『スターダムのウラ 22』から続き。

 

…と、去年の6月22日、東スポの記事『【スターダム】ジュリア軍新メンバーは元アクトレスガールズ・ひめか』の中で、木村花と「来年の10周年興行で髪切りマッチを行うプランもあった」という記述がある! マジか!

もうすでにずっと前から髪切りマッチのプランが先行していたというわけ?

なんだよそれ?

木村花とは既述したようにプロレスかガチか見分けがつき難い抗争を展開していたから、その果てに髪切りマッチを用意しているというのはまだわからなくもない。(といっても今時髪切り…という疑問もまたあるわけではあるけど)

しかし花が亡くなったから、そのプランを中野たむにスライドさせただけということか?

ジュリアか会社か、とにかく髪切りマッチをやりたいと? 相手は二の次で?

狂ってないか?

この記事は前日21日の新木場大会のレポートだが、同大会の東スポの別の記事『【スターダム】木村花さんに追悼の10カウントゴング ジャングル叫女は「戦える状態にない」と欠場』では、タイトル通り叫女は花の死に打ちのめされていてリング上から「まだ自分の中で気持ちの整理がついていなくて戦える状態ではなく、欠場させていただきました」と挨拶している。

TCSを守ろうとしてフェードアウトさせられた叫女と、相手に関係なく髪切りマッチに執着するジュリア。

この会社はやっぱおかしい。

6月20日の東スポ記事『【スターダム】ジュリアが全方位攻撃を予告 ライバル2人失い新標的を設定』では、ジュリアの「面白くするために新しい敵をどんどんつくっていくよ。ケンカを売りまくる。押したり引いたりして、いろんなやつをつっつこうかと。元キャバ嬢だから、そういうの得意だし(笑い)」というコメントが載っている。

スターダムの公式サイト内の『祝!イッテンヨン参戦SP②ジュリア「女子プロレスの魅力を世界に観てもらえるチャンス」』というインタビュー(2020年1月3日)の中で、女子プロレスの魅力とは?という質問にジュリアはこう答えている。「男子は爽やかでスポーティ。女子は全然爽やかじゃない! 見た目はキレイで派手かもしれないけど、中身はドロドロのぐちゃぐちゃ。あぁコイツとコイツ、本当に仲悪いんだなぁって見ればすぐ分かるし、仲良くやってても急に裏切ったりもする。そういう“女のリアル”を全部さらけ出すのが女子プロレス。それを見に来てほしい」

呆れたもんだ。女が全てそうなわけじゃない(男も、男とはこうだって、男が全てそうなわけじゃない)。すごい凝り固まった固定観念。

ジュリアはそういう人間であり、それを団体全員に強要しようとしている。こんな自分勝手かつハタ迷惑な話があるか。

他人の気持ちやスタイルも無視、団体という全体の行く末もまるで考えてない。

やっぱコイツの人間性というのは元キャバ嬢であることが大きく関係しているらしい。

女特有の同性間での揉め事、足の引っ張り合い、その他。ジュリアがやりたいのはスポーツ選手とか格闘技者(スポーツマンシップ)とは真逆の、単に女の世界のドロドロ、女同士の諍い。

現在ジュリアがやってることとキャバ嬢の世界というのは、ジュリアにとっては同質なのではないか。

アイスリボンはまともな団体だからそういうのを認めなかったのではないか?

ジュリアがアイスリボンを捨ててスターダムに移籍したのは、ギャラアップも当然あったろうが、小川がドロドロをやらせてやると約束したからではないか? 小川はまさにそういうドロドロの世界だった全女の人間であり、その企画広報部長であり、一時期全女をまわしてすらいた。

ジュリアが全女に強い魅力を感じたのは厳密にはドロドロの部分であり、元々そういうのこそが好きだった、やりたかった、のではないか?

そしてジュリアと小川の間はキャバ嬢と客のような関係性(あるいは女とパトロンのような関係性)なのではないか?

だからこれだけジュリアの自分勝手が通っているのではないか? 他選手のジュリアへの従属化。強引な髪切りマッチ開催。普通のプロレス団体なら考えられない状況だよ。どうみてもジュリアと会社の関係性は特殊であり、だから現在のスターダムの状況は異常がまかり通っている。

ジュリアのやっている事はもはや乗っ取りと言ってもよく、しかし一個人の暴走を会社が容認するわけがないんで、ジュリアと会社は二人三脚であろうと推測される。それがジュリアがロッシーをたぶらかしたのか、会社がジュリアを傀儡選手として使った団体の方向性の強引な変更なのか。

ジュリアは同性に嫌われる女。男で生きてきた女。

ネット上ではジュリアを支持するコメントが多いようにみえるが、コレみんな男だろ。

ジュリアがやりたいこと見せたいものはやはり残酷ショーであり、そういうのが好きな男にしか受けず、スターダムは女性客の獲得がますます無理になり、そんなもの見せてる団体には当然入団希望の女性も激減し、外部的にも内部的にも零細企業化していき(いずれブシロードも見放すだろう)、潰れるだろう。

ジュリアがやってることってのは究極的には『ジャンク 死の惨劇』や『カランバ』や、あるいはテレビでやってる(YouTubeにもその手のあるけど)世界ショッキング映像とか交通事故の瞬間だとか、またはヤクザの潜入ルポやキャバ嬢の実態レポートだとかそういったものと同質であって、残酷なものを見たいとか世の中の裏側が見たいという一部のダークな欲求に応え、社会の表向きでは規制されてたり基本的に表では見れないものを、晒す見世物でしかない。

