『スターダムのウラ 21』から続き。
1月11日の東スポの記事『【シードリング】世志琥 スターダム・岩谷に再び呼び掛け「女子プロレスに革命を起こしたい!」』では岩谷に対戦を迫った世志琥が「今しかないという直感で行った。女子プロレスに革命を起こしたい。それができるのが自分と岩谷だと思う」とコメントしている。
なぜ「今しかない」 イコール急いだのか?
SEAdLINNNGの代表取締役は高橋奈苗となっている。これはたぶんさっきから言ってる岩谷がスターダムから排除、3.3武道館で引退させるのだろうという読み、この岩谷に受け皿として小川と高橋の間で話し合いがもたれ岩谷のスターダム退団後のSEAdLINNNG移籍が内定したのではないか? (小川も高橋も元全女である&スターダムの初期で高橋はトップの1人であり、ある種“仲間”である)
岩谷は女子プロ界におけるネームバリュー・スターダムでの功績から葉月らのようにただ退職させるのではなく、例外的に移籍を認めたのではないか?
世志琥と高橋がスターダムのリングに上がって宣戦布告という突発的とも見える展開を、俺は当初は武道館大会のテコ入れもあろうがスターダムと世志琥&高橋はスターダム関係者なんでスターダム10周年という年の初武道館大会に参戦するのは別に不自然ではないとみていた。岩谷宛てのコメントも別に深読みもしなかった。小川もファンはそう捉えると踏んでいたのだろう。3.3で岩谷が退団などと考えるファンはまずいない。
だが今改めて世志琥&高橋のスターダム武道館参戦のニュース記事を見ると、ごく自然にそう裏読みできる。
そういや世志琥&高橋が去年の12月26日にスターダムに来場して宣戦布告したが、その後スターダム側からは明確な返答がなく、1月17日のスターダムの大会でスクリーンに世志琥の映像が流れ、「その後なんの話もねぇし、てめぇらやる気ねぇんだったら、この話なしにしてやってもいいんだぞ。1週間以内に返事よこせ」というコメントが流れた。
12/26の宣戦布告後、その後の展開が途絶え、アレはどうしたんだよ…と当時訝しく思ったのを思い出した。水面下での話し合いナシでいきなり他所の興行に乱入するのはルール違反なんで、2人がスターダムに乱入した時点で小川との話はついてるはずなのだが、なぜかその後の展開に意味不明な空白期間が訪れた。
これは今にして思うとおそらく、小川と高橋の間で決めた岩谷のスターダム退団からSEAdLINNNGへの移籍を、岩谷自身は当初拒否したのではないか?
そこで岩谷の説得に時間がかかり、だからその間はスターダム側は何もリアクションが起こせない。2週間近くかかってやっと説得したが、12月26日から半月以上も経ってしまっているんで世志琥の再挑発映像を用意し、やっと受けるという返答に相成ったのかもしれないね。(あくまで推測だけどさ)
不自然でしょ。話題を投下したのに半月以上放置って。もうファンは1週間10日と経ったあたりですでに“そういやそんな話もあったっけな”ぐらいの雰囲気になってなかった? もう世志琥&高橋の件は冷めてきてた。再燃させるのに再挑発映像が必要だったんだから(苦笑)。
スターダム側の あの不自然な空白期間をそういうことだったのだと解釈すると、しっくりくる。
『スターダムのウラ 23』に続く。