過去記事の修正 76
クラシック編
このブログを始めたのは2006年ですが、一応クラシックが中心でしたが、その当時の記事は短いものでした。フリーのホームページがどんどん閉鎖されていく中で、仕方なく始めたブログでしたが、音源がなくてほとんどアクセスはありませんでした。当時のYouTubeはアップ時間も制限されていて、なおかつ音も画像も貧弱で使い物になるのは少なかった記憶があります。
そんなことで、過去記事を見にきていただいてもリンク切れや音源そのものが削除されていることが多くなり、申し訳ない状態になっています。また、ヤフーとアメブロの仕様の違いで見れないことも多々あります。ここ最近はNHK-FMのストコフスキー特集の影響でストコフスキーの記事のアクセスが多くなっていますが、リンク切れで悲惨でした。で、下の記事は必死に修正しています。(^◇^;)タイトルをクリックするとその記事に飛びます。
このSPAシリーズは日本では発売されませんでした。まあ、発売元のキングがオリジナルの1000円盤シリーズを矢継ぎ早に発売していて、本国のデッカをある意味凌駕していた部分があります。このフェイズ4ものは日本では「オーディオファイルシリーズとしての形で発売されたものもあります。ただ、このストコフスキーの一枚はとうとう発売されませんでした。珍しいストラヴィンスキーの「田園曲」は聴きものです。今回音源を尽かしました。
バーンスタインやカラヤンに較べ、同時代の指揮者にしては死して評価のぱっとしない指揮者の代表がショルティではないでしょうか。毎年のリリースを見てもショルティのCDは殆ど再発されません。たまに出るのは1950年代のウィーンフィルとの録音が主で、60年代以降の黄金期であるショルティ/シカゴ響とのCDは殆ど再発されていません。特にこのベートーヴェンの交響曲は1970年代と80年代に2度全集を完成しているにも関わらず、70年代のものはレコードとCDでリリースされたにもかかわらず、デジタルでの80年代のものは1990年に限定発売されただけで以後
この録音はそのスイス・ロマンド管弦楽団(以下OSRと略します)の常任になる前の1970年の録音です。シュタインとシベリウスというと意外な感じがしますが、何とこのOSRとかなりのシベリウスを録音しています。余程相性が良かったのでしょう。このシベリウス、実にいい味出しています。確かに北欧は冬は雪と氷の世界ですが、考えてみればスイスも同じなんですね。ですからシベリウスが合わない訳がないのです。
個人的にはお初にお目にかかるクリップスですが、確かにこの演奏は素晴らしいの一言に尽きます。レコード時代はヨッフム/バイエルン放送をこよなく愛していましたが、それに匹敵する演奏といえます。いえ、ヨッフムがどちらかというとオーソドックスながらやや硬派のイメージがあるとすれば、このクリップスの演奏はウィーン風の歌心に溢れたオーソドックスさといえます。兎に角、どのフレーズもシューベルトの歌心があり、シューベルトが自身で指揮をしたらこういう音楽を作ったのではないかしら、と思わせる流暢な語り口です。
ミラン・ムンツリンゲル、懐かしい名前です。この名前を初めて目にしたのはアメリカ盤の「Crossroads」というレーベルでした。髭のおじさんがトレードマークのレーベルで米CBSのライセンスでスプラフォンのソースを発売していました。このCDはスプラフォンのヴィンテージシリーズの中の一枚として2004年に発売されたもので、ムンツリンゲルのものはこのブランデンブルク協奏曲とヘンデルの「王宮の花火の音楽」のものがリリースされました。何れも初CD化ということで忘れられていたものです。
ハイドンの 「十字架上の七つの言葉」を取り上げるのは2回目です。最初に取り上げたのはオーケストラ版の演奏でした。この曲とであったのもオーケストラ版の演奏でした。ここではクレーメルの演奏する室内楽版を取り上げています。リンクが全部切れていたので大幅に記事を書きなおしました。
ストコフスキーの膨大なディスコグラフィの中で、商業録音されたレスピーギは「ローマの松」しかありません。元々この録音はユナイテッドアーティストに録音されたものです。そんなわけで、LP時代は日本ではキングから発売されていました。ユナイテッドアーティスト・レコードが身売りした際、映画関係はユニヴァーサルへ、それ以外がEMIに売却されたんですね。そんなことで、現在では原盤はEMIグループの米キャピトルが保有しているというわけです。
フレモーのサンサーンスの交響曲第3番「オルガン」もそうで、LP時代はこれ1曲で発売されていました。それに、動物の謝肉祭がカップリングされているのでこれはお買い得と手を出した次第です。さて、CDは購入した物の大量買いしていましたので、実際に聴いたのは1ヶ月近く後でしょうか。いざCDプレーヤに掛けてみると、全く別の音楽が流れるではありませんか。なっ、何なんだこれは!!エラーコインは価値がありますが、エラーCDはどうなんでしょうねぇ?
この演奏は実に新鮮です。最初の一音からびっくりするような爽やかな演奏です。その柔らかい音色から古楽器系の演奏ではないかと思われます。いうのも、このブリリアントのセットは種々雑多の演奏が収められているので一概に古楽器の演奏という事は出来ないのですね。最初の3曲は弦楽四重奏の形で作曲されています。しかし、ここでは独奏ヴァイオリンを伴った最小限の合奏で演奏されているので音が透明で、新鮮に響きます。一般に演奏される室内オーケストラよりもすっきりしています。
MEMBRANの「グレート・コンチェルト」の中の一枚です。フルニエのドヴォルザークといえばセル/ベルリンフィルとの共演盤がすぐに頭に浮かびますが、これはその録音に先立つ2ヶ月前のライブということが出来ます。ここではチェロの貴公子フルニエが、灼熱の指揮者シェルヘンと火花を散らす壮絶な演奏を展開しています。今回音源を追加しました。なかなか、知られていない演奏ですから楽しんで見てください。