「表見代理」とは
借金の保証人を立てる為に、保証人に代わって債務者が保証人の名前を勝手に記名捺印してしまうといった行為は、無権代理として扱われ一般的には本人に効果は帰属しないことで知られています。ですが、このような行為を例外なく無効だと認めてしまっては、濫用する人物が現れたり、お金を貸す事に極度に慎重になってしまい、社会経済は混乱してしまいます。
そこで、無権代理行為であっても一定の例外条件に該当すると有効という事にしようと出来た制度が、表見代理です。
表見代理の目的と成立要件
前述の通り、表見代理は無権代理行為によって被害を受けた取引相手を保護する為にできた制度です。ですがその反面、表見代理が成立すると契約者本人は犠牲になってしまいます。
その為、表見代理が成立するにあたって法律は「本人の帰責性」と「代理人と信じるに足る理由」の2つの条件を両方満たしている事を要求しています。
・表見代理成立の要件=本人の帰責性+代理人と信じるに足る理由(善意無過失)
本人の帰責性
本人の帰責性は、大きく分けて3パターンに分類されます。1つ目は実際に委任状を作って代理権をその人に与えたような状況を作った場合です。
例えば、何らかの事象が原因で自身での契約が難しくなり、白紙委任状を交付してしまったケースなどが挙げられます。
2点目は代理人の越権行為です。
アイフルで1万円ほど借りて来るよう限度額10万円のカードを渡してお願いしたのに、代理人が勝手に10万円借りてきてしまった場合などが該当します。
3点目は、代理権消滅後の代理行為です。
例えば、以前アコムで10万円借りる為に与えた代理権や書類を使って、新たにレイクで10万円借りてしまった場合等です(実際には難しいですが、あくまでたとえ話です)。
3つのキーポイント
・民法第109条(代理権授与の表示による表見代理)
・民法第110条(権限踰越の表見代理)
・民法第112条(代理権消滅後の表見代理)
代理人と信じるに足る理由
こちらは本人では無く、取引相手に付された条件です。基本的には「善意無過失」が要求されています。
ここで言う善意とは法律的な意味ですから、一般的な善意とは意味合いが異なり、その行為が無権代理行為である事を知らなかった事、と解釈されている事に注意が必要です。
善意無過失の認定基準は事件によってまちまちである点が特徴ですが、こと消費者金融との取引でトラブルになりやすい、代理人が行った契約による連帯保証契約の本人帰属性については、消費者金融はただ印鑑をもっているからというだけでは認定され辛く、本当に本人が同意しているのかを確認する為の「調査義務」があると解釈されるケースが多いです。
また、本人と同居している者の契約等である場合は、印鑑の盗取が用意である点などからも認定され難くなっています。
まとめ
表見代理が成立する為には、本人に対する帰責性及び相手方の善意無過失が問われます。もしトラブルに巻き込まれてしまった場合は、安易に支払いに応じず、専門機関に相談に行く事が大切です。
メディカルKit NEO[東京海上日動あんしん生命]
お手頃価格でシンプルな基本プランを含め、4つのプランから選べる医療保険である、東京海上日動あんしん生命の「メディカルKit」を紹介します。メディカルKitは、多彩なプラン+αで、あんしんな医療保険です
まずは、基本となる「メディカルKit 基本プラン」です。いざという時にも安心な日帰り入院からの保障と約1000種類の手術が対象の医療保険で、お財布にもやさしい設定になっています。又、経済的理由で希望を持てる治療が受けられないという事は避けたいものです。その様な時には先進医療特約も用意されているので、付加しておくと安心、万が一の場合の技術料は保障されます。公的な医療保険制度の対象になっていない治療に適用され、通算で最高1000万円がほしょうされるのです。
基本的に1入院60日型が用意されており、通算で730日が限度、入院日額は5,000円と10,000円です。10,000円のプランを選んだ場合には、割引が適用できる場合もあります。
