九州 旅行記 青春18きっぷ 志布志 徒歩
前回(さんふらわあ乗船記〜日の出〜)からの続きです。
「フェリーと鉄道で巡る九州」と題して
名古屋駅発着の九州旅行での出来事について綴っています。
今回は大阪から出港した
フェリーさんふらわあを下船し、
いよいよ鹿児島県は志布志に上陸!
フェリーから電車への乗り換え時間、
約3時間を利用して
志布志の観光をします
志布志港からJR志布志駅への行き方
フェリーは定刻通り9:40に志布志港に入港し
9:50頃から下船が始まりました。
志布志港からJR志布志駅へは1.3㎞あり、
大きいザックを背負って歩くには
ちょっとしんどい....ですが、
路線バスを使えば
ラクに行くことができます
鹿児島交通バスの
串良経由 垂水中央病院行のバスに乗れば
10:01「志布志港」→10:14「志布志駅前」
まで約14分で行くことができます
しかも値段はたったの140円
フェリーが遅れさえしなければ、
歩くよりバスに乗ってしまった方が
楽だと思います
「志布志港」のバス停は
フェリーのりばの目の前です!
バス時刻表はこちら
<志布志駅近郊のバス路線図>
※赤字の点線と実線が
志布志港→志布志駅へ行くバス路線です
志布志市HPより
JR志布志駅
バスは志布志駅前のバスターミナルに到着。
志布志駅はこんな感じの
こじんまりとした無人駅です🚃
志布志駅の場所はこのへん↓
駅の時刻表を見てみると...
1日8本だけ(笑)
しかも、9:30発の電車が行ってしまうと
次は13:12発まで1本もありません
この時の時刻は10時すぎなので
次の電車まで約3時間、志布志駅周辺で
時間をつぶす必要がありますw
このフェリーと電車との乗り継ぎの悪さは
旅行者にとってかなり厄介ですね(泣)
ただ、志布志駅には観光案内所があり
無料でレンタサイクルを
借りることができます💡
観光案内所の営業時間等の詳細は
コチラ▶鹿児島県HP
今回はレンタサイクルを使い
次の電車までの待ち時間を利用して
徒歩ではちょっと行きづらいような場所を巡ります
安楽温泉
西に向かって2㎞ほど進むと
若潮酒造さんの建物が見えてきます。
焼酎などを作っているところのようで
有名だそうです
若潮酒造さんを通り過ぎたところで
右に曲がり、400mほど進むと
安楽温泉の建物が見えてきます♨
温泉とさつま揚げ屋さんが
1か所にあるユニークさが
余計に興味をそそられます←
場所はこのへんです
ドライヤーやシャンプーを使用する場合は
別途購入が必要ですが
入浴だけであればたったの400円
地元の方に愛される温泉とのこと。
この日も地元の方が2名いらして
昔はもっと茶色が濃かったのよ〜
なんて言いながら交流を楽しませて頂きました♪
安楽温泉の詳細はコチラ
ホームには静かに出発の時を待つ
お風呂上がりに同じ建物内の
さつま揚げ屋さんへ。
じゃこ天を購入し、
店内の椅子で頂きました。
とても美味です
志布志運動公園
安楽温泉から志布志駅に向かって
もと来た道を戻っていくと
右手に志布志運動公園が見えてきます。
志布志には大正時代に鉄道が開通し、
当時は西都城駅から志布志線が乗り入れ
さらに国分に向かって大隅線が走っており
志布志駅は宮崎方面へ向かう
日南線(こちらは現存)と合わせて
3路線のターミナル駅として
栄えていました
1987年の国鉄民営化に伴い
志布志線と大隅線は
廃線となってしまいましたが
その時に使用されていた
SLやキハ52系の気動車が
公園内に展示されており、
昔の名残が残っています。
鉄な方にはたまらない場所ですね
志布志産じゃこ丼
志布志駅まで戻ってきたところで
時間は11:30。
そろそろお昼時ということで
志布志駅周辺で
ランチが食べられるお店を探します
駅から3本ほど北側の道に入ると
飲食店が立ち並ぶ商店街があります。
青枠部分が商店街。黒枠が志布志駅。
商店街にあるお店の1つ、
丼や和華さんで
天然鱧(ハモ)入り志布志湾三昧丼を
頂きました
天然鱧入り志布志湾三昧丼 ¥1080
上の白い陶器にお出汁が入っていて
お店のおばちゃんが
それを丼ぶりにかけてくれました。
お出汁とじゃこ、そして
ハモの天ぷらの味がマッチして
とても美味しかったです
やはり地元産のものを
その土地で食べられるのは
何とも幸せなことです
写真では隠れて見えませんが
丼ぶりの後ろ側に
ミカンが丸ごと1個あったことに
食べ終わってから気付きました!
ないと思っていたものがあると
ちょっと得した気分になりますね←
志布志市役所
丼や和華さんから程近いところに
志布志市役所があります。
市民でもないのになぜ訪れたのかと言うと...
「志布志市 志布志町 志布志の
志布志市役所 志布志支所」
と書かれた看板を見てみたかったので。笑
見ているだけで
志高い町なんだと思わされます←
ちなみに、看板にはちゃんと
"志布志" という地名の由来も
記載されています。
種田山頭火の句碑
電車が出発する時間まで
残り1時間を切ったところで
志布志駅に舞い戻ってきました。
志布志駅前のバスターミナルには
放浪の俳人、種田山頭火の句碑があります。
昭和五年に
志布志を訪れた山頭火が詠んだ句で、
山頭火は福島から徒歩で志布志に入り、
志布志から都城に向かったそうです。
(句碑横の看板の説明を一部引用)
JR日南線へ
レンタサイクルを返却し、
電車の時間が近づいてきたので
志布志駅のホームに向かいます
駅舎には
「終着駅は始発駅」と書かれた
汽車型のボードに
志布志駅の歴史が記載されていました。
電車は定刻通り13:12に志布志駅を出発し
JR日南線を北上して
油津駅へと向かって歩みを進めていきます。
それはまた次回に