こんにちは。行政書士もできる往年の映画ファンgonzalezです。
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若手俳優の中にはそれなりに逸材もいることはいる。ここで言う“若手”とは、先ず年齢的要素が挙げられる。十代ならどうしても“若手”に含まれるだろう。
次いで、キャリアといった面も考慮される。十代で初出演の初主演なら完璧に“若手”だろうし。幾つもの端役を経験し、ほぼ無名であったものの主役に抜擢されてブレークした。なんてのもそうだろう。
但し、神木隆之介などはキャリアに関しては文句なしのベテラン領域にある。ので、彼の場合は年齢的要素からしての“若手”と言へる
だからここで“若手”とは、大きく括って十代から二十歳前後を核として分類。それ以降は年齢を考慮し、感覚的に妥当な線で“若手”を使用する。
さて、次に“逸材”だが、これは世間的(専門ライターや評論家などの評者)に俳優としての高評価を得ているケース。それとは別個に個人的に凄い、と感じる芝居をした作品がある。あるひは感服する芝居をコンスタントになす場合を指す。
このように“逸材”とは第三者的評価と個人的評価が合致する時と、世間的にはともかく個人的に高評価を与える時のいずれかである。
事前にお断りしておくが、個人的な好悪で言ふと、ルックスが嫌いというか苦手なお嬢さんだ。どうやら、メイクとすかしたようなアンニュイな表情がちょっとダメみたいで。
だから額全開だったり、メイクを変えれば断然好印象アップ。いい感じだ。
殊に「第90回キネマ旬報ベスト・テン」表彰式と「第38回ヨコハマ映画祭」で登壇したときはお化粧も控えめ。あどけない表情が可愛らしくとても自然で好感した。
それはそれとして、小松菜奈の太眉と実力は大いに認めるところである。
ま、太眉はさて措くとして、近年映画出演が目白押しであることから世間的にも認められているんだろう。
『近キョリ恋愛』『バクマン。』『ヒーローマニア-生活-』『黒崎くんの言いなりになんてならない』『溺れるナイフ』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』『沈黙-サイレンス-』。
いやもう売れっ子もいいとこだ。ハリウッド映画デビュー。しかもマーチン・スコセッシ監督作品というのも凄い。
*『ヒーローマニア-生活-』* *『ディストラクション・ベイビーズ』*
*『溺れるナイフ』*
最初期の『渇き。』では、登場時間が少なく、役所幸司の暑苦しさがむんむん圧倒的であったせいか、芝居の良し悪しはよく分からなかった。
しかしひとつ言へるのは、その役柄がオーバーラップしてかどうだか分からないが、健全さから遠い、何かこう隠された不健全さ、退廃的な印象が残ってしまった。御本人には失礼ですが。先に記したルックスの苦手意識も影響しているんだけどね。
でまあ、やっぱりはっきり言って『ジョジョの奇妙な冒険』で扮する山岸由花子、ああいうエキセントリックなキャラが確実に似合うと思う。
その証左として『ディストラクション・ベイビーズ』で、ものの見事に罵詈雑言キレまくり、キックの鬼と化しているではないか。しかも、万引き常習犯という病める役柄で。
しかしこの作品の主要登場人物はほぼ全員まともではないので、彼女だけ異端扱いというのも公平ではない、と異議を申し立てられるだろうか。
いやいや、病室で刑事から事情聴取されるシーンでの好い子ぶった芝居や、人を殺めておきながら虚偽を語る時に刑事の反応を窺う眼付きなど、腹に一物ある役はなるほど上手いものである。
やはり、ちょっと病んでいたり秘密を隠匿するなどして影のあるキャラが見事にはまる。と申し上げよう。
とは言ってもそんなのに特化しているというわけじゃなし、胸キュン恋愛青春モノも多いわけだし。『ヒーローマニア-生活-』ではコメディにも挑戦して評判も上々。でもやはり見るからにエキセントリックなキャラ。ツボは外さないね。
ま、本人にしたって今後も役者としてさらに幅のある芝居をしたいだろう。
でも何よりも希望するのは、折角いい感じの太眉なんだから、もっと見せてもらいたいということなんだな。じゃあ時代劇か(笑)
小松菜奈関連過去記事
ところで、個人的には意外の感に打たれたのだが、思ったより高身長のうえ頭部が小さくて流石モデルやるだけあるなあ。と、全身像を目にして軽く驚いた。
なんにせよこれからどんなキャラを演じるかが楽しみな女優である。
*「第90回キネマ旬報ベスト・テン」表彰式。新人女優賞受賞*
本日も最後までお読み下さりありがとうございました。
追記:最強太眉女優編過去記事リスト
●小島藤子 →https://ameblo.jp/g-matsumoto/entry-12288503526.html
●葵わかな →https://ameblo.jp/g-matsumoto/entry-12288793018.html
●平祐奈 →https://ameblo.jp/g-matsumoto/entry-12289060776.html
●早見あかり→https://ameblo.jp/g-matsumoto/entry-12289394633.html
●シシド・カフカ →https://ameblo.jp/g-matsumoto/entry-12290304776.html
●杉咲花 →https://ameblo.jp/g-matsumoto/entry-12299458410.html
●小松菜奈 →https://ameblo.jp/g-matsumoto/entry-12300173521.html
●門脇麦 →https://ameblo.jp/g-matsumoto/entry-12319348066.html
●黒島結菜 →https://ameblo.jp/g-matsumoto/entry-12319491597.html
参考:
■漱石居士に励まされ~その2→https://ameblo.jp/g-matsumoto/entry-12285900247.html