ぼくら飼主は動物の治療や検査
処置など選択することができる。
それはどんな時でも選択する
ことはできるのさ。
例えば動物を救急で動物病院に
連れていった時に
ぼくが何とかしなきゃ
何とか助けなきゃと思って
飼主さんに説明をする間もなく
処置や検査、治療をしてしまう
ことがあった。
救急対応になると処置して
検査もして治療もして
ってあれもこれも
いっぺんに早急にしなくちゃ
いけなくて費用が高くなって
かなり高額になることもあるのさ。
そうなると飼主さん的には
「こんなにかかると思ってなかった」
「そんな費用払えない」って
なることがある。
救急対応する前に
これやってこれして
この治療して
だいたいこのぐらいかかる
って最初に言えば
そんなにかかるなら飼主さんは
他の動物病院にいくことも
できるし
治療をしない選択もする
ことができるし
できる範囲で治療してもらう
選択もできる。
飼主さんは選べるんだよね。
それは救急の時だって
どんな時だって選択する
ことができる。
飼主さんには飼主として
動物の治療や検査などを
選択する権利があり
義務もある。
獣医の勝手な一存で
「これはこうだから」と言って
決めてやっていいわけじゃーない。
どんな時にでも獣医は飼主さんに
説明して、相談して、同意して
もらって動物の処置や検査
治療を行う必要がある。
緊急を伴う場合もそれは同じ。
いくら緊急だからと言って
飼主さんに説明もしないで
処置してしまうのは
獣医のエゴでしかない。
猛省する。
「緊急だったから」なんて
言い訳に過ぎない。
ぼくが緊急処置して
説明できないなら
スタッフに説明してもらうとか
話をしてもらうこともできる。
できないって言ってしまえば
それまでだけど
どうやったらできるのか
何ならできるのか考えれば
できることはあったはず。
どんな時でもいかなる時でも
飼主さんは動物の処置や検査
治療を選択することはできる。
それを獣医が独断で奪っては
いけないと反省した。
今日もありがとう
人間より動物好きの獣医
獣医師シワ男
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