四日市市博物館に残る宿 | geezenstacの森

geezenstacの森

音楽に映画たまに美術、そして読書三昧のブログです

最近仕事で、毎月のように四日市に出掛けています。あまりゆっくりと滞在する時間は無いのですが、今回はちょいと四日市市博物館に出掛けてみました。

イメージ 1

 「四日市市博物館」は近鉄四日市駅の直ぐ東にある「そらんぽ四日市」の中にあります。

イメージ 2

 北側入り口には、四日市市平津新町で発掘されたアケボノゾウの骨格復元模型が入り口に置かれています。博物館自体はこの建物の3-5階を占めていますが、4階は特別展示、5階はプラネタリウムということで、今回は3階の「時空街道」と題された展示の鑑賞です。

 この時空街道では、四日市の原始・古代から江戸時代までの歴史を扱っています。明治時代から現代までの四日市のあゆみは、2階の四日市公害と環境未来館で展示されています。両館を合わせて鑑賞することで、原始・古代から現代までの四日市のあゆみを、一つの流れとしてご見る事が出来ます。

イメージ 20

 久留倍(くるべ)遺跡の発掘で得られた情報をもとに再現された弥生時代の風景が再現されています。着ている衣服も技法で再現されたものという事です。

イメージ 3

 中世の四日市の市の様子です。4日に開催されたのが地名の由来です。

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

 野菜から海が近いので海産物、そして反物などが並べられています。

イメージ 7

イメージ 8

 近世の四日市では宿として繁栄した四日市宿が再現されています。この展示の宿は、あがってもいいようになっており、そこで配膳する女中もいて、生活感があります。また、きちんと戸も閉められるようになっていてリアルです。

イメージ 9

イメージ 21

 ここでは、問屋場(といやば)と呼ばれる荷物運びを手配する郵便局のようなところも再現されていて、隣の宿場町までいくらとかいうのが書いてあり、まるで宿場を歩いている雰囲気に浸れます。

イメージ 10

イメージ 11

 高札場も再現されています。

イメージ 22

イメージ 12

 「追分まんじゅう」のお店では、弥次喜多道中の話が繰り広げられ、リアルなまんじゅうも蒸されています(もちろん本物ではありません)。

イメージ 17

イメージ 18

 明治期になると、写真で湊の様子を見る事が出来ます。

イメージ 19

 近年は四日市は工業化が進み、コンビナートが出来て公害の町となっていきます。1960-70年代は光化学スモッグで悩まされたものです。そういう展示は2階で学ぶ事が出来ます。

イメージ 13

イメージ 14

 さて、直ぐ北側の建物は「三重北勢地域地場産業振興センター」になっています。ここでは「じばさん」の物品が展示即売されていました。通常、こういう物産品は定価販売ですが、この日はフェアをやっていて、何と土産物でも割引で買う事が出来ました。

イメージ 15

イメージ 16

 まあ、そんなことで、いつもは帰りのSAでこの「なが餅」を買うのですが、今回だけはこの物産展を活用しました。江戸時代科に続くこの味、素朴ですが美味しいでっせ。