は、世界を救おうというヒロイズムはこれっぽちもなく、超個人的な理由のみ。
そんな彼が世界の命運をかけた壮大なミッションに挑むことになる。
そのミッションを成し遂げるべく、デッドプールはあのウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)に助けを求める。
獣のような闘争本能を持ちながら奥底に人間としての優しい心を持ち合わせ、その葛藤を抱えながら鋼鉄の爪を武器に戦い続けてきたウルヴァリン、しかし彼はとある理由により今は戦いから遠ざかっていた…
ディズニー傘下に入った以降、明らかにパワーダウンしてしまったMCUを再起動させるべく放たれた刺客はデッドプール、かねてより噂されてて『X-MEN』を引っ提げ、それだけでは収まらず予想をはるか上回るコラボレーションをぶちかましてくれたディズニー、これは久しぶりにマーベル作品でテンション上がりまくった作品だった。
ディズニーがFOXを買収したネタなんか、そんなことして大丈夫なんか?と心配になるほど過激なもんだった。
また、楽しいカメオ出演は想像の遥か上空を行くもんで、良くこの人たち引っ張って来れたな、そしてこの人によくこんなことやらせたなという渾身のネタにはダメもが思わず座席を立ち上がってしまうレベルのもんだった。
いいのかディズニー、こんなことやっちゃって…
ディズニーだから許されるのか?
それと忘れずにつけ加えておくと、面白さはカメオやネタだけではなく、デッドプールのトリッキーなアクションも忘れてはならない。
およそディズニー作品とは思えない凄惨な血みどろ、それでも凄惨に見えないのはデッドプールのキレッキレのダンスで敵をバッサバッサと蹴散らしていくさまがやたらとかっこいいからだろうな。
あと一つ、今回の話のキモになっているのはTVA。
MCUでたびたび出てくるTVAはドラマ『ロキ』で本格的に登場した時間変異取締局。
ここで扱うことによりディズニーのマルチバースへの解釈に区切りをつけたといえると思うが、いろんな作品とのユニバースはファンには楽しい反面、作品へのハードルを一段上げてしまったともいえるだろうな。
ただおれはこの作品を映画館で観れてよかったよ。
映画館の中でみんなが笑ってるのはやっぱり楽しいし、その中に自分がいるのもうれしい。
この先、MCUから振り落とされる人が増えるのか、デッドプールが再浮上させるのか、ディズニーの手腕が試されるターニングとなる作品だと思う。
鑑賞メモ:劇場