午後のプールでカクテルを楽しみながら、のんびりとくつろいだ後には、夕暮れの街へと出掛けて行きます。
プーケット滞在最後の夜は、私の連れ添いの誕生日でもありました。
そうなると、今日だけはマッサージも、昨日までよりはちょこっと高級風にしなければならなくなる訳です。
パトンビーチの海に陽が沈む。
今日の夕陽も まん丸です。
日焼けなのか? 夕陽に映えているのか?
二人の顔も真っ赤っ赤。
サンセットパラセーリングが、優雅に浮かび流れています。
プーケットの夕陽は、他の場所で見る夕陽よりも大きいような感じがします。
まさかこの時だけ、太陽が膨らんだという訳ではないでしょう。
太陽は、半島の向こう側へと落ちて行きました。
昔の日本画に有りそうな風景ですねぇ。
火球はやがて、半島の陰に身を隠すように小さくなっていきます。
波穏やかなるパトンビーチの海と空が、夕焼けに染まりました。
プーケットのサンセットも、なかなかお見事ですよ。
プーケットは、フルーツもお見事です。
パトンビーチの街に、夜の戸張りが下りました。
この時間帯になると、ビーチ沿いのマッサージ小屋は営業終了で、小屋自体がクローズしています。
私たちは、それでもマッサージを受けたかったので、夜でも営業しているマッサージ店を探しました。
本場のタイ式マッサージも、今夜が最後ですからねぇ。
タイ国では虎も人気の動物です。
生きた虎と一緒に写真を撮影する観光オプションもツアー会社によって運営されています。
こちらは本物ではなくて、張りボテの虎ですが、何故かレストランの天井で吠えていました。
本物の虎じゃなくても、インスタ映えしそうなレストランです。
こちらもこちらで、かなり映えそうな路上ガールたち。
座っているだけのアルバイトなのか?
別に何処かへ行くような気配も無く、かと言ってマッサージ師でもないようで、とにかく毎晩暇そうにしながら座ってますよ。
実は、前もって桃レンジャーが下調べをしていたマッサージ店があったのです。
どうやらそれは、女性でも安心して利用できるリラクゼーション系の室内マッサージ店。
入店前の問い合わせにも、マッサージの種類と料金表を見せながら、快く応じてくれました。
案内してくれたのは、まだ未成年じゃないかと思うような若い女の子。
お客の履物を丁寧に包んで預かり、室内履きのサンダルと交換します。
桃レンジャーも、まるで自分の孫のような幼い顔立ちのガールにタジタジでした。
店内に入ると、ズラリと並んだチェアの1台にゆったりと座ったお客さんが、フットマッサージを受けていました。
客入りは今一つ...といったところでしょうか。
日中にビーチ沿いで営業している、マッサージ小屋の方が繁盛している感じです。
夜の街で見かける白人系の観光客は、英語を話している状況がほとんど見られません。
一番多く聞こえるのはロシア語です。
その次が中東アラブ系。
フロリダやカリフォルニアの様にスパニッシュで話しているという状況も見られないですよ。
そりゃねぇ、ロシア人がアメリカに観光旅行に行くというのも考え難いですが、タイランドなら好きなように遊んでいられるという事なのでしょうかねぇ?
日本のニュース報道では、知り得ない実情だと思いました。
私たちの場合は、フットマッサージではなくて、タイ式の全身マッサージでお願いしました。
料金は、基本的にはビーチ沿いのマッサージ小屋と同様に1時間で400バーツですが、プラス100バーツのオプションで香油を使ったオイルマッサージにしてもらいました。
その上で、チップは不要だと受け取らないのです。
マッサージルームは、一人ずつ対応の個室でした。
こう言っては何ですが、ベッドもシーツもマッサージ小屋より綺麗で、全体的に清潔な感じがします。
男の私には、男性のマッサージ師が施術するようです。
蝋細工の蓮の花が、良い香りを放っていました。
桃レンジャーに施術したマッサージ師は、見た目に美人系の中年の女性だったそうです。
施術が始まる前にチラッと写真を撮っただけで、この後の二人はカーテンで仕切られる事になります。
1時間のマッサージが終了し、私を担当したマッサージ師と一緒に記念写真。
やっぱり男性の施術は力が強くてパワフルですよ。
ベッドの上で、ストレッチや柔軟体操みたいな事までやってもらいました。
首や肩を揉む段階では、それこそタイ式ダンスみたいな施術法で、かなり念入りにやってくれたのです。
今夜のマッサージは、ちょっとVIPな感じのスペシャル対応。
でも、料金は一人が500バーツと格安で、チップは不要の明朗会計。
夜の街を歩いていると、マッサージ店の前に女の子が集団で座っているので、何となく怪しい感じがするけれど、全然普通のマッサージ店でしたよ。