こんにちは、ブリッジの田中です。
今日の記事は実は一年前に書いたものです。
同じことを2回も掲載するのかよという感じではありますが、自身が自分を見つめ直すきっかけとなっている記事でもありますし、中・高生に読んでもらえたらいいなという思いを込めての再掲です。
以下、から過去記事です。
一年前の記事
今日の記事はちょっと僕自身の過去のことを書いてみようと思います。
僕は塾を経営しているからと言って教育者みたいなことを言うのはあまり得意ではないです。
どちらかと言うと自分のことを反面教師にして生徒たちには成長してもらいたいなと思っています。
では少々お付き合いください。
愚かだった力磨少年
僕は男三兄弟の末っ子としてこの世に生を受けました。
生まれつき身体が兄たちよりも小さく、また病気がちだった僕は両親から非常に大切に育てられました。
小さい頃から歳の離れた2人の兄に対して何か特別な感情を持っていた僕は(今考えるとそれはコンプレックスだったんだと分かります)、2人の兄のすることを色々真似して育っていったそうです。
体は小さく病弱だったのに何かと器用にこなしていた幼き日の力磨少年は1〜2歳の間に文字を読めるようになったり、勝手に九九を覚えたり将棋で家族全員に勝ったりと、そういうことができる自分は当たり前だと思って育っていくこととなりました。
ある冬の休み時間
小学4年生の冬だったと記憶しています。
当時小学校の暖房器具といえば石油ストーブでした。
もちろん近づいたら大火傷するので近くにはビニールテープでこれよりウチには入ってはいけないという印がつけられていて、石油ストーブの上には部屋が乾燥しすぎないために金属の桶に当番の人が水を入れておくという決まりがありました。
当番の人が桶に水を入れて持ってきてくれた時に、僕はふざけてその水を少しすくいチンチンに熱された石油ストーブの上に垂らしてみました。
そのとき水がすぐに蒸発せずに球体になって鉄板の上を跳ねていて、ちょっとずつ小ちゃくなってから蒸発して無くなる様子を見て
「お坊さんとかが燃える木の上を走る修行の時に火傷しないのはこういう原理やったんか。」
とポロっと口にした時に周囲の同級生が目を丸くしたのに気づいてしまい、自分が周囲の友だちよりも成長が早いということに気がついてしまいまいました。
その時から力磨少年はより愚かな子へとなっていきます。
それは努力不足やろ?
そんな感じで自意識も自己肯定感も異常に高く驕り高ぶりまくりながら年齢だけ重ねて行った力磨少年は人の努力に目を向けられない子に育っていきました。
学校の勉強でも部活でも、常に自分と誰かを比較する本当に嫌な人間でした。
中学生の時の成績表にも
「自分の目標に向かって努力することができる。」
とは書かれていましたが、一方で
「周囲との協調生に欠ける。思いやりのない言葉が散見する」
と書かれていました。
僕が大好きだった先生ですが、本当に僕のことをしっかり見て両親にそのことを成績表を通じて伝えてくださっていたんやなぁと思います。
そんな自分と周囲の学友と比較してしか自分の存在を確認できないまま育っていった自分は、挫折という挫折も経験せずに高校まで入ってしまうことになりました。
周囲の支えにも気がつかないまま、自分が全て結果を出していると勘違いしながら。
神様はよく見ています
そんな僕を神様(先祖様)が放っておくはずがありません。
高校入学してから今の今まで挫折ばかりを味わうこととなります。
下の記事は高校生がインタビューしてくれた時のものです。
いかに自分が恵まれていたのかということを思い知らされ、いかに自分が驕り高ぶり愚かな人間だったのかということを思い知らされ、周囲の人たちに生かされていたのだと気がつかされました。
おそらくこういう言葉は小さい頃からいろんな人が僕に伝えてくれていたはずなんですが、僕は愚か者なのでそんなことは耳には入っておらず、自分が本当の意味で苦しいと思わないと気がつかない人間だったんやなぁと今はやっと思えるようになってきました。
そして自分は周囲と比較してしか存在できない人間でしたが、やっと自分の人生を楽しめるようになってきたように感じています。
こんなことを生徒たちに話せるようになってきて良かったなと思っています。
そして今
年齢のせいか、はたまた環境の変化のおかげか分かりませんが昨年この記事を書いた時よりも周囲に対する想いというのは強くなっているように感じます。
自分が弱い人間であるということと、その弱い僕が周囲の人たちの力を借りて生きられているという感覚が成長(?)するにつれて強くなってきているのかもしれません。
確実なことは、昨年よりも1日の中で「有難う」と塾内でも家庭内でも言うことが増えています。
力磨少年は確実に愚かな少年でした。
でもね、自分のことが今嫌いな人がいたとしても何かのきっかけで自分の素敵な部分が見つけられることがあります。
必ずあります。
そして自分のことを少しずつ好きになります。
心配しなくても大丈夫。
これは本当に覚えておいてもらいたいことです。
それが生命力になるからね
ブリッジのテスト講座
講座内容
・期間:お申し込み日からいつでも
・対象 中学1年生〜中学3年生どなたでも受講していただけます。
・授業時間 平日16:00〜22:00までの間ならどれだけでも。
土日8:00〜20:00までの間ならどれだけでも。
・受講料
⭐︎ ブリッジ生のご紹介がある場合 無料
⭐︎ 初めてブリッジにお問合せ頂く場合 5,500円(税込)
・お問い合わせ ◆メールアドレス rikima81@gmail.com
◆ 電話番号 0749-20-5392
(メールでお問い合わせ頂いた方が確実かと思います)
・住所 ブリッジ 彦根市稲枝町311-5 (りんご塾いなえ校内)
・受付時間 14:00〜22:00 (担当 田中)
お気軽にお問合せください