geezenstacの森 -2ページ目

geezenstacの森

音楽に映画たまに美術、そして読書三昧のブログです

ぞうのエルマー

絵本原画展

 清須市はるひ美術館で開催中の「ぞうのエルマー絵本原画展」へ妻と二人で出掛けてきました。

パッチワーク模様のぞうの物語、陽気でいたずら好きのエルマーのお話は、イギリスの絵本作家デビッド・マッキーが1968年に発表した代表作です。これまでに60以上の言語に翻訳され、世界中で愛されてきました。シリーズの作品数も36冊にも及びます。

ありのままの自分を受け入れること、だれかと喜びを分かち合うこと、毎日が“とくべつな日”だということ —楽しいお話の中に込められたデビッドのメッセージは、いつもわたしたちを力づけてくれます。

 

会場のガラスにも一面にエルマーが描かれています

 

 この巨大な天井ボードの下から展示は始まります。

 

 
 会場の入り口はこんな感じでした。ここからは撮影禁止です。本展では、日本では未刊行の作品を含む「エルマー」シリーズの絵本原画など約170点が展示されています。2022年にこの世を去ったデビッド・マッキーからのたくさんの贈り物と出会うことができました。

 

写真スポットが会場のあちらこちらにあります。

 

会場には巨大なエルマーのぬいぐるみとタペストリーが飾られていました。

 

 

会場は2階にも設けられていました。

 

2階は写真スポットと遊び場になっていました。

 

 

 2階にはお絵かきのコーナーが作られていて、子供たちは塗り絵やパズルを楽しんでいました。これらのペーパーはもらうことができます。我が家も孫のために1セットいただいてきました。そして、お土産にシリーズの中では立体絵本にもなっている「エルマーのかくれんぼ」を購入して帰りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

オークションで処分したレコードたち 3

 

 

 ブルーノ・ホフマンはグラス・ハーモニカの第一人者でした。多分このレコードが当時唯一発売されていたグラス・ハーモニカの響きを捉えていた物だったような気がします。そして、こういうレコードはターンナバウト/ヴォックスの専売特許でした。

 

 

 

 イギリスのEMI系のCFP(クラシック・フォー・プレジャー)は最初から廉価盤を発売するレーベルでした。このレーベルでは指揮者のジェームズ・ロッホランがかなり録音していました。そんな中、ホルストの「惑星」でしたから購入した記憶があります。

 

 

 

 これもターンナバウトから発売されたもので、ペーター・マークがフィルハーモニア・フンガリカと録音したシューベルトの交響曲全集の一枚です。こじんまりとした演奏で、シューベルトの作品の本来の姿をよく感じさせる演奏でした。ただ、日本では発売された記憶がありません。

 

 

 1970年代はデパートや大型レコード店では頻繁に輸入盤セールが開催されていました。名古屋ではデパートの丸栄、大型店ではヤマハや地元の愛曲堂などに足繁く通った記憶があります。このケルテスのドヴォルザークはレギュラー盤ですが、多分目玉で並んでいた一枚であったように記憶しています。当時は7番以降しかほとんど知らなかったのでこの2番には飛びつきました。フリューゲルの絵画を使っていたのも印象的なレコードです。

 

 

 日本ではテイチクからハルモニア・ムンディから発売されたコレギウム・アウレウムのレコードですが、アメリカではRCAが廉価盤のビクトローラから発売されていました。これは一番良く聴いたレコードですが、2枚組で盤面がオートチェンジャー用にカッティングされていてA,D,B,Cとなっていました。

 

 

 この頃は珍しいレパートリーをレコード化していたターンナバウトをよく購入していました。これは英国で発売されていたターンナバウト盤で、盤室はアメリカ盤よりはるかに良かったものです。エドゥアルト・ヴァン・ルモーテルがバーデン=バーデン南西ドイツ放送交響楽団 と録音したレコードで、これも国内盤は発売された記憶がありません。

 

 

