現状把握もせずにプランは作成できない
PDCAはご存知だと思います。 Plan, Do, Check, Actionの頭文字ですね。方針作成や問題解決をする上で、このPlanから開始する手法です。しかしながら、このPlan(計画)を作成するのが大変なのです。計画というのは、「いつまでに、何をする」ということですが、“何をする”を決める手段が雑な場合、思い付きの改善・改革をテーマにしてしまうというのは、以前からこのブログでも述べていますね。例えば、「何か改善しなさい」と言われ、「え~と、え~と」と周りをキョロキョロして改善ポイントを探してしまう。挙句の果てに、レイアウト変更をして改善した気になってしまうことが多いのです。大切なのは、計画する前にしっかりと「現状把握」をすることです。自分達の置かれている立場を理解し、しっかりとデータで把握する。今、何が一番問題なのか? 何に一番時間を要しているのか? 経費が足りなくなるのは、何故か?などを確認し、取り組むテーマを決定します。計画は、それからなのです。なので、順番としてはPlanからではなく、現状把握をするCheckから開始することもあるのです。PDCAではなく、Check〉Action〉Plan〉Do の順番にするのです。これを、“キャップ・ドゥ (CAP Do)” と呼んでいます。CAPは、頭文字を取り、Doだけそのまま読んでいます。問題が何か解らない、テーマが決まらない時は、“CAP Do”と覚えて下さい。現状把握の為のデータ分析からですよ。もし、データすら無い場合は、データを取る行為から始めて下さい。現状把握もせずに行動するのは、成果も出ませんし、ムダな時間を過ごすだけです。行き当たりばったりの改善活動で、やった気になっていませんか?時間の無駄遣いは止めましょう。STOP ムダ !!