Ⅰ型とⅡ型が用意されており、Ⅰ型は、Ⅱ型と比べると入院中の手術や放射線治療の給付が倍になっています。
加入可能な年齢は0歳~75歳までで、保険期間と保険料払込期間、共に終身です。特約は10年更新なので注意が必要です。
5大疾病の際にあんしんな「就業不能サポートプラン」があります
メディカルKitの一番の特徴は、5大疾病(ガン、急性心筋梗塞、脳卒中、肝硬変、慢性腎不全)で働けなくなった場合に保障してもらえる特約が付加できる事です。就業不能な状態とは、5大疾病の治療で入院中である場合と自宅療養で仕事が出来ない場合。更に、5大疾病が原因で高度機能障害などになってしまい就業が出来ない状態を指します。
もちろん基本プランに特約をプラスした型なので、基本プランの保障はしっかりとされます。
入院日額のタイプは5,000円、7,000円、10,000円から選ぶ事が可能で、保険期間と払込期間が共に10年のタイプ、保険期間と払込期間が共に終身のタイプ、保険期間は終身で、払込期間は60歳までの3タイプから選ぶ事が出来ます。その中でも、10年のタイプを選んだ場合には、90歳まで更新することが可能です。
このプランの要である「5疾病就業不能特約」は、入院給付日額がどのタイプだとしても1回毎に100万円が給付されます。youtubeエロ特約ですので主契約とは違い保険期間も払込期間も10年で、65歳まで更新可能です。
又、就業不能サポートプランに加入可能な年齢は、15歳~62歳までとなっています。
女性特有の疾病を保障してくれる「女性プラン」があります
メディカルKitの基本プランに女性疾病保障特約を付加したものが「メディカルKit 女性プラン」です。代表的な女性特有の病気というと、乳がんを始め、卵巣がん、子宮筋腫などがあります。
他にも女性特有の病気として、バセドゥ氏病や下肢静脈瘤、流産や妊娠分娩の際の合併症など様々なものがあり、東京海上日動あんしん生命が定めた特定疾病について補償される特約です。
女性疾病保障特約で注目な内容としては、乳がんで乳房を切除した場合に関してです。再建手術を受けると乳房再建給付金として100万円が受け取れますので、とても安心です。
女性特有の疾病で入院した場合には、基本の入院保障日額の倍額が受け取れるのも特徴です。
例えば、基本プランが5,000円でしたら、女性疾病保障特約でも5,000円が給付されるので、合計で日額10,000円受け取る事が出来ます。
更に、先進医療特約を付加する事も可能ですので、通常の病気にもしっかりと備えられます。
自分の医療保険を自由に設計できるプランも用意されています
基本プラン、就業不能サポートプラン、女性専用のプランなど色々なプランが用意されていますが、それでももっと自分流でカスタマイズしたいという方には、「自由設計プラン」があります。年齢やライフスタイル、好みなどで自由に医療保険を設計する事が可能です。
入院給付金の日額は、5,000円以上1000円単位で設定出来ますし、保険期間も終身と10年から選べます。
保険料の払い込み期間も10年以上1年単位で設定出来ますので、自由度がとても高い医療保険です。
入院の支払限度日数に関しては60日型と120日型から選択出来、手術給付金や放射線治療給付金の倍率もⅠ型Ⅱ型から選べます。
更に、バラエティに富んだ7種類もの特約を自由に付加する事ができるのが一番の特徴です。
しかし、5疾病就業不能特約やがん診断特約を付加した場合は三大疾病保障特約を同時に付加する事は出来ない等、ある程度のルールが決められていますので、注意が必要です。
じっくり考えて自由設計をしてみるも良し、ある程度決められたプランに加入するも良し、一部プランではネットから申し込めるものも用意されています。
お薦めのプランに好みの特約を付帯させる事も可能ですので、不測の事態に備えたい方は、一度相談されてみてはいかがでしょうか。
また、払い込んだ保険料が戻ってくる「メディカルKit R」という商品もあります。