 米CBSは惜しげもなく廉価盤のオデッセイ・レーベルでワルターのステレオ録音を投入していました。ただ日本のCBSソニーは絶対ステレオ録音は廉価盤に投入しませんでした。こんなことともあり、ほとんどワルターには興味がありませんでした。多分個人的にワルターにほとんど思い入れがないのは多分この日本のソニーの政策のせいだったかのような気がします。(⌒-⌒; )

 

 

 これはイタリアのレコード店で購入したレコードです。レーベルは当時は全く知りませんでしたがジョーカーというレーベルでいわゆる海賊盤と言われるものです。演奏はニューヨークフィルということですから戦前の録音であることが分かります。1936年4月のライブでトスカニーニの解釈はまったく古さを感じさせません。ニューヨーク・フィルの水準の高さにも驚嘆させられます。

名古屋の民俗文化財

 

 23日の金曜日背は名古屋市熱田区名鉄神宮前駅から少しクタせったところにある名古屋市教育センターで開催された「名古屋の民俗文化財」の講演に出かけてきました。この8月8日(名古屋の日ですね)に名古屋市としては初めて「無形民俗文化財」の第1号として「大高祭り」を登録しました。そんなお祭りは今まで全く知りませんでした。ということでこれはどういうことだろうと興味を持った次第です。

 

 

 当然、名鉄神宮前にオープンした「あつたnagAya」という商業施設の前を通ることになります。ようやく秋らしい天気になりましたがまだ、ちょっと暑いですねぇ。

 

 

 名鉄神宮前を下車し改札を出て一階に降りるとすぐ目の前に9月6日にオープンした「あつたnagAya」が広がります。本来は9月1日オープンの予定でしたが、例の迷走台風の影響で延期になっていました。時刻は昼時ということで各店には行列ができていました。こちらは「弐の戸」です。

 

image

 

 これが施設の配置図です。

 

image

 

 平家建ての商業施設が3ヶ所展開しています。こちらは「壱の戸」です。がっつり飲食ができるエリアです。

 

 

 「参の戸」はキッチンカーのスペースになっています。オープンなスペースですからいい匂いが漂っています。こちらは時期によって出店内容が変わるのでしょうか。

 

 

 テイクアウトを座って食べれるスペースも確保されています。

 

 

 南側には12月オープン予定の「肆の戸」が作られています。この駅から南に向かって歩いて行くと1プロックほどで名古屋市教育センターん到着します。

 

入口のオブジェ

 

 

 会場の行動はは800名以上が収容できる広さになっていました。今回の講演の模様は

 

 

  さて最初は中川区の下之一色漁港の特色がテーマになっていました。ここは木曽三川の流れ込む河口部に位置し、名古屋港のあたりは喫水域であることが分かります。ここで取れる魚はボラやうなぎを筆頭に海苔養殖、貝類などが盛んで30種以上の漁に対応した漁業をこなしていたことが分かります。

 

 

 もう今では、名古屋港は工業製品輸出日本一の港になっていますから漁業は成立していません。しかし、文化財としては「喫水息を中心とした浅海の漁業資料」として文化財として保護して行く必要があるということです。

 

 また、大高祭りは緑区大高町に鎮座する「氷上姉御神社」の祭礼です。創建は西暦195年というほぼ神話の時代の神社で、この地を訪れた日本武尊が宮津の姫に草薙剣(三種の神器)を託し、のちに熱田の地に祀られ熱田神宮が創建されています。初めて知ったのですが、この「氷上姉御神社」に託された草薙剣がのちに686年に草薙神剣が神宮に還座されたということです。まあ、その神社の祭礼がこの度、無形民俗文化財」の第1号として制定されたということですからこれは価値のあることです。この講演会の模様はYouTubeで配信されましたので下で確認することができます。

 

 

 講演の最後には尾張新次郎太鼓の演舞が披露されました。これも上の配信で公開されています。新次郎太鼓は江戸自体中期より終わり西部の農村地帯てせ五穀豊穣、厄除け祈願の無祈りを込めて神社に奉納されていた土着の郷土民俗芸能から発した地域性の高い素朴な響きを受け継いだもので昭和54年に保存会が発足し現在に至っています。