年が明けて、2002年2月6日。5か月ぶりの「ゲーセン紀行」である。
オールアバウトでお世話になってるローリング内沢師匠に、今回「さっぽろ雪まつり」を見るという話をしたところ、
「ボンバーマンと、コナミの金剛くん(筋肉番付のキャラ)の雪像も出るらしいです」
との情報をいただいた。
午後4時4分発の新幹線やまびこ。 ※E2系
6時43分、盛岡駅で降りる。
予想はしてたが、やっぱり寒かった。
※当時、東北新幹線の終点は盛岡でした。この年の12月に八戸まで延伸されます。
- 札幌といえば旧道庁と時計台(札幌)
- さっぽろテレビ塔に『ストZERO』があった頃(札幌)
- 寝台特急北斗星に乗って上野へ帰る
- ドラえもんだらけの夜行急行はまなす(青森→札幌)
- さっぽろ雪まつりにゲームキャラいっぱい(札幌・大通)
- 真駒内の巨大滑り台と、羊ヶ丘のクラーク博士(札幌・自衛隊前、羊ヶ丘)
- 雪の中の札幌ドームと、すすきの会場の氷像(札幌・福住)
- 光に彩られた夜のさっぽろ雪まつり(札幌・大通)
盛岡 ('02.2.6)
マクドナルドで夕食。
店内に『愛のうた』が流れていた。売れてるなー。
てっきり『スマッシュブラザーズ』までのつなぎと思っていた『ピクミン』だが、CMのおかげで知名度アップ。
売上本数では『スマブラ』のほうが2倍以上あるが、一般的な知名度では、むしろ『ピクミン』のほうが上だろう。
ゲームキューブのみならず、ゲーム界全体にとっても、こういうソフトは貴重だと思う。
※2001年に発売された『ピクミン』のテレビCMで、ストロベリー・フラワーによるCMソングが大きな話題を集め、『愛のうた』というタイトルでCDリリースされました。
あと、2002年の時点ではこう書いてましたが、当時のスマブラが果たして本当に、ゲームファン以外にそれほど知名度がなかったのかどうか、疑問の残るところです。
ゲーム界だけじゃなくて、何の世界でも、『ピクミン』的なものは必要ではないだろうか。
例えば、効果はあんまりないけれど、目立つ経済政策。
「ラッピング広告で都バスの赤字を埋める」なんてのは、まさに『ピクミン』的政策ではないだろうか。
変わったということがひと目でわかれば、人々が将来に希望を持てる。
ゲームキューブも、もし『ピクミン』がなかったら、「PS2対XBOX」の図式の中で、埋没してしまっていたかもしれない。
※当時はラッピング広告が今ほど普及していなかった時代で、東京都が2000年から都バスに導入して注目されました。
私が思っていたより効果はあったようで、大きな収入源になっていたようです。
そんなことをつらつら考えながら、7時45分のスーパーはつかりで青森へ向かう。
車内は満席だった。
※E751系。なお「スーパーはつかり」の名が使われていたのは2年だけで、東北新幹線の八戸延伸に伴い、八戸-青森・弘前間を走る特急「つがる」となりました。
青森
閉まってるキオスクの壁に、XBOXの広告が!
よく見ると、UCCのXBOXプレゼントの告知だったのだが、本州の北の果てで、XBOXの写真を目にすることになろうとは。
マイクロソフト、おそるべし。
※初代Xboxの日本での発売日は、この約半月後の2002年2月22日でした。
ここから、夜行急行「はまなす」で札幌へ向かう。
はまなす号を使うと、北斗星より安く、札幌まで行けるのだ。
特急じゃないということもあるが、それより大きいのが、北斗星にはない座席車があることだ。
座席車に乗れば、寝台料金がかからない。これは大きい。
客車も機関車もドラえもんだらけ。
青森-函館間の快速「海峡」と同じ車両が使われているのだ。
ただし「海峡」のほうは、今年の末に電車に置き換えられる。
はまなすはどうなるのだろうか?
※車両は機関車が函館までED79、函館からDD51。客車が14系・24系。
海峡廃止に伴って、ドラえもんのイラストはなくなったようですが、はまなす自体は、北海道新幹線が開業した2016年まで生き残りました。JRで最後まで残った定期急行列車でした。
はまなすに用意されている客車は4種類。
B寝台車、リクライニングシート車、ゆったりしたリクライニングシートの「ドリームカー」、そして「のびのびカーペット車」だ。
横になって寝られるカーペット車の人気が高いようだが、私が選んだのはドリームカー。
以前新島行きの船で、ます席に乗って眠れなかった経験があるもんで。
午後11時8分発。
後ろの席にいたご家族は、英語をしゃべる海外のかた。
隣の席の、若者グループの会話は、どうやら中国語のよう。
国際色豊かな車両である。
函館でけっこう人が乗ってきて、ほぼ満席に。
ひと寝入りして目が覚めると、空の色が、闇から紺色に変わりつつあった。
(「さっぽろ雪まつりにゲームキャラいっぱい(札幌・大通)」へ続く)
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