それはもはやプロレスではない。

大仁田の電流爆破マッチにも残酷性があったが、あれがプロレス足り得てたのは、そこにドラマやメッセージ性があったから&大仁田の対戦相手への気遣いがあったから。

『大仁田厚 1』

『大仁田厚 2』

『大仁田厚 3』

『大仁田厚 4』

『大仁田厚 5』

『大仁田厚 6』

際どいものだったが、大仁田が根っからのプロレスラーだったからただの残酷ショーに堕さなかった。プロレスとして成立してた。

しかしジュリアがやりたい事というのは女のガチ喧嘩を興行で見せるというね。

非常にアングラなもの、歌舞伎町のどっかのビルの地下フロアあたりでやるのが合ってるようなものであり、地下的という意味ではキャットファイトに近い。

業界最大手が後楽園ホールとか、ましてや日本武道館とかでやるようなシロモノではない。

 

ジュリアのアイスリボンからスターダムへの移籍トラブルも、アイスリボン側によると、オフィシャルサイトの2019年10月14日の『ジュリア選手退団について』より、…ちょっとコレ全文引用させてもらうよ。とんでもねぇ話だから。

「今朝、個人のTwitterでアイスリボン退団の旨の書込みがあったジュリア選手についてご報告申し上げます。

昨日10月13日に、ジュリア選手より「退団をしたい」との申し出があり、「10月13日付けでの退団のリリース」の希望がありました。

退団に関しては強い意思を感じた為に、退団日程の調整を行う事で話を進めましたが、本人は頑に「13日付けでの退団」を希望していました。

他の所属選手への案内や、他団体を含む既に参戦または対戦カードを発表している大会の選手の変更手続き、説明などを行う前の段階で、退団リリースは出来ない。というのが団体の見解であり、有限会社ネオプラスの社員としても順を追って退職手続きを進めようと諭していました。

13日の話し合いの時点では、退団後の予定は何も決まっていない。との事でしたが、退団を数日間の先延ばしも出来ないとの態度で話し合いは平行線でした。

その後に、今朝のTwitterで退団書き込み。他団体への入団直訴という状況になっており、

所属選手への連絡も、退団ツィート後に社内LINEグループへのメッセージ投稿という形で、全選手が、そのTwitterやメッセージで退団を知ることとなった状況です。

現状に於いて、ジュリア選手本人から辞表の提出や、加入している保険証の返却など退職に関する一切の手続きが行われておらず、その状況に関しては、移籍先とされる団体からの確認や連絡も全くない状況です。

今後の対処に関しては、一方的な強行な行動の為に、混乱をしていますが現状の把握を行い、対処を検討していきます。

また順次参戦を発表、決定した大会に対しても、団体として誠意をもった対応を行い変更等の発表をしていきます。

ファンの皆様、業界の各関係者の皆様、お騒がせして大変申し訳ありません。」

午前9時頃の退団宣言ツイートから約5時間後、スターダムのリングに上がり勝手に入団発表。

どうよ?これ大人のやることじゃないでしょ。一般常識すら無い。

やってることがクソすぎる。

大人の世界でこんな奴がまかり通るはずがなく、普通はこういう奴は生きてく場所なくなって終わりなのだが、ここにロッシーとの強固な癒着があるんだろうな。

こんなのが女子プロレス大賞まで獲っちまうんだもんな。(これもウラがありそうだね。)

アイスリボンの代表取締役・佐藤肇のツイート「弊社との雇用契約継続(社員状態)のままで、他団体に入団ってどういう事なんだろうか? どんな道だろうと笑顔で送りだせる方法はあるのに、嘘までついて何故強行な手段をするのだろうか」

豊田真奈美(言わずと知れた元全女のトップ選手であり、アイスリボンのスーパーバイザーに就任したためジュリアと接点がある)のツイート「今回のジュリアの行動には黙ってられません 物事には順序って物があるだろ あなたが自分だけで成長して来た訳じゃない」

GAMI(90年代から女子プロレスを見てきている人ならご存じの女子レスラーであり、プロレスリングWAVEの代表取締役)「プロレスはなんでもありかもしれんけど、人間としてやっていい事と悪いことがある。」

ま、ジュリアとはこういう人間であるという事。顔は美人だけど中身は真っ黒。低級霊。ヒールなんじゃなくて単にロクデナシ。

木谷高明(ブシロードのオーナー)「当然の事ながら僕は知らなかったですし、Twitter見てると木谷がやらしたみたいにありますが大事な会見の前にそんな揉め事起こすはずないじゃないですか。どこかで契約してる人を新たに契約などできるはずがないんですよ、二重契約になっちゃうじゃないですか?ほんとロッシーさん勘弁してよ。時代は平成すら終わってんです、昭和のやり方はだめです」

ジュリアというのはプロレスラーとしても人間としてもルールを逸している女であり、いずれ逮捕されるようなことをやらかすことが想像に難くない。(というよりたまたま捕まってないだけですでにやらかしてる可能性が高いと思うのだけど?)

ジュリア参戦当時だっけ、花がジュリアの顔に唾吐きかけたりしてるの見てさすがにやり過ぎだろと思ったけど、今にして思うと唾吐きかけるのもわかるし、唾吐きかけられて当然な奴だよジュリアは。

 

次、『24』に続くが、これもちょっと今はアメンバー限定エントリにして、3.3後に全公開にする。

 

『スターダムのウラ 24』に続く。