認知症は、誰にでも起こりうる脳の病気で、我が国では、高齢化の進展とともに、認知症の人数も増加しています。
65歳以上の高齢者では、平成24年度時点で7人に1人が認知症とされており、さらに10年後の2025年には、5人に1人が認知症、厚生労働省の推計では730万人にのぼるとされております。
彦根市では、認知症サポーター養成講座やキャラバン・メイトの活動も積極的で、認知症を正しく理解するための啓発活動に取り組んでいただいております。
また本年10月には、民間が経営する喫茶店を借りて、認知症という病気を持つ方や、その家族、医療福祉の専門職や地域の方が立場を超えて集まり、交流を持てる場所として「HOTカフェんde銀座」が市内にオープンし、県内初めての取り組みとしてスタートされました。
こうした積極的な取り組みは、必ず将来の彦根市のためになると、日頃からご努力いただいている関係者の皆さんに心から感謝を申し上げます。
しかし、人口減少、超高齢社会の問題は深刻で、まだまだ充分とは言えないのも現実です。そこで、彦根市の認知症問題への取り組みについて質問させていただきました。
しかし、人口減少、超高齢社会の問題は深刻で、まだまだ充分とは言えないのも現実です。そこで、彦根市の認知症問題への取り組みについて質問させていただきました。
Q 彦根市における、現在と10年後の認知症の高齢者数は
A 厚生労働省の推計では、今年(平成27年)高齢者人口の16%(彦根市/4158人)、10年後(平成37年)高齢者人口の20.6%(彦根市/5922人)
Q 今後の認知症対策についてのお考えは
A 認知症患者が、単に支えられる人ではなく、本人の意志が尊重され、認知症とともにより良く生きていける整備が必要。(脳の健康チェック出前講座、認知症ケアパスの全戸配布、認知症初期集中支援チームの設置、認知症カフェ、介護家族の集いへの支援、認知症SOS安心ネットワークの構築等の充実)
Q 彦根市でも認知症検診の実施を検討いただけないか
A まずは、今年度実施の取り組みの充実を計る。現時点では、認知症検診の導入は考えていない
Q 認知症高齢者の自動車運転による事故への対策は
A 自主的に免許を返納した方へ路線バスや相乗りタクシーの回数券の交付や、公共交通機関の利便性の向上などの取り組みにより、高齢者が車を運転しなくても暮らせる街づくりを進める
解説動画はコチラから↓
感恩報謝